私的名盤紹介―真の雑食を目指して

自分の心に残った作品を紹介することで、新たな音楽を見つけるきっかけとして頂ければ嬉しいです。

今日の一枚(201) 【企画「みんなの名盤」】 by Systematic Chaos

ブログ「同人誌とゲームと音楽のにっこにっこブログ」への書下ろし
 
Album: 僕はまだ何も知らない。
Artist: 石川智晶
Genres: Pops

僕はまだ何も知らない。


先日、水樹奈々さんの記事へのコメントをきっかけにして「私的名盤紹介」と相互フォローを頂きました
FC2ブログ「アニメと漫画と音楽と」 (http://blog.livedoor.jp/shylpeed13/)管理人のproser様の
ブログ内企画として行われている、「みんなの名盤」(相互リンク先のブロガーにとっての「名盤」をリクエストし、
そのレビューを書いてみる、というもの。私はMelodies/山下達郎(1983)をリクエスト致しました)
への
謝意とお返事も込めまして、proser様からのおすすめである本作を私の視点からも紹介してみようと思います。
石川さんの作品にはこれまで触れたことがなかったのですが、
See-Sawで共に活動していた梶浦由記さんの作品や、共演の経験がある米倉千尋さん、
あるいは楽曲提供している茅原実里さん(一応ライブに行く程度にはファンです)の
作品は聴いたことがあるので、代表曲である「アンインストール」を含めてその存在は存じておりました。
それでは、いつもと同じようにごく簡単にBiographyからお話ししていきます。

福岡県出身の日本のシンガーソングライター、作曲家。1969年生まれ。
1993年に、高校時代からバンドを組んでいた音楽プロデューサーの梶浦由記(Key)とのユニット
See-Sawのボーカリストとしてデビューを果たします。
95年に一度活動を休止しソロ活動(somali名義)に転じた後、
2001年、梶浦の作品Indioにボーカルとして参加したことをきっかけに活動再開。
2005年のシングル「君は僕に似ている」リリース後は再びソロ活動を開始します。
2007年作のメジャーソロ1st。多くの楽曲がテレビアニメのタイアップとしてリリースされたもので、
書下ろしは少ないですが、内容は相当濃厚で楽しめると思います。
全編作詞作曲は彼女自身が、アレンジはタッグを組む西田マサラ氏が行っています。
思春期の少年が自我に思い悩み夢想を繰り返すかのような歌詞も、
解釈に多様性があり意味深長なものが多く、アニメ作品のストーリーとのリンクが随所に
図られているようですが、如何せん私自身アニメの知識がそれほどあるわけでもないので、
サウンド面を中心にお話していこうと思います。
とにかく真っ先に耳に飛び込んでくるのは彼女自身の巧みなボーカリゼーションです。
声量とピッチ感の正確さは勿論ですが、清澄で高音の煌びやかなトーンはどの楽曲にも
独特な浮遊感と純粋さ、歌謡っぽい濡れた感じの中に荘厳さが同居しています。
発声や発音も明瞭で、アルバムのコンセプトを余すところなく表現するのに十分な役割を果たしています。
音作りとしては、コーラスワークの緻密さやストリングスアレンジの高音の精細な表現が
アンサンブルで重要な役割を果たしています。
随所にアンビエント的な電子音が散見され、楽曲によってポップス、歌謡もあれば
ジャズっぽい音使いのベースラインやフォーキーで温かいアコギの音色、
あるいはロック色の強いエレキギターのソロも取り入れられたりと、
非常に良く練られた本来ポップスが目指すべきアレンジだと思います。
ただ原則として作りこまれた詞世界と、良い意味で日本のポップスで王道な
ノスタルジックなメロディに乗せて歌うボーカルを引き立てることに集中しており、
過剰装飾は出来るだけ排除されています。
#1Vermillionは、展開のハッキリした歌謡的な曲構成と歌メロの中にも、
シンフォニックで動きの多いストリングスとアコギがアンサンブルの鍵を握っています。
キメを繰り返すうちに最後の転調に向けて曲は盛り上がりを見せていきます。
ジャジーなギターソロも良いです。
#2ロストイノセントは、タメの効いたメロの歌唱と、サビでの豊かな共鳴が生きたパワフルな歌唱の
抑揚の付け方やトーンコントロールが非常に巧みです。
強く発声しても一転の曇りないハリのある音色です。
#3アンインストールは、手数の多いドラムスと複雑な和音を奏でるコーラス、
アルペジオ中心で音に厚みを出すトレブリーで滲むようなギターとハッキリとした刻みのアコギが作る
スペイシーなトラックに、サビ前にある大仰なキメと若干前のめりに入ってくるリフレインが面白いです。
#4ミスリードは、ハウスっぽい打ち込みのリズムとビートの強く太いベースラインが
作る少しだけ黒い香りがするグルーブが心地良いです。
#5美しければそれでいい~Full Size Remixはハイハットの16の刻みが疾走感を作る
エッジの立ったドラムスと、曲間のユニゾンかましたギターソロも良い。
#6涙は、ピアノ弾き語りのシンプルなバラード。ボーカルは演歌や歌謡曲の影響が見られる
情念の溢れるようなトーンです。ベースの音作りやフレージングも存在感があって
センスの良さが出ています。
#7僕の空に季節はずれの雪が降る、は生のアンサンブルが本盤では異色なポップス。
ソリッドなドラムスと左チャンネルのギターが前に出たアレンジになっており、
相変わらず絶妙に輪郭を滲ませた音作りが良いです。お気に入りの一曲です。
#8houseはアコギのタッチノイズが鮮やかなリフの導入部から、
ハイの強く饒舌なフレージングのベース、所々に入るクランチのエレキギターのバッキング、
そしてエモーショナルなソロがブルージーで素晴らしい!
如何にもストラトっぽい繊細な歪みで最高に好みです。
#9Little Birdはハープとチェロのバッキングが静かに鳴り、
少し強めにリバーブの掛かった幻想的なボーカルを引き立てるバラード。
メロディはキャッチ―で、ビブラートの少なく、
語りかけるような低音部が切なさを引き立てるボーカリゼーションが圧巻です。
#10水槽の中のテトラは、得意の分厚いコーラスから始まりアコーディオンの暖かい音色と、
対照的な打ち込み然としたリズムトラック、パーカッシブなシンセのリフが
底抜けない明るさではなくむしろ淋しさを感じさせます。
#11アイルキスユーは朗々としたソウルフルなボーカルと日本人離れしたコーラスに合わせて
オルガンの鳴るバラード。
どの楽曲も、メロディは日本の古き良きポップスや歌謡曲の流れを汲んだもので、
アニメファンでなくとも(むしろニューミュージック的ですらある)かなり訴求力のある曲が
揃っています。シンセの音使いやコーラスの音の定位感、重ね方が詞世界とリンクして
無常観や諦観を感じさせるように作ろうという非常に一貫した目標が見えているので、
どの曲を切り取って聴いてもキャッチ―で、しかも聴くほどに新たなサウンドの作りこみに
気づけるような構成になっています。
ボーカリストとして、作詞作曲家として、極めて稀有な才能だと確信します。
私からも、大きな自信を持ってお勧め申し上げます。紛うことなき名盤です。


Vermillion

ロストイノセント

アンインストール

house

Little Bird

「みんなの名盤」企画にて管理人がリクエスト致しました山下達郎/Melodiesの
proser様によるレビューはこちら↓
http://blog.livedoor.jp/shylpeed13/archives/32800288.html 

僭越ながら管理人による同作の記事はこちら↓
http://grooveisalliwant.blog.fc2.com/blog-entry-214.html 


Written By Systematic Chaos




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  1. 2013/09/26(木) 03:43:04|
  2. 石川智晶
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今日の一枚(200)

