私的名盤紹介―真の雑食を目指して

自分の心に残った作品を紹介することで、新たな音楽を見つけるきっかけとして頂ければ嬉しいです。

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今日の一枚(329)

Album: Cleaning Up The Business
Artist: Smooth Reunion
Genres: Soft Rock, AOR

Cleaning Up The Business


スウェーデン出身のAOR, ソフトロックユニット。
メンバーはマルチプレーヤーのJosef Melin(Vo, G, B, Key)とSamuel Andre(Dr, Perc,Vo)の二人です。
Melinは1987年生まれで、ハイスクールに通って音楽を学んでいた際に、
Steely Dan, Jazz Crusaders, Yellowjackets, EWF, Chaka Khanなどをはじめとする
ファンク、ソウル~フュージョン/クロスオーバー、Miles, Coltraneなどのジャズに影響を受け、
作曲を行うようになっていきます。相方のAndreは1986年生まれで、ウエストコーストの音楽に
強い影響を受けて育ってきたようです。二人はスウェーデン大学(と思われます)のITM
(応用環境科学部)で2006年に出会い、その年にSmooth Reunion結成に至ります。
本作は2008年作の1stフルアルバムで、リリースはBill Champlin, Robbie Dupree,
JaR(Jay GraydonとRandy Goodrumのユニット)など、アメリカ国内のAOR作品を
数多くリリースしている他に、同じスウェーデン出身のギタリストである
Peter Friestedt(The LA ProjectはネオAORの佳作です), Daniel Andersonなどの作品も
リリースし、AC/AOR再評価の文脈で重要なZink Musicからのリリースとなっています。
日本ではP-Vine Recordsから発売されており、このフルアルバムの前に発表された
ミニアルバムの時点から、AOR人気の高い日本での知名度が高かったようです。
作曲は主にギターで行っているようで、複雑なハーモニーやコーラス、ブラスのアレンジ
のセンスから、かなり細部にわたって近いクオリティーを持つSteely Danフォロワーとして
扱われることが多い彼らですが、特にドラムの音色やグルーブと、
派手なギタープレイ、ファンキーなリズムギターの感覚はロックやファンクに近く、
サウンドとしてはアシッドジャズムーブメントを通過した、Samuel Purdeyのそれに
近い印象を持ちます。(詳細はSamuel Purdeyの項を参照)
ボーカルは二人が半分ずつ担当するスタイルで、線の細く繊細な感じがありますが、
この辺は好みが分かれる部分かもしれません。クレジット以外の楽器隊は全て彼らの
周囲にいる知人に頼んでいるようですが、それにしてもこのクオリティの高さ、
グルーブの感覚は、彼らの年齢を考えると奇跡的なものがあると思います。
Steely Danのフォロワーは数多しと言えども、このレベルで解釈したポップスは
少ないと思います。以前紹介したTalc(Talcの項を参照)はクラブミュージックの界隈で
語られることが多く、Ole Borud(Ole Borudの項を参照)はアメリカンプログレハードの
界隈で語られることが多いのに比して、彼らが一番本家SDに近い感覚があると感じます。
もっとも、もう少しギターオリエンテッドなサウンドで、ドラムは手数が多く、
曲の構造もポップスに近しいものになっていて、そのあたりに彼ら特有の個性があります。
ジャジーで丸い音のカッティングをテーマとして始まる#1BMPDは、繊細なコーラスを
中心としたサビと、メロ部分では徐々に上昇していくメロディックなベースラインが
素晴らしいです。アウトロのサックスソロは西海岸のフュージョンという感覚です。お気に入り。
16ビートのトレブリーなカッティングを中心としたスウィンギーな#2Further Offenceは、
細やかにアクセントの付けられたハイハットの刻みが疾走感を作ります。
ハーモニカのロングソロはMelinが吹いています。
ピアノのコード弾きはあくまでオブリガート的に使われています。
アカペラのコーラスで始まる落ち着いたテンポの#3When You Hit That 6th Noteは、
単音カッティングを中心としたギター、オルガンのバッキングでどっしりと進み、
フィルを起点にコーラスの入ったサビへと繋がっていきます。
ギターと、囁くようなファルセットのスキャットがユニゾンするパートは楽しい。
冒頭のカッティングのリフから、疾走感たっぷりな単音カッティングでファンキーに
進行する#4Video Bandは、歪みのリードギターが入ってサビで一気にポップに変化していきます。
曲後半ではAndreの短いドラムソロが入っており、ここを起点にしてリードギターも
エモーショナルになって行きます。お気に入り。
ピアノと、トレブリーなベースから入り、リムショットの透き通ったリズムとピアノの高音が
煌めくイントロで掴まれる#5Mr.Mulletは、パーカッシブなホーンでソウルフルなサビ、
それとは対照的な泣きのギターソロが堪りません。お気に入り。
続くインストの#6Very Symmetetrical Placeは、派手にエフェクトの掛けられたエレピや
ギターソロをフィーチャーした一曲です。
本作のリードトラックである#8The Connectionは、かなりSteely Danを意識したハーモニーに対する
メロディラインの付け方、コーラスの用い方をしており、リズムギターやドラムスも
そういうプレイですが、サビに向かっていくキメや曲後半のドラムのハットの入れ方には
彼らの個性を強力に感じます。お気に入り。
#9You're Out Of Businessは、Fagenのソロにありそうなファンキーなドラムプレイや
(よりももう少し手数が多いです)キメが印象的な一曲で、中間部で繰り返されるサビのパートは
やはりポップスに近いフィーリングです。
ピアノ弾き語りによるバラードの#10Difficult/Dangerous/Beautifulは、Laura Nyroのような
60sのシンガーソングライターっぽい香りがしていて、これもまた素晴らしいです。
#11The Believer's Keyは、彼らのEPに収録されていた楽曲の再録で、
シルキーな歪みのギターソロが堪能できる一曲に仕上がっています。
SDフォロワーとして紹介されていますが、彼らなりの個性が演奏の細かい部分に表れており、
ヴォイシングやアレンジのセンスの高さ、それで且つポップさを失わずに仕上げた才能は、
間違いなく本物だと思います。暫く活動の様子が分からない彼らですが、是非とも
新しい作品が聴いてみたいです。
00sAORの傑作だと思います。

BMPD

When You Hit That 6th Note

The Connection

You're Out Of Business

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  1. 2014/08/30(土) 01:49:43|
  2. Smooth Reunion
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今日の一枚(328)

