私的名盤紹介―真の雑食を目指して

自分の心に残った作品を紹介することで、新たな音楽を見つけるきっかけとして頂ければ嬉しいです。

2019年度 私的ベストアルバム 邦楽編

2019年度 私的ベストアルバム

私的名盤紹介をご覧下さっている皆様、ありがとうございます。また明けましておめでとうございます。

最近はもっぱら商業施設巡りや2010年代ベストアルバムの編集に忙しく、
メインのコンテンツである私的名盤放送を更新できておらず申し訳ありません。

その前に、昨年度のベストアルバムを取り急ぎ編集しました。特に邦楽では、
声優ポップスが編曲、演奏、ポップネスとどの面から見ても完成度が高く、多数選ぶ結果となりました。
洋楽では近年注目されているブラックコンテンポラリー、クワイエットストームのリヴァイバルや、
最新のフィーチャーソウル/フューチャーベース、ヒップホップなどからも選びました。
米国その他の一般的なヒット・アルバムから離れたラインナップとなってしまいますが、
私的名盤紹介ならではの個性的なランキングにできたかと思います。

私的名盤紹介管理人が自信を持ってお勧めするアルバムたちです。邦楽、洋楽でそれぞれ15枚を選びました。
まずは邦楽編からです。どうぞ。

2019年度 私的ベストアルバム 邦楽編

15位 cherish/KIRINJI
IMG_0313.png

バンドとしてのKIRINJIの最後のアルバムとなりました。
韓国ソウル出身のDJ, ラッパー、YonYonを迎えたドリーミーでローファイなサウンドが
心地良いブギーM2は、菊地成孔/SPANK HAPPYを思い起こさせるコケティッシュなボーカルが素晴らしい。
そのほかオートチューンのボーカルとジャジーなコード進行が心地よいアーバンディスコM1,
Hiatus Kaiyote以降なテンション感溢れるネオソウル~フューチャーファンクなM3、
ブラックコンテンポラリーなサビ前の展開がどこか懐かしいM8など、
現行ブラックミュージックやジャズを積極的に取り入れながら、
KIRINJIらしい、奇妙でキャッチーで、耳を離れないフックを持った楽曲が詰まった一枚でした。

14位 くつひも/斉藤朱夏
IMG_0318.png
ラブライブ!サンシャイン!!の渡辺曜役で声優デビューを果たした1996年生まれの女性声優による1st EP。
表題曲はVOCALOID系のプロデューサーであるLIVE LABのハヤシケイが手掛けています。
佐野康夫(aiko etc)に負けるとも劣らぬドラムスはschool food punishmentの比田井修によるものです。
イントロのスリリングなストリングスのテーマと少しアンニュイなボーカルにグルーヴィーなリズムが絡みつく、
近年の声優ポップス~シティポップの中でも特筆すべき一曲だと思います。
そのほかにも、太く低域の効いた声で歌い上げる壮大なバラードM1,
ストリングスの精緻な編曲と00sJPOPらしいノスタルジーを感じられるM2など。
音数多くしっかりと作り込まれたトラックでありながら、見事な録音バランスで耳に優しいポップスが並びます。佳作。

13位 Softsoul/Timeless
Timeless.png
ORIGINAL LOVEやFIRST IMPRESSIONのドラマーとして知られる宮田繁男を中心に活動をスタートした
フュージョン、ファンクバンド、Softsoulの結成10年を機に発表された1stフルアルバム。
IncognitoのJean-Paul”Bluey” Maunick(M7、M10)が参加しています。
フィリーソウルなストリングスのイントロと90sのEscalators~SOYSOULを
思い起こさせるアシッドジャズ的なグルーブが心地良いM2は、
どこかTOTO/Georgy Porgyを思わせます。
KIRINJI~北園みなみのような映画音楽的なイントロ、シカゴソウルのリズムパターンを踏襲したミドル
M3は「ジョジョ~その血の運命~」で知られる富永TOMMY弘明をゲストに迎えています。
そのほかSupremesを思わせるようなクラシカルなソウルM5も、フュージョンライクなキメがあり、
オーセンティックなソウルに固執しすぎないバランス感覚が素晴らしい。
Stevie Wonder的な節回しのボーカルと、For Your Loveのような、エモーショナルで壮大な
サビのバラードM6も最高。M7は往年のAl Greenの楽曲のような、オーセンティックなソウル。
M10もリズム隊はモダンなグルーブ感でありながら、コード感はモータウンらしい安心できる展開で、
敢えて最近の流行りのエレクトロ~フューチャーソウル的な要素や、日本人に人気なシティポップ~アシッドジャズ的な
イディオムを使い過ぎず、渋い楽曲で固めているところが憎い。70s-80sのソウルファンに向けた一枚なのだろうと思いました。
ラストを飾るM11は、コケティッシュなボーカルとDavid T. Walkerのようなリズムギター、柔らかいピアノのバッキングが
夢見心地なバラードです。

12位 KISS/THREE1989
KISS.png
1989年生まれの3人で構成された自称アーバンポップバンドによる3rdアルバム。
David Foster以降のAORや、Garry Glennのようなブラックコンテンポラリー、Jam & Lewisのような
マシンファンクなどを得意とするユニットです。
80sソウルのファンには思わずにやりとさせられるオマージュも含まれながら、
それらを見事にJPOPへと昇華させているユニットだと思います。
M1は、The Systemのような鋭いリズムパターンとチルなシンセ、センシュアルなコーラスを組み合わせたマシンファンク。
90sR&Bのような香りがするブギーM2はNJS的な低域の強くサステインの短いスネアドラムが作る、
バウンシーなリズムが堪りません。マイナー7th系のカッティングフレーズは実にAOR的です。
M3はストリングス系のシンセのリフレインと、キャッチーなシンセのフレーズで一気に
引き込まれるアーバンミッド。柔らかいファルセットボーカルとの組み合わせで、
かつてのゴスペラーズやCHEMISTRYのサウンドに負けずとも劣らぬ一曲。
ほかにもAfter the Love Has Goneにクリソツなメロ部分から始まり、2005年前後のEXILEの名曲を
思わせるサビが心地いいM5や、サーフミュージック的な緩さのあるM8, 透き通ったリムショットと、
ジャジーで音数少ないバッキング、シンセリードの哀愁漂うソロが切ないクワイエットストームM9,
George Benson/Inside Love (So Personal)のような中華シンセのイントロから、
高揚感溢れるJPOP的なサビへと繋がるブギーM10などなど、今後の活躍に期待が深まります。

11位 Tropicalica/メロウ・イエロー・バナナムーン
Tropicalia.png
早稲田大学の音楽サークルで2015年に結成された大所帯のバンド。2ndEP。
ゆったりとしたグルーブと、SUGAR BABEの楽曲に負けるとも劣らぬ、
歌謡曲的な聴きやすさのあるメロディなど、今後に最も期待している若手バンドの一つです。
SUGAR BABE/パレードにさらに透明感を与えたようなイントロと、ラフに演奏しているようで、
実は各楽器が緊密にグルーブを共有しているのが伝わってくるM1は特に最高。
アニメソングにしても良いようなキャッチーさを兼ね備えていて、
ブラジリアンフュージョンなリズム、ジャジーなコード感は、どこかブルー・ペパーズ/6月の夢を思わせます。
しかし、それらの構築されたサウンドをサラリと聴かせるだけの編曲が見事です。
ソウルフルなメロディとエレピの白玉の組み合わせが一味違ったアップテンポM3,
枯れたギターソロのイントロから、70sシティポップの香りが漂うM4と、
わずか全4曲のEPですが、
その全てが、若いバンドらしい、人生の一瞬のきらめきを閉じ込めたような一枚だったと思います。
UNCHAINやブルー・ペパーズと並んで、また一つファンになれるバンドが増えたことを嬉しく思います。

