私的名盤紹介―真の雑食を目指して

自分の心に残った作品を紹介することで、新たな音楽を見つけるきっかけとして頂ければ嬉しいです。

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2014年度 私的ベストアルバム20

2014年度 私的ベストアルバム20

明けましておめでとうございます。

私的名盤紹介にお越し下さった皆様、ありがとうございます。

本サイトは開設2周年を迎え、訪問者数は2万3千人を超えるに至りました。
これもひとえに普段見て下さっている皆様、相互リンク先、フォロワーの皆様、
友人の皆様のお蔭でございます。有難い限りです。

近頃は試験勉強などでなかなか更新出来ておらず申し訳ありません。
一方Twitterの方では毎日何かしらは呟いておりますので、
レスポンスはそちらの方が早いと思います。

今年もあと少しで終わりと言う時期ですが、皆様はお気に入りの音楽に
出会えておられますでしょうか。


結局この記事は年内に書き終わらず、
試験が終わってから一気に書き上げることとなりました。
お待たせして申し訳ありません。

昨年度にならって、今年も年間ベストアルバムを編纂しようと思い立ちましたが、
如何せん新譜を聴く機会が昨年にも増して少なくなってきており、
選出するにも母数がそもそも少ない状態でしたので、
今年は洋邦織り交ぜて、筆者なりに20枚の作品をセレクトしてみました。

ごく簡単ではありますが、レビューをお付けしています。
興味をもたれましたら是非、聴いてみて下さい。

では、どうぞ。まずは番外編です。

※順位はあくまでも筆者の気分で付けたものですので、ここにお書きした作品は
 全て気に入って愛聴しているものばかりです。念のため。 
※過去に記事を書いた作品に関してはリンクを乗せております。




番外編

【アイドル・ポップス部門】

順位なし GUSTO/Especia
Genres: Black Contemporary, AOR, Pops

Esspecia.jpg

大阪府大阪市西区堀江を中心として活動するガールズ・アイドルグループによる1st。
サウンドプロデュースはSCRAMBLESというチームのSchtein & Longerが担当しています。

近年邦楽ポップスでシティ・ポップス再評価の流れが来ているように、
筆者は感じているのですが、そうしたグループの一つとして、
彼女達の作品を捉えております。シティポップスと言っても、東京女子流に見られるような
角松敏生リバイバルといった感のある曲だけでなく、
ディスコや80s後半のブラック・コンテンポラリー、
オリジナルラブのような、渋谷系の香りが湧き立つトラックの音作り、
ハーモニーが随所に見られます。少なくとも、メインストリームで活躍するアイドルの楽曲に
見られるような親しみやすいポップさとは乖離した音楽性で、
かなり凝ったものになっています。スタジオ・ミュージシャンにお金を掛けられないため、
曲によっては安っぽいドラムやベースが気になってしまう部分もありますが、
それは彼女たちの味として受け止めるべき部分だと思います。
アイドルの楽曲としてはかなりインスト部分が長く、フュージョン色満載の
サックスソロや鋭いギターのコードカッティング、オクターブにスラップと往年の
ディスコミュージックを思わせるベースラインには計算されたグルーブがあり、聴きごたえ十分です。
ライブでは、山下達郎のMidas Touch(Sonorite収録)のカヴァーを演奏したりと、
筆者としては今後の活躍が今一番気になるグループであります。
歌唱の技術に関してはこれから、と言う感じですが、
歌い込み、アレンジはかなり意図的に行われており、音の切り方、
日本語の歌詞をブラックミュージックのグルーブに嵌めこむために、
意識的に音を脱落させたり発音を変えたりと、相当な工夫が為されており、
トラックだけ洗練されていて歌がついて行っていない、
という印象は与えることなく、本格派といった感があります。
最早、アイドルと呼ぶべきなのかも微妙、
ですが、ともかく、大いに大いに期待です。佳作。

【アニメ・ソング部門】

順位なし 君じゃなきゃダメみたい/オーイマサヨシ(Single)
Genres: Pop Rock, Pops, AOR

オーイマサヨシ

TVアニメ、「月刊少女野崎くん」のオープニングテーマです。
最近私的名盤紹介でアニメソングを紹介する機会が少なくなってきたため、
今回はこのようなコーナーを作ってみました。
オーイマサヨシと言う人は本名、大石昌良(1980-)の名義で、
Sound Scheduleというスリーピースバンドのギターボーカルとして
活動していました。ソロアーティストとしてはオリジナルアルバムを4枚出しています。
この曲は冒頭のアコギによるスラップのフレーズに雅-miyaviの姿を重ね合わせてしまった
ため、即このランキングに入れようと思い立ちました。
と言っても、雅と近いのはこのフレーズだけで、サビでは暖かみのあるホーンの
アレンジもあって、Chicagoを思わせるような、
グル―ヴィーなブラスロック~AORに仕上がっています。お気に入り。