Album: Reign In Blood
Artist: Slayer
Genres: Thrash Metal

Reign In Blood


1982年にアメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス(ハンチントン・パーク)で結成された
スラッシュ・メタルバンド。メタリカ、メガデス、アンスラックスと並んで
スラッシュメタル四天王の1つと言われています。
正にへヴィ・メタルのアンセムと呼ぶに相応しい名曲#1Angel Of Deathや
#10Raining Bloodが収録されているあまりにも有名な本作ですが、
ギタリストであるJeff Hanneman氏への
心よりの哀悼の意味を込めて改めて書いてみたいと思いました。1986年作の3rd。
歌詞の内容のあまりの過激さゆえ、発売当初はかなりの物議を醸し、
一切のエアプレイが行われなかったにも拘わらず本作は大ヒットを記録することになります。
当時を生きていなかったので断言はできませんが、
86年という時代を考えると、この音は本当に本当に革新的なものだったんだろうと思います。
ギターの音作りという面でも、リフの構成とか刻みのタイム感という面でも、
今聴いて全く古く感じないですし、単純にクールだと思います。
やっていることとしてはパワーコードでの刻みが中心になったシンプルなものですが、
そんなこととは関係なく良いです。
弾き方は怪我しそうなのであまり真似してはいけないかも…しれませんけれど。
あと個人的にはやっぱりDave Lombardoのパワフルでドライブ感溢れるドラムスが
音色もテクニックも含めて最高に好きです。
収録時間は10曲で29分4秒と非常に短く、かつ内容が異様に「濃い」ため、
一瞬で時間が経ってしまいます。
#1Angel Of Deathからスピードの限界に挑戦するかのような正確無比のツーバスドコドコと
Tom Araya(Vo, B)の慟哭のようなロングトーンでのシャウトから始まり、
次々に繰り出される練りに練られたリフで迫りくる恐怖を叩きこまれます。
ソロは叫びを表すかのようなトレモロアームを多用した奇怪なものになっています。
#2Piece By Pieceは何とさらにスピードアップしたブラストが襲い掛かってきます。
スネア連打の粒が立ってへヴィな音が堪りません!
#3Necrophobicも、さらに高速になり(!!!!)本盤最速の一曲です。
ギターはザクザクとした刻みに徹しており、ドラムスがフィルで暴れまわっています。
ハイトーンでのシャウトも聴き所。
#4Altar OF Sacrificeは変拍子のキメが印象的な前半部(ホントに良いリフだよ…)と、
ギターソロを挟んで次第にテンポダウンしていきます。
激しいアーミングが綺麗に嵌っています。唯一無二のソロだと感じました。
シームレスに#5Jesus Savesへと繋がっていきます。
冒頭のテンポからちょっと安心(?)しますが、勿論またすぐに高速展開になって行きます。
LPで聴いたらもっと音が混ざり合って魅力が増すような気がします。
#6Criminally Insameは大砲の発射音ようなドラムスから始まり、 
スピードアップしていきます。ソロの音使いは綺麗に纏まっていて個人的には好きです。
#8Epidemicは後半部のリフがキャッチ―で聴きやすい部類に入る曲と思います。
超ハイトーンでのシャウトからギターソロってのはやはり王道ですね。素晴らしい。
#10Raining Bloodは、雨の降りしきる音から始まって動きの多くメロディックなリフ、
そして雷雨のSEとドラムが鳴り響く中間部、複雑なキメとリフワークがタイトなリズム隊に
見事に絡みつく後半部、そして最後の力を振り絞りまくって全力で疾走します!!!
その後突然訪れる静寂…
何度聴いても凄い作品だと思います。
サウンド面だけでなく、作品の帯びたムードや歌詞に込められた思いを含めて
これからも、本質的な意味で超えられることはない作品なのかもしれません。
とにかく、私は本盤を聴く機会を持てたことを大変幸せに思っています。

Angel Of Death

Necrophobic

Altar OF Sacrifice

Raining Blood

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  1. 2013/09/25(水) 01:44:24|
  2. Slayer
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今日の一枚(199)

Album: Troubadour
Artist: The Stepkids
Genres: Jazz, Neo Soul, Electronica, Phychedelic Rock

Troubadour.jpg


アメリカ、コネティカット州で2009年に結成されたエレクトロニカ/ネオソウルバンド。
Alicia Keysや50centなどのバックバンドとして活動していたDan Edinberg(B, Key)と
Jeff Gitelman(Vo, G), Tim Walsh(Vo, Dr)の三人からなります。
2011年にメジャー・デビューを果たし、Mayer Hawthroneなどとツアーを行うなど、
精力的に活動しています。本作は2013年作の2nd。
本来はメンバー自身はジャズ系のプレーヤーであるため、
ジャムから曲を練り上げていくプロダクションでも、演奏の随所でもジャズの影響が見られますが、
同時にソウルやファンクっぽい要素に、メンバーが最近になって強く影響を受けた
YMOやKraftwerkといった音響系ポストロックやテクノ、エレクトロニカの要素も含まれた、
非常に個性的な音楽性を有するグループだと思います。
エレクトロニカとは言っても演奏は完全に人力によるもので、
曲によってはソフトロックやAORのテイストの濃いものもあったりします。
そのため電子音楽の作品というわけではなく、それに影響を受けたジャズバンドの作品と
思って聴いて頂ければ良いと思います。
#1Memories Of Greyは、語りとバンジョーの奇怪なフレーズに始まり、
幻想的なシンセと太いベースライン、コラージュのように散りばめられたソウルフルなコーラスが
サイケデリックな小品です。
#2The Lotteryは、サビの直後など随所に印象的なスクラッチが挿入され、
音数の少ないクリーンのカッティングやギターソロ、
如何にもSteely Danな複雑な和音を奏でるコーラス、ファンキーなリフを刻むキーボードが
グル―ヴィーな良曲です。これを視聴して即買おうと決意しました。カッコいいです。
#3Desert In The darkはシンセによるアルペジオと荒い音色のスネア音やベースが
Kraftwerkに近いようなデジタルでどこか懐かしい高揚感のあるグルーブを湛えています。
間奏で入るファミコンみたいな音のアナログシンセが面白いです。
#4Insecure Troubadourは、淡々とコードを刻むアコギと
朗々とした複雑なコーラスワークを歌うJeffのボーカリゼーションが切々としていて説得力があります。
サビ前のシンセの音がドリーミーでポストロック風のいい味出しています。
#5Sweet SalvationはYMOの強い影響を窺わせるサンプリングによる電子音と、
中東のようなインドのような奇怪な音階を奏でるキーボードや、
くっきりとしたベースライン、そして意外にも饒舌なギターソロのバックでカッティングが鳴ったりと
忙しなく展開していきます。飽きさせません。
#7Moving Picturesは、スロウでバックビートの効いたドラミングと、
スラップを絡めたリフを中心に展開していくベースライン、
フラッシュバックするようにいきなり大音量で入ってくるストリングスがスペイシーな佳曲。
スウィート・ソウルを意識したファルセット気味のボーカルも素晴らしいセンスの良さです。
#8Bitter BugはソリッドでモダンなR&Bらしいリズムと気怠いラップが聴き所。
後半部のコーラスが込み入ってホーンの音が入って、チープなシンセがな鳴るパートが好み。
#9Brutal Honeyは、ボーカルに寄り添うように弾かれるジャジーなギターと、
空間に滲み出るようなベースがゆったりとしたグルーブを作っています。
#10The Art Of Forgettingは、Hermeto Pascoalに影響を受けたブラジル音楽っぽい
リズムワークやPat Methenyのようなギターのフレージング、
暖かい肌触りのアップライト・ベースに電子音がスペイシーなグルーブを作ります。素晴らしい。
一枚のアルバムの中で、ジャズやファンク、ソウルなど
黒人音楽を基盤としながらもエレクトロニカやポストロック、
アンビエントの空気を見事に取り込んだセンスに溢れる現代型のアーバン・ミュージック。

The Lottery

Sweet Salvation

Moving Pictures

The Art Of Forgetting

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  1. 2013/09/24(火) 22:45:31|
  2. The Stepkids
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今日の一枚(198)

Album: Dream Theater
Artist: Dream Theater
Genres: Progressive Metal

Dream Theater


1985年に、ボストン市にあるバークレー音楽院の生徒によって結成された
プログレッシブ・メタルバンド。発表されたばかりの2013年作の13th。
ドラムスがMike PortnoyからMike Manginiへと変わってから2作目となる本作では、
Mangini自身も制作初期から作曲やアレンジに参加しています。
エンジニアも前作から変更し、全員参加による作曲と、ジャムによる細部の構成で
練り上げられているようです。音作りの面では前作A Dramatic Turn Of Eventsや
Black Clouds & Silver Liningsでの流れを汲んだモダンな(良い意味でデジタルで、ブライトな)
歪みの音色になっており、ドラムスは前作での控えめで整ったプレイよりも
アグレッシブで変態プレーヤーらしい個性が出たパワフルなプレイになっており、
一番の聴き所になっていると言っても過言ではないと思います。
アルバム通した楽曲の特徴としては、インストパートの掛け合いは長さこそ短いものの
凝縮されておりマンネリを打破しようという強い意図が見られます。
映画のサウンドトラックのようなイメージで制作されたのであろうコンセプトも面白いですが、
メロディックでポップな耳触りの曲が多いことからも、初期のDTの特徴を随所に匂わせる
(すなわちRush的である)ような部分が感じられました。
#1False Awakening Suiteは2分半ほどの短い導入のインスト。
大仰なコーラスとストリングスにザクザクと刻むリフ、マーチングバンドのような
スネア連打の心地よいドラムスが楽しい。
#2The Enemy Insideは先行シングルですが正にこれまでの彼らの個性を
凝縮したような良曲だと思います。ボスッとした低音の効いたスネアドラムと
珍しくワウを絡めたリフに高速フルピッキングの粒の揃ったアウトなギターソロが最高。
#3The Looking Glassは冒頭のRushっぽいリフから最近の彼らにはあまりなかったような
王道なハードロックサウンドになっています。
メロディもキャッチ―でJames LaBrie(Vo)も安定する音域で歌えていて、
彼らしい爽やかな中音域の美味しいところがうまく使えている感じで素晴らしいです。
#4Enigma Machineはモダンへヴィネスな音色のカオティックな一曲。
Manginiのマシーンのようなドラミングが曲全体に冷徹な説得力を与えています。
#5The Bigger Pictureは#2と同じかそれ以上に好きかもしれないバラード曲。
バッキングもボーカルを引き立てるために最小限のことに抑えようという意図が見られます。
ギターの音も一番好みです。ノスタルジックなソロの間にもドラムが結構良いフィルを叩いていて
思わずそっちを聴いてしまいますが…
ピアノソロに入ってから急に80sのメロディックロックのような香りがする懐かしい音色のリフが
入ってきたりと随所の工夫が楽しいです。
相変わらずため息が出るようなミックスヴォイスが堪能できます。
前作同様ラブリエも気持ちよさそうに歌っていて僕は嬉しいです。
#6Behind the Veilは幻想的なイントロに続いてへヴィ―でキメの多いパートから
メロディックでソフトロックっぽいパート、最後に得意の変拍子のリフを繰り返してグルーブを
作るパートと展開の多い一曲。
#7Surrender to Reasonもかすかに鳴り響くコーラスをバックにサビのメロディが
非常に綺麗ですし、ギターソロもいつになく素直でエモーショナルな音使いです。
相変わらずスリーフィンガーで縦横無尽に弾きまくるJohn Myungのベースラインも面白いです。
音色も多彩になって幅が広がったように感じます。
#8Along For the Rideはアコギの寡黙なバッキングから始まり徐々に盛り上がっていく小品。
ペトルーシらしい若干中東を匂わせるような音使いのソロや、
いつにもましてブライトなトーンのベースが聴き所です。
満を持しての大作#9Illumination Theoryは、本作のコンセプトであるところの映画音楽からの
影響を強く感じるアンビエントでシンセの音が飛び交うパートから
ラブリエのハイトーンが炸裂しまくるパートが個人的には胸が熱くなりました。
12:30あたりで聴こえてくる謎のパーカッシブな音の正体が判りませんけど。
というわけでドリムシのレビューとしては当サイトでは2枚目ということになりますが、
世間様での評価は(B誌はガラパゴスなので別としまして)賛否両論という感じですが
自分は「佳作」だと思います。
至高の名盤かと言われればそうでもないのかもしれませんが
アルバム全体を流れで聴くのに楽しい一枚でした。
メロディックでポップな音像なので、初めて聴くにはImages And Wordsに負けないくらい良い
とも思います。やはり彼らは真の職人です。来日が楽しみで仕方がないです!!!