10位 Cannonball Running/水樹奈々
CANNONBALL RUNNING
今日の一枚(401)を参照」

9位 Ghost Notes/Kan Sano
Ghost Notes
1983年生まれのマルチプレーヤー、トラックメイカーによる4thフル。僕自身はLucky Tapesとの対バンツアーで
その存在を知りました。J Dilla以降のタイム感を感じさせるレイドバックしたリズムと、70sモータウンの香りがしながらも、
ネオクラシックソウル的なジャジーな上物のバランスが非常にクールなトラックを多数生み出しています。
ウィスパーボイスのボーカルがやや人を選ぶかもしれませんが、都会的で密室感のあるトラックは唯一無二の魅力があります。
基本的には鍵盤奏者の彼ですが、自らドラムも演奏しており、非常にファンキーなプレイを聴かせます。
特に今作はゲストシンガーなど迎えずに制作されており、音数の少ないモノトーンなサウンドで、
ハイハットの細やかな刻みやFender Rhodesのゆらぎのある音色が最大限引き出されています。
リードトラックのM3Stars in your EyesはBCM的なイントロのリフレインと、生ドラムの抜けの良いビート、
普段よりも歌メロをしっかりと聴かせる構造など、新境地だったと思います。JB’sなホーンのイントロから始まる
ネオフィリーな質感のブギーM6My Girlは、背後に流れるチルなシンセな音色と合わせて、
スリリングな一曲に仕上がっています。Shalamarを思わせるような重いビートのM7Don’t You Know The Feeling?や
Robert Glasper以降なハーモニーが前面に押し出されたM9Sit At The Piano、
ヒップホップソウルのスウィング感がそのまま生きているM11Ride On The Back To Backでは
Ronny Jordan〜Tom Misch的なスムースジャズを思い出させるリズムギターが心地良いです。

8位 VILLA/HALLCA
VILLA.png
大阪市堀江にルーツのあるダンスボーカルグループ、Espesiaのリーダー、冨永悠香のソロプロジェクトによる1stフル。
Espesia時代から、リゾートミュージック〜Vaporwaveな雰囲気の楽曲やPVが印象的でした。
HALLCA名義では、ブラックコンテンポラリー〜クワイエットストームな雰囲気が感じられる曲が多く、
アレンジャーにはEspesia時代から協力してきたPellycolo、Rillsoulなどのアレンジャーが参加しています。
ローファイなシンセとガレージなリズムボックスを組み合わせたミッドM1,
ハイパスフィルターの掛けられたハウス的なイントロ、中華メロディで始まるM2,
ワウの掛かったブルージーなギターが70s的なテイストを感じさせるスロウM3,
Espesia時代の楽曲を思わせるアーバンミッドM5は、グラウンドビート的な残響のあるスネア、カウベルの織りなすリズムに
ブラックコンテンポラリー色満載のハーモニーが組み合わさったクールな一曲です。
冒頭の溜めの効いたフィルインからキャッチーなシンセのバッキング、伸びやかなボーカル、全体にもやが掛かったような、
ややローファイな音作りが心地よいフローター/クワイエットストーム、M8は白眉でした。
JPOP的な展開が目立つM9も、Vaporwaveを経由したシティポップリヴァイバルや、
Ella Mai以降のクワイエットウェイブらしいモダンな音作りです。

7位 834.194/サカナクション
サカナクション
私的名盤放送第51話から引用
特に目玉は、2005年から現代に至るまで、常に邦楽ロックのシーンの最前線に立ち続けるサカナクションの最新作です。
エレクトロミュージック、テクノポップやインディーロック、UKロック、歌謡曲など様々な背景を持つフロントマンの山口一郎は、
大衆に広く受け入れられるサウンド=ポップスと、自身が表現したいサウンドを高い水準で融合させる能力に
長けた紛うことなき天才で、アルバムのリードトラックとなった「忘れられないの」は、
杉山清貴&オメガトライブを彷彿させるようなPVも印象的ですが、近年の邦楽のシティポップ/AOR再評価の流れを汲んだ、
80sソウル進行を下敷きにした一曲です。ドラムスの低域が強調されたスネアの音色や、リヴァーブの掛かり方など、
オーディオ面でも、80年代の邦楽へのオマージュを感じさせます。曲間のベースソロも非常にメロウで、
アウトロにはギターソロが入っていますが、そこでフェードアウトしてしまうのが憎い作りです。
サビ前の盛り上げ方などは明らかにEDMを通過した感覚を感じますが、それも違和感なく、80s的なギラギラしたサウンドへ
回収してしまうバランスの良さは唯一無二です。彼らの最高傑作のひとつだと確信します。
「引用ここまで」

そのほかにも、ダンスクラシックス顔負けの重たいグルーブが心地よいM2、
アルクアラウンドを思い起こさせるサカナクションらしいメロディラインのダンサーM3にも、80sファンク的な音色のシンセが
使われていたりと、近年のAOR~シティポップ評価の流れを感じさせる味付けです。
2015年にリリースされた名シングルM5新宝島は、イントロから同じリフを琴のような音色で鳴らしながら、
一度も止めることなく、上物を絶妙に抜き差ししながら、実際のテンポほどの速さを感じさせない一体感のある演奏で聴かせます。
歌謡曲的な大仰なキメから始まり疾走感溢れるM6はジャキジャキとしたトレブリーなカッティングが心地良いです。
4つ打ちのリズムパターンとRhodesのバッキング、太いベースリフで音数少なく作られたディスコM7も、
ウィスパーボイスのボーカルとどこか暗さを感じさせる音作りが不思議です。

6位 今日だけの音楽/坂本真綾
今日だけの音楽
私的名盤放送第59話から引用」
昨年発売された声優/SSWの坂本真綾のニューアルバム、今日だけの音楽から、
the band apartの荒井岳史(Vo, G)作曲、近年では花澤香菜のプロデュースで知られる北川勝利の編曲という
奇跡的な組み合わせによるオールドファッションです。以前のthe band apart提供曲Be Mine!の緊張感あふれる
コード進行からは一変して、ジャジーな造りではありながらも、AOR/シティポップな色合いが増した甘酸っぱい一曲で、
音数は絞られながらも、煌めくエレピのバッキングなどのセンス、ラストサビに掛けて盛り上げていく編曲は
いかにも北川勝利らしさを感じます。少し歪んだギターソロも、敢えて弾き過ぎず、
チョーキングのニュアンスが最高に気持ちいいです。
他にもMondo Grossoの大沢伸一による、ACOの楽曲を思わせるような、暗くミニマルなM3や、
東京事変の伊澤一葉(Key)によるラテンジャズポップスなM5、
キリンジの堀込泰行と、河野伸(ACO, Crystal Kay, 古内東子、ハロープロジェクト、COSA NOSTRA, SPANK HAPPYなど)の
組み合わせによるスケールの大きなバラードM7,
ゲスの極み乙女の川谷絵音によるプロデュースのM4, M9など、豪華な作家陣が多数参加しています。

