私的名盤紹介―真の雑食を目指して

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今日の一枚(221)

Album: Wild Cherry
Artist: Wild Cherry
Genres: Funk, Soul, Funk Rock

wild cherry


アメリカ、オハイオ州ミンゴジャンクション出身のファンク・ロックバンド。
1970年結成、1980年に解散。1976年作の1st。USR&Bチャートで1位を獲得しています。
活動開始から長くヒットに恵まれませんでしたが、
76年にエピック・レコード配給のSweet Cityというレーベルから
メジャーデビューを果たした際に発売された本作で、#1Play That Funky Musicが大ヒットを記録し、
グラミー賞ノミネートも手伝って一躍彼らの名が知れ渡ることとなりました。
レーベルが消滅し大幅なメンバーチェンジが行われた80年には僅か4枚のオリジナルアルバムを残して
解散してしまいます。
音楽性としてはSly & The Family Stoneに影響を受けたドロドロなファンクの中に
ロック色を感じる楽曲が殆どを占めており、
70年代半ばから後半にかけての黒人音楽の流行に乗った作りになっています。
バンドメンバーはギターボーカルのRob Parissiを含めて全員白人で、
ブルーアイドソウルというわけではないですが、
白人によるファンク・ロックバンドと考えて頂ければ問題ないかと思います。
ただ急なヒットからのアルバム制作であったためか、
収録曲9曲のうち3曲はカバー曲という構成になっております。
彼らの唯一の大ヒット曲である#1Play That Funky Musicは、
左チャンネルを流れるクラシック・ロックな単音リフと、
右チャンネルをひたすらに流れるトレブリーなカッティングに重く揺らぎのあるベースが
ねっとりと絡み付きとても白人が作っているとは思えない強烈なグルーブを放っています。
ギターソロもハードロックっぽいクサさがあって素晴らしい。
コーラスとの掛け合いから転調していく展開もクールです。
#1のシングル・カップリングとして収録されていた#2The Lady Wants Your Moneyは、
テンポを落としさらに強いバックビートを感じさせるドラム・ベースとソウルフルな女性コーラスが
作るトラックに、鋭くソリッドなトーンのギターソロがリズムの間を縫うように鳴り渡ります。
#4Don't Go Near The Waterは、空間系のエフェクトが掛かったギターのバッキングと、
一風変わったギターソロが印象的なロック色の強い一曲。
#5Nowhere To RunはHolland–Dozier–Holland作曲のMartha and the Vandellas(1965)による、
60sモータウンを代表するヒット曲の一つですが、
複雑なコーラスワークも良いですがキャッチーなシンセのリフがポップで聴きやすいです。
#6I Feel Sanctifiedは、Lionel Richieの所属していたファンクバンドThe Commodores
(元々はJackson 5のバックバンドでした)のカヴァーで、
四つ打ちのバスドラムとJB風なカッティングフレーズがループしながら、
切れ目切れ目で入ってくるホーンが緊張感を演出しています。
サビでの朗々としたコーラスやSEとして入ってくる観客たちの盛り上がりっぷりは聴いていて楽しいです。
#7Hold Onはフィリー色の強いメロウなミドルテンポのバラードで、フィルでよく動くベースラインと
緩いビートのドラミングに合わせてスペイシーなシンセを背後にして、
印象的なギターリフが随所で鳴っています。
#9What in the Funk Do You Seeは、ひたすらにハードロックなリフが繰り返される中で
重さのあるフィルを起点にして展開していくスロウ・ファンクです。
一発屋認定されている感のある彼らですが、ブリテッシュ・ハードロックと
ダンサブルなファンク・ミュージックのフュージョンとしての
ファンク・ロックの一つのひな形であり、ギタープレイの参考にもなると思います。
彼らの楽曲は時代を超えて聴く価値のあるものだと感じています。

Play That Funky Music

The Lady Wants Your Money

Don't Go Near The Water

I Feel Sanctified

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  1. 2013/11/15(金) 16:19:23|
  2. Wild Cherry
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

プロフィール

Systematic Chaos

Author:Systematic Chaos
独断と偏見により、お気に入りのCDを紹介して行きます。
医学部医学科の大学生として臨床医となるべく勉強しています。
山下達郎ファンクラブ
TATSURO MANIA会員。
水樹奈々ファンクラブ
S.C. Nana Net 会員。
上坂すみれファンクラブ
コルホーズの玉ねぎ畑 会員。
初心者ですが宜しくお願いします。
好きなジャンル:
1. AOR, MOR, ソフトロック
2. R&B,ファンク, モータウン,
ニュージャックスウィング,
フィラデルフィアソウル, シカゴソウル,
ブルーアイドソウル
3. ポップス、Jポップ
渋谷系、ニューミュージック
4. プログレッシブロック
5. ハードロック, へヴィメタル,
プログレッシブメタル, スラッシュメタル,
メロディックデスメタル,ブラックメタル
6. ジャズ,フュージョン,
ハードフュージョン, アシッドジャズ,
ハード・バップ, ジャズファンク,
ジャズロック
7. ジャジーヒップホップ,
オルタナティブヒップホップ
8. エモ, スクリーモ
9. ハウス, アシッドハウス,ディスコ

ライブラリは50,000曲ほどです。
ヘッドフォンはAKGのQ701、Audio TechnicaのATH-ESW9、
イヤフォンはShure-SE425を使っています。
iPod ClassicにTEAC-HAp50またはATH-PHA31i(ポータブルヘッドフォンアンプ)を挿して聴いています。
ブログとして記事を書くことを通じて
自分のライブラリと向き合ってみると、
相当趣味が偏ってるということを
痛感しています。
これから沢山の音楽に触れ、勉強していきたいです。
たまに医学関連の記事や日々の雑感を書いております。
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