私的名盤紹介―真の雑食を目指して

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今日の一枚(314)

Album: Mythology
Artist: Derek Sherinian
Genres: Progressive Rock, Progressive Metal, Fusion

Mythology.jpg


アメリカ、カリフォルニア州ラグナビーチ出身のキーボーディスト。1966年生まれ。
自身のソロ活動に加えて、ドラマーのVirgil Dotaniを加えた
プログレッシブロックバンドPlanet X(詳細はPlanet Xの項を参照)での活躍や、
Alice Cooper, Billy Idol, Yngwie Malmsteen, Kiss, Black Label Societyなどでの
レコーディング、その他にはプログレッシブメタルを代表するバンドの一つである
Dream Theaterのメンバーとして、1994年から1999年にかけて活動していました。
ソロアルバムでは、 Slash, Yngwie Malmsteen, Allan Holdsworth,
Steve Lukather, Joe Bonamassa, Billy Sheehan, Zakk Wylde and Al Di Meolaなど、
ジャズフュージョンからHR/HM系に至るまでの優れたギタリストを多く迎えて
制作されており、ギタリストのファンからの人気も高いと思います。
本作では、ドラマーには現代のフュージョン系プレーヤーを代表する存在の
一人となったSimon Philips(詳細はSimon Philipsの項を参照)、
ベーシストにはTony Franklin, Marco Mendozaという、
John Sykes(G, Whitesnake, Thin Lizzy, 彼も本作に参加しています)を
中心としたハードロックバンド、Blue Murderのメンバーが参加しています。
Derek自身の演奏は、Dream Theater時代にはライブ中のミスの多さ、演奏のブレが
あったという批判もありますが、ストリングス系の派手で分厚い音色と、
ピッチベンドやワウ、荒々しい歪みなどを効果的に用いた極めて攻撃的で、
力強いタッチから繰り出されるロック寄りのフレーズで、
彼ならではの強烈な個性を見せてくれます。
Brian Tichy(Whitesnake, Billy Idol, Foreigner, Ozzy Osbourne)のへヴィなドラムスと、
Zakk Wyldeのハーモニクスを絡めた骨太なリフで始まる#1Day Of The Deadは、
プログレらしい浮遊感のあるキーボードソロがあって、その後に
かのAllan Holdsworthの気味の悪いロングソロが待ち受けている…という
何とも豪華な一曲です。その後のSherinianのソロも見事にHoldsworthのものを踏襲した
作りになっており、バックでザクザクしたスラッシーなリフが流れてきます。最高。
抜けの良いSimon Phillipsのドラムスが際立つ#2Alpha Burstは、
ブリブリしたシンセのリフを中心として、Steve Stevensの艶のある歪みのギターが、
合わさることでJeff BeckのGuitar Shopのあの音、あのプレイに極めて近いものに
仕上がっています。上質なプログレを演出します。Sherinianのキーボードプレイも
勿論速弾きながらブルージーな香りを残していて、コズミックなパートとの対比が面白いです。
John Sykesの荒い歪みが特徴的な、バリバリしたギタープレイと、派手にチョーキングを
かましてネオクラシカルなソロを弾くエモーショナルなソロがハードロック的な
#3God Of Warは、メインテーマとなる部分でのオルガンの大仰な音作りは、
さながらゲームミュージックのよう。
スキャットとフレットレスベースを組み合わせたMarco Mendoza(B)のプレイが
心地良いラテンナンバー#4El Flamingo Suaveは、Steve Stevensもギターを
アコギに持ち替え、Sherinianも生ピアノで答えています。Simon Phillipsのドラムスは
まさに本領発揮の感があって、鋭いスネアと豊かな響きのある
タムの音が涎ものです。勿論お気に入り。
バラードの#5Goin' To Churchは、Steve Lukatherの豊饒な泣きのギターが堪能できる
一曲で、Sherinianのストリングスの音も荘厳な雰囲気を見事に演出します。
Tony FranklinにSimonのリズム隊にLukatherとはまた…何と言う豪華な組み合わせでしょう。
良いに決まっています。インストなゴスペルソングといった趣です。
前曲の箸休めから一気に気味の悪い変拍子で満たされた#6One Way or the Otherでは、
上原ひろみのバッキングで何枚も作品を聴いていると、Simonのドラミングは
凄すぎて何だか驚かなくなってきてしまいましたが、当然すさまじいことになっております。
基本的にはJerry Goodmanのバイオリンと、Sherinianの壮絶なバトルが展開されていますが、
後半ではまたしてもAllan Holdsworthが降臨してきて、
戦いはさらに激しくなっていきます。最後は長いバイオリンソロです。
Liquid Tension Experimentを思わせるようなザクザクのリフと、パワフルなドラミングで
疾走感たっぷりな#7Trojan Horseは、何とギターをBrian Tichyが弾いているというから
驚きを隠せません。アウトロではMarco Mendozaのベースソロが聴けます。
#8A View from the Skyは、Steve Stevensのギターが甘美でかつスペイシーなフレーズを
紡いでいきます。メインテーマでのユニゾンや、静かにバックを支えるSimonのドラムも最高。
アウトロのソロは、シンプルな繰り返しのフレーズですが、ワウの掛け方といい
コードヴォイジングの気持ち良さといい、本当に素晴らしいプレイです。
#9The River Songは、Zakkのしゃがれたボーカルが独特な味わいを生み出すハードロックで、
彼の爆音のバッキングに乗せてSherinianが激しいソロを見せます。
ジャンルのところにはプログレメタルと書きましたが、
楽曲によってフュージョン寄りのものやバラード、サルサもあったりと、
かなり振れ幅のある作品で、長尺曲もなく、さらりと聴けてしまいます。
その割に個々の曲の演奏のテンションが異常に高く、かなり密度の高い
作品に仕上がっていると思います。ギタリストの方にも自信を持ってお勧めできます。

Day Of The Dead

Alpha Burst

El Flamingo Suave

Goin' To Church

One Way or the Other

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  1. 2014/07/12(土) 00:37:54|
  2. Derek Sherinian
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プロフィール

Systematic Chaos

Author:Systematic Chaos
独断と偏見により、お気に入りのCDを紹介して行きます。
医学部医学科の大学生として臨床医となるべく勉強しています。
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TATSURO MANIA会員。
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S.C. Nana Net 会員。
上坂すみれファンクラブ
コルホーズの玉ねぎ畑 会員。
初心者ですが宜しくお願いします。
好きなジャンル:
1. AOR, MOR, ソフトロック
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ニュージャックスウィング,
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ブルーアイドソウル
3. ポップス、Jポップ
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4. プログレッシブロック
5. ハードロック, へヴィメタル,
プログレッシブメタル, スラッシュメタル,
メロディックデスメタル,ブラックメタル
6. ジャズ,フュージョン,
ハードフュージョン, アシッドジャズ,
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オルタナティブヒップホップ
8. エモ, スクリーモ
9. ハウス, アシッドハウス,ディスコ

ライブラリは50,000曲ほどです。
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