順位なし The Worlds End/cw/半永久的に愛してよ/堀江由衣
Genres: Symphonic Pops, Progressive Rock

The Worlds End

TVアニメ、「ゴールデンタイム」のオープニングテーマです。
堀江さんについては、オリジナルアルバム全てを所有しているというわけでは
ないのですが、その音楽的クオリティの高さ、楽曲の多彩さと、
その多彩な楽曲のどれにも独自の世界観を持って溶け込んでしまえる彼女のボーカルには、
何か魔術的な魅力があると、常日頃から思っております。
とりわけ、オリジナルアルバムのDarlingには、優れたスタジオミュージシャンの
プレイが収録されていますので、是非ともお勧めしたい邦楽ポップスの傑作です。
と言うわけで、少し話が横道に逸れましたが、この曲では、
前作のアルバムの中でも最大の問題作/名作と評された「インモラリスト」の
作曲を行った清竜人(1989-)が担当しています。(詳細は堀江由衣の項を参照)
カップリングでは、アレンジを凝りすぎて、若干冗長になっている感も否めませんが、
緻密なストリングスのアレンジと、乾いたバンド演奏、
捻くれに捻くれた曲構造に舌鼓を打てます。お気に入り。

順位なし 光るなら/Goose House
Genres: Pops, Symphonic Pops

光るならjpg

TVアニメ、「四月は君の嘘」のオープニングテーマです。

Goose Houseというユニットは、元々は、
ソニーのウォークマンの販売促進ユニットとして、各自がそれぞれに
活動していたシンガーソングライターを集めて結成された
PlayYou.Houseというユニットのメンバーによって、
ユニットが解散した2011年に結成した楽曲制作チームです。
オリジナルアルバム、ミニアルバム、配信のみのアルバムなど合わせて、
短いスパンでかなり多くの作品をリリースしているようです。
メンバーは現在では竹渕慶、竹澤汀、工藤秀平(K.K.)
齊藤ジョニー、マナミ(アニーポンプ)、沙夜香
ワタナベシュウヘイという面子となっています。
YoutubeやUstreamでの楽曲配信を中心に活動しています。

と言うわけですが、ともかくこのアニメについては内容がかなり面白く、
久々にどっぷりと嵌ってしまいました。
機会のある時に感想でも話そうかと思いますが、
自分の周囲でも褒め称える声が多いと思います。
サウンドとしてはビートもコードも極めてシンプルで、
ポップロックとしてのアニメソングのお手本のような曲ですが、
メンバーそれぞれの声の音色が綺麗に活かされたハモリが堪能できます。
全員かなり力のある声で、ロングトーンの響き、高音の煌めきが素晴らしいです。
何気にバッキングのへヴィ―なディストーションギターや
ホーンのオブリもメロディアスです。文句のつけようのない名曲。




ここからが正規のランキングになります。

2014年度 私的ベストアルバム20


20位 みんなノーマル/ゲスの極み乙女。

Genres: Alternative Rock, Fusion, Rock

みんなノーマル

(詳細は今日の一枚(356)を参照)

19位 Killing Me Softly/東京女子流 

Genres: Pops, AOR, Soft Rock, Fusion

Killing Me Softly

詳細なBiography等は東京女子流の項を参照のこと。
最新アルバムですが、基本的には前作と大きく雰囲気は変わっておりません。
松井寛氏によるアレンジと、バキバキの打込みドラム、土方氏のギターが
唸りをあげております。
M3Partition LoveではBase Ball Bearの小出祐介が楽曲提供しています。
先日、彼女たち自身の意志なのかどうかは分かりませんが、
東京女子流はアーティスト宣言をする、という旨の発表があったそうです。
自分は、アイドルとしての彼女たちのファンでは全くないので、
その重みは肌で感じることはありませんが、ファンの方の間ではかなり不安視されているようです。
レビューを書かせて頂いている側としても、アイドルだから、歌唱、ライブパフォーマンスの
問題については、かなり、相当に目を瞑って書いております。
当然、アイドル脱却を宣言するのであればその目線では見ず、厳しめに見守って行こうという
覚悟を決めております。

18位 American Love/Bad Rabbits

Genres: New Jack Swing, R&B

Bad Rabbits

(詳細は今日の一枚(312)を参照)

17位 Listen To The Music/Shiggy Jr.