The Enemy Inside

The Looking Glass

The Bigger Picture

Surrender to Reason

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  1. 2013/09/23(月) 00:18:56|
  2. Dream Theater
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今日の一枚(197)

Album: If That's What It Takes
Artist: Michael McDonald
Genres: Soft Rock, AOR,Blue-Eyed Soul, R&B

If Thats What It Takes


アメリカ、ミズーリ州セントルイス出身のキーボーディスト、シンガーソングライター。
1952年生まれ。1982年作のソロ1st。全米6位。R&Bチャート10位。
キャリア初期にSteely DanのKaty LiedやThe Royal Scam, Aja, Gauchoといった
多くの作品や70年代末のツアーにコーラスとキーボードで参加し、注目されるようになりました。
そして75年にはウェスト・コーストを代表するロックバンドであるThe Doobie Brothersに、
体調を崩していたリーダーのTom Johnston(Vo, G)の代役として参加することになります。
(詳細はThe Doobie Brothersの項を参照)
同時期に、セッションキーボーディストとしてもCristopher CrossやStephen Bishop,
TotoにKenny Logginsといったメンバーのレコーディングやライブに参加しています。
ボーカリストとしてはバリトン音域の厚みのあり倍音の多い艶のあるチェストから、
伸びやかでパワフルなミックス~ヘッドへと見事な繋がりを見せ、
低音から高音までどこをとっても美味しいとこばかりという、声質や声量、リズム感どの点で見ても
文句の付けようがないボーカリストだと思います。
方向性としてはDoobie後期に見られた作風から大きく変化してはいませんが、
本作ではSteve Gadd(Dr,1,3,4,7,9,10),Jeff Porcaro(Dr,2,6,8),
Steve Lukather(G,2,4,6,8 and 10), Robben Ford (G, solo on 6,7),
Mike Porcaro(B,#6,8), Edgar Winter(Sax), Tom Scott(Sax, Solo on 6)
Greg Phillinganes(Key), Kenny Loggins(Chorus),Christopher Cross(Chorus)
といった錚々たる(!!!)スタジオ・ミュージシャンを起用しており、
演奏面でウェストコースト色を感じたDoobie後期より
R&Bやフュージョン色の強い洗練された演奏に仕上がっています。
#1Playin' By The Rulesは、Dean Parks(G)のキャッチ―なリフが曲を支配するポップス。
へヴィ―で手数の少ないフィルが落ち着いたグルーブを作るドラムスと
高いキーで軽やかに歌うボーカル、澄んだトーンのサックスソロが楽しげです。
大ヒット曲の#2I Keep Forgettin'は、Steve Lukather(G)の単音カッティングを絡めた寡黙なリフと、
Jeff Porcaro(Dr)のドライブ感溢れるロック寄りのドラミングがジャジーなコード感と
最高のフュージョンを見せてくれます。Greg Phillinganesのクラビネットと、
Michael自身が弾くFender Rhodesのバッキングもファンキーで素晴らしいです。
#3Love Liesは、キーボードのスピード感あるリフと、サビでのキメが面白く、
ハイハットのタイトな刻みがグルーブの鍵を握っています。
パーカッションが効果的に用いられているKenny Logginsとの共作#4I Gotta Tryは、
Michaelのメロディセンスが光るポップなAOR。やはりここでもLukatherのリフが
本当に良い仕事しています。Michaelの突き抜けるようなハイトーンと
Kenny Loggins自身による穏やかなコーラスが綺麗な対照をなしています。
#5I Can Let Go Nowはピアノの弾き語りにストリングスのみで味付けしたシンプルなスローバラード。
#6That's WhyはTOTOの鉄壁リズム隊が奏でる強烈なグルーブをバックにして
パーカッシブなキーボードのリフと、Robben Ford(G)とTom Scott(Sax)の完璧なユニゾンに
Cristpher Crossのコーラスと、正に非の打ちどころのない大名曲。悪いはずがない。
表題曲の#7If That's What It TakesはGaddの疾走感溢れるドラミングと
Willie Weeks(B)のスラップを絡めた水も漏らさぬ正確なフレージングが端正なグルーブを
作っています。Robben Fordのジャジーなギターソロが聴き所です。キーボードのタイム感も最高です。
#8No Such Luckは絶妙なプレゼンスを見せ鍵を握るMike Porcaroのベースラインと、
Edgar Winterの当時最新のフュージョンらしいサックスソロがポップなメロディーを
シブく盛り上げています。
#9Losin' EndはDoobie BrothersのTakin' It To The Streets収録曲のカバー。
シンセのリフとゴリゴリした太いベースラインが印象的だった原曲よりも
もう少しメロウでアーバンな雰囲気になっています。
#10Believe In Itは、静謐な冒頭部から一気にスリリングなフィルが入り一気に展開していきます。
自身によるゴスペルライクなコーラスとGreg Phillinganesの饒舌なキーボードがクールです。
アレンジも抜けがよく各楽器の分離も適度で、聴き疲れのない見事なものです。
最高のボーカリストと最高のミュージシャンが結集した80年代AORを代表する最高の名盤。
一生聴き続けるここと思います。この時代を生きてみたかった。

Playin' By The Rules

I Keep Forgettin'

Love Lies

That's Why

If That's What It Takes

Believe In It

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  1. 2013/09/20(金) 21:28:44|
  2. Michael McDonald
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  4. | コメント:2

アスベストに起因する発癌病態及び酸化ストレスについてのメモ

アスベストに起因する発癌病態及び酸化ストレスについてのメモ   

(1) アスベスト症の概要
天然の繊維性の珪酸塩鉱物であり、主に建築材や自動車部品として広く使われたが、
強い発癌性を持つため、老朽化した建築物や製造工場、工場近隣などでの暴露被害が
問題になっている。
わが国ではアスベストの使用は原則禁止(2006年より)となったが、
悪性腫瘍の発生には潜伏期間として20年から40年を要するため、
今後も患者数の増加が予想される。
アスベスト繊維には、クリソタイル(白石綿)、アモサイト(茶石綿)、クロシドライト(青石綿)などの
種類があり、特にアモサイトやクロシドライトは針状で細長い分子であるため折れやすく、
肺胞まで到着しやすいため、長時間排除されにくく発癌性が高い。
またアモサイト、クロシドライトは結晶構造内に鉄を30%程度含んでいる。

(2) アスベスト関連疾患
アスベスト暴露との関係がある疾患には、石綿症、胸膜線維症、悪性中皮腫がある。
以下では石綿症と胸膜線維症について概説する。
(2)-1 石綿症
高濃度のアスベストに長期間暴露することにより10年以内に発生する。
組織学的にはびまん性の間質の繊維化が特徴として見られる。
マクロファージにより分解されなかったアスベスト繊維はアスベスト小体(アスベスト繊維が
鉄とタンパクに覆われたもので、黄褐色で鉄亜鈴状の形状)となって肺内に沈着し、
間質の炎症や線維化を引き起こす。進行すれば呼吸不全を生じることもある。
多くは胸膜の線維性肥厚を伴う。
(2)-2 胸膜線維症
限局性に石灰化を生じることが多く胸膜班と呼ばれる。
臓側胸膜と壁側胸膜は部分的、または全面的に癒着する。

(3) 悪性中皮腫の病態と分類
腫瘍は臓側または壁側胸膜から発生し、初期には多発性の結節性病変を形成する。
進行すればびまん性に胸膜全体が肥厚し、肺内、胸壁、横隔膜に直接浸潤する。
International Mesothelioma Interest Groupによる分類(IMIG分類、下記)の他に、
組織学的には上皮型、肉腫型、二相型に分類される。
上皮型では類円形核を示す上皮様腫瘍細胞が腺管状、腺房状、乳頭状、シート状構造を
形成しながら浸潤増殖する。
肉腫型では線維肉腫または悪性線維性組織球腫に類似した紡錘形腫瘍細胞が増殖する。
二相型は上記の混在型で、それぞれが腫瘍の10%以上みられるものを指す。
上皮型中皮腫の患者は、肉腫型または混合型の中皮腫の患者よりも予後良好である。
腫瘍細胞内にはヒアルロン酸が見られ、粘液は産生しない。
免疫組織化学ではカルレチニンが陽性、
腺癌で陽性となるCEAやCD15は陰性。

