私的名盤紹介―真の雑食を目指して

自分の心に残った作品を紹介することで、新たな音楽を見つけるきっかけとして頂ければ嬉しいです。

「私的名盤紹介-真の雑食を目指して」掲載アーティスト一覧

「私的名盤紹介-真の雑食を目指して」掲載アーティスト一覧

これまでディスクレビュー、および「私的名盤放送」で掲載してきたアーティストは650組以上にも渡っております。
PC版サイトですと左側のジャンル一覧から古い記事のカテゴリ一覧を見ることができますが、
スマホ版の方や、「私的名盤放送」掲載のアーティストは見ることができない状態が続いていました。
そこでアーティスト一覧を作成しました。今後、ジャンル別でさらに見やすくしていく予定ですが、
ひとまずはA to Z, あいうえお順で並べたものをここに置いておきます。ご活用下さい。

※リンクをクリックすると、ブログ内の検索結果が表示されます。一部同姓同名のアーティストなどが
  表示されることもありますが、ご容赦下さい。

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  1. 2037/07/17(金) 15:00:40|
  2. 初めにお読みください
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私的名盤紹介ANNEX「東海地方・名古屋市ショッピングモール写真集」

私的名盤紹介ANNEX「東海地方・名古屋市ショッピングモール写真集」

私的名盤紹介をご覧下さっている皆様、お世話になっております。

今年の初めより開設した「私的名盤紹介」のもう一つのアカウント/プロジェクト、
「私的名盤紹介アネックス」も、あと少しで開設から丸一年が経とうとしています。

当初は建築(主に1960-1980年代に建てられたもの)やグルメ、ラーメン情報などを発信する予定でしたが、
この1年間でいわゆる「商業施設」(GMS)の建築やデザイン、吹き抜けの構造などに関心が偏ってきており、
休日を利用して相当な数の商業施設を訪問してきました。

そこで、これまで訪問してきた商業施設の写真を整理しました。
名古屋市内および愛知県内の施設が中心ですが、一部岐阜県や三重県の施設も収録されています。

バブル時代の香りが残るモールや、郊外のこじんまりとしたスーパー、
モダニズム建築の影響を感じる百貨店など、それぞれが個性を持った魅力的なお店ばかりです。
なかなかこの楽しさを共有できる友人は居ないところですが、
「吹き抜けマニア」「渋ビルマニア」「昭和なスーパー好き」の方々、またそうしたバブル建築に関心のある方の
一助となれば、これほどうれしいことはございません。

ショッピングモールはその地元の人々に愛され、人々の生活と共にあり、歴史を重ねていくものだと思います。
人々が過ごした年月に思いを馳せる、ある種ノスタルジックな楽しさや、買い物をする空間としての機能性を維持しながら、
その時代の流行のデザインを取り入れた機能美を鑑賞する楽しさを、少しでも伝えられればと思います。

東海地方、名古屋市の昭和なスーパーの美しさを残した写真集、ぜひ、ご覧下さい。


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  1. 2019/12/02(月) 23:20:32|
  2. 雑記
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私的名盤放送第58回「歌唱音楽としての90sR&B特集、女性声優特集」