5位 I Believe in Love/ブルー・ペパーズ
I Believe in Love
「私的名盤放送第59回から引用」

VIVID SOUNDからデビューした福田直木さん、井上薫さんの2人組によるAOR~シティポップユニット、
ブルーペパーズのニューシングルを選びました。M1はあえて少しチープに作られた軽めのドラムス
(生ドラムをサンプリングして構築しなおしたNightfly/Donald Fagenのような音作りにも聴こえます)と
Dionne Warwick/For YouでのJay Graydonの作る音世界を思わせるような、リバーブ感とリズムギターのフレーズに
思わずにやりとさせられます。放送に選んだのは、琴のような音色のシンセが使われ、オリエンタルな響きのあるコード感の
佐々木詩織(山下達郎のサポートで知られる佐々木久美さんの娘)さんとのデュエット、M2です。
数多くのAOR~フュージョン系のアーティストのバックを務めたLeland Sklar
(B, James Taylor, Barbra Streisand, Billy Cobham, 松任谷由実、TOTO, Rita Coolidge, David Sanborn etc),
高中正義のサポートで知られる宮崎まさひろ(Ds)、そしてKinKi Kidsのサポートで知られる若手ギタリストの外園一馬などが
参加しています。後半のハーモニカソロは、Stevie Wonderの吹くそれのような美しさです。
アウトロにかけて、佐々木さんのボーカルはソウルフルとなり、その魅力が堪能できます。
2ndフルアルバムの制作が待たれるところです。近年のシティポップ~AOR系のアーティストの中で、
キャッチーさ、メロディの美しさとフックのあるバックトラック、ジャジーで凝った編曲のバランス、演奏のニュアンスの細やかさ、
その全てにおいて、ブルー・ペパーズがトップにいると確信しています。まだアルバムを聴かれていない方は必聴です。
(最近各種ストリーミングにもアップロードされました)

4位 PopSkip/伊藤美来
PopSkip.png
「私的名盤放送第53回から引用」
BanG Dream!や五等分の花嫁などへの出演で知られる1996年生まれの伊藤美来が
今年発表した2ndソロアルバムから、先行配信されたPearlです。松たか子、坂本真綾への曲提供で知られる
高田みち子による作曲で、北川勝利による花澤香菜の楽曲に勝るとも劣らぬジャジーなトラックです。
シャリシャリしたカッティングで始まるメロ部分の展開は角松敏生的なリゾートミュージックを思わせ、
サビに掛けてダンサブルなリズムセクションに、冨田恵一の編曲を思わせる、
ストリングスの作るテンションが上品に鳴り響きます。
その他にも良質なポップスが詰め込まれており、花澤香菜/Blue Avenueの感覚に近い一枚です。

「私的名盤放送第57回から引用」
以前にも紹介した声優、伊藤美来の2ndフル、PopSkipからとびきりAOR/シティポップ色の強い「守りたいもののために」です。
シタールのオブリガートと細やかなドラムスの作るゆったりとしたグルーブ、
松任谷由実/中央フリーウェイを思わせるサビの展開(いつものわたしさん@karonsenpaiからご指摘頂きました)に、
彼女のキュートなボーカルが載り、ソウルフルなブラスの組み合わせで現代的な音にアップグレードされています。
ラストサビの直前の部分は平井堅/片方ずつのイヤフォンのような90sポップスの香りも感じさせます。
本作は、今年の聴いてきたアルバムの中でも抜群におすすめの一枚です。昨年の早見沙織/Junctionに負けずと劣らぬ傑作。

その他にも、モダンで音圧のしっかりとある音作りがSugar's Campaignを思わせるダンサーM4、
壮大なスケールのバラードM5, フィリーソウルなイントロとワウの効いたカッティングが曲を引っ張るメロウなファンクM6は、
Maze feat. Frankie Beverlyも真っ青の完璧なアンサンブルで聴かせるグルーヴィーな一曲です。
歌謡的な濡れたメロディが合わさることで、JPOPへと昇華されています。かつてのSMAPの楽曲に負けずとも劣らず最高。

花澤香菜〜北川勝利なテイストの強いポップロックM8は少しロリータボイスで歌います。
サビに向かっていく高揚感が堪らないM9に続いて、ハイハットとピアノのリズムをずらすことでポリリズミックに聴かせる導入が
印象的なM10へと続きます。スウィンギーなビートとファルセットのコーラス、メロディアスに動くベースラインが合わさると、
どこかaikoの楽曲のようなジャジーさが生まれていて、聴くほどに味わいのある一曲です。

3位 Catch the Rainbow/水瀬いのり
Catch the Rainbow
1995年生まれ、東京都出身の女性声優の3rdフルアルバム。

「私的名盤放送第59回から引用」
昨年発表された水瀬いのりのニューアルバムから、嵐/Love so sweetのB面、いつまでもでデビューし、
AKB48/ポニーテールとシュシュの作曲でも知られる多田慎也と島田尚のタッグによるM11は、
壮大なアレンジのストリングス、
伸びやかに張り上げる地声と、透明感溢れるファルセットのバランスが素晴らしいボーカルが、
切々と歌うメロディの美しさといい、アルバム(Catch the Rainbow!)の最後を飾るにふさわしい傑作でした。

爽やかなポップロックM1は川崎智哉作で、ライブで盛り上がれるタイトなアンサンブルが心地良い一曲。
前作の名トラックShoo Bee Doo Wap Wapを思わせるディスコ、M2は、スウィングジャズ的なキメが
水樹奈々/Maria & Jokerを彷彿させます。やや歌謡曲的なメロディを加えながらも、ラストサビの前では
徐々にフュージョン的な編曲になっていく目まぐるしさも、非常に面白いです。

RPGを舞台としたアニメ「えんどろ〜る」のEDテーマとなったマーチングバンド風のリズムと壮大な編曲、
全力で張り上げるハイトーンが心地良い先行シングルM4Wonder Caravan!も、
これまでの声優ポップスにあまり見られなかった、水瀬いのりらしい個性を感じる一曲でした。

初音ミク関連の作曲で知られるkz(livetune)の手によるM7は、ぶりぶりとしたシンセの白玉と
イーブンなリズムの音圧感あるトラック。

水樹奈々/Ladyspiker, glitchなどを提供した中野領太はM5, M8を手掛けています。
特にM8は、2006年頃のElements Gardenとタッグを組み始めた頃の水樹奈々を彷彿させる、
爽やかで明るいように聴こえながらも、どこか切ないハーモニーが絶妙です。タオルを振りながら聴きたいところです。

岩里祐穂、加藤裕介のタッグによるモダンハイゲインサウンドなM9でも、
水瀬いのりが歌うとややすっきりとした感じがあります。サビの最後でファルセットに抜くボーカル・ディレクションもなかなか憎い。
テンポも非常に速いですが、分厚いリズムギターの刻みはサビだけにして、ゴテゴテになりすぎないバランスで録音されています。

ピアノ弾き語りのバラードM10は、最新シングル「ココロソマリ」にも繋がっていく雰囲気です。
やや芯のあるファルセットの魅力がたっぷりと伝わってきます。後半にかけて映画音楽的な編曲へと変化していきます。

水瀬いのり自身による作詞の表題曲M12はFirst Call所属の光増ハジメがペンを執っています。
「七色の虹=奈々に追いつく」とも取れる(ややこじつけ?)タイトルで、Angel Blossom, SUMMER PIRATESを手掛けた
光増ハジメらしく、サビ前でやや驚かせる展開を挟んだり、サビで少しWonder Caravan!のようなフレーズを加えたりと、
アルバムの最後として収まりが良いように工夫されています。

