私的名盤紹介―真の雑食を目指して

自分の心に残った作品を紹介することで、新たな音楽を見つけるきっかけとして頂ければ嬉しいです。

今日の一枚(168)

Album: Orange
Artist: UNCHAIN
Genres: Soft Rock, AOR, Soul

orange.jpg


京都府京丹後市出身の日本のロックバンド。2005年デビュー。
本作は2013年作(6月5日発売)のメジャー6th。
私の最もお気に入りの、密かに応援している若手の(とはいってももう30歳ですか)ロック・バンドです。
ダンス・ミュージック色の強いパターン・ミュージックのインディーズ期(Music Humanized Is Here)、
スイート・ソウル色の強いMusic Is The Key、ロック色の強いSUNDOGSに、
ソウル・AOR路線の前作、Eat The Moonに続いて、
本作はポップス色の強い作品に仕上がっています。
リズム面ではレゲエやスカのような裏拍を強調したようなアプローチがあったり、
コード進行も複雑なものが採用されていて、これまでの作品にはまたなかったサウンド・スケープを
作り上げています。
勿論メロディはキャッチ―なものばかりで、繰り返しの鑑賞に堪えうる素晴らしい作品だと思います。
太陽、月に続いて、本作のアルバム・コンセプトは「母なる地球」ということになっています。
このため、#5The Inner Lightのようなゆったりとしたバラードや、
生まれ来る子供の愛らしさを描いた#4ジーン・ラプソディなど、
生命への畏敬や愛というテーマで一貫して制作されています。
全員が作詞作曲アレンジに関わり、本当の意味で一つのバンドとして固い結束を持ち、
真摯なアティチュードで音楽に向き合っていると感じる彼らの作品であるからこそ、
本作でのテーマが非常に説得力を持っていると思います。
ライブ・レポートを兼ねて簡単に紹介していきます。
会場は昨年と同じで、音響もなかなか良い環境だったと思います。
観客層は大学生ぐらいの同世代の人が多かったです。
(以下はライブの内容を含んでいますのでご注意ください)
谷川正憲(Vo, G)は赤のテレキャス・シンライン、
佐藤将文(G, Cho, Vo)は緑のストラトと、ジャズマスター(だと思いますけど)を使い分けていました。
基本的にはアルバムの楽曲を演奏していましたが、
アコースティックでの演奏も数多く行われ(前作収録の0.0025など)、
佐藤氏がボーカルを取る#8King Of Comedyも
低音の響きの豊かなスムースなボーカリゼーションで素晴らしいと思います。
#9Time Machine Bluesはゴリラさんこと(怒られますかね(笑))谷浩彰(B, Cho)の
ラップを中心にして、ハードコア的なソリッドなリフで進行する一風変わった一曲に仕上がっています。
コーラスやリズム、カッティングのシャキッとした音は明らかにブラック・ミュージックの
色を残していて、絶妙なミクスチャーとして成立しています。
ライブで盛り上がる定番のShow Me Your Heightでは客たちも前のめりになって
押し寄せていました。去年よりさらに盛り上がっていてとても嬉しく思いました。
カヴァー曲のコーナーではアルバム未収録のMaroon5の名曲This Loveを演奏していました。
4つ打ちのダンス・ミュージック的なアレンジになっておりとてもクールでした。
ソウル色の強い#10Hossanaも、緩いグルーブとすっきりとしたアレンジで
ベースラインのグルーブがとてもクリアに聴こえて、コール&レスポンスもあり楽しい一曲でした。
「Stevie Wonderのような」とよく形容される谷川のハスキーで艶のあるボーカルあってこそ
できる曲だと思います。
ロック色の強いソリッドなリズムと、オブリガートの多い複雑なギターサウンドが
うねるようなグルーブを作り出す#3Smile Againは、ドラムスの手数の多さもとても好みの曲です。
あくまでもサビはポップでキャッチ―です。ソロはシングル・コイルらしい抜けの良い繊細なトーンで、
音の選び方も特徴的で良いですね。
アンコールではもはや定番となりつつある丸の内サディスティックのカヴァー、
そして1stEPのThe Space Of The Sense収録のYou Over Youで情熱的に締めくくっています。
アルバムごとに確実に様々な音楽を吸収して、
新たなエッセンスを加えて優れた作品を作り上げている彼らは、
演奏技術、アレンジ、作曲、メンバー同士の空気感と、どれをとっても非常にバランスが取れていて、
奇跡のバンドの一つといっても過言ではないと思います。
彼らがどのような音楽を吸収して方向性を変えていっても、
そこには変わらない「グルーブ感の追求」という一貫したコンセプトを感じるのです。
そういう意味で、彼らには本当に息長く活動して欲しいですし、
応援し続けていきたいと心から思っています。やっぱりUNCHAINは最高です。

Smile Again

Unofficial Trailer (メドレー形式にまとまっています)

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  1. 2013/06/30(日) 01:57:29|
  2. UNCHAIN
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  4. | コメント:6

今日の一枚(167)

Album: Hotel California 
Artist: The Eagles
Genres: Soft Rock, AOR, Country Rock

hotel california


アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス出身のソフトロックバンド。1971年結成。
1976年作の5th。カントリー・ロックとして、ソフト・ロックの名盤として
真っ先に名前が挙げられる余りにも有名な作品です。
アルバム総売上枚数が1億枚を超えたバンドという点においても、
The BeatlesやLed Zeppelinらと並ぶアメリカの70年代を代表するバンドだと言えるでしょう。
彼らの音作りで最も評価されることが多いのが名曲#1Hotel Carilorniaにおけるような
コーラス・ワークの美しさであろうと思います。
Don Felder(G)による十本以上にも及ぶギターの多重録音による分厚いアレンジや、
ウエスト・コーストロックの凋落を嘆くかのような意味深長な歌詞とともに流れる
ロック色の強いリフ中心の曲構成(#3Life In The Fast Laneなど)と、
彼らならではの特徴ある曲作りの細やかさが、本作に真の名盤たる風格を与えていると思います。
表題曲の#1Hotel Californiaは、Don Henley(Vo,Dr)の乾いたトーンのボーカルに、
サビでの神々しいまでのコーラスによるリフレイン、
ツインギターによるエモーショナルでノスタルジックなソロは、何度聴いても
非の打ちどころのない一曲です。
#3Life In The Fast Laneは、へヴィ―でソリッドなリズム隊に合わせて
硬質なリフが絡みつく本作の中でも最もロック色の強い曲です。
バラードの#4Wasted TimeはDon Henley(Vo, G)のメロウで切々としたボーカリゼーションと、
Glenn Frey(G, Key)のスロウで柔らかいキーボードのフレーズが映えるどこまでも透明なバラードです。
ギターの繊細なアルペジオやシルキーなリードのトーンも、
曲をさらにキラキラとしたものにしています。
古典的なハード・ロックのリフから始まる#6Victim Of Loveは、
ドラムスもより大砲のようなタム類の音に始まってへヴィ―になり、
ゴリゴリとした前半部からキャッチ―なサビのリフレインへと曲展開を楽しむことができます。
#8Try And Love Againはそれまでの彼ららしいカントリー色(というよりウエスト・コースト色)を
色濃く残した作風になっており、無垢なコーラス・ワークとアコギの刻むゆったりとしたノリが
時を経つのを忘れさせてくれます。
母国、アメリカのロックの将来を憂えた天才たちが残した、万人が認める大名盤。

Hotel California

Life in the Fast Lane

Victim Of Love

Try and Love Again

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  1. 2013/06/29(土) 01:50:34|
  2. The Eagles
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

今日の一枚(166)

Album: EnRoute
Artist: John Scofield
Genres: Jazz, Fusion, Jazz Rock

enroute.jpg


アメリカ、オハイオ州デイトン出身のジャズ・ギタリスト、作曲家。1951年生まれ。
本作は2004年作のライブ・アルバムで、2003年に行われたNYのBlue Noteでの演奏を収録したものです。
John Scofield(G),Steve Swallow(B),Bill Stewart(Dr)のトリオ編成での演奏ですが、
Steveを迎えて録音された作品は他にも81年に発表されたShinolaとOut Like a Lightがあります。
Steveのエレキ・ベースはウッド・ベースの響きに近い箱鳴り感の強い音で、
独特の深みのあるトーンで、地味で渋いプレイではありますが堂々としていて心地よいです。
ドラムスは軽快で腰高な音と、手数の多いドラミングで、曲のコーラスに向けて
徐々に加速していき、ギターの冴えわたった超絶なアウト・フレーズに結びつく起爆剤になっています。
非常にファンキーでエモーショナルで、ロック魂をくすぐられるプレイだと思います。
お得意のアウト・フレーズも炸裂しまくりで、次々と展開されるメロディも
キャッチ―なものが多いので、インテリジェントでかつ緊張感のあるアンサンブルを聴かせてくれます。
Greg Howeも影響を示唆していますが、基本的に彼のアウトは
半音下のキーに移って弾いたり、コンディミを取り入れたものが多く、
独特なテンション感のあるフレーズだと思います。
アドリブの余地を多く残すためか、細かいアレンジまで詰めずに作曲している印象を受けます。
エフェクターはラットとコーラスのみを用いており、
クランチの音作りという点でも非常に好みの音です。
タイトなスネアと煌びやかで軽いシンバル・レガートを叩き出すドラムスに、
肩の力の抜けた流麗なプレイを見せる洒脱な#1Weeに始まり、
#2Toogsは本作では少なめのスロー・テンポなオリジナル楽曲で、
独特のタッチ・ノイズの入ったストロークがいかにも彼らしいと思います。
#3Name That Tuneはかなり早い曲ですが、ジョンスコのプレイは相変わらず抜群の安定感です。
少しだけ歪ませたトーンの味わいが堪能できます。
Bill Stewartのソロもカミソリのような切れ味で、観客たちも大いに盛り上がっています。
#4Hammock Soliloquyはテーマのゆったりとしてキャッチ―なメロディや、
ギターを決して邪魔せず隙あらば随所に展開される、歌うようなフィル・インがクールです。
ベースラインもメロディアスで動きがあってお気に入りの曲です。
ベース・ソロの入った#6It is Writtenでは、
Steveがバッキング同様渋いソロを見せてくれます。
#8Travel Johnはこれまた非常に疾走感のある曲で、
饒舌な難解フレーズを正確無比に弾き出しています。カッティングのトーンも彼らしくて気持ちいいです。
生き物のように蠢くベースラインもグル―ヴィーです。
11分を超える#9Over Big Topもメロディアスでキャッチ―なテーマで一気に観客たちの心を掴み、
盛り上がりは最高潮に達します。
徐々に手数の増えていくドラムスに呼応するようにアウトして行き、
うねるような(いい意味で)奇怪なフレーズを紡ぎ出していきます。
口をあけて顔で弾いている姿が想像できます。
コードの鳴りの良く音がまとまった感じや、滑らかで継ぎ目のないギター、
重く、リズムに対して極めて正確なベースライン、攻撃的に次から次へとフィルを繰り出すドラムスと、
全てがせめぎ合い混然一体となって得も言われぬドライブ感のあるグルーヴを生み出しています。
最高の一曲です。
一瞬たりとも飽きさせない、洗練され尽くした最高のライブ・アルバムの一つだと思います。