私的名盤放送第58回「歌唱音楽としての90sR&B特集、女性声優特集」

私的名盤放送#58 1

私的名盤放送#58 2

「放送アーカイブはこちらから」

M1 ヤングアダルト /マカロニえんぴつ 『season』 (2019)
M2 Gorgeous /ZOO 『Gorgeous』 (1992)
M3 Up, Down /Jamm 『Jamm』 (1988)
M4 BITTER /西恵利香 『Love Me』 (2019)
M5 星のステージ /戸松遥 『Sunny Side Story』 (2013)
M6 見えないもの /SMAP 『朝日を見に行こうよ』 (1999)
M7 A Thang for You /A Few Good Men 『A Thang for You』 (1994)
M8 パパパ /斉藤朱夏 『パパパ』 (2019)
M9 You Lift Me Up /Dayton 『Cutie Pie』 (1981)
M10 My Desire /Lo-Key? 『Back 2 Da House』 (1994)
M11 More Than You Know /Dunn & Bruce Street 『Official Business』 (1982)
M12 A Melody of Hope /福冨英明 『Melodies of Hope』 (2003)
M13 I LOVE YOUR LOVE /Negicco I LOVE YOUR LOVE (2019)
M14 Gotta Get Back with You /Mind, Heart & Soul 『Mind, Heart & Soul』 (1995)
M15 Baby Come Back /Mosley & Johnson 『Mosley & Johnson 』 (1987)
M16 みっつ数えて /彩恵津子 『All I Need』 (1984)
M17 MILKY WAY /HALLCA(冨永悠香 ex Espesia) 『VILLA』 (2019)
M18 Baby Check Your Friend /Silk 『Tonight』 (1999)
M19 Waning Moon /Mellow Mellow 『Waning Moon』 (2019)
M20 Come and Get It /Yours Truly 『Truly Yours』 (1991)
M21 青空のラプソディ /fhána 『World Atlas』 (2018)
M22 Time! /障子久美 『Time!』 (1993)
M23 It's Heaven /駒形友梨 『[Core]』 (2018)
M24 ク・ルリラビー /柊かえ&本城香澄(KiRaRe) 『KiRaRe1stアルバム「キラリズム」』 (2017)
M25 She's Gone /Paul Laurence 『Underexposed』 (1989)

【放送後記】
また前回の放送から1か月余りが経ってしまいました。いかがお過ごしでしょうか。
だんだんと日も短くなってまいりました。相変わらず救急科での勤務が続いており、昼夜逆転の日々が続いています。
12月頭からは再び通常の勤務体制に戻り、内科専攻医としての日常が戻ってまいります。

しかし再び病棟主治医としての責任を負う役割になりますので、気が休まらない状態が続きます。
年末も待機、当直などがありますが体調を崩さないように頑張りたいと思います。

さて、久々の放送でしたので、2時間たっぷりと楽曲中心にお届けいたしました。
タイトルの通り、USR&Bが最も輝いていた90年代のバラードを中心に、深夜の時間に合った選曲をしてみました。

1曲目には2012年に神奈川県で結成されたロックバンド、マカロニえんぴつの5thEPから
ザクザクした単音リフと淡々としたリズムから、字余り気味に歌う歌詞は最近のあいみょんのスタイルに近いものを感じる
ヤングアダルトを選びました。かつてのAqua Timez/虹やフジファブリック/若者のすべてを
思い出させてくれるような甘酸っぱいサビが最高です。

EXILEや中西圭三(セルフカバー)などのバージョンで知られる"Choo Choo Train"の一発屋と言われてしまいがちですが、
当時流行のNJSをJPOPに取り入れた代表的なダンスボーカルグループ、ZOOの92年作EPから、
鋭いドラムンベースなイントロと大仰なホーン音色のシンセが多幸感あふれるスウィンギーなトラックです。

クワイエットストームではディスコグループ、Arpeggioのメンバー、Fred Sawyersと
Fredi Grace And Rhinstoneで活動していたKeith Rawlsの2人組ボーカルグループ、Jammの1988年作から
BCMからニュージャックスウィングへと移り変わる時代を感じさせるUp, Downを選びました。
シンセの硬く透き通ったコードバッキング、音数の少なさがこの時代特有の暖かみを与えます。

埼玉県出身のシンガー、タレント、アイドル(AeLL.のメンバーとして活動)の西恵利香(1989-)の
今年発売されたフルアルバムLove Meから、最近はやりのElla Mai/Bod Upを彷彿させる
クワイエットウェイブ、Bitterを。作家にはMONJOE(DATS)、shin sakiura、Mori Zentaro、PARKGOLFなどを迎えています。