Album: Electribal Memories
Artist: Electribe 101
Genres: House, Breakbeats, Electronica

electribal memories

1980年代後半から90年代初頭に活動していたイギリス、バーミンガム出身
(女性ボーカリストのBillieはドイツのハンブルグ出身)のハウス、
エレクトロニカユニット。メンバーはBillie Ray Martin, Joe Stevens, Les Fleming
Roberto Cimarosti, Brian Nordhoffの5人組で、マネージメントを行っていたのは
Bros, Pet Shop Boys, East 17などで知られるTom Watkinsです。
ユニット名はソビエト連邦制の冷蔵庫の名称と、Roland社のSH-101シンセサイザーの
名前を結合させて名付けたようです。
ファーストシングルはヒットに恵まれませんでしたが、Eric Robinsonとの
フィーチャリングシングルであったHey, Music Lover(S'Express Recordより発売)が
トップ10入りを果たし、これをきっかけにしてMercury/PolyGram Recordsと契約、
続いて発売されたシングルはUK Singles Chartでは32位とヒットとなります。
こうしてリリースされたのが1990年作の1stである本作です。
しかしながらメンバーの方向性の違いにより、2ndアルバムがレコーディングされることは
なく、1992年にグループは解散してしまいます。
その後Martinはソロ活動へと移行し、ゴスペルなどの影響を色濃く見せる
Deadline For My Memoriesなどのソウルフルなアルバムを制作し、
バンドはthe Groove Corporation(Network Recordsより、バーミンガムを中心とする
エレクトロニカ系のレーベルで、デトロイトテクノのイギリスへの輸入や
ハードコアテクノの隆盛に関わったことで知られている)と名前を変えて活動を続け、
よりリズムコンシャスなダブへと方向性を変えていくこととなります。
本作はソウルフルなハウスミュージックとは言えど、アンビエントに近い
浮遊感のある音使いが各所に見られ、Martinのソウルフルなボーカルが
このトラックの中で生々しい魅力を放っています。
なお、筆者が所有しているのは90年発表のCDではなく、
98年にリイシューされたバージョンで、Talking With Myselfのリミックスが
収録されたものとなっています。
#1Talking With Myselfは、ノイズ交じりの短いベースリフを中心としながら、
ホルンのような音のシンセが同じリフを変奏、無機質なビートの中でコズミックな
加工ボーカル、サンプリング音源が散りばめられています。Martinのボーカルは
語り掛けるようであり、後半ではポエトリーリーディングも入っています。
得も言われぬ、不気味で頽廃的な雰囲気があって素晴らしい。お気に入り。
#2Lipstick on My Loverは、短くミュートされたホーンとグロッケンベルのような
音色のシンセ、太くサスティーンの短いシンセベースでファンキーに、
ダンサブルに展開していきます。男性コーラスの温かみのある音と、
コズミックでブルーな深海を思わせるようなシンセのバッキングの対比が鮮やかです。
後半ではエレピの饒舌なリードプレイが曲を引っ張っていきます。
ここまでくるとハウスというよりはかなり人力のグルーブ、
といった感があります。これもお気に入り。
#3You're Walking (Peeping Tom Mix)は、動きの少ない16ビートのリズムトラックに
スペイシーなシンセと電話の発信音のような音のSE、安っぽいストリングス系の音が
被さっていきます。
左右に振られたポコポコした高音の電子音と四つ打ちのキックがダンサブルな
#4Inside Outは、テーマとなるメロディのミニマルな繰り返しを盛り上げる形で
進みます。音数の少ないトラックが、このハイハットやポコポコシンセなどの
パーカッションサウンドを目立たせていて、この瑞々しい定位感には独特の
中毒性があって堪りません。お気に入り。
冒頭から朗々としたハイトーンボーカルが冴え渡っている#5Diamond Doveは、
うねるシンセベースとダンサブルなビートがあり、ビブラフォンのような音のシンセが
虚空を舞っています。他の楽曲でも使われていますが、キメのところで入る、
この派手な音のシンセは、なんて表現(弦の音を混ぜて作ってるだけか)すれば良いのか…
決まった名称があるなら知りたいです。ともかくいい曲です。お気に入り。
ヒップホップ的なソリッドなリズムトラックと、アーシーなコーラスが配置された
イントロから始まる#6Heading For The Nightは、本作の中でもとりわけポップな
一曲で、ストリングスのダークな雰囲気にはニュージャックスウィングに
近しいものを感じます。お気に入り。
テンポアップしてハンドクラップが入り、さらにダンサブルになった
#7Tell Me When The Fever Ended、そして静謐なピアノループとコンガなどの
パーカッションが鳴る中で歪みの掛かったシンセが荒々しくバッキングしている
#8Talking 2へと続いていきます。後半ではドラムマシーン主体になりますが、
ピアノの長いソロがあって飽きさせません。
表題曲の#9Electribal Memoriesは8分超えの長尺曲で、Martinのポエトリーリーディングを
中心としています。後半部では東洋風のシンセのフレージングもあり、
ニューウェーブっぽい香りも湧き立っています。
ここからはボーナストラックとなっており、
#10Talking with Myselfは#1と同じトラック名となっていますが、
実際には1977年にシカゴでオープンしたWaterhouse clubにDJとして招かれて以来、
このWaterhouseで掛けられていたディスコやシンセミュージック、ロックの
ミクスチャー音楽としてのハウス誕生の一端を担うことになり、
97年にはGrammy Award, 2005年にはDance Music Hall of Fameに選ばれたプロデューサーの
Frankie Knuckles(1955-2014,90年代にはMichael Jackson, Luther Vandross,
Diana Ross, Eternal, Toni Braxtonなどのリミックスを手掛けた)その人による
リミックスとなっています。
#11, #12はそれぞれ98年の時点で作られたリミックスであるため、
音質も改善されており、より生々しい音で楽しむことができるようになっています。
レコードショップのセールで偶然見つけた作品ですが、
ニュージャックスウィングや一般的なハウスの作品にとどまらず、
こうしたハウス/ニューウェーブサウンドを取り入れたソウルは、80年代末から
90年代初頭の流行(Lisa Stansfield, Karyn Whiteの項も参照)だったようですが、
今から見ると、ネオソウルやダブステップなどのモダンな音楽に対して見てみても
また違った魅力があり、新たな発見があるように感じます。隠れた名盤。

Talking With Myself

Lipstick On My Lover

Inside Out

Diamond Dove

Heading For The Night

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  1. 2014/08/17(日) 23:30:44|
  2. Electribe 101
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今日の一枚(327)