アルバムを出すたびに、水瀬いのりらしい独自の個性を持ったサウンドを獲得しており、
今後が最も嘱望される声優アーティストと確信しています。

2位 エクセルシオール/フィロソフィーのダンス
エクセルシオール
私的名盤紹介 2010年代ベストアルバム」を参照

1位 Traveler/Official髭男dism
Traveler.png
鳥取県米子市出身の作詞作曲/ボーカルを務める、藤原聡(1991-)など、「山陰発ピアノPOPバンド」として知られる
4人組JPOP, ポップロックバンド。

2012年から活動を開始して以降、ヒット曲を連発し多数のテレビドラマ、CM曲を輩出、
紅白歌合戦への出演も記憶に新しい、久々のスターグループに成長しました。
90s以降、独自の進化を遂げてきたJPOPは、アイドルポップスとしてのジャニーズ/AKBや、
90sガールポップ(代表的なのは岡本真夜など)、いわゆる「98年組」(宇多田ヒカル、椎名林檎、aiko、
この中だとaikoの影響が大きいように感じられます)、
Mr.Children, スピッツ、いきものがかりなど様々なタイプがありますが、
いわゆるJPOPに象徴的なハーモニーやアレンジなどを築き上げてきました。

彼らの楽曲は、そうしたJPOP特有の楽曲構造を下敷きとしながらも、ハイトーンボーカルを最大限に生かした
高低差のあるドラマチックなメロディラインや、EDM, トラップなど近年のブラックミュージックに特徴的な音色やフレーズ、
そしてJPOPらしい繊細なストリングスのアレンジ、80sのディスコ/ファンク~スムースジャズ、ブラックコンテンポラリーなどの
美味しいところを、完璧なバランスで混ぜ合わせた、非常に個性的な音世界を作り上げました。

壮大なストリングスによるバッキングと絞り出すような歌唱のメロ部分から、
下降していく美しいハーモニーと踊れる重心の低いビートを組み合わせたM1は、
字余り気味な歌詞と合わせて、小林武史プロデュースのMr.Childrenを思わせるような部分もありますが、
やはりブラックミュージック的なグルーブがあるのが髭男らしさです。

M2は、やや訛ったトラップビート的なイントロ、フューチャーベース/ソウル的なブーミーなベースが目立ちながら、
美しいピアノ弾き語りのパート、パワフルなロングトーンで魅せるサビも見事です。

サンプリング元が分かりませんが、フィリーソウルっぽいサンプリングフレーズがみられるイントロ、
ローファイヒップホップな音作りで80sソウル進行に載せた和製クワイエットストームM4は、
いかにも「私的名盤放送」で取り上げられるムーディーなサウンドです。椎名林檎/丸の内サディスティック、
星野源/Snow Menやtofubeats/水星などと並んで必殺の一曲です。

もこもことした音色のメロディアスなベースとディスコビートの心地良いダンサーM6は、
フュージョンライクでスリリングなホーンとキメの多いリズムパターンで、これが日本で一番売れている
現代のJPOPであるというのには、隔世の感があります。
ハーモニーは角松敏生以降のAOR〜シティポップ的な雰囲気であり、
少し歪ませたカッティングも時代を感じさせます。

エレピの白玉のアタックが心地良いバッキング、シンプルでありながらグルーヴィーなリズムを組み合わせた
オールディーズな音作りのM7や、高速ハイハットの作るトラップビート、ブラジリアンなシンコペートしたピアノに
音数少なく作られたM8は、向井太一やSIRUPなど、同じくブラックミュージックを指向する若手の中でもとりわけポップで、
後半にかけてKirk Franklinの楽曲のような、ゴスペルライクなコーラスを合わせてしまうセンスに驚かされます。
00sから日本人の感覚は明かに変わってきているのだと思います。

Scoobie Doやスガシカオを思い起こさせるファンクロックM9も好みです。

そして昨年一番の大ヒットとなったM12は、イントロからチルアウトな音色のシンセが使われていたり、
かすかに鳴っているパッドの細やかさなど、島田昌典が手掛けてきたいきものがかりの編曲の細やかさを彷彿させます。
BメロではMichael McDonaldばりのピアノのバッキングが、AORファンにも堪りません。
飽きさせないように細部に薄くコーラスを配置したり、コーラスのエフェクトが効いたギターのアルペジオで聴かせたりと、
随所随所に徹頭徹尾拘っており、聴くたびに新たな発見があります。
メロディも圧倒的なハイトーンや高低差があって難しいのですが、一度聴いたら忘れられない個性があり、
編曲の面でも、JPOP史上最も丁寧に計算された、正真正銘の名曲と言えるでしょう。

中々聴き込むことができず、2010年代ベストアルバムに入れ損ねてしまったOfficial髭男dismですが、
過去のJPOPの良さを失わずに、新旧のポピュラー音楽の魅力を、圧倒的な密度で凝縮し、
緻密な編曲と高い演奏力でまとめ上げた、正真正銘の奇跡的な名盤でした。

この記事をはてなブックマークに追加

  1. 2020/03/22(日) 22:23:49|
  2. 雑記(音楽関連)
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

私的名盤紹介 2010年代ベストアルバム

私的名盤紹介 2010年代ベストアルバム

私的名盤紹介をご覧下さっている皆さま、お世話になっております。
管理人の@privategroove(名盤さん)です。

今年も年の瀬が近づいてまいりました。いかがお過ごしでしょうか。
2010年代も終わりが近づいて来ています。曲は世に連れ世は曲に連れと言うように、
ポピュラー音楽は常に人々の思い出と共にあります。

サブスクリプションサービスが一般的となった現代では、音楽のジャンル、
スタイルは「ポストモダン化」が進んでいます。それに伴って「ある時代の音」というアイデンティティは
希薄なものとなりました。サンプリングが自然となった現代では、
過去の時代の音楽を正確にトレースするシミュレーショニズムも、相当なクオリティで実現可能になりました。

これは、デジタル録音の技術革新や、ミュージシャン、エンジニアなどのリテラシー向上が確実に寄与しています。
さらに、録音されたオーディオやMIDIデータを編集出来る技術が普及するにつれて、
音楽の「音韻的進化」よりは「音響的進化」が目立った10年間になったと思います。

音楽の音響的側面の進化に伴って、ポピュラー音楽、いわゆるJPOPと呼ばれてきた音楽は相対化され、
デスクトップミュージックやエレクトロミュージック、あるいはワールドミュージック、
ヒップホップなどを取り込みながら多様な変化を遂げています。

しかしながら、平成初期生まれの僕にとって、ポップスとは人々が口ずさめるキャッチーさがあり、
歌謡曲から連綿と続く「歌われる」音楽であって、その中心となる価値観は変わらないものと信じています。

音楽の微細な部分に捉われすぎず、かつ優れたポップスを選ぶ、という観点で選んだ
「私的名盤紹介的」2010年代ベストアルバム20をお送りしたいと思います。

邦楽で10枚、洋楽で10枚、合計20枚を選びました。

前置きで自分なりのポップス論を語っておいて恐縮ですが、この20枚はあくまで
自分の率直な感情で選んだ愛聴盤を並べたリストになっています。そのため、
洋楽では専門のブラックミュージックが多くなっております。ご容赦ください。

2010年代ベストアルバム10 邦楽編

スポーツ/東京事変(2010)

スポーツ

レビューは過去記事を参照してください。

Yellow Dancer/星野源(2015)

Yellow Dancer5000

レビューは過去記事を参照してください。

MODERN TIMES/PUNPEE(2015)

Modern Times

レビューは過去記事を参照してください。

FANTASY CLUB/tofubeats(2017)

Fantasy Club

レビューは過去記事を参照してください。

Retroactive/ブルー・ペパーズ(2017)

