私的名盤紹介―真の雑食を目指して

自分の心に残った作品を紹介することで、新たな音楽を見つけるきっかけとして頂ければ嬉しいです。

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今日の一枚(202) 【祝】5000人突破!

いつもブログにお越し下さっている皆様、相互リンク、Twitterで相手して下さっている皆様、
ありがとうございます。良質な音楽の情報を交換してくれる友人の皆さん、ありがとう。

しばらく更新滞っておりすみません。テスト等で込み入っておりました。
昨年末からブログ私的名盤紹介は200枚の作品を独断と偏見と勢いで紹介して参りましたが、
総訪問者5000人を超えるに至りました。とても嬉しく思っております。
雑食を目指すというと、音楽に詳しい方々からすれば胡散臭く子供っぽいイメージがついて
しまうかもしれないという危惧は常に持っておりましたし、
一生の内に聴ける音楽は限られているので、真の意味で雑食を名乗ることなどできないのでは
ないかと悩む時期もありました。
ただ熱心にコメントに来て下さる方や拍手して下さる方のおかげで、幸い
「自分にとって熱くなれる名盤、心の動いた作品」を紹介するモチベーションを保てております。
これからも、このブログがライフワークの一部であり続けるよう、
理論の勉強も含めて(いずれは演奏の練習も熱心にしたいと思っています)自分のペースで
私的名盤をレビューして行きたいと思っています。

コメント、Twitterでの交流も楽しみにしております。
今後とも「私的名盤紹介」を宜しくお願い致します。    

2013年10月 自宅にて

というわけで、今日の一枚は再び大好きなオールド・ソウルです。

Album: Back Stabbers
Artist: The O'Jays
Genres: Soul, R&B

Back Stabbers


アメリカ、オハイオ州カントン出身のR&B, ソウルグループ。1958年結成。
1972年作の7th。全米10位、R&Bチャート3位。
デビューから本作のヒットを生み出すまで実に10年以上の時を必要としたわけですが、
そのきっかけとなったのがThree DegreesやSoul Survivorsなど、
後にフィラデルフィア・ソウルの代表的な作曲家チームとして知られることになる
Gamble and Huffによるプロデュースでしょう。
本作はフィラデルフィア・インターナショナルの正に最初期の作品であり、
録音は勿論フィラデルフィアのSigma Sound Studiosで行われ、
バックバンドはRonnie Baker(B)とEarl Young(Dr)という数々の
フィリ―ソウルの作品を支えてきた鉄壁のリズム隊を中心として、
73年に結成されるMFSBのメンバーの殆どが参加する形で行われています。
当時としてはかなり革新的なThom Bellによるストリングスアレンジと、
ロック・グルーブやディスコ・ビートを随所に感じさせるダイナミックで変化に富んだリズム隊の演奏、
スムースで曇りのないメロウな歌唱とメロディ。
どれをとっても紛れもないフィリ―ソウルの音像です。
本盤のリマスターを先日ようやく購入し聴くに至りましたが、今聴いても洒脱で
古びない音楽性だと思いました。
#1When The World's At Peaceは、Earl Youngのへヴィ―なバスドラムに代表されるような
もたるようなドラミングと、うねりのあるベースラインがファンキーで黒いグルーブを湛える一曲。
ハスキーで雄々しいシャウト気味なボーカリゼーションがクールです。
アカペラになって行くアウトロの構成もカッコいい…
#2Back Stabbersはジャジーなクリーンのギターと、
バックを流れるストリングス、what they do!という大仰なキメがちょっぴり時代を感じますが
こういう曲をフィラデルフィア・ソウルというべき名曲だと思います。
とにかくEddie Levertのソウルフルで威風堂々とした歌唱が素晴らしい。
ベースラインも結構遊んでいて面白いです。
スロウテンポなバラードの#3Who Am Iは、ファルセットの儚げなコーラスが複雑に重ねられたバックに、
左チャンネルのトレブリーで音数の少ないリードギターがブルージーなフレーズを聴かせてくれます。
曲が展開するに従って前に出てくるストリングスのバランスも良い。
#4 (They Call Me) Mr. Luckyは、全編を流れる透き通ったコーラスワークと、
Vincent Montana, Jrの清澄なビブラフォンが涼しげな音像を作り出しています。
#5Time to Get Downは、右チャンネルの単音リフとカッティングやホーンを中心として
少し字余り気味に歌いきるボーカルのノリやリズム感の良さに惚れ込んでしまいます。
#6 992 Argumentsは、ベースのメロディックで少しラテンっぽいノリが最高。
全ての音がアナログ的に一つの塊となり、重心の低いグルーブを伴ってキメに向かって猛進してきます。
個人的には一番お気に入りです。大名曲。何よりベースラインが最高ですが、
手数の多く長いビブラフォンのソロ、そのバックで流れるコーラスと、
グルーブ感を激しく煽り立てるパーカッシブなキーボードも良い。最後のカッティングも気持ちいいです。
#7Listen to the Clock on the Wallはストリングスの音が前面に出た前半部から
これまでにエモーショナルな歌い方があるだろうかという声量溢れるボーカルは溜息が出ます。
#8Shiftless, Shady, Jealous Kind of Peopleは、遊びのあるハイハットの刻みと
ブリブリとしてメロディックなベースがアンサンブルの主導権を握っています。
一転して爽やかなホーンセクションの音が前に出てくるパートも楽しいです。
#9Sunshineはサビ後のシンプルなリフレインを中心として、ギターのフレーズと絶妙にユニゾンした
ストリングスの音が特徴的な小品です。
最後を飾る#10Love Trainは、本作の中でも特にキャッチ―でポップな一曲です。
ここでも輪郭のはっきりとしたドラム・ベースと背後に鳴るスペイシーなキーボードや
コーラスが非常に好対照をなしています。
この一枚には、フィラデルフィアソウルの魅力と、
褪せることのない唯一無二のグルーブが詰め込まれています。素晴らしい。