Album: Loopified
Artist: Dirty Loops
Genres: Fusion, Pops

Loopified.jpg

スウェーデン出身の3人組フュージョングループ。
メンバーはJonah Nilsson(Vo, Piano), Henrik Linder(B), Aaron Mellergardh(Dr)です。
2010年結成。2014年作の1st。メンバーは全員スウェーデンの
ソードラ・ラテン音楽学校からスウェーデン王立音楽アカデミーに進学して
バンドを結成します。Nilssonはクラシック音楽理論を専攻、
LinderとMellergardhはジャズを専攻していました。
Linderは4歳の頃からピアニストとしてのキャリアを積み始め、13歳の時に
ベースに転向しています。Nilssonはストックホルムの教会で聖歌隊として
歌っていた両親の影響で歌を歌い始め、11歳の時にピアノを弾き始めました。
そしてその後ストックホルム出身のシンガーソングライターである
Danny Saucedo(1986-)のバックコーラスとキーボーディストとして
2005年のツアーに帯同しています。元々同じ学校出身の三人は共にセッションをしており、
その企画としてLady Gaga/Just Danceのフュージョンン・アレンジや、
Justin Bieber, Britney Spears, Adeleなどのカヴァーをyoutubeやmyspaceにアップし、
これが100万回以上の再生回数を獲得したことでその名が知られるようになっていきます。
2011年にはプロデューサー、ソングライターとしてAndreas Carlssonが
バンドマネージャーになり、TVでのインタビュー出演を重ねて知名度を上げていきます。
2012年にはアメリカに渡り、Brian McKnight, Simon Phillips, Nathan Eastなどと
面識を持つ機会を得たことから、David Fosterの熱烈な勧誘もあって
Universal Music傘下の歴史あるジャズ系レーベルであるVerveレコードから
デビューすることが決定します。
音楽性としては、Nilssonのシンセやキーボードを中心とした音作りのため、
非常に派手でキラキラとしたイメージがありますが、リズム隊の演奏は
鋭く、テクニカルフュージョンの体を成しています。
サウンド全体としては、Casiopeaに代表されるような往年のジャパニーズフュージョン
のそれにかなり近く、好きな方は間違いなく嵌ると思います。
ボーカルの声質はStevie Wonderを思わせるものがあり、ソウルフルで、
ベースのタイム感、ノリはモータウンまたはファンクの影響が大きくみられるため、
煌びやかなキーボードの音を適度に引き締めており、ブラック好きにも十分
楽しめる内容になっていると思います。
#1Hit Meは、タイトに引き締まったドラムスがダンサブルなビートを
作りながら、複雑なリズムを刻むシンセを弾きながらこれを歌う
Nilssonの技術にただただ驚かされます。鋭いハイトーンボーカルや
合間合間に挟まれるベースのフィルインの難解さには思わず笑みがこぼれます。
スラップしまくりなベースとブレイクビーツやドラムンベースにも近い
幾重にも重ねられたリズムチェンジがテクニカルな#2Sexy Girlsに続いて、
妖しげでダークな感触のある#3Sayonara Loveは、歪みの掛かったシンセや
ベースリフに中毒性があります。
エモーショナルなシンセソロも泣いていて最高。お気に入り。
ストリングス系のシンセに暖かいフィーリングのある#4Wake Me Upは、
アウトロのベースソロが聴き所です。
ジャジーで饒舌なピアノソロの後にダンサブルでキラキラした音で締める
#5Die For Youから,コズミックなシンセとコーラスから始まる#6It Hurtsは
テンポを落としてファルセット交じりの歌唱で歌い上げて行きます。
ニュージャックスウィングのような感触のあるシンセが印象的な
#7Lost In Youは、ソウルフルなボーカルが映えていて素晴らしいです。お気に入り。
サイバーなシンセと壮大なオーケストレーションの対比が心地よい
#8Take On The Worldは、派手な部分転調を挟んでドラムスも派手になっていいます。
しかし何といってもLinderのベースのテクニックは、若手の中では
Hadrien Feraudに負けずとも劣らぬレベルだと思います。
哀愁の漂うハーモニカソロと、スウィンギーなリズムをバックに
派手にスラップするベースが強いビート感を与える#9Accidentally Loveは、
シンセとベースのユニゾンパートの緊張感が最高です。お気に入り。
如何にも古典的なフュージョンライクなピアノソロの後、
曲後半で凄まじいソロを見せるAaron Mellergardのドラムがフィーチャーされた
#10The Way She Walksでは、現代型のドラマーらしく、一打一打にムラが全くなく
自由自在に細かく分割されたビートを完璧に叩き切るメカニカルなソロを披露しています。
本作の中でも異色なピアノ弾き語りのバラード#11Crash And Burn Delightは、
残り1:30辺りからドラムス、生々しいコーラスが入ってきて複雑なキメが出てきます。
#12Roller Coasterは、パーカッシブなホーンの派手なフレージングが
EWFを思わせるサウンドですが、よりドラムスは重く複雑で、
ゴージャスな音というよりはモダンで引き締まった印象があります。
ジャジーなベースソロも良いです。お気に入り。
日本版のボーナストラックとしては宇多田ヒカルの大ヒット曲の
カバー#13Automatic(かなり大胆にリハーモナイズされハードなフュージョンに、
サビはダンサブルに生まれ変わっています)と、
#14Got Me Goingが収録されています。
David Fosterのプロデュース作品と考えると、そのイメージとは少し
離れているかもしれませんが、キラキラとしたシンセの音、
曖昧さのない鋭いリズムの妙を楽しみたい、
フュージョン好きな方には響くサウンドだと思います。
ジャパニーズフュージョンに近い、いい意味でのあのよかった時代の
臭いが漂ってくる作品だと思います。今後も楽しみです。

Hit Me

Sayonara Love

Lost In You

The Way She Walks

Roller Coaster

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  1. 2014/08/17(日) 20:54:04|
  2. Dirty Loops
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今日の一枚(326)