最近結婚したばかりの声優、戸松遥の2013年の2ndソロから、flumpoolや、近年ではAimerの楽曲で
主にアレンジャーとして活躍する古川貴浩のペンによる星のステージです。
豪華なホーンのアレンジとフュージョン的なドラム、素朴なボーカルが可愛らしい爽やかな一曲です。
サビの多重コーラスやフィリーソウル的な展開が女性声優のソロアルバムにはなかなかないテイストでした。

SMAPの99年のシングル、朝日を見に行こうよのB面見えないものです。8cmシングルでしか聴けない少しレアな楽曲です。
イントロ部分から非常に生々しいキーボードのリフ、アシッドジャズ的なリズム構成が少し懐かしい。

90年代R&Bを語るうえでは絶対に外すことのできない偉大なプロデューサー、Babyfaceプロデュースにより
94年にLa Faceからデビューしたボーカルグループ、A Few Good Menの1stフルから表題曲のA Thang for Youです。
少しダーティーでヒップホップソウルの影響下にあるビートと、
ゴスペル直系の分厚いコーラスが絡みつく絶品のスロウジャムです。

放送中のテレビアニメ、「俺のこと好きなのはお前だけかよ」のOPテーマとなった女性声優、斉藤朱夏の
ニューシングル、「パパパ」も最高にキャッチーでした。デビューシングルとなった「くつひも」はaikoの楽曲を思わせるような
バックの演奏が印象的でしたが、同じチームで制作されていて、全体の音のバランスは近いものを感じさせます。
4つ打ちのイントロから複雑なフィルインを繰り返し重い8ビートを刻むドラムスが最高に気持ちいいです。
まだフィジカルが手に入っておらずPersonnelが不明ですが、フレーズの組み立て方は佐野康夫さん的だといえると思います。
しかし音作りはもう少し低域の出た重いタッチです。
2番からは部分転調を加えたり、メロディーもトリッキーなリズムでソロデビューしたばかりのシンガーにはかなり難しい
曲かと思いますが、見事に歌いこなしていて将来が楽しみです。

名前の通りオハイオ州デイトン出身のファンクバンド、Daytonの1981年作から、ヘヴィーなリズムに
滑らかなストリングスと柔らかいコーラスが被さったメロウなYou Lift Me Upを選んでみました。
間奏部分のピアノソロはジャジーな感触もあり、ごりごりのファンクが苦手な方でも楽しめるかと思います。
もともとはSunというファンクバンドとして活動しており、David Shawn Sandridge, Chris Jonesらがこの
Daytonを結成したようです。SunのアルバムもLPは高騰していますが良盤揃いです。またお掛けしようと思います。

続いて少し時代を進めて、Lo-Key?はJam & Lewisが立ち上げたレーベルのPerspective Recordと契約し、
デビューアルバムを発表した4人組のボーカルグループです。メンバーのLance AlexanderとTony "Prof-T" Tolbertは
作曲家としても活躍しており、Alexsander O'Neal/Love Makes No SenseやNext, Shanice/I Wish, Smooth/Strawberries
などを手掛けたことでも知られています。彼らの94年作、2ndからポコポコしたリズムマシンと
ぶっとく重低音の太いシンセベースに柔らかいファルセットが絡みつく、ヒップホップソウル以降の感覚がある
スロウジャムです。後半のギターソロや、かすかに聞こえるシンセのリフレインはChris Jasperのようなセンスを感じさせます。
商業的にはヒットしなかった作品ですが、良質なベッドタイムR&Bが数多く収録されています。

ファズの掛かった荒々しいギターソロから始まるブギー、Dunn & Bruce Streetの唯一作、82年作からOfficial Businessを
選びました。Dunn Pearson JrとBruce Grayの2人組で、現在のTuxedoなどにいかにも影響を与えていそうな
B2Shout for Joyや、甘茶ソウル的なこみ上げるメロウ、A1If You Come With Meなど、良質なトラックが並ぶレアグルーブです。