When The World's At Peace

Back Stabbers

992 Arguments

Shiftless ,Shady,Jealous Kind of People

Love Train

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  1. 2013/10/04(金) 01:35:55|
  2. The O'Jays
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

プロフィール

Author:Systematic Chaos
独断と偏見により、お気に入りのCDを紹介して行きます。
医学部医学科の大学生として臨床医となるべく勉強しています。
山下達郎ファンクラブ
TATSURO MANIA会員。
水樹奈々ファンクラブ
S.C. Nana Net 会員。
上坂すみれファンクラブ
コルホーズの玉ねぎ畑 会員。
初心者ですが宜しくお願いします。
好きなジャンル:
1. AOR, MOR, ソフトロック
2. R&B,ファンク, モータウン,
ニュージャックスウィング,
フィラデルフィアソウル, シカゴソウル,
ブルーアイドソウル
3. ポップス、Jポップ
渋谷系、ニューミュージック
4. プログレッシブロック
5. ハードロック, へヴィメタル,
プログレッシブメタル, スラッシュメタル,
メロディックデスメタル,ブラックメタル
6. ジャズ,フュージョン,
ハードフュージョン, アシッドジャズ,
ハード・バップ, ジャズファンク,
ジャズロック
7. ジャジーヒップホップ,
オルタナティブヒップホップ
8. エモ, スクリーモ
9. ハウス, アシッドハウス,ディスコ

ライブラリは50,000曲ほどです。
ヘッドフォンはAKGのQ701、Audio TechnicaのATH-ESW9、
イヤフォンはShure-SE425を使っています。
iPod ClassicにTEAC-HAp50またはATH-PHA31i(ポータブルヘッドフォンアンプ)を挿して聴いています。
ブログとして記事を書くことを通じて
自分のライブラリと向き合ってみると、
相当趣味が偏ってるということを
痛感しています。
これから沢山の音楽に触れ、勉強していきたいです。
たまに医学関連の記事や日々の雑感を書いております。
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