Album: Middle Tempo Magic
Artist: 安藤裕子
Genres: Pops, Soft Rock

Middle Tempo Magic

神奈川県出身の日本のシンガーソングライター、元女優。1977年生まれ。
フェリス女学院大学卒。本作は2002年作の1stフルアルバム。
学生時代には映画をはじめとする映像作品に関わりたいと考えていた彼女は、
勉学の傍ら映画脚本を書いて会社に持ち込むなどしていましたが、
脚本を書くための経験として芸能事務所に所属し、役者として活動を開始します。
当初はエキストラとして映画に出演しており、テレビドラマ、映画の数作品に
俳優として出演するなどしています。音楽との関わりを持つようになったのは
大学三年生の時で、偶然受けた舞台のオーディションで演技とともに歌を
一曲歌うという課題が与えられ、その時の歌をオリコンを1967年に創業した小池聰行に
見出されて音楽活動を行うようになりました。
その後暫くは役者としての活動と同時並行でシンガーソングライターをしていましたが、
近年では殆ど音楽活動に専念しているようです。
彼女のヒットのきっかけとなったのは、2005年に月桂冠「つき」という日本酒の
テレビCM曲として選ばれた「のうぜんかつら」という楽曲で、同年に初めて
オリコントップ10入りを果たしています。
作曲の方法としては、作詞とメロディのみを彼女が行い、残りのアレンジを
山本隆二(1970-)が行うという方法を取っており、楽曲のアレンジは多彩なものに
なっています。近年ではエレクトロに近いアレンジの楽曲が増えていきますが、
この時期は当時ムーブメントの収束に近い渋谷系の影響が随所に見られる
(一部では作曲を宮川弾が担当しています)印象で、フォーキーでアコースティックな
作風の楽曲が中心となっています。
アレンジは全体的に音数が少なく分離が良好で、かなり密室的で生々しい
音像の印象があります。
#1ロマンチックは、スコーンと抜けたスネアドラムの印象的なロックフィーリングのある
ドラム、太いベースの作るソリッドなグルーブに、Rhodesとハンドクラップが
密室的なテイストを加えています。
#2悲しみにこんにちはは、ピアノの端正なバッキングを中心に静かに展開する
メロの中では低音が滲み出るようなベースが印象的です。
フィリーなストリングスや、後半にかけてオブリガートを入れてくるギターが
エモーショナルで素晴らしいです。盛り上がり切るギリギリで止まっている感じが
堪りません。お気に入り。
オルガンとへヴィなドラムスをバックに、明るくキュートに歌い出す#3サリーは、
メロに入ると再び落ち着いた展開に切り替わり気怠い歌唱へと、
そしてサビではご機嫌なベースラインと鋭いフィル、オルガンの前に出た派手な
サウンドへと移り変わって行きながら進んでいきます。お気に入り。
一転してジャジーでスウィンギーな#4Baby Baby Babyは、パーカッシブなクラビネットと、
山本貴志(G)のスムースで緩やかなギターサウンドが印象的です。
後半になるにしたがってホーンも前に出てきます。
アウトロは可愛らしいピアノソロです。最高。
パーカッションと乾いたスネアが忙しないリズムを創出する#5黒い車は、
ベースリフを中心としてファンキーに展開し、サビの印象的なリフレインへと
繋がっていきます。饒舌なギターソロギターソロを挟んでからは、歯切れの良い
単音カッティングを絡めたバッキングがいい味しています。お気に入り。
生々しいアコギのアルペジオと、デジタルで無機質なビートとシンセベース、
サイレンのような電子音やクリックがハウスを思わせる#6Slow Tempo Magicは、
ダンサブルな一曲に仕上がっています。これも良いです。
宮川弾作曲の#7水色の調べは、東京スカパラダイスオーケストラのリズム隊である
茂木欣一(Dr), 川上つよし(B)のリズム隊の端正な演奏とグロッケンベルの柔らかい
トーンが聴き所ですが、この捻ったメロディに歌詞を自在に載せる彼女の
作詞能力も凄いものだと思います。
自分の過去の傷に向き合い未来へと進んでいくという、
ピアノバラードの#8わすれものの森を挟んで、
タッチノイズの心地よいアコギのストロークを中心としたアコースティックな
バラード#9眠りの家は、後半に入ってくるマリンバの丸い音色が切なさを
強烈に演出していて完璧にマッチしています。
温かみのあるストリングスが、「手に触れてみれば分かる」という、
登場人物の静かな自信と対応しているようで、「君」と彼女の言葉にできぬ結びつき、
関係性という物語をよく説明しているようです。お気に入り。
続いてこれも宮川弾作曲の#10ドラマチックレコードは、とりわけキャッチ―な
メロディで掴まれる一曲で、ブレイクの後のピアノソロと、アウトロの煌びやかな
ストリングスアレンジの妙は見事だと思います。
オルガンを中心にした静かなメロから、ロックへと変貌していく
#12聖者の行進は、元カーネーションの矢部浩志の重いドラミングが強い存在感を
放っています。
全体として非常に抑制された、落ち着いたサウンドで統一されており、
白が印象的なジャケットのイメージそのままのサウンドになっているように思います。
無駄な音は一切そぎ落とされていて、彼女の少しブレスリーでか弱いボーカルの、
ヒリヒリとするリアルな感覚がありながらも、その中に静かな熱情を感じるような
声の魅力を見事に引き出すことに成功しています。
少し肌寒くなってきた晩秋の昼下がり、真っ白なマンションの部屋に、
窓から差し込む太陽光のような、そんなアルバムです。

サリー

黒い車[ミニアルバム収録バージョン]

ドラマチックレコード

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  1. 2014/08/17(日) 17:41:30|
  2. 安藤裕子
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今日の一枚(325)