レトロアクティブ

レビューは過去記事を参照してください。

BLUE COMPASS/水瀬いのり(2018)

Blue Compass

1995年生まれ、東京都出身の女性声優の2ndフルアルバム。
芸名に、自身が熱心なファンである水樹奈々の「水」の文字を加えている彼女ですが、
いまや若手女性声優アーティストのトップランナーとなった感があります。
滑らかで透き通った声質でありながら、ラウドなトラックでも負けない力強さ、
バラードでのファルセットの巧みな息遣いなど、歌唱の面からみても年々その技術の成長を感じます。
水樹奈々とのタッグでも知られるElements Gardenがプロデュースした楽曲には、
M10のようなラウドなリズムギターとへヴィーなバッキングのトラックもあるのですが、
彼女のトレードマークとなる音は、「キリンレモン」のCM曲「まっすぐトウメイに」のような、
爽やかで甘酸っぱいポップスであろうと思います。
特にこの2ndは、渚のバルコニー/松田聖子を思わせるイントロのM1や、
ファンからの人気も高く切ないコード進行のサビと藤林聖子の可愛らしい歌詞世界が堪らないポップロックM2、
そして管理人一押しのパワフルなブラスのアレンジと4つ打ちのディスコ、M4はソウルフルでこみ上げるサビが最高です。
髭白健(Ds, 大原櫻子、Every Little Thing etc)の手数の多くフュージョン的なドラムス、
地声で張り上げるハイトーン、後半に掛けて盛り上げる展開も、その全てが、
ここ数年間で聴いてきた声優ポップスの中でも間違いなくベストトラックの一つでした。
参加しているスタジオミュージシャンも菰口雄矢(Gt, TRIX), 二家本亮介(B, 水樹奈々、有形ランペイジ、上原ひろみ),
須長和広(B, aiko, 松任谷由実, 大塚愛), 渡部格(G, 水樹奈々、八神純子、崎谷健次郎)、
山本陽介(G, OLDCODEX)、江口信夫(Ds)など、
若手~ベテランまで一流のメンバーが多数参加した、生演奏のトラックが多いことも、注目に値すると思います。
生のストリングスとアコギのバッキングのみずみずしさがあり、可愛らしくも王道なガールポップのM6も、
楽器を詰め込み過ぎずすっきりとした音作りなのが素晴らしい。
最新作の3rdと合わせて間違いなく2010年代声優ポップスの名盤の一つ。
来年のライブツアーからライブにも参加していこうと思います。
また一人、こうしてファンになれる声優アーティストが得られて嬉しい限りです。

Orange/UNCHAIN(2013)

orange.jpg

レビューは過去記事を参照してください。

エクセルシオール/フィロソフィーのダンス(2019)

エクセルシオール

ウルフルズ、氣志團、ナンバーガール、Base Ball Bear、相対性理論などを見出し世に送り出してきた
加茂啓太郎がプロデュースする4人組のダンスボーカルグループで、2015年活動開始しました。
Funky But "Chic"を活動のキャッチコピーとしていることからも分かるように、
Chicに代表される1970年代~1980年代のブラックミュージック、ディスコ~ファンク、ブラックコンテンポラリー、
ニュージャックスウィングなどからの影響を強く感じさせるダンサブルなトラックが満載の彼女たちの作品から、
最新アルバムの3rdフルを選びました。低域の強いスネアとぶっといベースにキュートなボーカルが絡むM1は、
アシッドジャズ的なコード感とチープなシンセリードのオブリガートが心地いいブギーです。
一押しのトラックは、かつてのRod Temperton(Heatwave)を思わせるような高揚感のあるシンセのリフレインに、
ニュージャックスウィング的なスウィンギーなビートを重ねたM3です。ブヨブヨしたシンセベースと歯切れのよいドラムス、
微かに聴こえる左チャンネルの鋭いカッティングも最高です。
Espesiaと並んで、角松敏生~杏里直系のトロピカルなシティポップ~和ブギーを聴かせるM4や、
ジャジーなピアノソロとハンドクラップから始まるイントロと見事にシンコペートするシンセベース、
妖しげなメロディの組み合わせが聴くほどに癖になるM6,
アイドルグループの一員とは思えぬほどのずば抜けた声量とソウルフルな声質を持ち合わせた日向ハルの、
ハリのあるボーカリゼーションを聴かせるサビが最高なM8は、かつての90sのSMAPを思い起こさせます。
エレピのエッジが立ったバッキングや、フィリーソウルなストリングスが目立つ、70sノーザンソウルを思わせるA~Bメロから、
ポップで滑らかなサビへと繋がる展開が見事なM10, アップテンポなアーバンディスコM11など、
全編を通してキャッチー&グルーヴィーな楽曲に満ち満ちています。
「フィロのス」は、僕にとって現代アイドルポップスの中で最も嵌ったグループとなりました。

Ray Of Hope/山下達郎(2011)

Ray Of Hope

東日本大震災の年となった2011年にリリースされた、山下達郎の現時点での最新アルバムです。
キャリアの長さに比して寡作な彼ですが、ここ最近の「シティポップリバイバル」の流れの中で、
シティポップの帝王とまで呼ばれる山下達郎の音楽の背景には、
脈々と続くアメリカンポップスの歴史が背景にある訳で、そこには白人音楽、黒人音楽、
インストゥルメンタルミュージック、様々な音楽のエッセンスが含まれています。
これは今さら僕が語ることでもなく、ラジオ番組のSUNDAY SONGBOOKを聴けば自ずと伝わってきます。
RCA/AIR期、MOON期を超えて、カラりとしたリゾートミュージックやディスコ、ポリリズムファンクから、
良い意味で希望に満ちた歌詞や、祈りとも言えるメッセージが込められた音/歌詞世界へと変化していきました。
ブリブリとしたシンセベースの作る波音のようなベースライン、パワフルでシンプルなパターンのドラムスに、
強い決意を滲ませるM2, 蒼茫から続いて市井の人々の心に寄り添うようなM3,
甘く危険な香りのリズムパターンを援用したM4, 「サマーウォーズ」のテーマソングとなった優しくもどこか淋しげなM6,
絞り出すようなファルセットが切々とした名バラードのM8, 太陽のえくぼからの流れを汲んだ煌めくミドルM11,
一人多重コーラスのM13など、どれも粒ぞろいですが、個人的には現代版クワイエットストームなM5が白眉です。
フリューゲルホルンの柔らかい音色のソロを取り入れるバランスも素晴らしく、現代のクワイエットストーム再評価、
クワイエットウェイブの流れを予感させます。歌詞もこれまでの彼のバラードにはあまりない、
結婚直前のストレートで熱い想いが込められています。
長いキャリアを重ねてきた彼にしか生み出せない、名もない一般の人々への慈愛とも言うべき優しさや、
人間存在への強い肯定感を与えてくれる、そんな傑作だったと思います。

SMASHING ANTHEMS/水樹奈々(2015)

Smashing Anthems

レビューは過去記事を参照してください。

2010年代ベストアルバム10 洋楽編

24k Magic/Bruno Mars(2016)

24k Magic

レビューは過去記事を参照してください。

Channel Orange/Frank Ocean(2012)

channel orange

レビューは過去記事を参照してください。

Drunk/Thundercat(2017)