IMIG分類
【原発腫瘍 (T)】
TX:原発腫瘍の評価困難
T0:原発腫瘍は認められない
T1:臓側胸膜の病巣浸潤に関係なく、同側の壁側胸膜に浸潤する
T1a:一側の壁側の胸膜に限局
T1b:一側の臓側の胸膜までに限局
T2:一側の肺・横隔膜への浸潤
T3:一側の局所進行腫瘍だが切除可能(胸壁筋・心膜・縦隔 臓器など)
T4:切除不能の腫瘍
【所属リンパ節(N)】
N1:同側の傍気管支、同側の肺門リンパ節
N2:同側の縦隔リンパ節,気管分岐下リンパ節
N3:対側縦隔・肺門または斜角筋および頸部リンパ節
【遠隔転移(M)】
M0:遠隔転移なし
M1:遠隔転移あり
以下のようにステージ分類できる。
stage Ia:T1aN0M0(x:1,2)
stage Ib:T1bN0M0(x:1,2)
stage II:T2N0M0
stage III:TxN1M0(x:1~3)、TxN2M0(x:1~3)、T3NxM0(x:0,1,2)
stage IV:T4N3M1



(4) 活性酸素種と酸化ストレス、フェントン反応
分子状酸素の部分的還元(酸素→スーパーオキシド→過酸化水素→ヒドロキシラジカルOH・)
によって生成される活性酸素種(ROS)は、
好気的代謝の副産物として生体内で持続的に産生されているが、とりわけ
薬物や環境毒との反応で生じたり抗酸化物質の濃度が低下したりした酸化ストレスの
状態で産生される。活性酸素はDNA、タンパク質、不飽和脂肪酸に化学的損傷を
引き起こし、再灌流傷害、発癌、炎症性疾患、老化など多くの病的過程に関与している。
抗酸化反応を触媒する酵素には還元型グルタチオン(触媒はグルタチオンペルオキシダーゼ)や
他にもスーパーオキシドジスムターゼ(SOD)やカタラーゼなどの酵素がその他の
毒性を持つ活性酸素を無害な産物へ変換する。
鉄はヘムに含まれる他、様々な蛋白質の補因子として働くことから、
様々な生体反応に必須の物質であるが、
2価の鉄イオンは過酸化水素と反応しヒドロキシラジカルを生じる。
Fe2++H2O2 → Fe3++HO-+HO・ (ヒドロキシラジカル)

(5) 酸化ストレスの評価法と酸化ストレスマーカー
酸化ストレスを評価する方法としては、活性酸素の直接測定、活性酸素によって生じた生体内産物の測定、抗酸化物質およびその代謝物の測定の3つがある。
他にも、アスベスト暴露による悪性中皮腫のラットにおいて、CD146分子とインスリン様成長因子Ⅱ結合タンパク質のmRNA 結合性タンパク 3 (IMP3)が反応性中皮(reactive mesothelia)と悪性中皮腫との識別に有効なマーカーとなる可能性があることが報告されている。


http://www.igaku.co.jp/pdf/tonyo1011-4.pdf より(2013/09/20閲覧)

(6) 鉄過剰とアスベストによる悪性中皮腫発癌機構について
鉄過剰による発癌のリスクとして、ヘモクロマトーシスやウイルス性肝炎、
子宮内膜症による卵巣癌について鉄過剰が関与していると言われている。
鉄過剰による発癌にはCDKN2A/2B(p16/p15)癌抑制遺伝子のホモ欠損に
代表される遺伝子変異が見られ、これは鉄ニトリロ三酢酸による腎癌発生や、
アスベスト投与による悪性中皮腫発生の2つのモデルにおいて確認されており、
アスベストに物理形状が酷似する多層カーボンナノチューブによる中皮腫発癌にも、
同様のゲノム変化が起きている。

http://www.med.nagoya-u.ac.jp/medical/dbps_data/_material_/nu_medical/_res/topix/2012/CHRYSOTILE.pdf (2013/09/20閲覧)より

アスベスト暴露によって、赤血球における溶血反応の他にも、
脂肪細胞においてmonocyte chemoattractant protein-1 (MCP-1)などの産生と、
抗炎症作用をもたらすアディポカインであるアディポネクチンの産生低下を引き起こす。
MCP-1は炎症細胞をリクルートし、中皮細胞に対する遊走刺激効果と増殖促進をもたらすことによって悪性中皮腫の発癌を促進することに関わっていると考えられている。

(7) 悪性中皮腫の治療
日本肺癌学会による悪性胸膜中皮腫診療ガイドラインに詳細が記述されている。
大きく分けて化学療法と放射線療法、外科的手術に分類される。
推奨される症例とエビデンスについて記述されている。
http://www.haigan.gr.jp/uploads/photos/252.pdf (2013/09/20閲覧)



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  1. 2013/09/20(金) 18:22:49|
  2. 病理学
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今日の一枚(196) by Systematic Chaos

同人誌とゲームと音楽のにっこにっこブログ」への書下ろし

Album: Vitalization, 戦姫絶唱シンフォギアG キャラクターソング1,4
Artist: 水樹奈々(日笠陽子)
Genres: Pops

Vitalization.jpg


久しぶりにこちらのブログに寄稿させて頂きます。
水樹奈々さんのニューシングルVitalizationと、テレビアニメ「戦姫絶唱シンフォギアG」の
キャラクターソングの記事です。
シンフォギアGに関しては、H.T氏がアニメ本編やキャラクターソングに関して
詳細に記事を書いて下さっていますが、改めてサウンド面から
これらの楽曲の曲目解説を書こうと思います。
まずシングルVitalizationのレビューからです
前作のBright Streamから約1年という長い期間を経てのシングルのリリースとなります。
本作は3曲入りのマキシシングルですが、タイトル曲はElements gardenから上松範康氏が、
#2愛の星は吉木絵里子氏、#3ドラマティックラブはKOUTAPEI氏が作曲しています。
アレンジは最初の二曲がElements Garden、#3は齋藤真也氏が担当しています。
いずれの方もこれまで担当してきた面子による提供ですが、
3曲共に違った音像を作り出そうという意図が見られます。
A面の#1Vitalizationは、シンフォギアの1期のOPであるSynchrogazerからの流れに従った
打ち込み色の強くテンポの速いトラックにハイトーンボーカルが暴れまわるという王道の展開
という感じです。シンセの電子音と煽るようなストリングスという得意のアレンジで、
歌唱難度はSynchrogazerと比較すれば若干歌いやすいと言えるかもしれません。
ロングトーンはいつも通り圧巻ですが、張り上げ気味の歌唱よりは抜き気味に歌おうという意図が
見られて聴きやすいトーンになっていると感じます。
トラックの複雑なキメに対して歌唱をうまく合わせるのはかなり難しいと思います。
歌詞は当て字が頻繁に出現する何とも個性的なもので健在です。
#2愛の星は、個人的には一番お気に入りの曲です。宇宙戦艦ヤマト第七章のEDとしての提供曲です。
歌詞も綺麗な日本語で聴き取りやすく、音域的にもこの位が一番安定して出し切れていると思います。
アレンジでは近年彼女の多くの作品に関与している室屋光一郎氏によるストリングスが
ゆったりとして、かつオケを覆い過ぎない定位感で非常に好みの音です。
須長和広のベースがもう少し前に出てきても面白いかなと思います。
ハープやフルートも随所に用いられていて起伏のあるアレンジになっています。隠れた名曲の予感。
#3ドラマティック・ラブはシンセの音色がちょっと懐かしく90sを思わせるダンサブルなポップス。
ラストサビの直前のピアノの音色で少し変化があってホッとさせてくれます。
サビのリフレインがキャッチ―で良いです。

続いてキャラソンです。

戦姫絶唱シンフォギアGキャラクターソング1
マリア×風鳴 翼(CV:日笠陽子×水樹奈々)

シンフォギアGキャラソン1


日笠陽子とのコラボレーション・シングルである#1不死鳥のフランメは、
水樹奈々(高音パート)のボーカリゼーションの個性の強さや鋭いトーンゆえ、
日笠陽子(低音パート)のプレーンで清澄なトーンがどうしても存在感に欠けてしまう感があります。
寄り添って歌うために強くビブラートを掛けようとしていますが、
自然に歌うとあまり揺れない声質のためか揺れ方が少し危うげに感じます。
勿論声量は十分にあるように聴こえますし、ピッチも安定しているようです。
スパニッシュな香りがするアコギのソロが素晴らしいです。

戦姫絶唱シンフォギアGキャラクターソング4
風鳴 翼(CV:水樹奈々)

シンフォギアGキャラソン4


#1月煌ノ剣は、所々に挿入されるコーラスと堅い言い回しの多い古風な歌詞、
それに打ち込みのリズムトラックと歪みの強いギターのバッキングに三味線ソロと、
非常に個性的なアレンジが面白いです。
#2恋の桶狭間は、まさかフル・コーラスで収録されることになろうとは、驚き呆れることであります。
内容は完全なる演歌で、正に水樹奈々の本領発揮という感じのこぶし(ビブラートではない)に
タメの効いたボーカリゼーションがあふれ出る情念を表現しています。
語りのパートでは思わず吹き出しそうになりますが、ベースの音色が非常に好みで良いです。
フレーズもなかなか遊んでいて面白いですし、一番聴き所と言っていいと思います。