Genres: Pops, Pop Rock, AOR

LISTEN TO THE MUSIC

(詳細は今日の一枚(355)を参照)

16位 Le Polaroid/Andre Solomko

Genres: Fusion, AOR

Le Poraloid

(詳細は今日の一枚(318)を参照)

15位 Are You Kidding Me? No./Destrage

Genres: Progressive Metal

Are You Kidding Me No

(詳細は今日の一枚(281)を参照)
 
14位 証×明/喜多村英梨

Genres: Heavy Metal, Power Metal

証明

(詳細は今日の一枚(282)を参照)

13位 革命的ブロードウェイ主義者同盟/上坂すみれ

Genres: 歌謡曲, Heavy Metal, Post Punk/New Wave, Progressive Rock

革命的ブロードウェイ主義者同盟

(詳細は今日の一枚(261)を参照)

12位 レシキ/レキシ

Genres: Funk, Soul, R&B, Disco

レシキ

福井県出身のシンガーソングライター、音楽プロデューサーの池田貴史(1974-)による
ソロ音楽ユニット。デビューは1994年で、Super Butter Dogと言うファンクバンドの
キーボーディストでもあります。過去には中村一義らとバンドを組んで活動していた(100s)
時期もあります。音楽性としてはSuper Butter Dogの時代から続くファンク~ソウルの
流れをくんだ音楽性(いずれ彼らの作品を取り上げる機会がありますので短めに)です。
池田氏自身が日本史に造詣が深いようで、近世以前の様々な時代のワードを取り上げた
ユーモラスな歌詞に、ドロドロとしたファンク、スムースでメロウなソウルといった
ブラックミュージックが載せられているという、非常に個性的な音楽性を有するユニットとなっています。
作品がリリースされるたびにかなり豪華なゲストが参加しており、
本作では持田香織、秦基博、二階堂和美、怒髪天などが参加しています。
前作までよりもポップス寄りの作風となっており、通して聴くにも飽きの来ない作りです。佳作。

11位 Nathan East/Nathan East

Genres: Fusion, Latin, AOR

Nathan East

(詳細は今日の一枚(283)を参照)

10位 Xscape/Michael Jackson

Genres: R&B, Pops

Xcape.jpg

ここには2014年の年内に発売された新作のアルバムを取り上げるという原則がありますが、
一応、実際は未発表曲集ですが本作はMichaelの「新作」ということで扱いたいと思います。
残された録音から、様々なプロデューサーが現代的な音へとアレンジしなおしたもの、
オリジナルバージョンが両方収録されています。
アルバムの最後には、Justin TimberlakeとのデュエットでM1Love Never Feel So Goodが
収録し直してあります。後からオーバーダブして作られたと思われます。
曲に関しては説明不要に素晴らしいですが、アレンジに関しては古くからのファンの方に
なればなるほど厳しい評価が下されているような感もあります。
自分の感想としては、曲によっては良いものもあるが…プロデューサーの
個性が強く出過ぎたデジタルな音になりすぎていて、やはりオリジナルの方が
歌伴のトラックとしては良いと言う感想でした。

9位 Coming Up Roses/さかいゆう

Genres: Pops, R&B, AOR

Coming Up Roses

詳細なBioはさかいゆうの項目を参照のこと。全部で12曲入りです。
井川遥出演の軽自動車のCMソングとして彼が一躍注目を集めることとなったM2薔薇とローズも
収録されています。サビのキャッチ―さも素晴らしいですが、サビ前のコード進行など、
筆者個人的には大好物な空気で、これ一曲だけでも聴いてみる価値ありです。
他にも、負けず劣らずM5EMERGENCYのバッキングも素晴らしくグルーブしており、
カッティングが始まってからホーンのオブリ、エレピの音の揺れる感じと、
一気に引き込まれる魅力があります。ファンキーで緊張感あるアンサンブルです。最高。
Krevaをゲストに迎えたM6オトコFACEはデジタルな音使いで良いフロウです。
無機質なリズムマシーンのビートと暗いアコギのアルペジオが絡みつくジャジーな
ブラコン風味M7愛するケダモノはソウルフルです。
へヴィな音色のリズム隊とシンプルなバラードの組み合わさったキャッチ―な
M9イバラの棘、秦基博とのタッグM10ピエロチックは冒頭のピアノのフレーズから
シンプルな循環を中心にしてファンキーなリズムと、ファルセットボーカルの
魅力満載のこれも良い曲。
と言う風に殆どすべてレビューしてしまいましたが、以前紹介したHow's it going?の
サウンドに近く大きな変化はありませんが、極めて良質でグル―ヴィーなポップスで、
安心して身を任せることが出来ます。これからも聴いていきたいです。爽やかな佳作。