Album: 暁のラブレター
Artist: aiko
Genres: Pops, Blues Rock

暁のラブレター


大阪府吹田市出身のシンガーソングライター。1975年生まれ。
大阪音楽大学短期大学部卒。小学校高学年の頃から一時期を親戚の家で過ごし、
この時期から歌手を志すようになります。高校の在学中にピアノを弾き始め、
1995年にはヤマハが主催している音楽コンテストである第九回TEENS' MUSIC FESTIVALに
出場し(同じ回には椎名林檎も出場していました, 詳細は椎名林檎の項を参照)、
グランプリを獲得しています。
(TEENS' MUSIC FESTIVALはかつてフォークソング歌手を多数輩出してきた
ヤマハポピュラーソングコンテストを引き継ぐ形で1987年に始まったもので、
NICO Touches the Walls, 絢香, 中村中, 椎名林檎, 中田ヤスタカ, 田渕ひさ子
阿部真央, cinema staff, BUMP OF CHICKEN, 奥華子, たむらぱん
DIRTY OLD MENなど数多くのミュージシャンが出場しています。)
短大卒業後の96年にはFM osaka"COUNTDOWN KANSAI TOP40のパーソナリティとなり、
自主制作盤を制作するなどしており、同年のヤマハによるコンテストである
The 5th MUSIC QUEST JAPAN FINALで椎名林檎と共に優秀賞を受賞します。
こうして97年にはポニーキャニオンのプロデューサーに見いだされ、
インディーズデビュー、98年にはメジャーデビューを果たします。
ヒットのきっかけとなった2ndの桜の木の下は週間オリコンチャート1位を獲得、
ミュージックステーションへの出演も果たして一気にスターダムを駆け上がりました。
その後はCM提供曲も増え、本作は2003年作の5thですが#3アンドロメダは
グリコ乳業のCMソングに起用されています。
彼女の作曲センスは独特なものがあり、メロディライン、とりわけメロ部分などの中に
ブルーノートスケールの音が入っていることが多いこと、
クロマチックな上昇、下降のフレーズを取り入れたり、コードトーンから外れた
音をロングトーンでのばしたりフレーズの頭に持ってきたりという部分で、
少し聞いただけで彼女の曲らしいと分からせるフレーズの特徴になっています。
ハーモニーでもモーダルインターチェンジを含めたノンダイアトニックのコードの多用が
印象的で、歌詞とメロディ、ハーモニーとの対応が極めて高いレベルで
(間違いなく意識的に)行われており、そういった意味で作詞作曲家として
自己模倣に陥りがちな感はありますがかなり個性のある人物なのだと思います。
彼女の作品の魅力としてもう一つよく言われるのが、
バッキングを務める佐野康夫(Dr, 1965-)と須長和広(1981-, B), 石崎光(G, 1974-)
といったスタジオミュージシャンの演奏のダイナミズムとグルーブで、
ロック寄りの楽曲でも、ポップス寄りのキュートな楽曲でも、
非常に端正で無駄な音のない、艶消しの魅力があると思います。
本作のタイトルは、暁=深夜から夜明け前の時間に勢い余って書いたラブレターの
ような詞世界というテーマで制作されており、直接的な表現、口にはし辛いような、
しかしながらリアルな感情に寄り添うような感触のあるものに仕上がっていて、
彼女の音楽の真骨頂とでも言うべきサウンドアレンジやメロディとのバランスが
図られた作品となっています。
滑らかなオブリガートが心地よいピアノバラードの冒頭部から、ハードなロックサウンドへと
鮮やかに変化していく#1熱、そのままシームレスに、ジャリジャリした歪んだギターの
カッティングにギターソロ、ピアノのグリッドサンドなど、派手なポップロックの
#2彼の落書きへと繋がっていきます。これも後半にかけて鋭さを増していくドラムスが
グル―ヴィーで素晴らしい。ラストサビへのジリジリと抑揚を付けた盛り上げ方、
転調で曲はクライマックスへと向かっていきます。最高。
シングル曲の#3アンドロメダは、メロ部分では、音の隙間を埋めるように繊細に
配されたストリングス、細やかなシンバルワークの印象的なドラムスをバックにして
右チャンネルのアコギとオルガン、左チャンネルのピアノの低音でゴリゴリと進んでいき、
サビのいつも通りうねったメロディラインと譜割りはお家芸という感があります。
アウトロはブルージーなギターソロです。お気に入り。
フィリーで煌びやかなストリングスとタメたリズム隊がソウルフルな
#4ふれていたいは力強いハイトーンの中に時折現れる儚げなファルセットの歌唱が堪りません。
#5夢のダンスは、クラシックロックのテイストがあるギターのバッキングと
緩やかなブラスサウンドで牧歌的な雰囲気のある一曲。
エレピとスキャット、鋭いフィルインを起点にして始まる#6蝶々結びは、
フュージョンライクな疾走感のあるイントロから、ワウの掛かったリードギターの
印象的なメロ部分、そしてブラスとストリングスで派手に味付けした
ポップなサビと、多彩なアレンジが面白い一曲です。これもお気に入り。
この曲もサビのメロディに強烈なノートベンドや、テクニカルなファルセットへの切り替えが
取り入れられています。
ストレートなグルーブのあるソリッドなロックチューン#7ラインは、サビメロに
歌謡っぽい湿り気を感じられて、パンキッシュなサウンドの中で映えています。
ソリッドなスネアやハイハットにポコポコしたタムがスウィンギーなドラムスと、
しっかりとサウンドを支えながら自在にうねりをみせるベースプレイに
思わず耳が行ってしまう#8帽子と水着と水平線は、曲後半のフリーキーなピアノソロから、
速弾きのベースソロへと向かっていく展開がクールです。
ハネたピアノのバッキングが印象的なロッカバラード#9すべての夜に続いて、
#10えりあしは、シンプルなビートとアコースティックなサウンドが、リアルで、語り掛けるような
ストレートな歌詞を引き立たせています。お気に入り。
#11白い服黒い服は、再び楽しげなブラスロックサウンドへと変化していきます。
パーカッシブなホーンと、キメの多い構成がキュートです。
中間部ではウォーキングベース、トレブリーなギターソロがあり、
ドラムとスキャット、ホーンのリフが流れてフェードアウトします。
右チャンネルを流れるノイジーなストロークから始まり、
カッティングを中心にして疾走感たっぷりに進行していく12風招き、
そして最後はピアノ、アコギにストリングスを加えたバラードの#13天の川で終わっていきます。
サウンド全体の端正さ、個性的なメロディラインとリズム、巧みに計算されたボーカルテクニック、
迸る熱情を感じずにはいられない詞世界がありながら、デビュー間もないころの、
ある種のアクの強さが適度に抜けた感もあって、完璧に近いバランスに仕上がっていると思います。
紛うことなきJポップの名盤の一つだと思います。愛聴盤。

彼の落書き

アンドロメダ

蝶々結び

えりあし

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  1. 2014/08/15(金) 22:54:45|
  2. aiko
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おすすめ書籍 その2

いつも私的名盤紹介にお越し下っている皆様、
Twitterにて交流いただいています皆様、普段お世話になっております友人の皆、ありがとうございます。
お盆も暑い日が続いておりますがいかがお過ごしでしょうか。

今年の夏休みは期間も短く、部活動、私生活の人間関係などでなかなかストレスフルな
ことが多く、新しい記事を書く時間が取れていないので、
今日は最近読んだ書籍を紹介したいと思います。

ラジオ番組や山下洋輔のトリオ、大友良英のクインテット、DCPRGなどでの音楽活動、
ジャズ評論でも知られている菊地成孔氏の書籍を一つ読みました。
「東京大学のアルバート・アイラー―東大ジャズ講義録」という本で、
歴史編とキーワード編の2冊あります。

東京大学のアルバート・アイラー

東京大学のアルバート・アイラー―東大ジャズ講義録
(Amazonへのリンクです)

歴史編の方はすでに読了していますが、キーワードとしては
十二平均律、バークリー・メソッド、MIDIといったものが挙げられています。
有名なミュージシャンを網羅的に扱うのではなく、
十二平均律を用いたJ.S. Bachのフーガや対位法の概念の解説、
レコードが普及する以前のポピュラーミュージックの形式であったシートミュージック~スウィングミュージックの
楽曲の解説、対位法的な見方から離れて音の構造を縦にみてコードという概念を適応し、
統一されたコードシンボルの表記を中心として楽譜に書くバークレーメソッドの解説、
(これがバップにおける即興性の異常なまでの発展に深く関与していることなども含め)
ブルースの構造的な特異性や、モードやLCCという概念の誕生と、モダンジャズ、フリージャズ誕生の経緯の解説、
それらから導き出されるコーダル/モーダル音楽の構造
(ドミナントモーションに頼った音楽と、律動に頼った音楽を、モータウンとファンクなどの例を出しつつ
二項対立的に解説しながら)など、
主に「音楽の構造面」に着目して歴史を辿っていくような方法が取られていて、
斬新な構図になっていると思います。

実際に取り上げられる楽曲は有名なものばかりですので、ジャズマニアの方や純粋に楽理を
学んでおられる方には当たり前の内容が多く、物足りないかも知れませんが、
筆者のようなジャズ初心者にとっては頭の中がすっきりと整理できて
素晴らしい参考書になっております。

タイトルにはアルバートアイラーと書いてありますが、彼の音楽はそれほど取り上げられているわけでは
ありませんのでご了承ください(笑)

一応楽譜が読めなくとも楽しめる内容にはなっていると思いますので、
ジャズに興味がある方ならば誰でも楽しめる一冊だと思います。
お勧めです。

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関連記事
  1. 2014/08/15(金) 13:22:55|
  2. 雑記(音楽関連)
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今日の一枚(324)

Album: Kaleidoscope World
Artist: Swing Out Sister
Genres: Blue-Eyed Soul, Pops, Jazz Funk, Acid Jazz

Kaleidoscope World

イギリス、イングランド、マンチェスター出身のポップ/ブルーアイドソウルユニット。
1984年結成。メンバーは Andy Connell(Key), Martin Jackson(Dr),Corinne Drewery(Vo)の
三人で、プロデューサーの Paul Staveley O'Duffyに見出され、
Mercury Recordsからデビューを果たします。
彼らの最初のヒットである1986年末に発表されたシングルBreakoutはUS#6, UK#4を
記録する大ヒットとなり、日本でもディスコブームの中でパワープレイされることとなります。
ソウルやR&B,ファンクなどの黒人音楽と、ジャズフュージョンを中心とした
クロスオーバーの中に、当時流行であったシンセサイザーを積極的に取り入れた
派手なサウンド、テクノに近い音遣いやハウスのビート感を取り入れたデジタルで
ダンサブルなサウンドから、シンフォニックなアレンジ、或いはラテンのリズムや
ハーモニーを取り入れた楽曲に至るまで、その作風は多岐に渡っています。
他にはJohn Barryの映画音楽(Midnight Cowboy)からサンプリングを行った
#3Forever Blueなどの楽曲や、Carole King, Laura Nyroなどの女性シンガーソングライター
の楽曲のカヴァーや、La-La (Means I Love You)/The Delfonicsのような
ソウル(山下達郎のカヴァーはライブアルバムJoyに収録)のカヴァーなど、黒人音楽乃至はそれに
近しい音楽性を有するアーティストのカヴァーが目立つ傾向にあります。
殆どの楽曲の作編曲を担当していたAndrew "Andy" Connell(1961-)は、
元々クラシックピアノのプレーヤーでしたが、マンチェスター大学入学後
哲学を学ぶ傍らポストパンク/ニューウェーブを演奏していたThe Immediateと言うバンドや、
エレクトロ~ファンクバンドのA Certain Ratio, そして現在のクラブジャズ、
アシッドジャズの源流ともなった伝説のバンドであり、ネオアコ関連のミュージシャンへの
影響も強いKALIMAなどに在籍していました。
本作は1989年作の2ndオリジナルアルバムで、電子音と流麗なオーケストレーションの
共存が試みられた楽曲、ダンサブルで肉体的なグルーブのある楽曲がある中で、
全体を通じてBurt BacharachやEnnio Morriconeのような映画音楽への
強い憧れが見受けられ、多彩な楽曲が収録されています。
ストリングスのアレンジ(一部のみですが)は、The Fifth Dimension, Supremes,
Frank Sinatra, Temptationsなど無数のアーティストを手掛けてきた
Jimmy Webbが担当しており、幻想的で分厚い音像に仕上がっています。
疾走感のあるフィルから始まる#1You On My Mindは、バイオリンの高音が煌びやかな
ストリングスとブラスのオブリガート、徐々に上昇していく進行が心地よいポップス。お気に入り。
#2Where In The Worldは、強く歪んだエレキギターの単音リフや太いベースラインと、
ファンキーなドラムスでダンサブルにしつつ、Jimmy Webbによるオーケストレーションでは
幾重にも重ねられたフリューゲルホルンの分厚い音が楽しめます。
背後で微かになるグロッケンベルやハープシコードのような音のキーボードが
アクセントになっています。お気に入り。
#3Forever Blueは、レイドバックしたドラムスでどっしりと進行するメロから、
サビにかけてソウルフルなコーラスと哀愁あるハーモニカ、とともにストリングスの
音の波が最高潮となっていきます。
#4Heart For Hireは、リフレインするサビが印象的で、ドラムスに加えてティンパニの
音が入っており、アウトロではフリューゲルホルンの長いソロがジャジーです。
#5Taintedは、Martin Jacksonによる打ち込みのドラムスをバックにして、
粒の荒い歪みの掛かったシンセから、妖しげなサビにかけてはパーカッシブなプレイで
リズムに起伏の付いたプレイになっており、1stのニューウェーブに近い
コズミックなサウンドに仕上がっています。
一転してスムースなストリングスとキメの多いホーンのフレーズや、
シンセで派手に味付けされた#6Waiting Gameは、歪んだリードギターが入ってから
後半ではワウの掛かったカッティングが肉体的なグルーブの鍵を握っている一際ポップな一曲です。
Breakoutのヒットしたアメリカでシングルカットされているのも納得できます。
スパニッシュなギターの打ち込みとパーカッションに、時折挿入されるリヴァーブの掛かったSE、
Corinneの歌唱がスケールの大きさを演出する#8Masqueradeも異彩を放つ一曲で、
デジタルな感触のあるオケとアウトロの悲しげなコーラスが素晴らしくマッチしています。お気に入り。
Andy Connelの長いシンセソロが聴き所の#9Between Strangersに続いて、
スキャットが入る以外にはほぼインストの#10The Kaleidoscope Affairは、
ストリングスが鳴り渡る中で、スパニッシュなパーカッションとAndyのシンセ技が光る
スケールの大きな前半から、後半ではウォーキングベースが始まってジャズに変化していき、
Tim Cantsfieldのギターソロが泣いていて素晴らしいです。
#11Coney Island Manは、ブラジリアンなグルーブのあるリズムトラックに、
Cornnieの脱力したファルセット気味なスキャットをバックにして、
ハープシコードがスウィンギーに、軽やかに弾んで歌っています。
全体としてニューウェーブ寄りの作風であった1stの電子音、打ち込みによるリズムトラックの
要素は適度に残しながらも、より暖かくアコースティックなタッチのある、
オールディーズから脈々と続く古典的なポップスへと傾倒したサウンドに生まれ変わっており、
聴きやすく、かつ緻密なアレンジが施されています。
Jimmy Webbによるストリングスが全曲に施されていたら、もっと時代に左右されない
作品に仕上がっていたかもしれませんが、いずれにせよ内容としては非常に
高度で洗練された、都会的なポップスアルバムだと思います。

You On My Mind

Where In The World

Tainted

Waiting Game

Kaleidoscope Affair

Coney Island Man

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  1. 2014/08/06(水) 17:47:19|
  2. Swing Out Sister
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今日の一枚(323)

Album: Ain't Nobody Worryin'
Artist: Anthony Hamilton
Genres: R&B, Soul

Aint Nobody Worryin


アメリカ、ノースキャロライナ州シャーロット出身の歌手。1971年生まれ。
10歳の頃から教会の聖歌隊で歌うようになり、高校在学中には合唱で
コンクール優勝などを果たして、1993年に地元を離れて歌手となるべく
ニューヨークへと移住します。
そしてモータウンのCEOであるAndre Harrell(1960-)のレーベルである
Uptown Recordsと契約を結んで、96年にはMCA Recordからソロアルバムを発表した
その後しばらくは、他のアーティストのフィーチャリングやバックコーラスとしての
活動が中心となって行きます。99年にはDonnell Jonesのヒット曲U Know What's Upの
共作を手掛け、2000年にはD'AngeloのVoodoo発売時のワールドツアーに
バックコーラスとして参加しています。
彼の名が知れ渡るきっかけとなったのは、
彼がゲストとして参加したNappy Roots/Po' Folks(2002)が
Grammy AwardのBest Rap/Sung Collaborationにノミネートされたことでした。
これによって加速度的にフィーチャリングの仕事が舞い込み、
The RH Factor, Angie Stone, Buddy Guy, Santanaなどとのコラボレーションをする傍ら、
2003年のAristaからのソロアルバムであるComin' from Where I'm fromは
US#33, R&B#6を獲得、Grammy Awardでは三部門でノミネートされ、
最終的にはミリオンセラーとなりました。
2001年にロサンジェルスのインディーレーベルSoulifeで録音していた
作品の再発であるSoulife(2005)のリリースを挟んでの、
本作は2005年作の3rd。US#19, US R&B-Hip Hop#4を獲得しています。
プロデューサーとしては、前作でも関わった
Mark Batson(Eminem, Snoop Dog, Alicia Keys, Maroon 5, Beyuonce etc),
James Poyser(Erykah Badu, D'Angelo,The Roots, John Legend etc)が
中心となって行い、ゲストプロデューサーとしてRaphael Saadiqや、
彼との共作経験の多いJake and the Phatmanなどが多数参加しています。
内容としては、非常に古典的なソウルミュージックで、
歌唱は巧みなファルセットや低音の響きの豊かなチェストで、
Donny Hathawayのようなテイストもあります。
キーボードやオルガンの鳴り方なんかは、そのままサザンソウルのそれで、
流行の先端であったネオソウルに見られるような、
ヒップホップ由来のソリッドな音遣いやポップなR&Bのキラキラとしたサウンドとは離れた、
アナログで、ブルージーで暖かいフィーリングがあって、
Anthony自身の優れた作詞能力もあいまって時代に左右されない音になっていると思います。
#1Where Did It Go Wrong?は、重々しいキックと、か弱いファルセットの入った歌唱に
不穏な空気を醸し出すオルガンやワウの掛かったシンセがダークな一曲です。
The Isley Brothers/I Need Your Bodyにそっくりなイントロのシンセとリズムで
メロウに進行するクワイエットストームの#2Southern Stuffは、
シンセのリフが冒頭から続いて鳴る中で歯切れの良いボーカルが渋いです。お気に入り。
弱々しいエレピのイントロと、生々しいリズムトラックと、
対照的な暖かくゴスペルライクなコーラスの温度差が心地いい#3Can't Let Goへと続きます。
表題曲の#4Ain't Nobody Worryin'は、細やかに配されたパーカッションの作る
複雑でクールなグルーブの中で、訥々とした、野性的なトーンの
ボーカルが映えています。お気に入り。
キーボードソロから始まる#5The Truthは、非常に耳に近い位置に定位された高音のコーラスと、
MCのごとく配置された低音の歌唱が交互に耳を撫でていきます。これも良い。
#6Preacher's Daughterは、本作の中でもとりわけ肉体的でファンキーなサウンドに
仕上がっており、ボルテージを上げながら迫ってくるコーラスと、
Tarsha' McMillianのブレスリーで情感たっぷりなボーカルをバックにして、
鬼気迫るラップをかましていく展開は熱い、熱過ぎます。最高です。
#7Pass Me Overは、淋しげなピアノのバッキングとアウトロでのソロ、
サビでのスケールの大きなコーラスは鳥肌ものです。
アルバムの中で異彩を放つレゲエのリズムを取り入れたJames Poyserプロデュースの
#8Everybodyは、アタックの音が心地良いリズムギターやドラムスが牧歌的なリズムを
刻んでいますが、女性コーラスやサビでの透き通ったファルセットの歌唱が
物哀しさを残していて、他の楽曲とも不思議なマッチを見せています。お気に入り。
ピコピコなシンセが枯れたリフを鳴らす打ち込みファンクの#9Sista Big Bonesは、
アウトロでの口ベースも楽しい。
Larry Goldによるドリーミーなストリングスアレンジが鮮やかで
ストレートなバラードの#10Change Your WorldもJames Poyser作で、
サビでのブレイクを挟んだ展開が切なさを増幅させています。
アウトロのリズムチェンジとスウィンギーなピアノもセンス抜群です。お気に入り。
Hamiltonnファルセットでの歌唱に焦点を当てた#11Never Love Againは、
最小限に抑制されたビートと、高音のキラキラとしたシンセで最小限のアレンジで
まとめられています。どっしりとサウンドを支えるベースのスライドがアクセントです。
#12I Know What Love's All Aboutは、ワウの掛けられたオルガンや
音数の少ないカッティング、どっしりとしたキックの印象的なリズムトラックですが、
ベースは動きが大きく、オルガンと共に歌唱のボルテージが上がるのに
呼応して曲を盛り上げていきます。
アメリカ国内では評価が高く、セールスも記録しているにもかかわらず、
案外日本での知名度が高くないような印象がある彼ですが、
内容としては非常に大人向けで、渋くオーガニックな香りもある落ち着いたソウルです。
キャッチ―でキラキラした音のポップス、或いはクラブミュージック寄りで
アシッドジャズ的な、派手なR&Bが人気となりがちな国内で、
こういう作品ももっと評価されると良いなと妄想に耽っております。
落ち着いた気分でじっくりと聴きたい傑作。

Southern Stuff

Ain't Nobody Worryin'

Preacher's Daughter

Everybody

Change Your World

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  1. 2014/08/06(水) 01:00:39|
  2. Anthony Hamilton
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今日の一枚(322)