不死鳥のフランメ 

月煌ノ剣

恋の桶狭間

by Systematic Chaos

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関連記事
  1. 2013/09/20(金) 02:02:02|
  2. 水樹奈々
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今日の一枚(195)

Album: Dedicated To You, But You Weren't Listening
Artist: The Keith Tippett Group
Genres: Jazz Rock, Progressive Rock

Dedicated To You, But You Werent Listening


イギリス西部、ブリストル出身のジャズピアニスト、作曲家。1947年生まれ。
1971年作の2nd。1969年にはKing Crimsonのキーボディストとしてレコーディングに参加し、
シングル、Cat Foodを含めて合計3つのアルバムでピアノ演奏を披露しています。
本作は、彼の作品の中でも最もよく知られた一枚と思われますが、
発売当時はほとんど評価されず、プレスされた枚数が少なかったようで、
一時は入手するのも大変難しく高値で取引される状態が続いていましたが、
今年の1月にリマスターののちCD化されて、ようやく一般にも手に入るようになりました。
イギリスにおけるフリー・ジャズの発展に重要な役割を果たしています。
本作は、知る人ぞ知るプログレッシブ・ロック/ジャズ・ロックバンドであるSoft Machineの
メンバーを招集し、制作されたハードなインプロビゼーションが炸裂した、
ジャズ・ロック寄りの作品に仕上げています。
68年から70年にかけてKeithのSixtetに参加していたElton Dean
(Sax, Elton Johnの名前の由来となった)のSoft Machine参加を受けて、
豪華なメンバーが集まったと考えられます。
Keithの存在を知ったのは、雑誌のジャズ批評「ジャズロックって何だろう?」の特集を読んで
本作の紹介を読んだことでした。
その時に本作のジャケットを見てあまりのカッコ良さに衝撃を受け、探し続けていました。
この雑誌をきっかけにWeather Reportも聴き始めたので、本当に雑誌の情報には助けられています。
というわけで、内容の説明に入っていきたいと思います。
難解そうなジャケットですが、演奏の内容としてはむしろ典型的なジャズ・ロックの
アルバムという感じです。
シャープで手数の多いトリプル・ドラムスと、基本的にはインプロでブロウしまくっているホーン、
そして音の隙間を埋めていくように
引き倒すエレキギターと、Keithの変態的なソロが異様な複雑さで絡み合って
クラクラするような疾走感のあるグルーブを作り出しています。
ベースラインやドラムのリズムのとり方を見ていると、所々にファンクっぽさが滲み出ているところも、
個人的には非常に好みの点です。
リマスターとステレオアレンジのおかげで分離がよく聴きやすい音になっています。嬉しい!
#1This Is What Happensは、Mark Charig(Cornet)とKeithの流麗で陽気なソロが聴き所の
ファンキーな一曲。
のっけから叩きまくりの激しいドラムスと動きの多いベースラインがジャズとは思えないドライブ感のある
グルーブを「炸裂!!!」させています。
#2Thoughts To Geoffは10分越えの大作主義な一曲。
疾走するウォーキングベースにアヴァンギャルトに吠えるNick Evensのトロンボーン、
Gary Boyle(G)の、クリーントーンで刻まれる奇怪で浮遊感のあるフレージング、
そして6分ごろから始まるKeithの狂気を感じるソロが凄まじいです。
開いた口が塞がらないフレーズとしか言いようがありません。
こういう音楽こそ即興音楽と呼ぶのでしょう。
火花が散るような、とは正にこの曲を指して言っているようであります。
#3Green And Orange Night Parkは、コルトレーンのようなフレーズを吹くEltonのサックスに
リードされるスロウテンポなパートから始まり、テーマに向かって徐々にテンポアップしていきます。
テーマ前のドラムスのフィルは鳥肌ものです。ベースラインも朗々と歌うようなフレーズで面白いです。
#4Gridal Suiteは譜面にしたら真っ黒になってしまうであろうドラムスの激しいぶつかり合いにより、
絶え間なく水の流れる滝のようなリズムをバックにして、謎のノリで
(どうしてこのリズムに乗れるんだろうか…)引き倒すベースとホーンセクション。
何度聴いても「理解」はできませんが不気味な気持ちになる不思議な曲です。
#5Five After Dawnは当時流行していたサイケデリック・ロックの影響を感じる音使いのホーンや、
人の声や金属音のようなSE、パーカッションを巧みに取り入れてリズムに多方向の奥行きを出すような、
いわゆるノイズ・ミュージックの奔りのような手法が取り入れられていて、
非常に興味深く、おそらく本作の中でも最も聴き手を選ぶであろう一曲。勿論私は大好きです。
#7Black Horseは、一転して陽気なジャズ・ロックという感じで、
エレクトリック・ピアノのリフと、リードギターのブルージーなソロがロックンローラーにも
堪らない、ジャズとロックの最高のフュージョン。ギターソロはここぞとばかりに弾き倒しています。
トロンボーンも相変わらずバンドの音を引っ張っているようでいい仕事しています。
即興音楽として難解な部分もあるとはいえ、
全般的に伸び伸びとして安定感のある演奏で、陽気でハイテンションな楽曲ばかり収録されているため、
ジャズロックに初めてどっぷり浸かるのに最高のアルバムだと思います。
熱い!熱過ぎる名盤!!!

This Is What Happens

Thoughts To Geoff

Green And Orange Night Park

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  1. 2013/09/16(月) 15:26:24|
  2. The Keith Tippett Group
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筆者の好きなアーティスト一覧

というわけでございまして、続きです。
ついつい文章が長くなってしまう癖があるので、
さっそくリストを書いていこうと思います。
基準としては作品の大半を聴きこんでいてかつ好きであるという2点を前提とします。
数が多くなり過ぎると読みづらいので、他のブロガー様によるリンク集紹介などで不評でしょうから、
「各ジャンルの界隈で有名なアーティストである」ということも考慮に入れようと思います。
ではどうぞ。便宜上邦楽で15名、洋楽で20名を選出しました。
かなり割愛せざるを得ませんでしたが、それなりに著者の趣味を反映していると思います。

1.邦楽 (アルファベット順、50音順)
ACIDMAN
the band apart
Bonnie Pink
Casiopea
KENSO
MISIA
Original Love
Sing Like Talking
UNCHAIN
上原ひろみ
宇多田ヒカル
スガシカオ
平井堅
水樹奈々
山下達郎

2.洋楽 (アルファベット順)
Bill Evans
Boz Scaggs
Chaka Khan
Curtis Mayfield
Donald Fagen
The Doobie Brothers
Dream Theater
Earth, Wind & Fire
The Isley Brothers
Jimi Hendrix
Michael Jackson
Miles Davis
Pages
Pat Metheny
P-Funk
The Rascals
Stevie Wonder
Stratovarius
Toto
Weather Report

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関連記事
  1. 2013/09/14(土) 20:52:52|
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著者の音楽遍歴・好きなミュージシャン

私的名盤紹介にお越し下さった皆様、いつもおいで下さっている皆様、
相互リンクやTwitterにて交流して下さっているブロガーの皆様、お世話になっております。

他のブログにある、サイトマップのようなものを(自分のブログの名刺代わりとして)
自分も作成してみたいと、以前から思っておりました。
そこで、サイトマップの代わりとして今日は少し著者の音楽遍歴をお話しようかと思います。
記事の最後に、好きなミュージシャンの簡単な一覧をお付けして、本サイトの自己紹介とさせて下さい。
どのくらい需要があるのか分かりませんが。

自分の音楽的趣味のルーツにあるのは、音楽好きの両親が好んで聴いていた音楽であります。
つまりそれは、
1. 70s後半~80sの日本のニューミュージック(山下達郎、松任谷由実)と、そのフォロワー 
2. 70s末から80s初頭にかけての黒人音楽とりわけモータウンとシカゴ・ソウルに代表されるノーザンソウル
3. フュージョンやスムースジャズ、クロスオーバー、AOR
4. アメリカン・プログレハード
5. ディスコ・ミュージック
6. ソウルシンガーやジャズシンガーなどによるソロアルバム
7. 80s~90sにおける日本の歌謡ロック
8. 90sに流行した渋谷系関連
といった音楽たちです。
クロスオーバーとは言っても、黒人音楽(ソウル)の影響が色濃いものやジャジーなものを
聴く機会が多かったので、今でも、好きなリズムは8ビートよりも16ビートで、
バックビートの効いたリズムに身体が反応しやすいのは変わらないと思います。

幼少期から聴かされる音楽の7割は洋楽であったことと、英語の勉強をしていたこともあって、
現在でも聴く音楽の8割は洋楽です。一時期邦ロックに嵌っていた時期もありますが。
ただ例外として、山下達郎のオリジナルアルバムは両親が大ファンということもあり
徹底的に聴かされました。平井堅やBonnie Pinkなどのシンガーソングライターの
作品や、90sに活躍していたSing Like Talking(佐藤竹善)やOriginal Loveの作品、
Stevie WonderやMichael Jacksonのオリジナルアルバムに触れたのも幼少期でした。

中高生になり、初めて買ったのは当時従姉が好きだった宇多田ヒカルのアルバムでした。
シンガーソングライターとして、一人の人間としての彼女のファンとなり、
アルバムを幾度となく聴いていたのを鮮明に記憶しています。
その後、高校生になってから、たまたま深夜に聴いたラジオ「水樹奈々スマイルギャング」に出会い、
現在までライブも含めて彼女の音楽にもどっぷりと浸かっていました。
山下達郎氏のラジオ”Sunday Songbook"もちょうどこのころから意識的に毎週聴くようになり、
オールディーズやスウィート・ソウルなどの黒人音楽へと傾倒していきます。
当時からレンタルショップで毎週大量のCDを借り、携帯音楽プレーヤーに入れては聴いていました。
そのほとんどは上に挙げたような70s~80sの古い洋楽(特にAORやソフトロック)ばかりでしたし、
興味が持てず新しい音楽に触れようという気持ちはあまりありませんでした。
受験中は、予備校の行き帰りに当時流行していたけいおん!関連のアニソンや
水樹奈々の作品を聴いて自分を鼓舞していました。
センター試験の行きの電車ではSparkle(山下達郎/For You)、
2次試験の行きの電車ではLove Space(山下達郎/Spacy)を聴いていたのを覚えています。

大学受験を無事終え、新たな友人関係を作っていく中で、音楽を聴くことのできる時間が
大幅に増えたため、そこから一気にそれまで聴いていなかった音楽ジャンルに手を伸ばしていく
ようになります。さらに、軽音楽部に先輩や親友が多く所属していたため、
その人たちからの影響も受けていくことになります。
一番の大きな収穫は、メタルとジャズ・フュージョン(インストゥルメンタル・ミュージック)との
出会いでした。
それが下のようなジャンルの音楽です。
1. へヴィ・メタル
2. プログレッシブ・ロック
3. フュージョン
4. モダンジャズ
5. ジャパニーズ・フュージョン
6. エモ・スクリーモ

大学に入学して人間関係の基盤もでき、生活に慣れてきてから、
友人同士でCDや音楽データの貸し借りを行うようになっていきました。
その中でアニメファンや声優ファン達との交流を深め、

7. アニメソングやキャラクターソング
8. 声優のソロ・アルバム
なども折に触れて聴くようになりました。
こうして音楽の情報収集をますます意図的に行うようになり、
ミュージックマガジンやロッキン・オン、レコード・コレクターズなどの音楽雑誌や
MTV, Space Showerなどのテレビ、ニコニコ動画やYoutubeなどの動画サイト、
そして個人運営による音楽ブログをチェックするようになりました。
特にニコニコ動画の作業用BGMは非常に役に立ちました。
基本的にはバイトの給料でレンタルCDを一週間に10枚ほど借り、手に入らないものはメモしておく
というスタイルでCDを探し求めていました。
あとはTower Recordsに立ち寄りポップを見て新譜の試聴を繰り返すことと、
旧譜の中古CDを求めて中古屋をリサーチして探し回ることによって作品を集めていきました。

このころになると、自分の中に知識がたまっていき、ジャンルに対する感覚が大まかに出来上がり、
友人に音源を貸し出す際にそのアーティストにまつわる知識や曲目解説を添付するようになりました。
これは、昔の洋楽のCDに付属していたライナーノーツに憧れての行為でもありました。
書き溜まっていった感想やレビューを読み返し、もう一度CDを聴くと、
理解が深まったようで鮮明に音が記憶されていくのを感じていました。
そして内心感じていたのが、同世代の音楽に対する興味の低さと、
聴いている人たちの趣味の狭さや閉鎖感でした。
こういうと驕り高ぶったような言い方になるかもしれませんが、
同世代の人たちに古いポップスや黒人音楽、フュージョンやメタルなど、
自分が良質と思った音楽を発信していくことで、
低迷している音楽の地位が、少しでも変わり、興味を持ってもらえるようにはならないか、
と思うようになったのです。

結果として思いついた手段が、「ブログを書く」ということでした。
最初はAmazonにレビューを書こうかと思いましたが、どうせなら個人サイトにした方が、
趣向の近い人が何度も訪れて下さるだろうし、レスポンスも貰えて自分のためにもなるという
一石二鳥と考えたからです。
友人のために書き溜めていた記事を投下しつつ、良いものは記事を書くという前提で
音楽を聴くようになり、意識的に一つ一つの音を聴き取ろうというスタンスになりました。
大変ラッキーだったと思います。

話題がかなり逸れてしまいましたが、以上が私の音楽遍歴の概要です。
おそらく全く需要のない記事と思いますが、忘備録に書いておきました。
長くなったので「好きなアーティスト一覧」は次の記事に書いていきます。

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関連記事
  1. 2013/09/14(土) 19:06:44|
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今日の一枚(194)

Album: New Orleans
Artist: PJ Morton
Genres: R&B, Soul, Pops

New Orleans


アメリカ、ルイジアナ州ニューオーリンズ出身のシンガーソングライター、音楽プロデューサー。
プロデューサーとしてはIndia.ArieのInterstedでグラミー賞を受賞するなど活躍し、
Maroon 5のサポート・キーボーディストとして、レコーディングやライブ参加でも良く知られています。
1981年生まれ。父はゴスペルシンガーのPaul S. Morton。2013年作の3rd。
数多くのスタジオミュージシャンやStevie Wonder(ハーモニカでの参加)、Lil Wayne(ラッパー)など
多くのゲストを招いて制作された本作は、クラシックなソウルやゴスペルのテイストを色濃く残しつつも、
グルーブを醸成するラップや電子音も散見され、モダンなR&Bとしても十分鑑賞に堪えうる良作に
仕上がっています。ジャケットもとってもオシャレだと思います。
#1New Orleansは、喧騒の中でオルガンを弾きながらの語りが曲の前後に配されており、
その間に訥々としたベース音と打ち込みのシンバルの構成する生々しい音像のパートが
挟み込まれた小品。一気に心を掴まれます。
#2Only Oneはメロディックで歌うようなベースラインとフリーソウル風のホーンに、
ソリッドなドラムスと緻密に重ねられたコーラスワークがうねりのあるグルーブを感じさせてくれます。
ゲスト参加のStevie Wonderによる蕩けるようなハーモニカソロで締めくくります。
トラックは#3Never Get Over Youへとシームレスに繋がっていきます。
Busta Rhymesによる野趣に富んだ荒々しいラップからファンキーなホーンアレンジがクールです。
Twangなトーンのクリーンカッティングと、ダンサブルなビート感を強調するベースライン、
歪みのギターによるハードロックなバッキングが新鮮な#4Heavyは、
ギターの音作りや定位感が渋くて最高に好みです。
ここまで一気に続きますが、良く練られた楽曲ばかりで若い才能の渙発さに驚かずにはいられません。
#5Hard Enoughはリゾート・ミュージックっぽいトラックに優しげなストリングスがバッキングする
というまた興味深い構成の一曲です。
#6Work It Outは緩いカッティングと粒のハッキリとした音色でループするドラムスの
作るアンビエントな音像がモダンな一曲です。コーラスの音処理のセンスの良さが際立っています。
#7First Sightは四つ打ちのキックとディスコライクでファンキーなカッティングを
絡めたリフが疾走感を生み出しています。ただ音作りは非常よく分離されており音数も絞られているので、
音の間のグルーブ感はデジタル的(アナログっぽくない)というか現代的なものです。佳曲。
#8Always BeはStevie Wonderが如何にも書きそうな哀愁のあるメロディに、
得意技の、複雑でゴスペルライクなコーラスを重ねたリフレインが印象的です。
#10Motionはトレブリーな音色のギターリフから始まり、メロウで所々ブルージーなフレーズを
控えめに弾くピアノ、コーラスとの掛け合いで進行していくボーカリゼーションも飽きさせません。
今年発表されたブラックミュージック絡みの作品としては、一番愛聴している一枚かもしれません。
弱冠32歳にしてこのプロデュース能力の高さ、演奏者としてのレベルの高さ、
そしてボーカリストとしての正確さや声量、コーラスアレンジのセンスの良さというのに、
本当に驚きを隠せません。正に私が求めていたモダンなソウルの一つの完成形です。最高。

Only One

Never Get Over You

Heavy

Always Be

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  1. 2013/09/14(土) 01:37:55|
  2. PJ Morton
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今日の一枚(193)

Album: Melodies
Artist: 山下達郎
Genres: Pops, AOR, Soul, Funk

Melodies.jpg


本サイトでは4枚目の紹介になります。ファンクラブ会員として、幼いころから聴き続けてきた、
東京都豊島区出身のシンガー・ソングライター、音楽プロデューサー。1953年生まれ。
先日、発売30周年記念ということで新たにリマスターされ、ボーナストラックも加えて
再発されたばかりの1983年作の10th。RCA/AIRを離れ、Moonへと移籍してから1枚目のアルバムです。
Ride On TimeやFor Youでのスマッシュ・ヒットで、当時流行していたリゾート・ミュージック路線の
作品を世に送り出したことで、本人の意図とは反してアウトドアでのドライブ・ミュージックとして
「夏だ海だタツローだ」というキャッチコピーが定着しもてはやされる中、
商業音楽として自分の音楽がほんの一時的な発散の道具として消費されることを恐れた彼は、
当時契約問題を抱えていた事務所を離れ、プロデューサーの小杉理宇造氏とともに新たな事務所
(ムーン・アルファレコード)を設立し、移籍することになります。
それまでの作風から一転して演奏面でも16ビートの多用されることの多かった以前の作品から
8ビートのグルーブを追及したり、青山純(Dr)や伊藤広規(B)をのリズム隊を始めとする
スタジオ・ミュージシャンを用いずに全ての楽器を一人で多重録音したりしています。
あるいは#9黙想のようにピアノ弾き語りにコーラスを加えたバラードにGlen Campbellのカヴァーと
いった、初期を思わせるような作風の楽曲も収録されていたりと、
新たな試みが散りばめられた非常に興味深い作品と言えると思います。
フュージョン色の強かったFor Youに比べて、本作はフィラデルフィアやシカゴのソウル、
或いはロック色の強い楽曲が多く収録されていることからも、Sugar Babe時代や
デビュー当初のCircus TownやSpacyの頃の作風への回帰とも取れる傾向が見られます。
それまで吉田美奈子氏に任せることも多かった作詞を、すべて彼自身が行ったという点も、
本作を考える上で重要なことかと思います。
(#7Blue MidnightはFor Youの際にレコーディングされたものなので吉田氏の作詞になっています)
Melodiesの時点ではまだ山下氏本人の一人の人間としての主義や哲学が語られるような
メッセージ性はあまり見られず、心象風景を描いたような抽象的なものが大半を占めていますが、
明らかにそれまでの自分の音楽的指向を打ち破ろうという強い意志が感じられます。
彼のキャリアにとって、とてつもなく大きな分水嶺になる作品であると言って間違いないと思います。
そして彼の無数にある楽曲のうちで最も大きなヒットとなった#10クリスマス・イブも
アルバムの最後に、ひっそりと収録されています。
それだけに、本作のリマスターはファンたちにとって待望のものであり、(ライブアルバムのJoyも
リマスター再発を期待されている一枚だと思います)他ならぬ筆者も心から待ち望んでいたものでした。
音質向上は素晴らしいものがあり、99年盤のCDやベスト盤と比較して非常にクリアで抜けの良い
音質になっています。
CDには本人による詳細な曲目紹介が収録されていますので、出来れば購入して頂いてそちらを
ご覧になって頂きたく思いますので、手短に紹介します。
#1悲しみのJody(She Was Crying)は、当時にしては珍しい8ビートのロックナンバーで、
サックス・ソロ以外は全ての楽器が彼の手によって演奏されています。
アルバムの一曲目に、8ビートで失恋を題材にした歌をファルセットで歌うという、
正にそれまでのサウンドからの脱却を表していると言えると思います。
得意のファルセットと透き通ったメロウなコーラス、へヴィ―なドラムス(流石に元ドラマーです)
が生み出すアナログな肌触りで、サウンド的にも異色な一曲だと思います。
#2高気圧ガールは、軽やかなコーラスワークとパーカッションから始まり、
青山純(Dr)がいつものあのぼすっとした音で叩き出します。
コーラスのリフレインやパーカッション、タイトなリズム隊が合わさってポリリズム特有の
浮遊感を湛えています。最後のロングトーンは圧巻です。素晴らしい。
#3夜翔(Night-Fly)は全編ファルセットで歌われるシカゴのスウィート・ソウル風の一曲です。
サビ前の大仰なキメが時代を感じさせます。
#4Guess I'm Dumbは1965年に発表されたGlen Campbellのシングルのカヴァー。
リバーブの掛かったようなコーラスとストリングスが緩やかなグルーブを生み出します。
#5ひとときはアコギのイントロから始まりフォーキーでニューヨーク風のシンプルなサウンドと、
マイナーな進行が印象的です。シンセベースの音色もべったりせず綺麗に溶け込んでいます。
#6メリー・ゴー・ラウンドは、Totoの項でも話しましたSF小説作家のレイ・ブラッドベリ
の作品から影響を受けて書かれたという、廃墟となった遊園地に忍び込むというファンタジックな歌詞が
不思議な魅力を放っています。彼の書いた歌詞の中でも最も好きなものの一つです。
ファンキーなベースラインとへヴィ―なドラムス、テレキャスのカッティングが作る
鉄壁のアンサンブルにスペイシーなコーラスが独特な焦燥感を感じさせます。
#7Blue Midnightは、佐藤博(Piano, Key)のジャジーで都会的なフレージングと、
土岐英史(Sax)のソロに岡沢章のベースと、初期の作品を思わせる音像です。
柔らかいストリングスがリラクシングで聴き所です。
#8あしおとは、ファンの中で隠れた名曲として挙げられることの多い一曲ですが、
シカゴ・ソウル調でノスタルジックな歌メロと、 枯れた音色のギターソロが良い味出しています。
#9黙想はピアノの弾き語りにコーラスを加えて仕上げた短い一曲ですが、
この曲やSpacy収録の「朝のような夕暮れ」のような、どことない不安を滲ませる曲調のバラードは
個人的に大好きです。こんな曲また作ってくれたら良いなと正直思います。
#10クリスマス・イブはもう説明不要の名曲だと思いますが、発売から5年後に
JR東海のCMソングとして採用されてから有名になったというなんとも話題の尽きない一曲です。
バロック音楽的なコード進行を奏でるシンセや音域の広く複雑なコーラスワークをバックに、
リズム隊のドライブ感溢れる演奏が、この曲がロックンロールであることを強く認識させてくれます。
一人のミュージシャンとして仕上げたいと思う理想の作品は、
リスナーが求めるものと一致するとは限りません。
そういった意味で、ヒット曲を出しながらも、自分の真に作りたい音楽を作り、
発表しライブを行い続けているという意味で、彼は本当に本当に貴重な存在ですし、
不世出の才能であると言って私は全く疑いません。
彼の作品にカヴァーが多いことからも示しているように、常に多くの作品に触れていく中で
自分にとっての本物を見つけ出し、消化し作品にしていくという、
神経質で職人的な性質あってこそと言えるかもしれません。
この態度は特に楽曲のアレンジの、各楽器楽器に対する緻密さや、録音状態の良さに最も現れています。
彼の音楽へのひたむきで真摯な姿を見て、これからも多くの音楽に触れ、
ポップスの行方を見つめて行きたいと、本作を聴き直して、強くそう思いました。

悲しみのJODY(She Was Crying)

高気圧ガール

Guess I'm Dumb

ひととき

メリー・ゴー・ラウンド

あしおと

黙想

クリスマス・イブ

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  1. 2013/09/06(金) 01:16:02|
  2. 山下達郎
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今日の一枚(192)

Album: Help Us Spread the Message
Artist: Mighty Ryeders
Genres: Funk, Soul

Help Us Spread The Message


1977年にRodney K. Matthews(作詞・作曲・編曲)を中心としてマイアミ周辺で結成された
ボーカル・インストゥルメンタル・グループ。1978年に発表された(と思われる)唯一のアルバム。
先日コミックマーケット84参加のため東京に旅行で行った際に、
新宿のDisk Union-ソウル・ブルース館で彷徨っていたのですが、
店の一押しの一枚としてリイシューされた本作が取り上げられていたので、
目に留まり購入する至りました。
ファンクというほどのスリリングな興奮を与えてくれるというわけでもなく、
メロウでソウルフルなリードヴォーカルが映える作品というわけでもないのですが、
ちょうどブルーアイド・ソウルとか、クラブ・ミュージック(ディスコ・クラシック)のような、
どことなく「緩く」て浮遊感のあるグルーブがアルバム全体に行き渡っていて、
聴いているととても心地よい適度な高揚感に包まれます。
コーラスワークも若干線が細く鉄壁というわけではないですが、
楽器演奏はなかなか正確で、特にリズム隊のファンキーなタイム感がいい仕事をしています。
動きが多くてメロディアスなベースラインは特筆すべき面白さがあると思います。
所々にジャズ・ファンクっぽいフレーズが散りばめられていたりして、個人的にはとても惹かれます。
バンド名をそのままトラック名にした#1Mighty Ryedersは、 カッティングに始まり、
うねるようなディスコ・ビートを感じるベースラインと音数の絞られたホーンアレンジもクールです。
#2Let There Be Peaceは、クラビネットの独特な音色のファンキーなリフと、
手数の多いドラムスやパーカッションが複雑なキメを演出するスリリングなファンク・ナンバーです。
#3Lovelyは、メロウなミドルテンポのバラード。
消え入りそうなファルセットと、複雑なコーラスワークで聴かせています。
#4Evil Vibrationsは、ソリッドでご機嫌なベースラインと、
ミュートの鋭いドラミングがフュージョン風のビート感を残しつつ、
楽器的に和音を鳴らす道具として複雑に用いられたコーラス、メロディックでジャジーなサックスソロと
非常に良く練られたアレンジで聴き飽きません。素晴らしい一曲です。
平和への真摯なメッセージをマイナーな進行で歌い上げる
#5Help Us Spread The Messageは、印象的で悲しげなコーラスのリフレインと、
後半に向かってテンポアップしていく展開が大作感を与えてくれます。
B面1曲目の#6Everybody Grooveは、ワウの絡んだカッティングと端正なドラミング、
クラビネットのどことなく不安定な空気感を作り出しています。
#7I've Really Got The Feelingは、ダンサブルでゴリゴリとした前半部から、
複雑にパーカッションが鳴り、鋭いリズムギターが荒ぶりまくる疾走パートになるお気に入りの一曲です。
#8Fly Away With Meは短いインスト。フュージョンっぽい軽いドラムスにキーボード、
そして縦横無尽に駆け回るこの曲のベースラインはホントに良いです。聴いていて思わず体が動きます。
サックスとトランペットのもろにジャズなソロも彼らの個性をよく反映しています。
P-Funkへのオマージュとも取れる#9Star Childrenは、スローテンポのバラードで、
重厚なドラムとサイケデリックでスペイシーなキーボード、キラキラとしたピアノの高音が
もの悲しい雰囲気を盛り上げています。
#10Ain't That Away (To Spend Our Day)は、Isley BrothersのHarvest For The World
を思わせるようなフリーソウルっぽいゆったりとしたリズムに、
ゴスペルライクなコーラスワークに癒されます。
すべての楽曲にそれぞれ一筋縄ではいかない個性的なアレンジと、
ジャズ・フュージョンからの影響が見え隠れするスリリングな演奏というように、
良い意味でマニア受けしそうなアルバムだと思います。
こういう作品こそ、レア・グルーブと呼ばれて然るべき隠れた名盤だと思います。

Let There Be Peace

Lovely

Evil Vibrations

Fly Away With Me

Star Children

Ain't That Away (To Spend Our Day)

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  1. 2013/09/04(水) 23:01:07|
  2. Mighty Ryeders
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今日の一枚(191)

Album: Newk's Time
Artist: Sonny Rollins
Genres: Jazz, Hard-Bop

Newks Time


アメリカ、ニューヨーク出身のテナー・サックス奏者。1930年生まれ。
1957年作のリーダー作品。Miles Davis Quintetでドラムスを務めたPhilly Joe Jonesを
初めとして、Wynton Kelly(Piano), Doug Watkins(B, Jazz Messengers)を迎えて
録音されました。いわゆる、ブルーノートの4000番台と言われる人気の高い作品群の中でも、
本盤は1枚目に当たる作品で、よく知られている作品と言えます。
ロリンズは、以前からメジャーリーガーのDonald Newcombeに顔が似ていると言われており、
それにちなんでNewk's Timeと名付けられました。
ブライトでエモーショナルなWynton Kellyのピアノもいつも通り素晴らしいですが、
#4The Surrey With The Fringe pn Topでサックスとドラムスのみで録音してしまうほどに
信頼を置かれたPhilly Joe Jonesの、パワフルで、縦横無尽に叩かれるフィルやソロは、
やはり本作の一番の聴き所だと思います。
このドラムあってこそ、サックスのアドリブが朗々と演奏することが出来ているように感じます。
演奏中の一瞬一瞬にメンバー各々の空気を読み取り、緻密に計算しつつバンドのアンサンブルを左右する
ような、正に本来ドラマーが果たすべき重要な役割を見事に完遂していると思います。
メロディックなサックスのアドリブやブロウも、他の作品でのリラクシングな演奏とは異なり、
よりダークで、ハードな演奏になっていて個人的にも非常に熱くなれる一枚です。
#1Tune Upから疾走感のあるシンバルレガートに、右チャンネルから流れる流麗な
ウォーキング・ベースをバックに、音数の多く軽やかなサックスが絡みついていきます。
ピアノはいつもより若干抑え目のプレイという印象です。
#2Asiatic Raesは、Wynton Kellyのメロディックなピアノソロが光る風変わりな進行の一曲です。
ここでもハッとするようなリムショットを絡めたドラムソロに、長いパッセージを軽々と吹いていきます。
スネアの、激しい雨垂れのように空間を占拠する音色に終始驚かされ続けます。
#3Wonderful! Wonderful!は、ノスタルジックで楽しげなテーマに始まり、
リラックスしたいつもの歌心満載のサックス・ソロを聴かせてくれます。
ピアノソロも好調で、彼らしくためたような演奏というよりはスクエアなタイム感で素朴な演奏です。
サックスとドラムスのデュオで録音された#4The Surrey With The Fringe pn Topは、
ベースレスでかつ単音楽器しかないにも関わらず、音に十分な厚みがあって不思議なグルーブがあります。
その名の通りPhillyのために作曲されたオリジナル曲#5Blues for Philly Joeは、
丁寧に紡がれる4ビートに、各メンバーが順番にソロをぶちかます教科書的なハード・バップ。
#6Namely Youは、ミドル・テンポのスタティックな一曲で、長く動きの多いコミカルなサックスを
堪能できます。
即興音楽としての50sのハード・バップの魅力が30分という時間に濃縮された貴重な名盤。
Sonny Rollinsの、50sにおける数々の優れた作品の中でも、個人的に最も思い入れのある作品です。

Tune Up

Asiatic Raes

Wonderful! Wonderful!

The Surrey With The Fringe pn Top

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  1. 2013/09/04(水) 00:12:12|
  2. Sonny Rollins
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今日の一枚(190)

Album: The Gathering
Artist: Testament
Genres: Thrash Metal

Gathering.jpg


1983年にアメリカ、カリフォルニア州バークレーで結成されたスラッシュ・メタルバンド。
1999年作の8th。結成以来多くのメンバーチェンジを経ていますが、
基本的にはChuk Billy(Vo)とPeter Eric Peterson(G)の二人を中心としたプロジェクトとしての
活動を行っています。今作のゲストメンバーとしてはJames Murphy(G)と
Steve DiGiorgio(B, ex Death)、Dave Lombardo(Dr, Slayer)という
鉄壁のメンバーを迎えて録音されています。
正に王道を行くデス・スラッシュという感じですが、とにかくリフがカッコいいバンドです。
前々作のLOWに比べるとギター・ソロは抑え目で、
メタルではありがちなベースが潰れるということもなく、
Steve DiGiorgio(B)のフレットレスベースがブリブリとした良い音を出しています。
メタル系のベーシストの中でも最も好きな音作りかもしれません。
元SlayerのDave Lombardoの正確無比でへヴィ―なドラミングは勿論言うまでもなく最高です。
タムとシンバルの音色の多彩さは聴いていて涎ものですし、
スネアの一音一音が刺さってきて端正で重厚なグルーブを感じさせてくれます。
やはりエンジニアのAndy Sneap(Opeth, Arch Enemy, Megadeth etc)の実力も素晴らしく、
各楽器の分離が非常に明瞭で聴きやすくなっていることが本作を正真正銘の名盤にしていると思います。
#1D.N.R(Do Not Resuscitate)は壮大で不穏なオーケストレーションから始まりツーバスドコドコの
クサクサなスラッシュへと変貌していきます。
#2Down For Lifeはスクリーム気味の強烈な怒気と狂気を孕んだボーカリゼーションと、
ザクザクして変化に富んだリフで疾走するという王道なスラッシュです。
#4True Believerはクリーンに近くコーラスの入ったボーカルと
丁寧に弾きこんだ前半部から、メロディックなギターソロ、そしてスタティックなパートへと
展開していく佳曲です。
#5 3 Days In Darknessは変拍子のキメとPHを絡めた荒く歪んだのリフが絡みついて、
False Chordの色が強いボーカルと非常にマッチしています。雄々しいコーラスも男ならば
高ぶらずにはいられません。
#6Legions Of The Deadはドラム虐めとも言われかねない暴虐的なまでの手数が
聴き所の超疾走曲です。この速さでこれほど粒の揃ったブラストでドライブ感もあって凄過ぎます。
ギターソロも激しいアーム奏法含めて変わった音使いで面白いです。
#7Careful What You Wish Forは古典的なハードロックなリフをバックにうねるようなベースラインと
スウィングするリズムが異色な一曲です。
#8Riding The SnakeはミドルテンポでDaveの足技が光るドラミングとクラシカルなソロが
シンプルで良いです。ベースラインは本盤の中でも一番興味深いと感じます。
#10Sewn Shut Eyesはミュートの効いたバッキングにベースソロで独特な浮遊感のある
トーンを堪能できます。
#12Hammer Of The Godsは短いインスト。スペイシーなバッキングにタメるようなドラムス、
ジャコパスの如く自由なフレーズを繰り出すベースがクールです。
最高のメンバーが奇跡的に集まることによってこそ完成した奇跡の一枚として、
永遠に語り継がれることでしょう。頭を振らずにはいられません!

D.N.R. (Do Not Resuscitate)

Down For Life

Legions Of The Dead

Riding The Snake

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  1. 2013/09/01(日) 00:22:57|
  2. Testament
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プロフィール

Author:Systematic Chaos
独断と偏見により、お気に入りのCDを紹介して行きます。
医学部医学科の大学生として臨床医となるべく勉強しています。
山下達郎ファンクラブ
TATSURO MANIA会員。
水樹奈々ファンクラブ
S.C. Nana Net 会員。
上坂すみれファンクラブ
コルホーズの玉ねぎ畑 会員。
初心者ですが宜しくお願いします。
好きなジャンル:
1. AOR, MOR, ソフトロック
2. R&B,ファンク, モータウン,
ニュージャックスウィング,
フィラデルフィアソウル, シカゴソウル,
ブルーアイドソウル
3. ポップス、Jポップ
渋谷系、ニューミュージック
4. プログレッシブロック
5. ハードロック, へヴィメタル,
プログレッシブメタル, スラッシュメタル,
メロディックデスメタル,ブラックメタル
6. ジャズ,フュージョン,
ハードフュージョン, アシッドジャズ,
ハード・バップ, ジャズファンク,
ジャズロック
7. ジャジーヒップホップ,
オルタナティブヒップホップ
8. エモ, スクリーモ
9. ハウス, アシッドハウス,ディスコ

ライブラリは50,000曲ほどです。
ヘッドフォンはAKGのQ701、Audio TechnicaのATH-ESW9、
イヤフォンはShure-SE425を使っています。
iPod ClassicにTEAC-HAp50またはATH-PHA31i(ポータブルヘッドフォンアンプ)を挿して聴いています。
ブログとして記事を書くことを通じて
自分のライブラリと向き合ってみると、
相当趣味が偏ってるということを
痛感しています。
これから沢山の音楽に触れ、勉強していきたいです。
たまに医学関連の記事や日々の雑感を書いております。
※当ブログはリンクフリーです。
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