Drunk.jpg

1984年生まれのセッションベーシスト、トラックメイカーによるソロ4th。
Kendrick LamarやKamasi Washington, Flying Lotus, Erykah Baduなど、ネオソウル以降の現代ジャズ/フュージョンの
アーティストと多数の共演歴があり、テクニカル系のベーシストとしても知られています。
ベーシストとしての超絶技巧を披露したアルバムというよりは、Kendrick LamarやPharrell Williams, Mac Miller,
Louis Cole, Kamasi Washington、そしてAORの大御所、Michael McDonald, Kenny Logginsを迎えたShow You The Wayなど、
各ゲストの特徴を見事にフィーチャーした、LAの現代ジャズ~フュージョンを代表する名盤に仕上がっています。
Weather Report時代のJaco Pastoriusに勝るとも劣らぬ速弾きとドラムンベースなリズムトラックを合わせたM3や、
Louis Coleの参加したM4ではポップなメロディとメロウなネオソウル的な展開で、
絶品のアンビエントソウル~クワイエットウェイブなM6は、蕩けるようなファルセットと夢見心地なサウンドが堪りません。
コズミックでありながらオハイオファンクのような重いグルーブのあるインタールードM8から、
Michael McDonald, Kenny Logginsを迎えた現代版ジャズ/フュージョンとAORなリード曲M9,
その他にもIsley Brothersのクワイエットストーム名曲、Footsteps in the Darkをサンプリング、換骨奪胎し
重厚なファンクへと作り替えたM15など、
現代におけるアンビエントソウル~クワイエットウェイブの代表的な作品であり、一つの到達点と言えるでしょう。

The Feels & The High/Midas Hutch(2018)

レビューは過去記事を参照してください。
The Feels The High

Keep Movin’/Ole Borud(2011)

keep moving

ノルウェー出身のSSW, ギタリスト、1976年生まれ。AOR人気の落ち込んでいた2000年代にデビューした
北欧AOR系を代表する存在であり、現在に至るまで精力的に活動しています。
Pages~Steely Dan的な精緻なコードワークに、TOTO/AIRPLAY直系のハードロック~ウェストコースト寄りなロックサウンドから、
Earth, Wind & Fire的な、フュージョン感のあるファンキーなグルーブの曲まで、キャッチーな楽曲満載です。
来日公演も多数こなしており、Youtubeでもいくつかライブ映像を観ることが出来ます。
複雑なリズムギターを弾きこなしながら優れた歌唱を聴かせます。傑作揃いのオリジナルアルバムから2ndを選びました。
鋭いホーンのオブリガートが入ったブギーM2もディストーションギターのリフが随所に入っていたりと黒過ぎない編曲です。
表題曲M4も重いグルーブのドラムスとファンキーでトレブリーなカッティング、歪んだ音の太いベースラインで
ゴリゴリと展開しながら、Bメロではジャジーに、サビはウェストコースト的な哀愁漂うメロディセンスを見せるなど、
ブラックミュージックとアメリカンプログレハード的なAORを完璧なバランスで混ぜ合わせた名曲です。
一番のお気に入りM5は柔らかいシンセの白玉が美しいアップテンポのイントロからテンポダウンして
ひときわソウルフルなフックへと繋がっていくスムーズな編曲のセンスに驚かされます。
2番に入るとコーラスの厚みも増して、よりドラマティックに構成されています。
80年代前半のEarth, Wind & Fireの作品群に勝るとも劣らぬ最高のトラックでした。
歌謡曲的な濡れたメロディが心地よいファンクM6, エモーショナルな速弾きギターソロの入ったM7,
ブルージーなギターフレーズのイントロから始まるウェストコーストロックM8も、
枯れた音色のギターのフレージングや、Michael McDonald期に移り変わる時期のThe Doobie Brothersを
思わせるような暖かいサビが美しい。
ブラジリアンフュージョンなリズムパターンにプログレッシブロックな
ギターリフが絡みつくGino Vannelliを思い起こさせるようなM9,
イントロのホーンから一気に掴まれ、現代版Pagesともいえるメロ部分が心地良いM10も、
多重コーラスとエモーショナルなボーカルが堪らないキャッチーな一曲、後半のキメも熱い。
全編を通して、北欧AORらしいリヴァーブ感のある音世界と、透き通った線の細いボーカルで歌い上げる
メロディの美しさは一貫しており、そこに恐るべきほどの密度の編曲、凝ったコードワークが詰め込まれた、
AOR全盛期の名盤達に全く引けを取らない傑作と言えます。

On Point/Teddy Mike(2017)

Teddy Mike On Point

カナダ出身のベーシスト、トラックメイカーによる唯一のソロアルバム。
発売されたレーベルはスペインのNeon Fingerというところのようで、色々と謎の多い人物でもあります。
全ての楽器を一人でこなしながら、Cameo(おそらく3人体制の頃でしょうか), EWFなどにリスペクトを表する彼のスタイルは、
80年代後半~NJS前夜のブラックコンテンポラリーのそれであり、敢えてインストゥルメンタルの形態を取ることで、
当時のバックトラックの、チープであるがゆえに独特の説得力があるサウンドの魅力を最大限に引き出しています。
深いリヴァーブの掛かったドラムスとDX7なサウンドのシンセリードが迫りくるエレクトリックファンクM1も、
生ギターのPaul Jackson Jrを思わせるようなカッティングが人間味を感じさせます。
太い生ベースのスラップが重いグルーブを作るM2も、少し東洋的なメロディを奏でるシンセリードがひんやりとした質感を与えます。
ブラックコンテンポラリー好きであれば誰もが反応するあのカウベルの音がふんだんに入った
エレクトリックフュージョンなM3は、このダサいメロディセンスがFruitscakeにも近い不思議な近未来感
(レトロフューチャリズム)を感じます。
Vaporwaveの楽曲のようなタイトルのM7Shinjukuはどこが日本風なのか謎ですが、自身によるMarcus Millerばりの
スラップベースで作るメロディラインとうねうねした低音シンセ、中華メロディのシンセリードなど、
ずっと身を委ねていたくなるチープなグルーブに満ちています。
「インストブラコン」とでも言うべき新たなジャンルを生み出した(?)聴けば聴くほど心が落ち着く不思議な珍盤です。

Floral Shoppe/Macintosh Plus(2011)

Floral Shoppe

言わずと知れたVaporwaveを代表する名盤です。最近ディスクガイドが発売されたりと、再評価が進んでいるVaporwave、
今はめっきりと影を潜め、時代のあだ花といった存在になりつつあるかと思います。
しかし、80年代の「大衆音楽」を、元の形を残さないほどに極限までスクリューして作り、
90年代の安っぽいCG映像、サイケデリックとでも言うべき独特の色彩感あるPVと共に組み合わせることで、
「表層的なファッション」が生み出す、逆説的な真実味や鋭い批評性を持った、
このVaporwaveというムーブメントにとって、「本望」な終わり方であったと言えるのかもしれません。
「敢えて」意味づけが行えないような意味不明の日本語を使ったタイトルや、「敢えて」チープでローファイに作ったサウンド、
ショッピングモールで流れていそうな80年代の有名な楽曲(ブラックコンテンポラリーやAORもこれに含まれます)を
滅茶苦茶にテンポダウンして切り刻んだ構造、その全てが組み合わさることで生みだされる
独特の寂寥感ともいえる感覚が何なのか、これは言語化するのが難しい感覚だと思います。
無理矢理に表現するとするなら、「大衆芸術が生み出す刹那性、コンテンポラリーである/であろうとする」ことと、
「芸術としての音楽の普遍性、録音芸術としての音楽の永遠性」が、実は表裏一体(同じもの)である、
ことを感じとることであると言えるかもしれません。音楽的なレビューをしてどうこうという作品ではないでしょうが、
仕事に疲れて帰って来た時、暗くなった部屋で、深夜にYoutubeを開いて
ぼんやりとしながら聴いている時間が永遠=一瞬に感じる、Vaporwaveとは僕にとってそんな音楽です。