Album: Lady Soul
Artist: Aretha Franklin
Genres: Soul, R&B, Jazz, Gospel

Lady Soul

アメリカ、テネシー州メンフィス出身のソウルシンガー、ピアニスト。1942年生まれ。
牧師を務めていた父と、ゴスペル歌手の母の影響で、教会で幼少期から歌を歌うようになり、
18歳の時、1960年にColumbia Recordsとの契約を果たし、始めはポップス歌手として
彼女を売り出しますが大きなヒットには恵まれず、
67年にAtlanticに移籍してからはマッスルショールズのFAME Studiosにて
レコーディングを行い、サザンソウルの影響が色濃いバックトラックと、
白人歌手の楽曲のカバーも積極的に行うようになってから、
Respect(Otis Reddingのカバー, 全米1位), (You Make Me Feel Like) A Natural Woman
(Carole King/Gerry Goffinの共作),Thinkなどヒットを連発し、
The Queen of Soulの異名をとるようになります。
全米R&Bチャートでは20曲で一位に輝き、87年にはロックの殿堂入りを果たしている他、
Grammy Awardは20回を獲得するなど無数の受賞歴があります。
本作はAtlanticから発売された1968年作の14thで、
Chain of Fools(#2 Pop), (You Make Me Feel Like) A Natural Woman(#8 Pop),
(Sweet Sweet Baby) Since You've Been Gone(#5 Pop)など複数の楽曲が
チャートイン、BillboardではBlacck, Pop, Jazzの三部門でそれぞれ
1,2,3位を獲得して100万枚以上の売り上げを記録した大ヒット作です。
参加しているミュージシャンは、マッスルショールズを支えた
Tommy Cogbill(B), Roger Hawkins(Dr)のリズム隊にSpooner Oldhamのキーボード、
Jimmy Johnsonのギターと言ったメンバーに加えて、
当時Creamで活動していたEric Clapton(G)やJoe South(G), King Curtis(Trombone),
Bobby Womack(G)などを迎えて制作されており、当時時代の先端にあった、
ロック的なダイナミズムが取り入れられた音像になっています。
それよりもなによりも、Arethaのボーカルの卓越したテクニックと、
そのボーカルのスケールの大きさあるからこそ、不変の魅力を放つ作品に
なっているのだと思います。 最早こればかりは御託を並べたところで説明にはなりません。
カバー曲においても、曲の歌詞の内容は変わらないのに、彼女が歌うだけで
スケールが大きくなったような感覚があり、力強い、前向きな、しかし
薄っぺらでなく血の通った、勇気を与えられるメッセージとなって伝わってくるようです。
#1Chain Of Foodsは、イントロの分厚いコーラスとRoger Hawkinsの鋭いフィルで
始まるソウルフルなロックンロール。Carolyn & Erma Flanklinも参加した
サビでのコーラスワークが聴き所です。
James Brownの1966年作品のカヴァーである#2Money Won't Change Youは、
元のJBバージョンにも負けない太いボーカルとどこまでも伸びやかなハイトーン、
硬質なリズムギターにパーカッシブなホーンが絡みつきます。
Curtis Mayfieldの名曲カヴァー#3People Get Readyは、柔らかいシンバルレガートと、
太いベースにBobby Womackの牧歌的な香りのするギタープレイが目立ちます。
曲後半ではブレイクの後ボーカルとギターの掛け合いもあり、
絶唱と言うべきロングトーンが待ち受けています。最高。
何と言ってもやはりTommy Cogbillの弾きだすベースラインが強烈な
存在感を放つ#4Niki Hoekyは、うねるグルーブがあってこれもお気に入り。
Carole Kingのカヴァーである#5(You Make Me Feel Like) a Natural Womanは、
Ralph Burnsによるストリングスはサビに向かって疾走感を感じさせ、
それに対してゆったりと歩みを進めるベース、キャッチ―なサビでは
神々しいコーラスが包み込みます。
#6(Sweet Sweet Baby) Since You've Been Goneは、ハイハットの刻みが入った手数の
多くかつパワフルなドラムスに、パーカッションとして用いられたギターのブラッシングと
クラシックロックな単音リフを中心にダイナミックに展開しながら、
ピアノソロでクライマックスを迎えます。
Eric Claptonのギターが弾き過ぎになる直前まで饒舌にオブリガートをかましている
#7Good to Me As I Am to Youは、後半のベースが徐々に上昇していく展開、
そしてそこにエレピとギターが激しくフレーズを挟んでくるのがアツいです。お気に入り。
アップテンポの#8Come Back Babyは、終止ハイトーンフレーズの応酬となっており
Arethaのボーカルの熱量も尋常ではありません。激しくスネアロールするドラムス、
ホーンの長いソロ、ご機嫌にうねるベースも最高。
日本人にとっては、ARTISANに収められた山下達郎のカヴァーでもお馴染み(?)の
The Rascalsの名曲#9Groovin'は、かなり原曲に近い前半から、メロディのフェイクが
多くなってくる後半部と2度楽しめます。
メロディの間に細かく入ってくるコーラスが心地いいです。
#10Ain't No Wayは、King Curtisのトロンボーンの分厚く太い低音に対して、
トランペットやサックスのハーモニーは非常に幻想的でその中で抑えて歌う
ボーカルが少し異色な一曲です。
ボーカルのとてつもないエネルギーに負けず、バックの演奏も非常にパワフルで、
サザンソウルとノーザンソウルの完璧なバランスでの良いとこ取りという感もありますが、
それと同時にロックンロールの作品に極めて近い鋭さが、演奏に内包されていて、
スケールの大きな歌唱に酔いしれることができます。言うまでもないですが名盤です。

People Get Ready

Niki Hoeky

(You Make Me Feel Like) a Natural Woman

(Sweet Sweet Baby) Since You've Been Gone

Good to Me As I Am to You

Groovin'

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  1. 2014/08/05(火) 23:50:09|
  2. Aretha Franklin
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プロフィール

Author:Systematic Chaos
独断と偏見により、お気に入りのCDを紹介して行きます。
医学部医学科の大学生として臨床医となるべく勉強しています。
山下達郎ファンクラブ
TATSURO MANIA会員。
水樹奈々ファンクラブ
S.C. Nana Net 会員。
上坂すみれファンクラブ
コルホーズの玉ねぎ畑 会員。
初心者ですが宜しくお願いします。
好きなジャンル:
1. AOR, MOR, ソフトロック
2. R&B,ファンク, モータウン,
ニュージャックスウィング,
フィラデルフィアソウル, シカゴソウル,
ブルーアイドソウル
3. ポップス、Jポップ
渋谷系、ニューミュージック
4. プログレッシブロック
5. ハードロック, へヴィメタル,
プログレッシブメタル, スラッシュメタル,
メロディックデスメタル,ブラックメタル
6. ジャズ,フュージョン,
ハードフュージョン, アシッドジャズ,
ハード・バップ, ジャズファンク,
ジャズロック
7. ジャジーヒップホップ,
オルタナティブヒップホップ
8. エモ, スクリーモ
9. ハウス, アシッドハウス,ディスコ

ライブラリは50,000曲ほどです。
ヘッドフォンはAKGのQ701、Audio TechnicaのATH-ESW9、
イヤフォンはShure-SE425を使っています。
iPod ClassicにTEAC-HAp50またはATH-PHA31i(ポータブルヘッドフォンアンプ)を挿して聴いています。
ブログとして記事を書くことを通じて
自分のライブラリと向き合ってみると、
相当趣味が偏ってるということを
痛感しています。
これから沢山の音楽に触れ、勉強していきたいです。
たまに医学関連の記事や日々の雑感を書いております。
※当ブログはリンクフリーです。
コメント下さると励みになります。
下さったら嬉しいです。
※Twitterもやっております。
アカウント名はprivategrooveです。
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