Wee

Name that Tune

Travel John

Over Big Top

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  1. 2013/06/28(金) 17:28:43|
  2. John Scofield
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  4. | コメント:4

今日の一枚(165)

Album: Deathrace King
Artist: The Crown
Genres: Thrash Metal,Melodic Death Metal

deathrace king


スウェーデンエルヴスボリ県トロルヘッタン出身のメロディックデスメタルバンド。1990年結成。
2000年作の4th。基本的にはオーソドックスなスラッシュメタルですが、
メロデス寄りのスラッシュと捉えれば良いかと思います。
本作では、ゴリゴリのスラッシュメタルからハードコアやパンクの影響が伺える
音楽性となっています。Johan Lindstrand(Vo)のデスヴォイスは、歪みがそれほど大きくなく、
聴きやすいタイプの声質です。聴こうと思えば歌詞も聴き取れます。
リフ構成は基本的にメロデスのそれですが、所々に北欧らしい空気を纏った哀愁を感じるメロディが
配置されており、かなりキャッチーだと思います。
正にAt The Gatesの遺伝子を受け継いだ正統派のスラッシュ・メタルです。
ただ、ソロではピロピロの速弾きも聴かせてくれますし、聴き所が多くて素晴らしい!
#1Deathexplosionから圧倒的な疾走ぶりで潔いです。ユニゾンのソロもトレモロ・ピッキング連発の
バッキングもいかにも、という感じでテンションはいきなり最高潮に達します。
#2Executionerも、冒頭からズタズタのブラスト連発、
力の限りシャウトしまくるスクリームが綺麗に嵌っていて、
ソロもシンプルですが弾きまくっていて楽しい一曲です。頭を振ってスクリームせずにはいられません。
#4Devil Gate Rideはまくしたてるようなボーカリゼーションに刻みまくりでメロディックなリフ
が、軽めのドラムスとよく絡んで疾走感満載です。
#6Rebel AngelはMotorheadを思わせるようなパンキッシュなサウンドスケープを見せてくれます。
あくまで疾走しながらではありますが、メロディックでクサクサなソロは北欧色があって彼ららしいです。
#7I Won't Followは、ツインリードのキャッチ―なフレーズに始まり、
ザクザク刻むリフとドコドコのツーバスが気持ち良いお気に入りの一曲です。
#8Blitzkrieg Witchcraftは、古き良きロックンロールのリフワークと
メタリックな音作りと疾走感が非常にバランスよく調和していて狙い通りの楽曲だと思います。
#10Total Satanとはまたとんでもない曲名ですが、冒頭の高音シャウトから始まり
勿論スラッシュしています。タム類の連打も若干荒目ですが、それが良いと言わせんばかりの
真っ正直な疾走ぶりです。ネオクラシックな速弾きでクライマックスに達し、
Johan LindstrandのデスボイスもノリノリでTotal Satan!と連呼しています。
速いだけのスラッシュなら他に沢山ありますが、本盤はデススラッシュの教科書的な作品として、
長きにわたって愛されることでしょう。
それだけの熱量が詰まった作品だと思います。

Deathexplosion

Executioner

Rebel Angel

I Won't Follow

Total Satan

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  1. 2013/06/26(水) 01:02:34|
  2. The Crown
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今日の一枚(164)

Album: Periphery Ⅱ
Artist: Periphery
Genres: Progressive Metal

periphery2.jpg


アメリカ、メリーランド州ベセスダ出身のプログレッシブ・メタルバンド。2005年結成。
2012年作の2nd。近年よく話題にされる、いわゆるdjentのムーヴメントの代表格
(Meshuggahを初めとするプログレメタルのムーヴメント)としてとして有名なバンドです。
Dream Theaterの前座(A Dramatic Turn Of Events Tour)を務めるなど、
デビュー以来着々とその名をメタルファンたちの間で
広めている有望なバンドの一つだと思います。
本作ではDTのJohn Petrucci(G)やElliot Coleman(Vo,ex TesseracT), Guthrie Govan(G)
もゲストで参加しています。メシュガーの影響下とはいっても、
近いのは変拍子やポリリズムなどのリズム面でのアプローチで、
音作り自体はそれほど歪んではおらず、いかにもモダンな歪みの音という感じで、
むしろキーボードのリフなどアンビエント色を持った音作りで、
複雑怪奇ではありますがどちらかというとキャッチ―だと思います。
ギターは6~8弦を用いて変則チューニングを施したものが多いです。
ボーカルはデスヴォイスとクリーン両方用いていますが、へヴィなデスヴォイスというより
スクリーモ系の高いfrying screamが多用されています。
#2Have a Blastは1stのアングラ色が見られず、
リフの変化と刻みを楽しめるプログレメタルな一曲になっています。
Guthrieのフレーズも、曲に溶け込むように演奏されているので、変態さというよりも
正確さが際立った演奏になっています。
個人的にはもうちょっとスクリームしてくれても良いかもしれないと感じます。
ただ音質が非常に良いので聴きやすくグルーヴ感が伝わってきます。
#3Facepalm Muteはクリーンのコーラスの清涼感とスラッシーなリフが気持ちいい
メタルコアよりの一曲になっています。
クリーンでのSpencer Sotelo(Vo)のハイトーンが無垢なことがプラスに作用している曲だと思います。
曲後半からはデジタル色満載のポストロック展開になり、
8弦(F#-B-E-A-D-G-B-E)ギターが効果的に生かされた#4Jiiも手数の多いドラムスのフィルと
きっちり弾きこまれたソロが複雑でクセになるグルーブを創出しています。
#5Lucky As a Constantはシンコペーションの入ったいかにも彼ららしいリフと
粒の良く立った音色で叩かれるバスドラムの連打が心地よいです。
適度にクサくてピロピロとしたソロも嵌っていると思います。
歯切れのいいmid-gainのカッティングの入ったリフは個人的に好みですし、
シンセの入り混じってくる後半部の展開も壮大になっていて良曲だと思います。
#9MAKE TOTAL DESTROYはブラストの入った冒頭部から、
分厚い低音のリフとfalse chordよりの呻くようなデスヴォイスが聴けるダークな一曲です。
Petrucci参加の#10Eriseは、曲後半部での氏の超絶そのものの精密機械ソロが聴きどころの、
柔らかいポップネスを備えた異色な音使いの曲になっています。
#12Froggin' Bullfishは、とても展開の多く忙しい曲だと思います。
エモーショナルなクリーンのボーカリゼーションと、
アウトロに流れる哀愁たっぷりなアコギが印象的です。
前作よりもメタルコア色が強くなってポップになり、
モダンなプログレメタルとして非常に完成度の高い作品だと思います。快作。

Have A Blast

Facepalm Mute

Luck As A Constant

Make Total Destroy

Froggin' Bullfish

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  1. 2013/06/23(日) 02:02:27|
  2. Periphery
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今日の一枚(163)

Album: 星空のライヴ 〜The Best of Acoustic Ballade〜
Artist: MISIA
Genres: R&B, Soul, Pops

星空のライブ


長崎県出身の日本のソウルシンガー、歌手。1978年生まれ。
幼少期から地元長崎の教会の聖歌隊でゴスペルに触れ、
98年にシングル「つつみ込むように…」でデビューを果たす。
本作は2003年作のライブ・アルバム。
全編がほぼアコースティック・サウンドのバラードとミドル・テンポの楽曲で構成されています。
ライブ・アルバムとしては音質が非常に良く、ステレオで聴いて欲しいCDの一つです。
特に元のアレンジだと打ち込みだったドラムスが、
日本で最も忙しいスタジオ・ミュージシャンの一人である名手、
青山純(Dr, 山下達郎,Prism etc)によって演奏されており、
キーボードは重実徹(Key, 山下達郎)や、
コーラスも達郎バンドの佐々木久美(Cho)が担当しています。
5オクターブの音域を持つ(ホイッスル・ボイスやスーパーヘッドを含めてということなんでしょうが)
というMISIAのボーカルも冴えわたっていて、ジャジーでソウルフルなパワフルな
ボーカリゼーションを堪能できます。
どの音域でも、喉頭の下がった、芯のあり抜群に安定したロングトーンを聴けます。
艶のありかつ癖のない伸びやかな声質も含めて本当に上手いシンガーだと思います。
テレビドラマなどの主題歌としてシングルがヒットしたイメージがある彼女ですが、
どの楽曲もメロディが非常に良く練ってあり、歌を最大限に引き出すように音域が設定されています。
鈴木健治(G)のファンキーなバッキングやソロも、鉄壁のリズム隊に支えられて
キレのあるプレイを見せてくれます。
波の音のような拍手からストリングスの音と徐々に曲が盛り上がっていく
#1眠れぬ夜は君のせいは、フルートの旋律が非常に印象的です。
けだるい感じに歌うボーカルも柔らかくてライブの始まりにとてもよく調和しています。
静かな空間に鳴るタッチノイズの入ったアコギのリフから始まる
#2Escapeは、ジャジーなコード感とキャッチ―なメロディが絡み合って極上のポップスになっています。
へヴィ―なタムの音やフィルの緊張感が、スタジオテイクよりも洒脱な曲にしています。
アルバムMarvelous(名作3rd)に収録されている#3あの夏のままでは、代表曲の一つで
ミドルテンポのバラードですが、サビでの高音が優しく耳を撫でるように発声されていて心地よいです。
#4めくばせのブルースは、冒頭からのコール・アンド・レスポンスが会場との
一体感を感じさせてくれます。ソリッドでへヴィ―なドラムスに、ワウの掛かったカッティング、
鈴木明男(Sax)のメロウなサックスがジャジーで疾走感のある曲となっています。
冒頭のヘッドのロングトーンに始まり、佐々木久美のパワフルでハスキーなコーラスが
好対照をなしている#5The Best Of Timeもクールですね。
重実氏のキーボードも饒舌で、ジャジーで素晴らしいです。
彼女の作品の中でも最も有名な曲である、#7Everythingは、メロディのアレンジや、
声の抜き方と「耳が」離せない一曲に仕上がっています。
デビュー・シングルの#9つつみ込むように…は、少ない音数のバッキングに観客の静かな
拍手が加わって、目の前でアンプラグドなライブを聴いている感覚に浸れます。
アルバムの最後を飾る#13星の降る丘は、ハイハットのキラキラとした刻みや
キーボードの柔らかい音色のタッチ、曲間に流れるサックスの伸びやかな
フレーズが、情感たっぷりに歌うボーカルを完璧に引き立てています。
キメもとても綺麗に整っていて溜息が出ます…
曲のハイライトは、ロングトーンからのギターソロでしょう。鳥肌ものの嵌りっぷりです。
今まで出会ってきた盤の中で最高のライブ盤の一つだと思います。愛聴盤。