Nathan East/Nathan East(2017)

Nathan East

レビューは過去記事を参照してください。

Tuxedo/Tuxedo(2015)

Tuxedo.jpg

レビューは過去記事を参照してください。

Return of The Tender Lover/Babyface(2015)

Return Of The Tender Lover


「90年代」を代表するR&B系プロデューサーであるBabyfaceの作品をここに持ち出すことは勇気が要りましたが、
実際に自分が発売されてからずっと聴き続けている一枚であり、
この10年は結局、「美しい歌もの」を求めるのが自分のポピュラー音楽観である、ということを再確認した10年間でした。
言うまでもなく無数のヒット曲があり、上記で述べたBurno Marsも多大なリスペクトを表して止まない彼ですが、
今作は久々のソロアルバムとなった8thです。
力の抜けた、優しさや慈愛に満ちたボーカルの魅力も最大限に楽しめるものの、
ベッドタイムミュージックとしての90sR&B特有の湿っぽさや、ヒップホップソウル特有のダークな質感は少なく、
彼ならではの柔らかくて、暖かい日差しが差し込むような、スケールの大きいサウンドに満ち満ちています。
ゲストには自身のファミリーグループであるAfter 7や、ブラックコンテンポラリーを代表するシンガーであるEl DeBargeを
迎えたりと、気の通ったスタッフとのびのびと制作されています。
スムースジャズ的なバックトラックにオーセンティックなソウルのメロディが組み合わさったM1,
ほのかにブラジリアンな香りがするM2の繊細なファルセット、
少し分厚いビートと太いベースラインに暖かなボーカルが絡む絶品のクワイエットストームM3,
El DeBargeを迎えたシャッフルのM4は少しAOR的な展開が印象的です。
TOTO/Georgy Porgyを思わせるイントロ~メロ部分から、恋い焦がれる気持ちを歌った切々とした熱唱に
目頭が熱くなるバラードM5は、After 7の熟練のコーラスワークも含めて、聴いているだけで幸せな気持ちになれる、
2010年代でNo1のバラードだったと思います。
サウンド面でも、歌唱でも、歌詞でも、彼はデビュー以来一貫した音楽性を提示し続けていますが、
そこには人生に対する真摯さがあり、愛という普遍的なテーマに対して(たとえ表面上悲しい結末の歌であっても)、
前向きで、希望を与えて人々に寄り添う役割が持たされていると感じます。
こういった音楽こそが、真にエヴァーグリーンなポピュラー音楽であり、紛うこと無き名盤と言えるのでしょう。

私的名盤紹介の2010年代ベストアルバム、いかがでしたでしょうか。
2020年も仕事、プライベートともに忙しい日々が続いておりますが、可能な限りコンテンツを発信して参ります。
今後とも宜しくお願い申し上げます。
2019年ベストアルバムも鋭意編集中ですのでお楽しみに。

この記事をはてなブックマークに追加

  1. 2020/01/03(金) 00:28:08|
  2. 雑記(音楽関連)
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

【祝】私的名盤紹介閲覧者数8万人突破

「私的名盤紹介」をご覧下さっている皆様、ありがとうございます。

2012年年末の開設から約7年が経ちまして、
閲覧者数(ユニークアクセス)が8万人を突破致しました。
2016年秋から始めてきたツイキャスでの放送企画「私的名盤放送」も総閲覧者数2300人弱、
1話あたり300-400回程度の試聴回数で安定してきております。
お聞き苦しい点も多々あるかと存じますが、ご覧いただける皆様のお蔭で継続出来ています。

医師生活も3年目となり、昨年よりは随分と忙しい日々を送っております。また昼夜逆転せざるを得ない業務の
関係上、学生時代ほどのコンテンツの密度や頻度を維持できていないことに、内心釈然としないものもあります。
しかしその分経済力を身に付けたので、
東京(宇田川町、神田神保町、下北沢、新宿)などへLPを探しに行ったりする機会が増えました。

Spotifyを利用している分、触れられるコンテンツは増える一方ですが、
その分だけより一層自分の感性をより研ぎ澄ます必要性を感じます。引き続き深く音楽の歴史や成り立ちを学び、
「サンデーソングブック」や「メロウな夜」、「Crossover Laboratory」(終了してしまいましたが…)など、
プロフェッショナルの選曲に負けない、個性的で、キャッチーで、グルーヴィーな楽曲を掛けられるよう邁進して参ります。

また職員寮から引っ越して自宅のオーディオシステムと防音のよい環境を得たことで、
学生時代一度は諦めてしまったPCDJの機材ともう一度向き合う機会も得られました。
Serato DJのシステムやコントローラーと格闘しながら、ロングミックスの作成にも取り組んでみようと考えています。

今年より活動を本格化した「もう一つの」私的名盤紹介、
私的名盤紹介アネックス」も精力的に更新しておりますので、ぜひフォローください。
現在は、東海三県のショッピングセンター、ショッピングモールの機能性を含んだデザインの美しさに焦点を当て、
主に80-00s前半に建設された施設を紹介しています。
近いうちに本サイト上で商業施設一覧をご覧頂けるようなコンテンツを用意する予定です。お楽しみに。

季節の変わり目です、体調にはお気をつけください。
引き続き、「私的名盤紹介」をご愛顧賜りますようお願い申し上げます。

この記事をはてなブックマークに追加

  1. 2019/11/11(月) 23:27:41|
  2. 雑記(音楽関連)
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

#好きなRnBアルバムを30枚挙げてみる

私的名盤紹介/私的名盤放送をご覧下さっている皆様、お世話になっております。
管理人の@privategrooveです。

今回は、Twitterで募集されていた
#好きなRnBアルバムを30枚挙げてみる」に参加したいと思います。

ネット上のR&Bファン有志によるランキングを作ろうと@SOUL_CAFEさんが集計下さっています。

集計結果はこちらからご覧下さい。今年中は公開される予定のようです。

では、私的名盤紹介管理人が選出する1988-2018年に発売された(今回の集計の選考基準となっています)
R&Bの名盤30を一気にご紹介します。どれも自信を持ってお勧めできる愛聴盤ばかりです。
秋の夜長のお供に、最高のスロウ・ジャムをお楽しみ下さい。

