私的名盤紹介―真の雑食を目指して

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今日の一枚(248)

Album: Evidence Humanity
Artist: Mike Keneally/Marco Minnemann
Genres: Progressive Rock, Fusion

Evidence Of Humanity


Mike Keneallyは、アメリカ、ニューヨーク出身の作曲家、ギタリスト、マルチプレーヤー。
1961年生まれ。1988年にはFrank Zappanのツアーメンバーとしてギター、キーボードの
二つを担当し、その卓越したテクニックでZappa自身から相当な信頼を得ていたようです。
93年のFrank Zappaの死後には息子のDweezil Zappaのサポートメンバーや
Steve Vai, ULVER(ノルウェーを代表するブラック・メタルバンド)のサポート、
そしてソロ活動を行ってきました。
Marco Minnemannは、ドイツ、ニーダーザクセン州ハノーファー出身のドラマー、
作曲家、マルチプレーヤー。1970年生まれ。元Yesのキーボーディストである
Eddie JobsonのプロジェクトUKZ, Guthrie Govan率いるプログレバンドのAristocrats
への加入や、ポートノイ脱退後のDream Theater
後任ドラマーオーディションへの参加などで近年その名を耳に多いすることの多い人物です。
ソロ活動としては、Normalizerというプロジェクトを行っており、本作も、
そのプロジェクトによって作られた作品です。2010年作。
これは、Marco自身が演奏したドラムソロの音源を公開し、それに対して
複数の作家が曲を付けて作品を作っていくというものです。
#1Respect?は、アコギの生々しい刻みと緩やかなシンフォニックなシンセが、
攻撃的なドラミングと明確な対照をなしています。
後半はFrank Zappaを思わせるフレージングが随所に出てきます。
#2Evidence of Humanityは、一転して冒頭から強く歪んだ変拍子バリバリのリフがザクザクと
刻まれていて緊張感が張り詰めた短い一曲です。Marcoの足技は人間離れしています。
ポストロックのような幻想的なシンセと、背後でドコドコしながらシンバルで遊ぶドラムスに
アコギが絡みつく#3Three People Run Naked Through Schoolから、
#4Tooth and Cold Stone Pewはリズムを極めて複雑にするパーカッションや
ワウの掛かったギターの音色がこれまたZappaのようです。最高。
後半のベースラインで完全に拍を見失う#5Nowから、
#6Bastards into Battleはフリーキーな速弾きが飛び出します。正に変態そのもの。
いきなりポップになる#8Bad Fridayは、ギター以上にシンセが歌っていて、
#9Rough Time at The Hotelではペダルスティールの独特な音色が楽しめます。
ピアノが饒舌に冒頭のキメで魅せる#10Whoaは、アコギのシャリシャリした音や
タッチノイズの穏やかな一曲と思いきや後半になるにつれドラムは激しくなり、
タイトルを唱える#11Kaaに突入します。シルキーで艶のある音色で、
フレーズはエモーショナルで、泣いています。これも良曲。
ちょっとカァカァ言い過ぎですが…
本作のハイライト#12Clown Removalは、幻想的なオルガンのバッキングのもと、
独特の浮遊感のあるフレージングで奥行きのある前半部から、
一気にドラムの手数が増え、マシーンのような連打の中が空間を支配する後半部は
一瞬たりとも気が抜けません。
#14Apex Musicは、うねりにうねるキーボードと独特なタイム感のリフが不思議なグルーブを
作ります。#16Tryingは、どこかエキゾチックな空気の流れるフレーズが、
リバーブの掛かった個性的なトーンと完璧に噛みあっていて壮大なストーリーを感じさせます。
付属のDVDでは、Normalizerを用いたインプロビゼーションによるセッションの模様と
インタビューが100分近く収録されていて、ファンには堪らない仕様になっています。良作。

Evidence of Humanity (DVDの収録内容の一部)

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  1. 2014/01/26(日) 00:08:54|
  2. Mike Keneally
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

プロフィール

Author:Systematic Chaos
独断と偏見により、お気に入りのCDを紹介して行きます。
医学部医学科の大学生として臨床医となるべく勉強しています。
山下達郎ファンクラブ
TATSURO MANIA会員。
水樹奈々ファンクラブ
S.C. Nana Net 会員。
上坂すみれファンクラブ
コルホーズの玉ねぎ畑 会員。
初心者ですが宜しくお願いします。
好きなジャンル:
1. AOR, MOR, ソフトロック
2. R&B,ファンク, モータウン,
ニュージャックスウィング,
フィラデルフィアソウル, シカゴソウル,
ブルーアイドソウル
3. ポップス、Jポップ
渋谷系、ニューミュージック
4. プログレッシブロック
5. ハードロック, へヴィメタル,
プログレッシブメタル, スラッシュメタル,
メロディックデスメタル,ブラックメタル
6. ジャズ,フュージョン,
ハードフュージョン, アシッドジャズ,
ハード・バップ, ジャズファンク,
ジャズロック
7. ジャジーヒップホップ,
オルタナティブヒップホップ
8. エモ, スクリーモ
9. ハウス, アシッドハウス,ディスコ

ライブラリは50,000曲ほどです。
ヘッドフォンはAKGのQ701、Audio TechnicaのATH-ESW9、
イヤフォンはShure-SE425を使っています。
iPod ClassicにTEAC-HAp50またはATH-PHA31i(ポータブルヘッドフォンアンプ)を挿して聴いています。
ブログとして記事を書くことを通じて
自分のライブラリと向き合ってみると、
相当趣味が偏ってるということを
痛感しています。
これから沢山の音楽に触れ、勉強していきたいです。
たまに医学関連の記事や日々の雑感を書いております。
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