眠れぬ夜は君のせい

Everything(別テイク)

つつみ込むように・・・

星の降る丘

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  1. 2013/06/16(日) 23:03:47|
  2. MISIA
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今日の一枚(162)

Album: Befriend
Artist: Sing Like Talking
Genres: AOR, Soft Rock, Funk

Befriend.jpg


1985年、青森県出身の日本のAOR、ソフト・ロックバンド。2013年作の13th。
以前も彼らの記事を書きましたが、本作は活動再開から2枚目のアルバムになります。
シリアスな楽曲やバラードが多かった前作のEmpowermentに比して、
本作は(ジャケットも含めて)よりポップで明るい楽曲が多数収録されています。
#1The Great Escapeは、山下達郎バンドの小笠原拓海(Dr)や森俊之(Brass Arrange)が
参加しておりファンキーで痛快な一曲となっています。
インストパートでのレイドバックしたリズムがグル―ヴィーで心地よいです。
ドラムスもジャズ・ドラマーらしい繊細な音はそのままに、
よりファンキーな音像になってきており、成長を感じます。
山下達郎のツアーがますます楽しみになってきました。
先行シングルの#2 89番目の星座は、サビのポップでキャッチ―なメロディを歌う
佐藤竹善(Vo)の脱力した、優れたリズム感の爽やかなボーカリゼーションに、
西村智彦(G)のシャキッとした、澄んだクリーン・トーンでのバッキングと、
インスト部分の歪みのリードが好対照をなしています。
#4楽園は、塩谷哲(Piano, Salt & Sugar等で佐藤とも共演しています)も参加しており、
河村智康(Dr)を初めとして厚みのあるバッキングと透明なコーラスワークが
印象的なポップスです。
#5メビウスの帯は、R&B色の強いシンセのリフとダークなベースラインがクールな前半部から
オルタナ的な枯れたギターを背景にしてノスタルジックなサビへとポップになっていく
ミドルテンポのバラードで、やはりよく練った構成だと思います。
手数の多くアフリカンなパーカッションが疾走感を生み出す#7Luzや、
展開の多くドラマティックな#9無名の王-A Wanderer’s Story-は、
塩谷哲のくっきりとした輪郭のピアノと、ソリッドなドラムスに良く動くベースライン
に支えられて、複雑に配されたブラスやフルートがより一層壮大なサウンドを作っています。
インストの#11The Distance To Continueは、西村氏作曲で、
エモーショナルなテーマのリフレインがより本作のコンセプトをはっきりとしたものにしています。
歳を重ねても衰えない佐藤氏のボーカルやリズム隊の抜群の安定感、
西村氏の弾きすぎず曲を引き立てながらもオケに埋もれない変幻自在のギター、
一風変わったハーモニーやコード進行、緻密で飽きさせないアレンジと、
Sing Like Talkingは総合的に見て、
過去も今も日本のクロスオーバー・ミュージックの最高峰といって良いと感じています。
ずっと聴き続けていきたいバンドの一つです。

The Great Escape(Short Version)

89番目の星座

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  1. 2013/06/16(日) 15:26:02|
  2. Sing Like Talking
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今日の一枚(161)

Album: Elegant Gypsy
Artist: Al Di Meola
Genres: Fusion

elegant gypsy

アメリカ、ニュージャージー州ジャージーシティ出身のテクニカル系ジャズギタリスト。1954年生まれ。
1977年作の2nd。バークレー音楽大学出身。
Chick Corea率いるフュージョン・プロジェクトである
Return To Foreverに参加し、正確無比な演奏技術と非常に優れた構成力で、
現代に至るまで最も評価されているジャズギタリストの一人です。
特に彼のプレイスタイルはアコースティックでもエレクトリックでもラテン音楽に強く影響を
受けており、一聴してそれとわかる独特なトーンや、
オルタネイトできっちりと弾き込まれた、粒立ちの良いシングルトーンも相まって、
彼にしか生み出せない繊細でエモーショナルな楽曲を聴かせてくれます。
ソロでは六連の速弾きも勿論ですが、チョーキング一発のSantanaを彷彿とさせるような
ロングトーンを好んで使っています。
ラテン色の強い(#3Mediterranean Sundanceなんかは完全にスパニッシュの音です)
フュージョンとは言え、基本的にはロック・オリエンテッドなプレイスタイルのため、
かなり聴きやすい作品だと思います。
RTFのようなフュージョン色の強いJan Hammer(Key)のキーボードに、
重戦車のような極太のドラミングを聴かせるSteve Gadd(Dr)から始まり、
完璧にリズムに嵌った饒舌なギタープレイを
堪能できる#1Flight Over Rioは、ロックンローラーならきっと好きになる一曲だと思います。
Paco De Luciaとの壮絶なアコギバトルを繰り広げる#3Mediterranean Sundanceや、
Anthony Jackson(B)の重く精密機械のようなベースラインと、
またしても超高速のギターが絡みつくゴリッゴリのハード・フュージョン
#4Race With Devil On Spanish Highway、
2分ちょっとの短い曲ですが、繊細なタッチのアルペジオやトレモロ奏法、
煌びやかでかつジャジーなシングルトーンなど、
一躍アコースティックブームの引き金にもなった#5Lady of Rome, Sister of Brazil、
アルバムの最後を飾る大作#7Elegant Gypsy Suiteは、プログレ的な捻くれたリズムに、
ツボを突いたジャジーなフレーズをシルキーな歪みで聴かせてくれます。
情熱的なラテン音楽のエキゾティズムと、ロックを通過して生まれたジャズ・フュージョンの
卓越したテクニックとダイナミズムが完璧に調和された大傑作。

Flight Over Rio

Mediterranean Sundance

Race With Devil On Spanish Highway

Lady of Rome, Sister of Brazil

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  1. 2013/06/16(日) 01:10:58|
  2. Al Di Meola
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今日の一冊(1)

同人誌とゲームと音楽のにっこにっこブログ」への書下ろし 

Title: 邪気眼電波領域
Circle: Friendly Sky
Artist: CHuN

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  1. 2013/06/13(木) 01:29:38|
  2. 雑記
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今日の一枚(160)

同人誌とゲームと音楽のにっこにっこブログ 」への書下ろし

Album: Vivid Colors
Artist: MintJam
Genres: Pops, Alternative Rock

vivid colors2


setzer、a2c、TERRAの三人によって2002年に結成された日本の同人音楽ユニット。
2008年にメジャー・デビュー。
本作は、ゲーム会社Keyの作品群に彼らが提供/編曲/演奏してきた楽曲のセルフカバーを収録したもの。
2009年作。Key作品に提供、アレンジしてきた楽曲の中でも、#2Last Regrets、#4鳥の詩や
#10Alicemagicを初めとして、有名な作品が取り上げられています。
基本的には、発表されたゲームの年代順に曲順が設定されており、
各作品の頭にインストのスキットが入る形で構成されています。
同人音楽の作品としてはアレンジの緻密さ、音抜けの良さで、彼らの作品は頭一つ
飛びぬけていると思います。特に、a2C氏のギターのシルキーで柔らかい
トーンや非常に正確なリズム感は特筆すべきものがあります。
ハーモニクスの煌びやかさや、良く分離された歯切れのいいミュート、
チョーキングのピッチ感といい、どれを取っても優れていると思います。
キーボードの音使いも、デジタル色の強い楽曲と相まって文句なしに抜けの良い音です。
本作では、ボーカルが男性となっている関係上、キーも低く設定されているので、
全体的にギターやベースの音作りもよりソリッドなものになっており、
へヴィに引き倒していて聴きどころ満載です。
#2Last Regrets(KANON)では冒頭の柔らかい音使いから、
ボリューム奏法を活用して徐々に盛り上げていく展開がとても面白いです。
当時19歳のボーカリスト悠莉氏の、消え入りそうな繊細な表現が曲に強烈な説得力を与えています。
#4鳥の詩(AIR)は、原曲に比してデジタル色の強いアレンジになっており、
いかにもa2C氏が弾きそうなフレーズが散りばめられています。
分厚いコーラスラインもマイナーな曲調をさらにノスタルジックなものにしています。
#6メグメル(CLANNAD)は、原曲からそれほど変わったアレンジではないですが、
やはりよく凝ったコード進行と、グル―ヴィーなリズムの間を縫うようにして弾き出されるリフが
キャッチ―でクールになっています。
#8Light Colors(CLANNAD-智代アフター)は、4つ打ちのダンサブルな原曲から
大きくアレンジされ、生音ドラムでのアレンジになっており、
コード進行も複雑になってよりサビをドラマティックに盛り上げています。
#10Alicemagic(Little Busters!)は、原曲よりもラフでへヴィ―なプレイになり、
ベースラインもよく動いてダイナミックなものとなっています。
ビートも若干性急になり、ボーカルは少し苦しそうに見えますが、
それでも力強くロングトーンを出していて切々とした空気が伝わってきます。
管のような音のギターシンセのトーンとリズムチェンジの
印象的な#11遥か彼方(Little Busters!)は、
最後を飾るにふさわしく切ない壮大なロック・バラードに仕上がっています。
あくまで原曲に寄り添いつつ、MintJamならではのハードさな情熱やへヴィさ
を持ったアレンジによって生まれ変わった良曲たちを楽しめる佳作。

Written By Systematic Chaos

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  1. 2013/06/11(火) 18:45:27|
  2. MintJam
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今日の一枚(159)