Artist - Title (Year)
1 Bruno Mars /24k Magic (2016)
Bruno_Mars2016.jpg


2 Mint Condition /Meant to Be Mint (1991)
Mint_Condition1991.jpg


3 Frank Ocean /Channel Orange (2012)
Frank Ocean


4 SWV /It's About Time (1992)
IMG_0066.jpg


5 Anderson Paak /Malibu (2016)
Malibu.jpg


6 Bobby Brown /Don't Be Cruel (1988)
Bobby_Brown1988.jpg


7 Don-E /Changing Seasons (1995)
Don E


8 Glenn Jones /Here I Go Again (1992)
Glenn_Jones1992.jpg


9 Keith Washington /Make Time for Love (1991)
Keith_Washington1991.jpg


10 Hi-Five /Hi-Five (1990)
Hi_Five1991.jpg


11 New Edition /Heart Break (1988)
New_Edition1988.jpg


12 K-Ci & JoJo /Love Always (1997)
K_Ci_JoJo1997.jpg


13 Solo /Solo (1995)
Solo19951.jpg


14 Aaliyah /Age Ain't Nothing But a Number (1994)
Aaliyah1994.jpg

15 Brian McKnight /I Remember You (1995)
Brian_McKnight1995.jpg


16 R. Kelly /12 Play
R_Kelly1993.jpg


17 Universal Nubian Voices /U.N.V. (1995)
41JZBT61HZL.jpg

18 Cool'r /Cool'r (1989)
C00006120.jpg

19 Pebbles /Always (1990)
Pebbles Always


20 Adriana Evans /Adriana Evans (1996)
Adriana Evans


21 Ella Mai /Ella Mai (2018)
Ella Mai


22 Keith Sweat /Keith Sweat (1996)
Keith_Sweat1996.jpg



23 Tony! Toni! Tone! /Sons of Soul (1993)
Tony_Toni_Tone1993.jpg


24 Gerald Alston /Gerald Alston (1988)
Gerald_Alston1988.jpg


25 Guesss /Guesss (1994)
Guesss1994.jpg


26 Faith Evans /Faith (1995)
Faith-Evans1995.jpg


27 Zhane /Pronounced Jah-Nay (1995)
Zhane-Pronounced-Jah-Nay-Album-cover-web-optimised-820-with-border.jpg


28 Lynden David Hall /Medicine 4 My Pain (1997)
Lynden_David_Hall1997.jpg


29 TROOP /Attitude (1989)
Troop1989.jpg


30 Smooth Approach /You Got It (2000)
Smooth_Approach1999.jpg

この記事をはてなブックマークに追加

  1. 2019/10/19(土) 02:29:44|
  2. 雑記(音楽関連)
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

私的名盤放送Spotify Playlistのご案内


いつも「私的名盤紹介」「私的名盤放送」をご覧下さっている皆様、ありがとうございます。
管理人の@privategrooveです。

近年はTwitter、そしてTweet Castingでの活動が中心となっておりますが、
LP, CD収集や音楽レビュー以外の趣味として、昨今流行している「渋ビル」
(主に1960-1970年代に建築された、意匠の凝らされた窓やファサードが特徴的なビル)のほか、
「昭和なスーパー」(1960年代からバブル時代前後に建築されたショッピングモールやスーパー)を探訪することに、
密かに嵌っておるこの頃です。

そこで、新しくTwitterのアカウントを作成致しました。題して私的名盤紹介別館=「私的名盤紹介ANNEX」です。
こちらにこれまでに撮影してきた「渋ビル」「昭和なスーパー」などを紹介しております。ぜひ、ご覧下さい。

それに加えまして、既に放送44回を重ねた「私的名盤放送」の方も、ゆっくりではありますが、徐々に試聴して下さる方が
増えてきており、嬉しい限りです。これからも、プロのFM放送の選曲やクオリティに負けぬよう、
出来るだけ多くの音楽に触れ、継続していこうと思います。

これまでに放送してきた珠玉の楽曲の中から、私も愛用しているストリーミングサービスのSpotifyから
聴くことが出来る楽曲を集めたプレイリストを作成しました。

339曲、25時間に渡るプレイリストです。シャッフルなどして適宜ご活用いただけると幸いです。
どちらかというと有名な楽曲を多めに採用しております。随時更新してまいりますので、ぜひお楽しみ下さい。

※下記のリンクから試聴することができるようになっています。Spotifyアプリケーションをお持ちの方は、
 アプリでプレイリストをフォローして頂きますと、ライブラリから聴けるようになります。

この記事をはてなブックマークに追加

  1. 2019/02/16(土) 21:16:17|
  2. 雑記(音楽関連)
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
次のページ

プロフィール

Systematic Chaos

Author:Systematic Chaos
独断と偏見により、お気に入りのCDを紹介して行きます。
医学部医学科の大学生として臨床医となるべく勉強していました。(2011/04-2017/03)
無事医師免許取得し、2017年より研修医一年目として社会人生活が始まりました。
新しいことばかりでストレスも多いですが、相変わらず様々な音楽に触れております。
山下達郎ファンクラブ
TATSURO MANIA会員。
水樹奈々ファンクラブ
S.C. Nana Net 会員。
上坂すみれファンクラブ
コルホーズの玉ねぎ畑 会員。
自分にとって魅力的な音楽を、様々な視点で、
新旧洋邦を問わず掘り下げて参ります。
初心者ですが宜しくお願いします。
好きなジャンル:
1. AOR, MOR, ソフトロック
2. R&B,ファンク, モータウン,
ニュージャックスウィング,
フィラデルフィアソウル, シカゴソウル,
ブルーアイドソウル
3. ポップス、Jポップ
渋谷系、ニューミュージック
4. プログレッシブロック
5. ハードロック, へヴィメタル,
プログレッシブメタル, スラッシュメタル,
メロディックデスメタル,ブラックメタル
6. ジャズ,フュージョン,
ハードフュージョン, アシッドジャズ,
ハード・バップ, ジャズファンク,
ジャズロック
7. ジャジーヒップホップ,
オルタナティブヒップホップ
8. エモ, スクリーモ
9. ハウス, アシッドハウス,ディスコ

ライブラリは65,000曲ほどです。
ヘッドフォンはAKGのQ701、Audio TechnicaのATH-ESW9、
イヤフォンはShure-SE425を使っています。
①DENON PMA-50 + Zensor1 (USB-DACプリメインアンプ+スピーカー)
②iPod Classic+TEAC-HAp50(ヘッドフォンアンプ)
③ONKYO DP-X1A のいずれかで聴いています。
ブログとして記事を書くことを通じて
自分のライブラリと向き合ってみると、
相当趣味が偏ってるということを
痛感しています。
これから沢山の音楽に触れ、勉強していきたいです。
たまに医学関連の記事や日々の雑感を書いております。
※当ブログはリンクフリーです。
コメント下さると励みになります。
下さったら嬉しいです。
※Twitterもやっております。
アカウント名はprivategrooveです。
https://twitter.com/privategroove
こちらでもおすすめの音楽など情報を流しております!
フォロー下さると嬉しいです。
可能な限りフォローバック、コメントしに参ります。
※放送企画として「私的名盤放送」というラジオを配信しております。
ツイートキャスティングホームページをご覧下さい。不定期に配信、Twitterにて情報を呟いております。ハッシュタグは「#私的名盤放送」です。宜しくお願い致します。
http://twitcasting.tv/privategroove

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

総閲覧者数(ユニークアクセス)

アクセスカウンター(PV数, 2013/12/26より集計)

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

にほんブログ村 CDレビュー

にほんブログ村 音楽ブログ CDレビューへ
にほんブログ村

「私的名盤紹介」管理人Twitterをフォローする

私的名盤紹介トップページをはてなブックマークに登録する

「私的名盤紹介」トップページをはてなブックマークに追加

「私的名盤紹介」管理人によるはてなブックマークを見る

管理人が普段見ている音楽系サイトで、気になる記事について、日々 「はてなブックマーク」を使ってコメントを付け、まとめております。 当サイトであまり取り扱わない音楽ジャンルの記事、年間ベスト、評論など雑多に取り扱っています。フォロー頂けると嬉しいです。

私的名盤紹介はてなブックマーク

「私的名盤紹介」管理人Twitter

にほんブログ村ランキング(CD Review)

もし記事を楽しんでいただけましたら、お手数ですが 下の「このブログに投票」のところをクリックしていただけると大変嬉しいです。 投票はランキングに反映されます。

RSSリンクの表示

Ninja Tools(アクセス解析)

検索フォーム

相互リンク 音楽系レビューサイト

このブログをリンクに追加する

現在の閲覧者数

現在の閲覧者数: