私的名盤紹介―真の雑食を目指して

自分の心に残った作品を紹介することで、新たな音楽を見つけるきっかけとして頂ければ嬉しいです。

今日の一枚(177)

Album: Time For Love
Artist: Freddie Jackson
Genres: R&B, Soul

Time For Love


ニューヨーク・ハーレム出身のソウル/ゴスペル・シンガー。1956年生まれ。
1992年作の5th。80s後半から90s始めごろにRock Me Tonight (For Old Times Sake),
Jam Tonight, Do Me Again,You Are My Ladyなどのヒット曲を次々に生み出し、
Grammy AwardにもBest New Artist(1985)とBest Rhythm & Blues Vocal Performance(1985)に
ノミネート、1988年には American Music AwardのFavorite Soul,Rhythm & Blues Single
にNice 'N' Slowが見事選ばれています。
いわゆる「ブラック・コンテンポラリー」の範疇のミュージシャンとして名の挙がることの多い
人物かと思います。(現代でいうところの「クワイエット・ストーム」とか「ネオ・ソウル」
に近い音楽性と考えたほうが適切かもしれません。)
幼いころから教会でゴスペルに触れ、鍛えられてきた非常に正確なピッチ感と、
卓越したボーカル・テクニックには今聴いても目を見張るものがあります。
如何にも80s後半から90s始めを髣髴とさせるシンセサウンドの中にも、
本作はネオ・ソウル的な音使いとトラックが多く落ち着いた音という感じです。
#1I Could Use A Little Love (Right Now)はへヴィ―なドラムスと多重録音による
分厚いコーラス・ワークにキャッチ―なシンセのリフが絡みつき、耽美的なグルーブを作り出します。
#2Time For Love Tonightは、後半部のファンク・ロック的な、
エモーショナルなギター・ソロが印象的な特にお気に入りの一曲です。
#3Chivalryは、打ち込みの無機質なリズムと、うねるベースライン、
右チャンネルを流れるワウの掛かったリフがファンキーでアップ・テンポな一曲です。
Ronald Isleyを思わせるような繊細でメロウなファルセットとフィルの多いドラムス
がクールで都会的な#4Troubleも素晴らしい!
シンセのキャッツチーなリフに始まる#5Can I Touch Youは疾走感のあるリズム・トラックと
モダンなR&Bのソリッドな音像と、温かみのあるコーラス・ワークがタイトなグルーヴを作り出しています。
#7Will You Be Thereは、スロウ・バラードで、張りのあるミドルヴォイスのブリッジ部分での
歌唱が素晴らしいピッチ感で力強く完璧です。
#8Come With Me Tonightは、バックビートの効いた打ち込みのリズムに、多彩な音色のシンセ、
ジャジーなボーカリゼーション、複雑なコーラスワークでシンプルにクールな一曲に仕上がっています。
1975年の Gamble & Huffの楽曲のカヴァーである#10Me And Mrs. Jonesにおける
ロングトーンの力強さや艶のありつつも嫌味さがないストレートなボーカリゼーションは、
彼の長いキャリアの中でも屈指の名曲の一つだと思います。
D'Atra Hicksとのデュエット#11Live My Life Without Youは、
バックを流れる柔らかなシンセのバッキングと、緻密なハーモニーがスムースな良曲です。
中音域での発声の滑らかさや安定した声量、ピッチ感と、
どの点から見ても非常に優れたボーカリストだと思います。

I could use a Little Love Right Now

Trouble

Will You Be There

Me and Mrs. Jones

Live My Life Without You

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  1. 2013/08/01(木) 22:25:55|
  2. Freddie Jackson
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

プロフィール

Author:Systematic Chaos
独断と偏見により、お気に入りのCDを紹介して行きます。
医学部医学科の大学生として臨床医となるべく勉強しています。
山下達郎ファンクラブ
TATSURO MANIA会員。
水樹奈々ファンクラブ
S.C. Nana Net 会員。
上坂すみれファンクラブ
コルホーズの玉ねぎ畑 会員。
初心者ですが宜しくお願いします。
好きなジャンル:
1. AOR, MOR, ソフトロック
2. R&B,ファンク, モータウン,
ニュージャックスウィング,
フィラデルフィアソウル, シカゴソウル,
ブルーアイドソウル
3. ポップス、Jポップ
渋谷系、ニューミュージック
4. プログレッシブロック
5. ハードロック, へヴィメタル,
プログレッシブメタル, スラッシュメタル,
メロディックデスメタル,ブラックメタル
6. ジャズ,フュージョン,
ハードフュージョン, アシッドジャズ,
ハード・バップ, ジャズファンク,
ジャズロック
7. ジャジーヒップホップ,
オルタナティブヒップホップ
8. エモ, スクリーモ
9. ハウス, アシッドハウス,ディスコ

ライブラリは50,000曲ほどです。
ヘッドフォンはAKGのQ701、Audio TechnicaのATH-ESW9、
イヤフォンはShure-SE425を使っています。
iPod ClassicにTEAC-HAp50またはATH-PHA31i(ポータブルヘッドフォンアンプ)を挿して聴いています。
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これから沢山の音楽に触れ、勉強していきたいです。
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