Album: The First Of A Million Kisses
Artist: Fairground Attraction
Genres: Pops

first of a million kisses


1987年にスコットランドで結成されたポップスバンド。1990年に解散。
本作は1988年作の1st。アコースティック・サウンドによって演奏されるオーガニックなポップスですが、
カントリー、ジャズ、ケイジャン(北米に移住したフランス系移民によって始められたダンス・ミュージック)
など、様々なジャンルの音楽からの影響が窺える作品となっています。
今でも沢山のミュージシャンにカヴァーされている名曲#2Perfectの爽やかで、ノスタルジックなサウンドと、
ジャジーなリズム、そして何より透明でほのかに甘いEddi Reader(Vo)のボーカルは、
英国人達によって確実に後世に語り継がれることと思います。
録音の関係上、若干もっさりとした音になっていますが、それでも曲の素晴らしさに変わりはないと思います。
80年代の後半という、電子音を主体としたデジタルサウンドや、歪んだギターの音が曲全体に覆いかぶさる
ハードロックやへヴィ・メタルの人気が高かった時代において、
本作はいわば時代に逆行する異色の名盤だったとでも言えるでしょうか。
4人編成のバンドですが、ベースにはギタロンというメキシコで用いられる民族楽器が
使用されていたり、他にもアコーディオンやマンドリンの音が取り入れられていたりして、
非常にバラエティに富んだ音色を聴かせてくれます。
良く動くベースラインとグロッケンシュピールの角の取れた音の生み出すメロディ、
囁くようなボーカルがポップな#1A Smile In A Whisper、
#3Moon On The Rainはアコギの耳に残るリフと、アコーディオンの牧歌的なテーマに
スロウに朗々と歌うカントリー色の強い曲です。
ギタロンのサスティーンの短いよく分離された音色が曲を支え、強弱自在のボーカリゼーションと
ファルセットのロングトーンがクールな#4Find My Love、
バラードの#6The Wind Knows My Nameは、ハスキーなボーカルと、一発録りならではの
緊張感のあるリズムの噛みあいが絶妙でグル―ヴィーな一曲です。
#7Clareはジャキッとしたカッティングのタイム感と、ジャズ直系なウォーキング・ベース、
Will Hasty(clarinet)のパワフルなブロウとエモーショナルなボーカルが疾走感を生み出す
本盤でも特にお気に入りの曲です。
軽やかなドラムス、クラシック・ロックらしいギターソロ、ビブラフォンのポロリとしたメロディに
やや性急に歌うボーカルが楽しげな#9The Moon Is Mineも素晴らしいですね。
ジャジーなバラードの#11Whispersは、ハイトーンを完璧に脱力したヘッドボイスで出す
彼女のボーカルがいかに上手いか、非常によく伝わってきます。
2分少々と短いですが、語りかけるように歌う前半部から、
スウィンギ―な後半部へと繋がっていく構成が洒脱な#13Falling Backwardsもキャッチ―な良曲です。
本作は80年代のポップス史上最高のアルバムの一つであると同時に、
Eddi Readerのボーカルは唯一無二の清廉な美しさを湛えていると思います。

Perfect

Moon On The Rain

Clare

The Moon Is Mine

Perfect (Bonnie Pinkによるカヴァー)

完全に蛇足ですが、水樹奈々さんもラジオで、本作をお気に入りの一枚として
紹介しておられました。彼女の2ndアルバムであるMagic Attractionは、当時から愛聴していた
Fairground Attractionの半分を取ってつけたということだそうです。
Perfect歌ってくれないかなとちょっと期待してしまいます。

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  1. 2013/06/11(火) 17:03:02|
  2. Fairground Attraction
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今日の一枚(158)

Album: An Eye For An Eye
Artist: Byrne And Barnes
Genres: AOR, Soft Rock

an eye for an eye


アメリカ、アラバマ州マッスルショールズでRobert Byrnes(1954~, デトロイト出身)
とBrandon Barnesによって 組まれたユニットが発表したアルバム。
(Robertはデトロイト出身ですが、モータウンのプロデューサー
であるClaytin IveyとTerry Woodfordに見いだされ、活動の拠点をアラバマに移すことになります)
アメリカ本国では当時発売されることはなく、日本でのみの発売であったというまさに「幻の」アルバムです。
1981年作。Blame It On The Night('79)で一躍有名となったRobertが、
のちにBrian Mcknightを発見し、Boyz Ⅱ Menをプロデュースすることになるマルチ・プレーヤー、
Brandon Barnes(1956~,アラバマ州出身)との共作です。
参加ミュージシャンは、それほど有名なスタジオ・ミュージシャンを起用しているわけではないのですが、
楽曲とアレンジは非常に洗練されており、アーバンでメロウなAORのアルバムとして、
よく挙げられる作品の一つです。
ただ唯一の難点ともいえるのが音質でしょうか。おそらく制作費用がさほど掛けられなかったようで、
若干の音飛びが見られます。
南部で制作された作品でありながら、フォーキーなサウンドというよりは、
ジャズ色の強いコード感のある演奏を聴かせてくれます。
#1Never Gonna Stop Lovin' Youは、70sのファンクに見られるようなシンセ・ベースの
リフを主体に、セクシーなファルセットで歌うRobert(Vo)のメロディもポップで素晴らしい!
#2Love You Out Of Your Mindはシンセ・ベースのリフとカッティングのタイム感が
ジャジーで印象的な(同時代の山下達郎を思わせるような)グルーブを定位しています。
スロウなバラードの#2One More Try For Loveは、シンセの音色が時代を感じさせます。
John Willis(G)のカントリー色あるアコギのフレーズや、繊細なフレージングで曲を締めくくる
Jim Horn(Sax)の演奏も圧巻です。
#4I'll Try A Little Everyday For Youは、ボーカルの摩擦音がどうしても気になってしまいますが、
本作の中でも最もよく練られたバラードだと思います。
ウィスパーボイスのコーラスが柔らかく耳に残っていきます。
#6Standby Loverは、カントリーらしいノスタルジーを感じるアレンジに、
メロウなピアノのフレーズや 弾き過ぎずシルキーなリードで綺麗にまとまったバラードです。
#7Keep On Runningは、ファンク的なレイド・バックしたベースラインとドラムス
(共にBrandonが一人で演奏しています。驚くほど上手いですね・・・)がグルーヴィーです。
コーラスも一際分厚いものとなっており、突き抜けるようなハイ・トーンの応酬を楽しめます。
#10An Eye For An Eyeは、John Willis(G)のエモーショナルなソロと、
澄み切ったコーラスとキャッチーなメロディが印象的なミディアム・テンポの楽曲です。
ソリッドなリズムと粒立ちのいいカッティングと、スペイシーなキーボードがジャジーな
#11Right Through The Heartのギター・ソロも渋くて最高です。
LPのオリジナルには収録されなかった#13Who's That Look In Your Eyeは、
アコースティックな肌触りの優しい音と、脱力したボーカルが静かに曲を盛り上げていきます。
ギターのトーンも一番好きかもしれません。収録されていなかったのが不思議です。
ソフト・ロックの隠れた大名盤の一つだと思います。

Never Stop Lovin' You

Love You Out Of Your Mind

Keep On Running

An Eye For An Eye

Right Through The Heart

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  1. 2013/06/06(木) 14:05:46|
  2. Byrne And Barnes
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  4. | コメント:0

名古屋地区中古CDショップ総論

同人誌とゲームと音楽のにっこにっこブログ」 掲載のため加筆、修正

以下は、以前に友人に向けて書いたメモを再掲したものです。
名古屋周辺の店に限定して記述しておりますのでご了承ください。
※ あくまでも筆者の個人的な見解を記したにすぎませんので、
不正確な記述もままあるかと思いますが、ご容赦ください。

名古屋 中古レコード・CDショップファイル   

Memo
レコード業界氷河期(ダウンロード販売などの形態の変化、音楽の、メディアとしての地位の凋落などを原因とする)
とも言える現代で、自分の真に聴きたい音楽を、パッケージという形で手にすることは、
非常に困難になってきています。
(ある時点で人気のあるバンドのCDも、5年くらい経つと、手に入らなくなったりします)
それに加え、ジャズやロックと言ったようなポピュラー音楽というコンテンツに限定して考えても、
60年代を起点として爆発的な多極化の一途を辿っています。
自分の手に入れたい音楽を、なるべく安く、いい音で、形として残る状態で置いておくのに、
良質な中古屋さんを知っていると、力になってくれることが多々あります。
というわけで、地区別に、中古レコード・CDショップの情報を、
忘れない内に、簡単ではありますが、まとめてみたいと考えました。

※地区ごとに、お店の基本情報と、品ぞろえの傾向や、商品の回転速度、CDの状態、
音楽情報の充実度などの特徴を書いていきます。
※もし情報等に不正確な部分、誤りがございましたらコメント欄にてご一報下さいますと大変助かります。
時間のある際に加筆修正をしていくつもりです。
※ここに掲載されている以外にも、面白い、おすすめのレコードショップがありましたら、
是非、コメント欄、Twitterなどにてご教授下さると大変有り難いです。実際に訪問してレポートしてみたい
と思っておりますので宜しくお願いします。

             2012年9月 自宅にて記す
             (2013年6月加筆・修正) (2014年2月加筆・修正)(2014年9月加筆・修正)(2016年3月加筆・修正)


【栄地区】
1. Banana Record本店/Jazzシンジケート/クラシック館
Address: 〒460-0003 名古屋市中区錦3-23-31 栄町ビル1F Tel: 052-951-1002
営業時間:AM10:00 - PM8:00 第3水曜日休
名古屋市内に多くの支店をもつ大手中古レコード・CDショップの本店。
一階には、サブウェイと金券ショップが入っていて、丸栄のちょうど向かい側の雑居ビル(栄町ビル)の
1階に入っています。いくつかのブースに分かれた店内は、大きく分けて
ポップス・ロック、ジャズ、クラシックのエリアに分かれています。
クラシック館エロイカにはあまりお世話にはなりませんけど、クラシック好きなら是非一度行ってみるといいです。
ポップ・ロックのブースでは、(他のバナナ店舗でもそうですが)ジャンルごとにCDが分けられています。
ジャンルの数が多いので、あらかじめ大まかなジャンル(Alternative, R&B/Funk, Jazz/
Fusion, HR/HM, Progressive Rock, Techno/Houseなどの分類があります。) を把握しておくと、
効率よく探せるかもしれません。栄店で特筆すべきは、ジャズ・シンジケートの品数の多さでしょう。
店のおススメ作品が上に、バーゲン品(状態は極めて良好です。)は下に、アーティスト順に
並べられています。かなりマニアックなアーティストの作品や、
古い作品でも、相当な確率で見つけられると思います。
R&B, ソウルのCDコーナーではNJSやブラコン系の面白い作品に多く出会っており、
マニアックな作品が結構な割合で混じっている印象です。
店舗中央の柱には「AOR特集」のコーナーが設けられており、廃盤になってしまった
ウェストコーストロックやブルーアイドソウル、AORのアルバム(3000-5000円レベルの高額なものもあり)
が厳選されて並んでいまして、いつも指をくわえて眺めております。
有名作品や私的名盤紹介で取り上げたようなアルバムも紹介されているので、
こちらで買ってみるのも面白いと思います。
価格は標準的ですが盤質が非常に良く、同じ栄町ビルの中で年に数回バーゲンセールを行ったり
していますので、公式ホームページを参考にされて行ってみるのも良いと思います。
個人的な経験として、全国のレコードショップと提携して行われるセールでは、
思わぬ掘り出し物と遭遇できることが多いです。
名古屋に来るならまずはこことバナナレコード大須店に向かってみられることをおすすめします。

2. Music First 本店
Address: 〒461-0005 名古屋市東区東桜1-8-19 Tel. 052-972-1003
営業時間:年中無休、11:00~21:00
東桜(NHK名古屋や、愛知県芸術劇場の北側のあたりです)のビルの2階に、
ひっそりと入っている中古CDショップです。手狭な店ですが、ここもなかなか良いですね。とにかく安いです!
しかも、状態は非常に良いです。殆ど新品同様のCDが500円くらいで売っていたりします。
ラインナップは、オールジャンルをバランスよく揃えた感じで、過不足なく、
ポピュラーなものから少しマニアックなものもあります。
店に入って右奥にあるバーゲンのコーナーは、安くて良盤が多いのでおススメです。

3. Book Off 栄スカイル店
Address: 名古屋市中区栄3-4-5 栄スカイル8F Tel. 052-238-3361
営業時間:10:00~21:00
言わずと知れた古本・中古CD,DVD等を扱う大型チェーン店ですね。栄の丸栄スカイル店は、
盤質はまずまず(バーゲン品以外でも、傷や汚れのあるものがあります。注意しましょう)ですが、
とにかく回転が早く(ホントに回転が早いので、欲しいものを見つけたら
その場で買ったほうがいいかもしれません)、バーゲン品の安さは特筆すべきものがあると思います。
さらに言うと、マニアの集まる傾向にある中古レコード・CDショップは、
日本のアーティストの作品があまり置いていないことが多いです。
それに対して、ライトユーザーも利用するBook Offであれば、J-POP・Rockの品揃えは、必然的に豊富になります。
人気のあるアーティストの過去の作品がレンタルできなかった、
お気に入りのアーティストの作品を安く全部揃えたい、バーゲン品をあさって埋もれた良作を探したい、
といった方には最適だと思います。

4. サンズオブスリーサウンズ
Address: 〒460-0008 名古屋市中区栄3-9-10アスカヰビル2F Tel. 052-265-0280
営業時間: 12:00~20:00、木曜定休

プリンセス大通り沿いにある雑居ビル(隣に餃子の王将があります)の中、2Fでひっそりと営業している
中古アナログレコードの専門店です。オールジャンル取り扱いがありますが、ジャズ/フュージョン、
ジャズボーカルとブルース、ソウル、R&Bのブラックミュージックに強い印象があります。
筆者はアナログの再生機器を持っていないので盤質については知るべくもありませんが、
ジャケットを見る限り状態は非常に良好だと思います。名古屋周辺のレコードショップのミーティングや
イベントに頻繁に参加しているようで、ここのレコードを見かけることもあります。
店内は一階層ですが面積はそこそこ広く、サイトで新入荷の作品についても解説があります。
アナログで気になる作品がある場合には問い合わせをすれば取り寄せも可能なようです。
機材を揃えたら筆者も通い詰めたいと思っております。

5. pigeon records (栄、矢場町)
Address: 〒460-0008 名古屋市中区栄3-35-22ゴードン栄ビル2F
営業時間:14時~21時
TEL 052-269-2775 FAX 052-269-2776

大須商店街の中心を南北に貫いている本町通を北に進んでいき、
若宮大通に面するまで北上、通りを渡って右折すると、
ジャガーのディーラーとサークルKがある交差点に到着しますので、
そこを北へ少し進んだ雑居ビルの2Fに入っています。
地下鉄の駅としては矢場町駅と大須観音駅が最寄りになると思われる小さなレコードショップです。
取り扱いはLPのみで、ハウスやテクノ、ダブ、ディスコなどの、
ダンスミュージックを専門にした品揃えの店となっています。
店の中心部にあるレコード箱にはそうしたエレクトロ、打ち込み系のダンスミュージックのアルバムが、
非常に細やかな手書きのポップ付きで紹介されています。
音楽的な内容からミュージシャンの出身など、ここまで細かく説明されているポップは見たことがないほどです。
店の入り口から見て左奥側にはディスコクラシックを中心とした70s-80sのLPもツボを押さえた品揃えで、
フリーソウルなどのコンピレーションで取り上げられているようなレアグルーブが手に入ります。
会計カウンターの前にある段ボールのレコード箱の中は、
ソウル、ファンク、ディスコのレコードがぎっしりと詰まっていて、
CD化されていないようなマニアックなものも相当数混じっていました。
先日訪れたときは店長さんと思しき人がコンビニに買い出しに向かうタイミングで、
入り口で少しお待ちするという微笑ましい事態となりました。
ディスクオリーブの時は店長さんとお話しさせて頂きましたが、
常連さんやDJの客など多そうな、隠れた良店舗だと思います。

6. 名古屋MEGA-MIXレコード (矢場町、東新町)
Address: 〒460-0008 愛知県名古屋市中区 栄5-25-17 メガビル1F
営業時間:13時~22時30分
TEL 052-252-7123
以前から気になっていた店舗の一つなのですが、最近になってようやく通いだすようになった店の一つです。
名古屋高速の丸田町JCTのある交差点から、若宮大通を少し西進、最初の細い道を北へ入ると、
左手側にある巨大な倉庫の2Fが、広大な店舗スペースとなっています。
地下鉄の駅としては矢場町駅か鶴舞駅ということになりますが、
いずれの場合も駅から少し離れているため注意が必要です。
運送業者がかつて使っていたと思われる倉庫を、そのままレコードショップとして運用しているようで、
非常に高い天井まで棚が詰め込まれ、大量の在庫を抱えていることが窺われます。
品揃えは9割をLPが占めており、店に入って左側の奥まったスペースに少しCDがある程度です。
基本的にはダンスミュージックとブラックミュージックを中心としていますが、
その他も邦楽ポップスや近年のR&BなどのLPリリースまで取り扱っており、幅広い品揃えとなっています。
棚の数が非常に多いため、目的の商品まで辿り着くのはかなり難しい部分がありますが、
純粋な在庫数では名古屋トップクラスだと考えてよいです。
通信販売にも力を入れており、ジャンル別に6つのサイトが用意されているので、
店舗を訪れる前にこちらで在庫検索をしておくのが得策かもしれません。
R&Bやヒップホップはメジャーアーティストのアルバムを多く取り揃えている印象で、
80s以降のR&Bの作品が非常に多く揃っていると感じます。
その他、ダンスミュージックではユーロビートやテクノ、ハウス、ディスコのアルバムだけでなく、
シングルレコードも別にコーナーが設けられ探すことができるようになっています。
レコード箱の上にミックステープ(カセットもあり)やミックスCDなども置かれていたりして、
こうしたものの中にも、筆者の目ではまだ見抜けませんが、宝物が数多く眠っているのだろうと思います。
私もまだ、調査中の店の一つです。一度行ってみて雰囲気に酔ってみるのもいいと思います。

【大須地区】
7. Soundbay Republic  【閉店してしまいました】
Address: 愛知県名古屋市中区大須4-11-14 Tel. 052-252-7700
営業時間:11:00~21:00 年中無休(定休日なし)
地下鉄上前津駅12番出口を出ると、すぐ左手にあります。
Soundbayは、もともと金山のアスナルの近くにあったレンタルCDショップでした。
今から20年くらい前に、中古CDショップとして生まれ変わったらしいです。
それはともかく、この「サウンドベイ共和国」は、大須でも最大規模の中古屋さんです。
ジャンルによっては金山の本店よりも品揃えの良いものもあります。(ジャズ・フュージョン、R&Bなど)
ここは、盤質が良いです。値段はそこそこしますが、品質/品揃えが素晴らしいため仕方ないかな、とも思います。
回転速度は、バナナよりも若干遅いくらいでしょうか。新品(レアな新品CDを15% Offで購入できます。) 
も置いてあるのが特徴ですね。アニソンも、意外と置いてあります。CDの分類の仕方が特徴的で、
バナナとは異なり、ジャンル別⇒時代順(Rock & Popsであれば、70年代までと、
80年代以降に分けられています。)に分類されています。1Fには日本の作品+クラシック、現代音楽が、
2Fには洋楽(Jazz, Rock, Pops, R&B, HR/HM, 音響系etc.)が置かれています。
大須に来た際には、是非立ち寄ってみてください。

8. Banana Record 大須店
Address: 〒460-0011 名古屋市中区大須3-22-32裏門前町通沿い Tel. 052-249-7757
営業時間: AM11:00 - PM8:00 (定休日なし)
大須商店街(裏門前町通り)の中にある、バナナレコードの支店で、2階建ての細長いビルになっています。
分類、陳列の形式は、栄店とほぼ同形式ですが、こちらは、R&B(特に80s以降の)や
Hip-Hop、電子音楽(Techno, House, Noise, Post Rock etc.)が多い印象で、
これらは2階の階段を上がって右側に陳列されています。1階は、Alternativeが栄より若干多い印象です。
同じバナナでも、ラインナップは常に回転しているので、栄店と合わせて頻繁に訪れるとよいでしょう。
1F入って右手は歌謡曲、アイドルから和モノシティポップのLPが多く、HR/HMやプログレなども
バランス良く取り揃えています。近年のJPOPや邦楽ロックなどもそれほど多くはありませんが手に入るので、
一度覗いてみるのが良いと思います。
1F左奥には映画、音楽DVDのコーナーもあり、筆者はあまり使いませんがお客さんの中には
一定の割合で見ている人がいます。
個人的には2Fのスペースが非常に面白く、500円均一で90s-00sR&Bやヒップホップ、ネオソウルなどが
手に入る箱があって、何度もお世話になっています。
2Fはハウス、テクノ、ダブなど電子音楽と、R&B, ソウル、ファンク、ヒップホップなどブラックミュージックで
埋め尽くされたフロアで、CD, LPともにツボを抑えた品揃えです。
近年のR&Bも一定数あり、ソウルとR&Bで別の棚に用意されています。
1F奥には、「ライブ盤特集」や、名古屋のインディーズを取り上げた「名古屋特集」など、
興味深い特集ものが置かれています。店の外のワゴンには、500円均一でセールが行われていたりします。
こちらも盤質は良好で、一見の価値ありです。
サウンドベイ上前津店が閉店した今このご時世ですが、
一押し店舗の一つです。

9. Greatest Hits
Address: 名古屋市中区大須2-27-26 Tel. 052-223-0178
営業時間:無休、11:00~ 21:00
老舗(15年以上続く)中古レコード・CDショップで、オールジャンルを取り扱っていて、
2Fは全品500円以下の商品のみのオールタイム・バーゲンになっています。
ここで偶然手に入れた作品は私的名盤紹介でもかなりの回数取り上げております。
しかも、状態もいいんです。回転はそこまで早くはないので、
一度ラインナップを確認してみると良いと思います。一年間に3~4回開催されるセールでは、
販売価格が20%OFFとなるので、是非行ってみましょう。新品CDも、店員セレクトのもと、
販売されています。日本のアーティストの作品も多く、店の左奥に並べられています。
80s以降のアシッド・ハウスを始めとしたようなエレクトリック・ミュージックや、
DJのミックス・テープまで売られているので、新たな音楽と出会えるチャンスかもしれません。

10. Hi-Fi Records 
Address: 〒460-0011 名古屋市中区大須3-11-30 Tel. (052)249-2600
営業時間:営業時間11:00~20:00/年中無休
もともと、スピーカーやアンプ、チューナー等の音響製品全般を扱うオーディオ・ショップ
(こちらも名古屋大須が本店で、秋葉原、大阪の日本橋、京都等に支店のある名店です)でしたが、
最近になって中古CDやレコードの販売を始めました。ここは、クラシックや現代音楽、フリー・ジャズといった、
他の店舗では取扱いの少ないジャンルの作品を豊富に取り扱っています。新装開店直後ということもあって、
現在(2012年9月)セールが行われていますよー。プログレ等、オールジャンルの作品が格安で手に入るので、
ワンダーグーなどのついでに見てみるとよいと思います。

11. まんだらけ名古屋店
Address: 〒460-0011愛知県名古屋市中区大須3丁目18-21 Tel. 052-261-0700
営業時間:12:00~20:00(年中無休)
中古サブカルチャー系ショップの代表格です。中古CDショップとしても、
アニメ・ゲーム等のサントラや、声優の作品を手に入れたいならばココで決まりでしょう。
盤質に関しては、Soundbay金山や、
バナナに引けを取らないほどの素晴らしさです。新品かと見まがうほどの美しさです。
ライブDVDやミュージッククリップも取り扱っています。
他のショップでは手に入らないジャンルを扱っているだけあって、一度は行くことを勧めます。

12. K House
Address: 〒460-0011 愛知県名古屋市中区大須3-11-28 Tel. 052-242-8588
営業時間:11:00~19:00(年中無休)
レトロゲーム(店に入って右側)を大量に取り扱っていることでも有名な店舗ですが、
店に入って左側は中古CDショップになっています。盤質は中の下といった感じですが、
アングラな作品がひっそりと並んでいて、なかなか楽しい雰囲気が漂っています。
案外メタルが多いので、メタラーは行ってみるといいかもしれません。

13. Disk Heaven
Address: 名古屋市中区大須2丁目2-3上田ビル1F Tel. 052-231-6660
営業時間:11:00~22:00 
HR/HM専門の中古レコード・CDショップ。もともとは池下にあった店舗が、大須に引っ越してきました。
同じビルの上の階には、楽器スクールが入っています。謎の外人さんがよく出入りし、店員さんと英語で喋っています。
分類としては、入ってすぐ右手の中古CDスペース、国内盤、地域別のメタルCD、ブートレッグ、
ギタリスト別といった風に分類されています。
初めて来る方は入り辛いかもしれませんが、店員さんの対応は丁寧ですので楽しめると思います。
HR/HMに嵌って来た人は、是非とも一度は行ってみてください。きっと新しい発見があるはずです。
中古の盤質は良好で、値段も安いです。その上、HR/HMでさえあれば、ブートレッグは高いですが、
公式に商品化されていないような最新のライブ音源などが手に入り貴重です。

14. 楽ya山王店(中川区) 【閉店してしまいました】 
Address: 〒454-0011 愛知県名古屋市中川区山王4-5-5(ドン・キホーテ パウ中川山王店2F)
営業時間:11:00~翌3:00 
山王橋のドンキホーテ2Fにある小型の中古CDショップ。こちらは楽yaの支店です。
近辺に駅がないため、金山付近に在住の方が、自転車などでアクセスするには便利な位置かなと思います。
小型店舗ではありますが、楽器が一緒に売られていたり、インテリアに凝っていたりして、
お洒落で面白い雰囲気のお店です。入り口前のワゴンでは、レンタル落ちを含めた激安セール
(これは塩釜口の本店でいうと2Fのバーゲンコーナーにあたります)があります。
セール品でなくとも、盤質はそこそこ良好で、かなり安い値段で購入可能です。
掘り出し物も結構あります。あと、ライトユーザーの方が多いせいか、
発売されてから日が短い日本のアーティストのCDなども、ほぼ新品同様の状態で、
ちょっと安い値段で意外と売っていたりします。
最近、向かい側にあったTSUTAYA元禄屋書店がつぶれてしまったため、
ワゴン・セールの品物に流れている可能性があります。

15. Record Shop Zoo
Address: 〒460-0011名古屋市中区大須2丁目30‐19 ミズノ第2ビル2F Tel. 052-201-6272
営業時間:052-201-6272
本町通りから一本入った雑居ビルの中にひっそりと入っている中古CDショップです。
階段途中には、名古屋のインディーズ・アーティストのフライヤーが置いてあったりして、
ローカル感が出ています。店内は至って手狭ですが、
よく整理されていて目的のアーティストを容易に探すことができるようになっています。
まだ開店して日が浅いので、これからラインナップは充実してくると思います。

16. Record Shop Answer
Address: 〒460-0011 愛知県名古屋市中区大須3-5-49 第2ハセビルB1
Tel. 052-241-0667
営業時間: 12:00-20:00、年中無休

裏門前町通りから一本入った裏路地の雑居ビル、地下一階に入っている中古CD、レコードショップです。
ビルの地下とは言いながらも店舗面積はそれなりに広く、入り口にはバンドのポスターがズラリと
貼ってあります。在庫はCDアナログが半々、若干CDが多いといった感じで、オールディーズやロカビリーに加えて、
70sのパンクロックやネオロカビリー、サイコビリー、ガレージロック、ハードコアパンクなどの
アンダーグラウンドなロックバンドの作品が数多く取り上げられています。
筆者はあまり強くないので探索するのも一苦労というところでしたが、
ともかくパンクやハードコア、エクストリーム系の作品の在庫数は他の追随を許さぬほどで、
セールのコーナーでは500円前後でかなりマニアックなアーティストの作品も手に入れることができます。
自主レーベルによる作品の委託販売も行っているようで、アジア近辺のインディーバンドや
日本のインディーズで活動するバンドの作品も手に入れることができます。
創業15年以上の実績のある店舗で、海外からの訪問、メールの問い合わせも多いようです。
筆者もここで数枚買って勉強して、アンダーグラウンドなロックに漬かってみたいと思います。

17. マージ―・ビート
Address: 〒460-0011 名古屋市中区大須3-5-49 第二ハセビル3F

Record Shop Answerの隣の雑居ビル3Fに入っているオールディーズと歌謡曲専門の中古レコードショップです。
この店は偶然発見したので詳細については不明な点が多いのですが、
数少ないオールディーズの専門店と言うことです。ホームページは確認できませんでした。

18. スーパーブロックレコード
Address: 〒460-0011 愛知県名古屋市中区大須3-12-43 安田ビル5F
Tel. 052-263-1385
営業時間: 平日 12:00~19:00 休日 11:00~19:00、年中無休

裏門前町通り沿い(裏門前町公園の真向い)にある雑居ビルの5Fに入っている、ヴィジュアル系専門の
CDショップ、グッズショップです。少し狭い店舗の中にCDが所狭しと並べられています。
小牧にも支店があり、バンドのメンバーたちもここを訪れているらしく、ファンにとっては堪らない
空間となっていると思います。インディーなバンドの初期音源やバンドTシャツなどのグッズ、
雑誌、ファンクラブ会報等の書籍も用意されていますし、ホームページでは通販も取り扱っており、
作品はアーティストの頭文字から検索もできるようになっているなど、非常に親切な作りとなっています。
ヴィジュアル系のファンの方は是非とも訪れて見られると良い発見があるかと思います。

【植田・塩釜口】
19. 楽ya 本店(塩釜口、植田西)
Address: 〒468-0058 愛知県名古屋市天白区植田西2丁目1506番地 
営業時間:12時~24時
塩釜口駅(2番出口)から、川を越えて植田西の交差点から北へ少し行ったところにある、
楽yaの本店です。2Fは、もともと広大な激安バーゲンエリアでしたが、
今は半分が楽器屋となってしまったため、スペースは小さくなってしまいました
(3Fにはスクールが入っています)が、それでも最安で欲しい中古CDが手に入るのは魅力的です。
1Fは、非バーゲン品を取り扱っていますが、こちらも安価で、盤質の良い中古が手に入ります。
品数もSoundbayほどではないですが、かなりの分量があります。特に、日本のアーティスト
(特にインディーズ)の作品で言えば、他店を圧倒する品揃えです。
クラシックやジャズは少な目ですが、ポップスとクラシック・ロック、プログレに強い印象があります。
この店のもう一つの魅力は、陳列の見やすさです。洋・邦と、アーティスト名のみによる分類のため、
目的のアーティストの作品に素早くたどり着くことができます。
レアなCDや、店員(私と趣味が近くて嬉しい!)のおススメ盤が平積みにされて、
解説が付記されているので、新たな音楽と出会うにも恰好の場所になると思います。

【新店舗移行後について(2016/03/06現在)】
楽yaはリニューアルオープンを果たしており、B1にはBarkley Cafeと題して、豊富なランチメニューや
夜はライブバーとして使えるようなスペースが用意されるようになりました。
中古CDを扱うスペースは1Fに変更となり、木目調のフロアに座ることのできる試聴スペースが
用意されたりと、より使いやすく、お洒落な店に生まれ変わっています。
音楽関連の書籍も豊富に取り扱っており、ブラックミュージック関連のディスクガイドや
アーティスト本なども手に入るため、一度は見ておくといいと思います。
バンドTシャツなどのグッズも多少取り扱いがあるようで、フロアの奥に用意されています。
CDの品揃え、量としては、以前と大きな変化はありませんが、陳列が見やすくなって、
ジャズやR&B, ソウルの割合が少しだけ増えたように見受けられます。
激安のセール商品は少し少なくなりましたが、ワゴン2-3台分は常に用意されていて、
公式Twitterで入荷の度に詳細がツイートされています。
以前の店舗と比べると、店員独自の手書きポップや平積みの陳列は少なくなり、
探しやすさ、見やすさの方に重点が置かれたような形となっていると思います。
店に入り左側の壁面が邦楽、右側の壁面がR&B,ソウル、ヒップホップの棚、
奥の壁面全体と中央の棚の半分が洋楽、中央の棚の残り半分がジャズ、フュージョンという
レイアウトになっています。以前平積みされていたおすすめのアルバム達は、
現在は棚にジャケットが見える形で掲示されていますので、それを参考に買ってみるのも
宜しいかと思います。
盤質の割に価格も抑えてあって、思わず買ってしまうお店の一つです。
名古屋の東側に行くのであれば立ち寄ってみると良いと思います。

20. ディスクオリーブ
Address: 〒468-0073 愛知県名古屋市天白区塩釜口2丁目1015-106 おりいぶ荘1F
営業時間: 14:00頃~(定休日:日曜日)
Tel. 052-834-5880

地下鉄鶴舞線塩釜口駅の北側、名城大学のキャンパス西側にあるアパートの1Fに
ひっそりと入っている中古レコード、CDショップです。
偶然検索で引っかかり伺いましたが、ベテランの店長さんがお一人で切り盛りされているお店です。
レトロで情緒のある外観で、R&Bやソウル、モータウンといったような黒人音楽の有名作品から
ヒップホップの元ネタになったレアグルーブまで、非常にツボを突いた選盤で、
ドゥーワップのLPも豊富に揃えています。盤質も良く、商品の状態も良好でした。
積極的に話しかけて下さり、気になっている音楽を告げれば店内のオーディオで素晴らしい音質で
試聴させてくれます。作品に関連する音楽史を当時の社会情勢も交えながら生き生きと説明して下さいます。
60sから70sと言う時代をリアルタイムに経験してきた店長さんの実体験に基づく、
とても貴重なお話を伺う事が出来ました。
今の時代に、あの懐かしい個人経営のレコードショップの空気を残しているとても貴重なお店だと思います。
是非行かれて見て下さい。名城大の学生さんも時々通っているらしいです。


【名古屋駅周辺】
21. Banana Records 名駅店
Address: 〒450-0002 名古屋市中村区名駅4-4-17北斗ビル2F Tel. 052-561-7288
営業時間:AM11:00 - PM8:00 (定休日なし)
バナナの名駅店は、「北斗ビル」という若干変わった名前の雑居ビルの2Fに入っている小型店舗です。
名駅に行く際には、よく立ち寄っています。品数は栄や大須には適いませんが、
お客さんが少なめで穴場的な場所であるため、のんびりとCDを探すことができます。
CDの分類は他のバナナ店舗と同様です。ラインナップとしては、ジャズが大須店よりも少し多い、
という感じです。500円コーナーも割と充実していて、
こちらは有名な盤がより多く取り揃えてある印象です。

22. らしんばん
Address: 愛知県名古屋市中村区椿町15‐28サン名駅西口ビル B1F・4F
Tel. 052-452-2003  営業時間:全日(平日・土日祝)11:00~20:30
年中無休(年末年始を除く)
高校生の頃、友人にこの店を教えてもらった時は、ちょっと通になった気がして嬉しかったものです。
まず盤質は非常に良好です。特に「おススメ品」の表示のあるものは美麗で、
しかもお得な価格になっています。値段は同系統のお店に比べて幾分高額ではありますが、
品揃えも豊富で、キャラクターソングなども探しやすくなっています。
ファンクラブ入会者のみ手に入るようなCDも、高額で取引されていたりして、非常にそそります。
(例えば水樹奈々/テルミドールのAlternative Version¥8.900など)


【金山地区】
23. Soundbay 本店
Address: 愛知県名古屋市中区金山1-7-4 Tel. 052-332-1662
営業時間:平日(10:00~21:00)、金土の夜・祝日前夜(10:00~22:00)、年中無休(定休日なし)
アスナル金山から北に少し行ったところ(日本特殊陶業市民会館 旧中京大学市民文化会館の裏側)
にある、おそらく名古屋最大規模の中古レコード・CDショップ。20年以上の歴史をもつ店舗ですが、
もともとはレンタル・レコードショップだったそうです。
その時の在庫を元手にして、中古屋としてスタートを切ったとのこと。
勿論オールジャンル取り扱っていますが、総合的にどのジャンルも欠けることなく豊富な在庫があります。
日本のアーティストの作品も、現代の有名どころのみではなく、和製プログレや歌謡曲、演歌にメタルと、
様々なジャンル・時代(60s以降)の作品が店に入ってすぐ左側に整然と陳列されています。
奥の右手には、ジャズ・フュージョンのコーナーがあり、こちらもバナナ栄ほどではないですが、
かなりの量の在庫があります。こちらはフュージョンが強い印象があります。
著名なアーティストの作品も、ほぼ全作揃っているので、コレクトしている人には嬉しい所です。
(レンタルですと、時々「なぜこのアルバム(傑作)だけ欠落しているんだ!?」という現象がよく起こります。)
バーゲンスペースも、相当な数の在庫があります。
安い値段(500円以下)で、盤質も良好です。回転が早いので、繰り返し見ることをおススメします。
Rock & Popsのコーナーは、60s,70sを中心として多くの在庫があります。
HR/HMのコーナーは、オリジナルのCD-R(ブートレッグ)も含めて、
スラッシュメタルやブラックメタル、北欧メタルが強い印象です。
ファンク・ソウル、R&Bの在庫も、70sのもの(メンフィス、フィラデルフィア、シカゴ等のスイート・ソウル)が多く、
満足できる量です。音響やポストロック、ノイズ、テクノ、ハウスなどの電子音楽は、
バナナ大須店ほどではありませんが、そこそこの品揃えといった感じです。
店員おすすめのCDコーナーは、Rock & Popsの棚の反対側にあり、
以前は「ジャズ・ロック」の特集を行っていました。他にも、サブジャンルごとの特集や、
レーベルごとの特集、アーティストごとの特集など、様々なピック・アップがあるので、
ちょくちょく覗いてみると良いと思います。
店員の素っ気なさもまた、店の雰囲気に一役買っています。良い店です。

24. Banana Records アスナル金山店
Address: 〒460-0022 名古屋市中区金山1-17-1アスナル金山2F Tel. 052-332-8280
営業時間:AM10:00 - PM9:30 (定休日なし)
こちらは、アスナル金山の2Fに入っているバナナの支店です。ここも小型店舗ですが、
なかなかツボを突いた品揃えです。特に、クラブ・ダンスミュージックが多いのが特徴です。
80sのディスコ・ミュージック、パターン・ミュージックの作品が多い印象です。
回転速度は解りませんが、盤質はお墨付きです。
金山総合駅から近いので、金山に来た際には立ち寄ってみるとよいでしょう。

25. Book Off 熱田国道1号店
Address: 愛知県名古屋市熱田区神宮4-8-50 Tel. 052-678-5300
営業時間:10:00~23:00(年中無休)
地下鉄伝馬町駅2番出口から徒歩約1分ぐらいのところにある、Book Off の大型店舗。
僕が今まで見た中では、ここが一番CDの品数は多いと思います。
(ジャズ・フュージョン以外のジャンルは栄よりも多いと思います。)
盤質はやはりよく見てから購入されることをおススメします。
バーゲン品の盤質がなかなか良い&有名アーティストのオリジナル・アルバムが揃っているので、
アーティスト単位でアルバムを集めるには最適の店だと思います。
駐車場もかなり広いので、車でアクセスするのもいいかもしれません。
買い取りをしてもらうのであれば、専門店(まずは、オーディオなら楽yaやSoundbayに、
アニメ・声優関連ならばらしんばんやまんだらけ)に持ち込んだ後、
値段のつかないものだけ車に積み込んで、ここに持っていく、等の方法がスマートかなと思います。

26. 株式会社濃尾商会
Address: 〒456-0002 愛知県名古屋市熱田区金山町1丁目4−1 Tel. 052-683-7890
営業時間: 月~金11:00-20:30、土日祝11:00-19:30、年中無休(年末年始、盆休みは除く)

金山総合駅南口から南の細い道に少し入ったビルの1Fに入っている新品/中古CD/カセットテープ店です。
名古屋市内では数少ない演歌、歌謡曲のカセット、新品CDを数多く取り扱っている店舗で、
店に入って左側にはポップス、ロックやジャズフュージョンなどの作品も相当数取り扱っています。
店の約半分は完全に演歌と歌謡曲のスペースとなっており、ファンの方が多く訪れているようです。
同系列の企業(Singerpro系列)には文化堂という北名古屋市にある楽器店などがあるようで、
同社のサイトでは熱唱ステージと題してメジャー、インディーズ問わずアーティストのプロモーションビデオを
見ることが出来たり、アーティストの出身地検索やカテゴリー別、カテゴリー別での検索にも対応するなど、
非常に細やかな配慮がなされています。演歌、歌謡曲のファンの方であれば間違いなく楽しい空間だと思います。

【今池地区】
27. ピーカン・ファッジ
Address: 〒464-0075 名古屋市千種区内山3-33-8 新今池ビル1F Tel. 052-731-3002
営業時間:11:00~20:00 (火曜休)
地下鉄今池駅のすぐそばにある老舗中古レコード・CDショップ。栄のバナナとともに、名古屋の中古CDショップを
代表する店舗のひとつ。まず特筆すべきは、盤質の良さだと思います。買い取り時の盤質チェックが相当厳しいのか、
新品同様レベルの品物がずらりと並んでいます。ラインナップとしては、ポップス・ロックに
特化しているイメージで、かなりマニアックな(特に60s~70sの作品)CDも揃っています。客の年齢層が高いからか、
クラシックと現代音楽、宗教音楽、ルーツミュージックの在庫が豊富なのも特徴です。
年に2回不定期に開催されるバーゲンでは、全品10%Off、300円のワゴン・セールには普段1,500円を超えるような
商品も並んでいますので、是非行ってみましょう。

28. Wild Honey
Address: 名古屋市千種区今池1-6-11 プロスパービル1F
Tel. 052-735-3252
営業時間: 不定

今池西の交差点南側から西に一本向かった細い路地を入った辺りにある中古CD/レコードショップです。
営業時間は不定のようで、筆者が最初に訪れた時にはなんと閉まっておりました。
夕方行くと大抵空いている、ような気がします。どうやら店主の方が近くにある得三(とくぞう)という
ライブハウス(兼居酒屋で、ジャズフュージョンに民族音楽、現代音楽などジャンルを問わずライブを行っており、
海外アーティストなどもライブをされているようで、驚きました)などにしょっちゅう出かけておられるようで、
その間はお店を閉じているとのことです。基本的にオールジャンルの取り扱いで、
細長い店の中に背の高い棚で在庫がびっしりと並べられています。
特定のジャンルに強いというわけではありませんが、リイシュー、リマスターの類もそこそこあり、
邦楽の作品も比較的多く取り揃えているため、一度確認されてみると良いかと思います。
ブラックは少なめで、ロック全般が多めという感じです。レコードも少数ながら取り扱っています。

【港地区】
29. BOOK OFF カインズモール名古屋みなと店
Address: 〒455-0841 愛知県名古屋市港区一州町1-3 カインズホーム2F
営業時間: 10:00~22:00

こちらもBook Offの大型店舗ですが、1Fはカインズホームというホームセンターとなっており、
2F全体がブックオフになっている、という変わったショッピングモールです。
駐車場のスペースは非常に広く、買い取りに持ち込む際にも非常に便利だと思います。
CDの枚数は栄や国道1号線店などと比べても、おそらく県内で最も多いと思います。
また楽器も取り揃えており、安くギターやベースを始めたいのであればここで買っても良いかもしれません。
個人的にはPRS Custom24とMoonのストラトが気になりました。
CDはオールジャンル取り揃えていますが、洋楽の250円・500円バーゲンコーナーが充実しており、
最近の作品が時として手に入ることもあります。
Jポップも枚数が多く、こちらは若者向けの最近のロックバンドの作品よりも古い作品が
多く揃っているので便利だと思います。

【名古屋市周辺】
30. ペニーレイン小牧本店
Address: 〒485-0041 愛知県小牧市小牧2丁目46
Tel: 0568-41-5501
営業時間: 12:00~20:00(木曜日定休)

名古屋市中心部から15km程で行ける小牧市にある中古レコード/CDショップで、電車で行く場合には
名鉄小牧線の小牧駅から歩いていくことになります。国道155号線の南側に店舗があり、隣に
オートバックスがあります。駐車場は店の前に2,3台分のみありますが、近隣にアイスクリーム屋が
あるのでそこに停めても良いかもしれません。1階のみですが店舗面積はそこそこ広く、
所狭しとアナログレコードが並べられています。レコードはオールジャンルで、ポップス・ロックと
ジャズが中心の品揃えで、歌謡曲、R&B/ソウルを中心に取り扱っています。
アナログレコードに関しては、相当な枚数だと思いますので、遠くとも訪問する価値有りだと思います。
ソウルやR&Bは比較的新しい作品が多い印象で、ディスコ以降のブラックコンテンポラリーの作品も
結構な枚数見られました。オールディーズのロックやポップスも勿論数が多いです。
レコードに比べるとCDは枚数が少ないですが、200円、300円のセールス品もあり、
それ以外の商品も800円から1500円程度と価格は抑え目です。
洋邦共にメジャーなアーティストが多いですが、AORとソウルは面白い作品があったりします。
80年代末から90年代にかけてリリースされた作品では掘り出し物もあると思います。

↓こちらには、ありそうでなかったTSUTAYAの在庫傾向とおすすめの店舗を
まとめたものを掲載しております。合わせてご覧ください。
【CD在庫の多いTSUTAYAランキング】 ~名古屋最大のTSUTAYAはどこか~

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関連記事
  1. 2013/06/06(木) 00:50:15|
  2. 雑記(音楽関連)
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6

今日の一枚(157)

同人誌とゲームと音楽のにっこにっこブログ への書下ろし(再録)

Album: Imaginary ENOZ featuring HARUHI
Artist: ENOZ feat. 涼宮ハルヒ
Genres: Alternative Rock, Pops

imaginary ENOZ feat Haruhi


人気ライトノベル/アニメシリーズの「涼宮ハルヒの憂鬱」作品内で登場する
架空のバンドENOZの楽曲を収録したアルバム、という形でリリースされた企画アルバム。
(一応ハルヒ(平野綾)はゲストボーカルという形であり、楽曲は軽音部のバンドENOZの
ものを演奏しているという体裁を取っているため、アーティスト名はfeat. となっています)
数多くのアニメ・ソングに詞提供を行っている畑亜貴氏が、本作でも全編で
作詞を行っています。作曲は京都アニメーション作品ではおなじみの神前暁氏と、
平野綾のソロ活動で作曲を行っている黒須克彦氏らも参加しています(前半3曲が新譜です)ので、
アニメ・ソング色の強い打ち込みなガールズ・ポップスというよりは、
むしろバンド・サウンド指向の肉体的な音像を見せています。
アルバム前半と後半で空気がかなり変わってしまっているので、
若干つぎはぎ感が否めませんが、アレンジは非常に緻密で、数あるアニメソング関連の
アルバムの中でも、かなり高音質な部類に入ると思います。
80s色の強いミドル・テンポの#1Star Way To Heavenは、(Zepの名曲から題名を拝借したんでしょうが)
グル―ヴィーでゴリゴリとしたリフが心地よいです。
強い歪みの掛かったギターサウンドがオルタナ色全開でダンサブルなガールズ・ロック
#3When I was in loveは、もはやハルヒの曲というより平野綾のソロ曲と
捉えるべきかもしれませんが、いかにもな作曲でこの手のバンドにはぴったりです。
後半からは、アニメ本編や、ドラマCDに収録されている作品が再録されています。
アニメ・ファンならば知る人ぞ知る名曲の#4God knows... は、
白のSGを駆る長門有希(G)の正確無比なフレージングや、イントロのキャッチ―な
速弾きが印象的な一曲です。ボーカルもパワフルで芯のあるハイトーンを聴かせてくれます。
#5Lost My Musicは聴きやすいメロディと、失恋を歌った切ない歌詞が、
良くプロデュースされたガールズ・ポップスという感じの曲ですが、
最後のサビはhiEを母音iでロングトーンという、カラオケ挑戦者泣かせな一曲ではあります(笑)
ドラマCDの「サウンドアラウンド」に収録されていた#6First Good-Byeも、
覚えやすいメロディとノリやすいテンポで、ライブで盛り上がる曲だと思います。
ミニ・アルバムではありますが、前半部と後半部で多様な曲が収録されており、
良く練られた歌メロが楽しめる、ポップなガールズ・ロックの爽やかな風が吹き抜けるような好盤。

When I was in love

God Kows...

Lost My Music

Written By Systematic Chaos
 

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  1. 2013/06/02(日) 03:09:57|
  2. ENOZ feat. 涼宮ハルヒ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

今日の一枚(156)

Album: Beautifully Human: Words and Sounds Vol. 2
Artist: Jill Scott
Genres: R&B, Neo Soul

beutifully human


アメリカ、ペンシルベニア州フィラデルフィア出身のシンガー・ソングライダー。
1972年生まれ。2004年作の4th。本作はGrammy Award 2005で
Best R&B Albumにノミネートされています。
70年代のフィラデルフィア・ソウルの雰囲気を受け継いだ形での、
いわゆるニュー・ソウルを代表するミュージシャンの一人だと思います。
さらっとした爽快なアレンジの中に、グル―ヴィーなリズムワークと、
ソウルフルなボーカリゼーションが堪能できる作品です。
90sという、ヒップ・ホップの時代を通じて生まれた作品であるため、
1stアルバムにもあった、ラップの作り出すグルーブ感に近い
ポエトリー・リーディングも勿論ですが、
彼女のボーカルは、強く歌い上げたりメロウに湿り気を帯びて歌ったりするだけでなく、
敢えて「歌いきらない」感じの曖昧な発声の仕方を取り入れることによって、
非常に洒脱で都会的な雰囲気を醸し出しています。
典型的なフィリー・ソウルの音楽性、というよりは、ジャズとヒップ・ホップの影響を受けた
「アーバン・ソウル/クロスオーヴァ―」とでも呼ぶべきかもしれません。
ソリッドなリズム・トラックに、繊細なボーカルがレイド・バックして乗っていく
#2I'm Not Afraidは、如何にも彼女らしいアーバンでダークな一曲です。
アルバムの先行シングルとして発売された#3Goldenは特にキャッチ―でクールですね。
普段の囁きかけるようなボーカルから異なり、パワフルなボーカルを聴かせてくれます。
ピアノのジャジーなフレーズや、グルーヴィーなベースラインが心地良いです。
サビのフレーズは、バックを流れるリズムと、歌のメロディが4と3拍子のポリリズムになっており、
一風変わった揺れ感を与えてくれます。
ウォームでアコースティックなアレンジと、キーボードの作り出す包み込むような音色の
バッキングがキャッチ―な#4The Fact Is(I Need You)、
TLCやD'Angeloなどで知られる、Raphael Saadiqプロデュースの
#5Spring Summer Feelingは、メロウで柔らかいボーカルを楽しめます。
#6Cross My Mindは、ジャジーなピアノループが印象的なバラードです。
#7Bedda At Homeは、Chaka Khanばりのパワフルでかつ正確なピッチ感のボーカルを
聴けるフリー・ソウルです。
#8Talk To Meでは一転してビッグ・バンドジャズ風のバッキングに、
程よく脱力したボーカルが聴けます。ホーンのタイトなアンサンブルも、
曲を効果的に盛り上げていますね。
この、#7,#8の2曲は特にお気に入りです。
#12Not Like Crazyは、ハスキーなファルセットがセクシーな魅力を放っています。
スローなテンポを刻むベースラインと、リズムの打ち込みが不思議な説得力を持たせています。
#14Rasoolは、ドラマティックなストリングス・アレンジがキラキラとした空気を生み出しています。
ここでもボーカルは深い響きのあるチェストや、絶妙に揺れるビブラートが
適度にクールでかつソウルフルで素晴らしい!
ギターの細やかなトーンのフレージングが耳をなでるようにして鳴り響く
#15My Petitionも、オーガニックで柔らかいグルーブに溢れています。
現代を代表するニュー・ソウルの旗手として、
彼女にしか生み出すことのできないグルーブに、きっと穏やかに心満たされることでしょう。

I'm Not Afraid

Golden

Spring Summer Feeling

Cross My Mind

Bedda At Home

Talk To Me

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  1. 2013/06/02(日) 02:03:05|
  2. Jill Scott
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

プロフィール

Systematic Chaos

Author:Systematic Chaos
独断と偏見により、お気に入りのCDを紹介して行きます。
医学部医学科の大学生として臨床医となるべく勉強しています。
山下達郎ファンクラブ
TATSURO MANIA会員。
水樹奈々ファンクラブ
S.C. Nana Net 会員。
上坂すみれファンクラブ
コルホーズの玉ねぎ畑 会員。
初心者ですが宜しくお願いします。
好きなジャンル:
1. AOR, MOR, ソフトロック
2. R&B,ファンク, モータウン,
ニュージャックスウィング,
フィラデルフィアソウル, シカゴソウル,
ブルーアイドソウル
3. ポップス、Jポップ
渋谷系、ニューミュージック
4. プログレッシブロック
5. ハードロック, へヴィメタル,
プログレッシブメタル, スラッシュメタル,
メロディックデスメタル,ブラックメタル
6. ジャズ,フュージョン,
ハードフュージョン, アシッドジャズ,
ハード・バップ, ジャズファンク,
ジャズロック
7. ジャジーヒップホップ,
オルタナティブヒップホップ
8. エモ, スクリーモ
9. ハウス, アシッドハウス,ディスコ

ライブラリは65,000曲ほどです。
ヘッドフォンはAKGのQ701、Audio TechnicaのATH-ESW9、
イヤフォンはShure-SE425を使っています。
iPod ClassicにTEAC-HAp50またはATH-PHA31i(ポータブルヘッドフォンアンプ)を挿して聴いています。
ブログとして記事を書くことを通じて
自分のライブラリと向き合ってみると、
相当趣味が偏ってるということを
痛感しています。
これから沢山の音楽に触れ、勉強していきたいです。
たまに医学関連の記事や日々の雑感を書いております。
※当ブログはリンクフリーです。
コメント下さると励みになります。
下さったら嬉しいです。
※Twitterもやっております。
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