8位 Looplified/Dirty Loops

Genres: Fusion

Loopified.jpg

(詳細は今日の一枚(327)を参照)

7位 Supernal Liberty/水樹奈々

Genres: Pops, Symphonic Rock, Heavy Metal, Funk, R&B

Supernal Liberty

(詳細は今日の一枚(284)を参照)

6位 Stepping Up/Ole Borud

Genres: AOR, Soft Rock, Blue-Eyed Soul

Stepping Up


詳細なBioについてはOle Borudの項を参照して下さい。
記事が古いため、読みづらい部分もあるかとは思いますが。
ベストアルバムを挟んでの3枚目のオリジナルアルバムとなりました。ネオAOR~ブルーアイドソウルの
旗手と目される存在として認識されつつある彼の最新作は、前作からそれほど大きい
変化はありませんが、充実したハーモニーとグルーブに満ちています。
ブルーアイドソウルとTOTO~David Fosterを混ぜたような雰囲気から、2ndではファンク寄りのサウンドへ、
本作ではもう少しSteely Dan的な楽曲も増えてきており、続けて聴いてきている人には変化が楽しめる
ようになっていると思います。いつも通り高品位な作品です。
個人的なおススメトラックはM3Uptown Citizenで、冒頭のエレピのリフから完全に
Donald Fagenしております。ドラムの音色やタイム感はどちらかというと、
Smooth Reunionがやっていた音の方に近いと思います。

5位 25/花澤香菜

Genres: Pops, AOR, Soft Rock

25.jpg

(詳細は今日の一枚(269)を参照)

4位 Black Messiah/D'Angelo & The Vanguard

Genres: R&B, Neo Soul, Funk

Black Messiah

詳細なBioはD'Angeloの項を参照のこと。
まさかまさかのスピードでリリースされたD'Angeloの新譜は、
瞬く間にありとあらゆるレビューサイト、ブログで取り上げられ様々な評価を
下されているようです。筆者は、実を言うとYoutubeなどで試聴した際には、
Brown SugarやVoodooの時に得られた程の衝撃や中毒性は得られず、
音楽性の変化に着いていけなかった部分もあって購入は控えようと考えておりました。
しかし、年末になって少し懐に余裕が出来たので、取り敢えずは買って聴いてみようという
気持ちで購入しました。
何度か繰り返して聴いてきましたが、未だ消化しきれている感がありませんので、
この順位と言うことになっております。
Pino Palladinoのベース、Questloveのドラムは相変わらずドライで、
極端にレイドバックしたものになっており、録音はアナログ感満載の温かみ、
ガッツのある音で、これはかなり評価できる点だと思います。
そして曲の方はと言うと、リードトラックとなっているM4Sugah Daddyは、
正しくSly & The Family Stoneがやっていたファンクの影響が色濃く見て取れ、
これまでのジャジーな路線とは一味違う感触があります。
M21000 Deathは、バリバリとした歪み、かなり強烈なキックの音に蹂躙されるようなサウンドで、
殆ど無調の空間で物事が進んでいくという不思議な曲。
M3The Charadeは殆どロックしているリズム隊の、フェイザーを掛けられた音処理、
迫りくるシンセ音がミニマルなダンスミュージックっぽさを演出しています。
個人的に一番好みなのはM5Really Loveと言う曲で、これはかなり自分の好きな
Brown Sugarの音に近いものになっています。アコギのタッチノイズも、モコモコしたベースも
存在感たっぷり、ファルセットボイスに怪しげなストリングス系のシンセ音が快感の波を
もたらしてくれるようです。最高。
同じくジャジーな路線と言うことで、M9Betray My Heartもこれまでの路線を
引き継ぎながらハーモニー、音の密度を上げすぎないアレンジで、かなりお気に入りです。
自分としては、こういうスカスカ気味の音の配置の中でこそ、こうしたクオンタイズ、グリッド線
無視の、いわば極限までレイドバックしたグルーブは輝くと感じますので。
要するにこれも最高にお気に入りの曲。
例外としてスイートソウルは好きなので、その香りがキーボードの音使いから
強く感じられるM12Another Lifeはかなり好きです。自己矛盾に満ちていますが。
と、こういう風に一曲一曲見ていくとかなり傑作であることに違いないと思います。
ファンク、サイケデリックロック路線と、彼のグルーブ、ハーモニーの感覚が、
さらに高度に溶け合っていく様を見守って行きたいと思います。
 