最近、金山のSOUNDBAYで見つけたアルバムでは、1963年生まれのシンガー、キーボーディスト、
福冨英明の2003年作のフルからアシッドジャズ~ジャズボーカルの間を行くファンキーな
M1A Melody of Hopeも素晴らしかったです。Original Love/スキャンダルを思わせる性急な16ビートと
ソウルフルでスモーキーな太いボーカルが圧倒的な存在感を放っています。

新潟県出身のアイドルグループ、Negiccoの最新シングルについては最近のレビューで書きましたので
そちらをどうぞ。

90年代はMotownにとって不遇の時代でしたが、その中でも「本物の歌唱力」を持った大人のためのグループを
いくつかデビューさせていました。Mind, Heart & Soulはそんなグループのうちの一つで、4人組の
男性ボーカルグループです。唯一作となった1995年作から80sのブラックコンテンポラリーの香りを残したクールなキメから
始まるM1を取り上げました。Jermine Jacksonに才能を見出され、自身もMotownでソロアーティストとして
活躍したMichael Lovesmithがプロデュースを務めています。フロントマンのDaveon Overtonによる
圧倒的な伸びを見せるハイトーンが炸裂しています。

少し時代が前後しますが、91年にMotownからデビューし、Ricky Jonesが所属していた3人組ボーカルグループ、
Yours Trulyも、BCMの流れをくむオーセンティックなR&Bを指向したグループでした。
彼らの唯一作となった1stフルから、16ビートの少しハネたシンセのリフレインが
Remind Me/Patrice Rushen的なグルーブを生み出すメロウなニュージャックスウィング、
Come and Get Itを選びました。ほかにも夢を見るような繊細なファルセットがたまらないクワイエットストーム、
M2I Wanna Make Love To You, 女性シンガーのDionnaをフィーチャーした、Keith WashingtonやFreddie Jacksonの
ソロ作に負けずとも劣らぬM6Gonna Miss The Oneなど、都会の夜にぴったりなバラードが並ぶ名盤です。

Staxの流れを汲み、80年代のサザンソウルレーベルとして知られるMalacoでソングライターとして活動していた
2人組、Mosley & Johnsonの87年作から、George Benson/Turn Your Love Aroundや
Michael Jackson/Baby Be Mineを思わせるブラコン必殺のコード進行なブギー、Baby Come Backを選びました。
いかにもサザンソウルな泥臭いボーカルも、アーバンなトラックと合わさって聴きやすく仕上がっています。

「LIGHT MELLOW 和モノ669 / SPECIAL」、「JAPANESE CITY POP」、吉沢dynamite.jp監修「和モノ A TO Z」に
掲載されたシティポップの人気作、彩恵津子の85年作も東京遠征で手に入れました。
角松敏生のバックコーラスとしても知られる彩恵津子の本作はLAレコーディングで、
Tim Weston(G), Carlos Vega(Ds), Bill Champlin(Chorus)などが参加しています。
桐ヶ谷仁のペンによるキュートなミッド、みっつ数えてをどうぞ。
その他、BUZZの東郷昌和や笹路正徳、岸正之などが参加しています。見つけたら即買いです。

解散してしまった大阪市堀江出身のアイドルグループ、Espesiaは、リゾートミュージック~シティポップリバイバル、
Vaporwaveなどの影響を受けた楽曲を時代に先駆けてリリースしていました。
解散後、ソロ活動で活躍しているメンバーもおり、脇田もなりさんは特にAOR、NJSなどから影響を受けたJPOPを
生み出しており、VIVID SOUNDから数作、作品をリリースしています。私的名盤放送でも何曲かお掛けしております。
Espesiaのリーダーだった冨永悠香さんもソロ活動を続けており、1stフルを発表しています。
HALLCA名義のアルバムから、グロッケンのようなシンセや、フリューゲルホルンのゆったりとした
バッキングが心地よいクワイエットウェイブ、Milky Wayを取り上げました。
アレンジャーではEspesia時代から協力してきたPellycolo、Rillsoulなどのアレンジャーが参加しています。
今年のアイドル系ポップスの中でも特に見事な完成度の一枚だったと思います。
かつてのEspesia時代の楽曲がお好きな方は必聴です。

同じくアイドルポップスでは2018年にデビューしてからグルーヴィーなディスコ~JPOPを生み出している
3人組、Mellow Mellowの最新シングル、Waning Moonも素晴らしかったです。
Jackson 5/I Want You Backな進行を軸にして煌めくJPOPへとアレンジする手法は、
星野源/Sunや亜咲花/Shiny Daysにも通ずるものがあります。
明るくもどこか淋しく切ない香りがする、不思議な一曲です。
前作のDear My Star収録のNJSなC/W, Trap of Loveも見事なトラックでした。(過去回で放送しています)

90年代のR&Bを代表するプロデューサーというと、Jam & Lewis, Babyface, Teddy Riley, R Kellyなどということに
なるでしょうが、Keith Sweatももちろん忘れてはいけません。
アトランタで結成された5人組ボーカルグループ、Silkも彼によって見出されました。
1999年作の3rdから柔らかなコーラスと複雑なメロディを見事に歌いこなす
ダークなスロウジャム、Baby Check Your Friendです。

京都アニメーションの楽曲にはポップ&キャッチーなテーマソングが無数にありますが、
その中から「小林さんちのメイドラゴン」のOPとなったLantis所属のポップロックバンド、fhanaの2017年のシングル、
青空のラプソディです。ドラマティックなストリングスが前面に出るサビ、ディスコビートにぶりぶりとした
ベースラインが目立つイントロ、目まぐるしく展開が変化する、まさにアニソンだからこそ
出来る壮大な名曲です。アニメも最高でした。

フォロワーの@telepath_yukariさんに教えて頂いた、
松任谷正隆に見出されたレアなシティポップ系SSW, 障子久美の93年作のシングル、Time!も素晴らしかったです。
広瀬香美/GROOVY!(本間昭光プロデュース)を思わせるようなディスコからの影響も感じられる楽しげなトラックです。
今聴くと少しチープな録音ではあるものの、古内東子的なジャズ由来のコード進行も適度に加えながらも、
複雑になり過ぎない塩梅が素晴らしい。木村恵子、具島直子などと合わせて是非どうぞ。

最近、アニメソング、アキシブ系、Flying Dog系のアーティストを沢山教えて頂いている
@jamuireijiさんに教えて頂いた、スペースクラフト所属の女性声優、駒形友梨のソロ1stミニアルバム、
[Core]から滑らかな邦楽シティポップ~アシッドジャズなIt's Heavenを選びました。鋭いカッティングとうねるベース、
クラビネットのリフを組み合わせるセンスは、声優さんのソロアルバムではなかなか見られないと思います。
しかしながらメロディは非常にポップで、後半の歌のメロディを変奏したピアノソロも見事です。最高。
その他にも、ブルーペパーズ/6月の夢に負けずとも劣らぬ滑らかなグルーブで満ち満ちたAORのクロックワイズは、
後半のブラジリアンなフルートソロやギターソロも含めて見事な編曲です。
クリスマスソングなストリングスの豪華なオールディーズな香りもするポップス、Talk 2 Nightは、
槇原敬之や竹内まりやの90年代の傑作群を思わせるようなオーセンティックなJPOPです。これも息をのむほど美しい。
2ndEPはまだ配信が解禁されていないようで、早速購入しようと思います。

ポニーキャニオンとコンプティークによる女子中学生アイドルを描いたメディアミックス作品の
Reステージ(アニメは今年の夏放映していたようです)内のアイドルグループ、KiRaReの1stフル、
「キラリズム」から、トランスやハウスに影響を受けた90sJPOPをそのままに蘇らせたような
ク・ルリラビーです。イントロのオリエンタルなシンセリフとコケティッシュなボーカル、
TR909のような歯切れのいいドラムマシン、うねうねしたコードバッキングが心地いいブギーです。
1番終わりのシンセソロから2番の始まり部分は少しモーダルな質感があって、これも憎い演出です。

最後には、 Freddie Jackson/Rock Me Tonight(Jacksonとはデュオ名義で活動していました)
, Stephanie Mills/(You're Putting) A Rush on Me,
Meli'sa Morgan/Do Me Baby、その他Evelyn KingやLilo Thomasなどを手掛け、
ブラックコンテンポラリーの一時代を築き上げたハーレム出身のプロデューサー、Paul Laurence(1958-)の89年作のソロ、
Underexposedから絶品のクワイエットルーム、She's Goneを取り上げました。
シンセのキャッチーで耳から離れないリフ、センシュアルで囁きかけるようなファルセットのボーカル、
端正で音数の少ないリズムとシンプルなサビと、クワイエットストームの魅力が凝縮されたトラックです。

得意のスロウジャム、クワイエットストームと女性声優ソングをたっぷりと2時間お届けした
私的名盤放送第58話、いかがでしたでしょうか。次回は手に入れたアナログや新譜なども多めに絡めて
お送りしようと思います。良い夜を。









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  1. 2019/11/16(土) 02:11:30|
  2. 私的名盤放送セットリスト
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【祝】私的名盤紹介閲覧者数8万人突破

「私的名盤紹介」をご覧下さっている皆様、ありがとうございます。

2012年年末の開設から約7年が経ちまして、
閲覧者数(ユニークアクセス)が8万人を突破致しました。
2016年秋から始めてきたツイキャスでの放送企画「私的名盤放送」も総閲覧者数2300人弱、
1話あたり300-400回程度の試聴回数で安定してきております。
お聞き苦しい点も多々あるかと存じますが、ご覧いただける皆様のお蔭で継続出来ています。

医師生活も3年目となり、昨年よりは随分と忙しい日々を送っております。また昼夜逆転せざるを得ない業務の
関係上、学生時代ほどのコンテンツの密度や頻度を維持できていないことに、内心釈然としないものもあります。
しかしその分経済力を身に付けたので、
東京(宇田川町、神田神保町、下北沢、新宿)などへLPを探しに行ったりする機会が増えました。

Spotifyを利用している分、触れられるコンテンツは増える一方ですが、
その分だけより一層自分の感性をより研ぎ澄ます必要性を感じます。引き続き深く音楽の歴史や成り立ちを学び、
「サンデーソングブック」や「メロウな夜」、「Crossover Laboratory」(終了してしまいましたが…)など、
プロフェッショナルの選曲に負けない、個性的で、キャッチーで、グルーヴィーな楽曲を掛けられるよう邁進して参ります。

また職員寮から引っ越して自宅のオーディオシステムと防音のよい環境を得たことで、
学生時代一度は諦めてしまったPCDJの機材ともう一度向き合う機会も得られました。
Serato DJのシステムやコントローラーと格闘しながら、ロングミックスの作成にも取り組んでみようと考えています。

今年より活動を本格化した「もう一つの」私的名盤紹介、
私的名盤紹介アネックス」も精力的に更新しておりますので、ぜひフォローください。
現在は、東海三県のショッピングセンター、ショッピングモールの機能性を含んだデザインの美しさに焦点を当て、
主に80-00s前半に建設された施設を紹介しています。
近いうちに本サイト上で商業施設一覧をご覧頂けるようなコンテンツを用意する予定です。お楽しみに。

季節の変わり目です、体調にはお気をつけください。
引き続き、「私的名盤紹介」をご愛顧賜りますようお願い申し上げます。

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関連記事
  1. 2019/11/11(月) 23:27:41|
  2. 雑記(音楽関連)
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今日の一枚(408) I LOVE YOUR LOVE/Negicco

Album: I LOVE YOUR LOVE
Artist: Negicco
Year: 2019
Genres: Soul,Disco, JPOP, 渋谷系

I Love Your Love

久々のレビューはジャム(@jamuireiji)さんのリクエストのもと書いてみました。
相変わらず救急科勤務が続き体力消耗しておりますが、これからも私的名盤放送/紹介を宜しくお願い申し上げます。

2003年に結成された新潟県を活動拠点とする3人組の女性アイドルグループ。
長い活動期間の中で、特に近年の渋谷系再評価/アキシブ系
(秋葉原+渋谷系のこと。アニメソング、声優ソング、ボーカルグループ、アイドル、Vocaloid系などの中で、
90年代のスノビッシュで様々な音楽スタイルを融合した渋谷系の影響を強く受けた音楽ジャンルのこと)
の楽曲で注目を集めているグループでもあります。

長い活動期間があり、TVCMにも出演したりと全国的な知名度もある彼女たちは、これまで
メインのプロデューサーであるconnieのほか、小西康陽(ピチカート・ファイブ)、サイプレス上野とロベルト吉野、
田島貴男(ORIGINAL LOVE)、Shiggy Jr., 冨田恵一、坂本真綾などを作家に迎えています。

リアルタイムの渋谷系の作曲家以外にも、現役で活躍する若手のアーティストの起用も目立っている彼女たちは、
同じく新潟県出身のアイドルグループであるRYUTistなどと合わせて、
アキシブ系、アイドル系のブギー、AOR、ネオアコースティック的な音を求める方であれば確実に気に入ることと思います。

本作は彼女たちの最新シングルで、1年7ヶ月ぶりにリリースとなりました。
90年代から、希少なバンドという形で、吉田美奈子/山下達郎~佐藤竹善/ORIGINAL LOVE~さかいゆうなどの流れを汲む
邦楽ブラックミュージックの消化の歴史の中で重要な役割を担ってきたNONA REEVESの西寺郷太がM1を作曲しています。

西寺さんは文筆家としても分かり易く読みやすい、優れた文章を書く人で、Michael JacksonやPrinceなど、
主に80年代のブラックミュージックに関する著作は、松尾潔さんの著作とともに名盤さん自身も愛読しています。

M1はフィルターハウスのようなイントロから始まるバブルガムなブギー(BPM131)で、オクターブのフレーズを中心とした
ディスコらしいベースラインと4つ打ちのリズムパターンで進行していきます。
メロ部分のコード進行はシカゴソウルのこみ上げる感じがあり、
フィロソフィーのダンス/ライブ・ライフにも迫るスリリングさです。
奥田健介(BONNIE PINK, 堂島孝平、m-flo, CHEMISTRY、土岐麻子 etc)のオクターブのカッティングを
中心としたメロウなギターはさながらDavid T Walkerのような繊細な音色で素晴らしいです。
随所に挟まれる3連のカッティングフレーズなどはかつての東京女子流(土方隆行などが参加)を感じさせますし、
Espesia的なVaporwave以降のリゾートミュージックらしさもあります。
ベースは小松シゲル(キリンジ、堂島孝平、BONNIE PINK, いきものがかり、南波志帆 etc)が参加し、
モコモコした音でありながら埋もれず、ギターソロの前では存在感を発揮する音のバランスが最高。
リズムの重いグルーブは、80sのオハイオファンクやMidnight StarなどのSOLAR Recordsのファンク系アーティストの
それを感じさせます。最近のプロデューサーで言うと、T-Groove(英国在住の邦人若手プロデューサー、高橋佑貴, 1982-)
などが好んで使うタイム感です。近年の彼女たちの楽曲の中でもとりわけ名曲だと思います。

1995年に結成されたポップス/ロックバンド、クラムボンのミトがペンを執ったM2は、
ピアノのコードバッキングが8ビートを刻む80sJPOP的なフレーズでありながら、ジャジーで緊張感あるハーモニーが
クラムボンらしさのあるメロ部分、愛らしい、囁くようなボーカルに意外なほどラウドなドラムスが絡む不思議な一曲です。
後半では恐ろしいほどにシンバルを鳴らしまくっているのにうるさくなく、ボーカルを邪魔しないところが見事な
録音バランスとうことになるのでしょう。

メインプロデューサーのconnie(丹羽洋介, アイカツシリーズなど 1978-)が担当するM3は、
Aメロ~Bメロ部分はシンセの作る調性感の薄いコード進行に、(Perfumeの傑作、JPNに収録のHave a Strollを思わせる)
ブリブリしたシンセ―ベース、TR909的な重いリズムマシンで、ハウス的なリズム構築がクールなトラックです。
これもニュージャックスウィングなど90sR&Bが好きな方には堪らないと思います。

長きにわたってファンから愛されるNegicco、今後の活躍もまだまだ楽しみです。
11/16に行われるツアーファイナルではsugarbeans(Key)、末永華子(Key)、堀崎翔(G)、千ヶ崎学(B / KIRINJI)、
岡本啓佑(Ds/黒猫チェルシー)という豪華メンバーで生演奏も聴けるようで、行ける方はぜひ。

公式トレーラー

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  1. 2019/11/07(木) 23:04:45|
  2. Negicco
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プロフィール

Systematic Chaos

Author:Systematic Chaos
独断と偏見により、お気に入りのCDを紹介して行きます。
医学部医学科の大学生として臨床医となるべく勉強していました。(2011/04-2017/03)
無事医師免許取得し、2017年より研修医一年目として社会人生活が始まりました。
新しいことばかりでストレスも多いですが、相変わらず様々な音楽に触れております。
山下達郎ファンクラブ
TATSURO MANIA会員。
水樹奈々ファンクラブ
S.C. Nana Net 会員。
上坂すみれファンクラブ
コルホーズの玉ねぎ畑 会員。
自分にとって魅力的な音楽を、様々な視点で、
新旧洋邦を問わず掘り下げて参ります。
初心者ですが宜しくお願いします。
好きなジャンル:
1. AOR, MOR, ソフトロック
2. R&B,ファンク, モータウン,
ニュージャックスウィング,
フィラデルフィアソウル, シカゴソウル,
ブルーアイドソウル
3. ポップス、Jポップ
渋谷系、ニューミュージック
4. プログレッシブロック
5. ハードロック, へヴィメタル,
プログレッシブメタル, スラッシュメタル,
メロディックデスメタル,ブラックメタル
6. ジャズ,フュージョン,
ハードフュージョン, アシッドジャズ,
ハード・バップ, ジャズファンク,
ジャズロック
7. ジャジーヒップホップ,
オルタナティブヒップホップ
8. エモ, スクリーモ
9. ハウス, アシッドハウス,ディスコ

ライブラリは65,000曲ほどです。
ヘッドフォンはAKGのQ701、Audio TechnicaのATH-ESW9、
イヤフォンはShure-SE425を使っています。
①DENON PMA-50 + Zensor1 (USB-DACプリメインアンプ+スピーカー)
②iPod Classic+TEAC-HAp50(ヘッドフォンアンプ)
③ONKYO DP-X1A のいずれかで聴いています。
ブログとして記事を書くことを通じて
自分のライブラリと向き合ってみると、
相当趣味が偏ってるということを
痛感しています。
これから沢山の音楽に触れ、勉強していきたいです。
たまに医学関連の記事や日々の雑感を書いております。
※当ブログはリンクフリーです。
コメント下さると励みになります。
下さったら嬉しいです。
※Twitterもやっております。
アカウント名はprivategrooveです。
https://twitter.com/privategroove
こちらでもおすすめの音楽など情報を流しております!
フォロー下さると嬉しいです。
可能な限りフォローバック、コメントしに参ります。
※放送企画として「私的名盤放送」というラジオを配信しております。
ツイートキャスティングホームページをご覧下さい。不定期に配信、Twitterにて情報を呟いております。ハッシュタグは「#私的名盤放送」です。宜しくお願い致します。
http://twitcasting.tv/privategroove

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