3位 N.E.W.S./UNCHAIN

Genres: Rock, AOR, Soft Rock, Disco, Funk

NEWS.jpg

(詳細は今日の一枚(340)を参照)

2位 日出処/椎名林檎

Genres: Pops, Jazz/Fusion, Alternative Rock, AOR

日出処

詳細なBioについては椎名林檎の項を参照して下さい。
オリジナルアルバムとしては5年ぶり、東京事変解散後初めて発売された5thということになります。
本作の中からは、NHKからの依頼で書き下ろしたM12NIPPONが、FIFIAワールドカップブラジル大会
以降のサッカー関連番組のテーマソングとして使われています。
サウンドとしては既出のシングルが書き溜まっていたため、リッチで落ち着いた暖かい音になるもの、
とタカをくくっていましたが、実際に聴いてみるとM1静かなる逆襲からかなり1st, 2ndの空気に近い
ヒリヒリとした歪み、重たいグルーブのあるバンドサウンドと、ジャズからの影響を前面に出した
妖しげな楽曲が並んでおり、かなりへヴィ―ローテーションしております。
楽曲間のシームレスな接続も的確に図られており、それに伴うキーの選択や曲構造の選択が
これまでにないほどのレベルでかなり練られている印象を受けました。
既出の曲がそこそこあり密度の高いサウンドにもかかわらず、全体を通して、
かなりすっきりと聴けてしまいます。
個人的にはM3走れゎナンバーのような乾いたリズム隊にフルートのリードプレイが絡みつく
ジャジーな曲がお気に入りです。かなり東京事変的な曲と言えばそうですが。
他にもM4赤道を超えたらのようなボサノヴァっぽい曲、
M5JLOO5便でのようなエレクトロ路線、生々しい音響とバンドサウンドを融合した
サウンドは斬新で、彼女のボーカル表現、録音の良さもあって、新境地と言った感があります。
バンド全体が混然一体となったグルーブのあるM9ありきたりな女、M12NIPPONのような音は
良いに決まっています。M12ではNCISの生形真一のギター、河村智康(Dr), 渡辺等(B)のリズム隊と、
現代のポップスを支えている一流のスタジオミュージシャンが参加しています。
しかしながら、個人的にアルバムで聴いて一番印象が変わったのがM13ありあまる富でした。
他の楽曲からの流れで聴くと神聖な雰囲気すら伴って聴こえてきます。とりもなおさず傑作です。

1位 Jarrod Lawson/Jarrod Lawson

Genres: Soul, R&B, AOR

Jarrod Lawson


(詳細は今日の一枚(357)を参照)


というわけで、かなり長い記事となりましたが、
テストも終わってようやく更新できました。
今年も私的名盤紹介を宜しくお願い致します。
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  1. 2015/01/08(木) 02:06:16|
  2. 雑記(音楽関連)
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:8
<<「憂鬱と官能を教えた学校/菊地成孔、大谷能生」読後感 | ホーム | 今日の一枚(357)>>

コメント

はじめてコメントさせていただきます!

Especia、面白いですね!

他のベストアルバムにもいろいろ知らない音楽が多く、楽しんで読めました!

僕も雑食を目指して今いろいろ聞いてみてるところなので、参考にさせていただきます。
  1. 2015/01/08(木) 20:46:32 |
  2. URL |
  3. いが #-
  4. [ 編集 ]

はじめまして

貴ブログトップにあるGUSTO/Especiaを特に期待もせずYouTubeで聴たのですが、
PopにFusionの香りがする曲と演奏、とても面白かったです。
私が中、高の頃は、邦楽の存在自体がなかったので、
こういう曲を作り演奏する若い人をうらやましく思います。
今は、私はJazzGuitar中心ですが、ジャンルは関係ないですね。
バックナンバーをちょこっと読みましたが、当時、
日本人でたった1人聴ける音楽を引っさげて登場したのが、山下達郎でした。
メジャーデビュー直前に初めて聴いたショックを思い出しました。

Systematic Chaosさんは医大生ですか。私は、親世代になると思います。
私のブログ『Weekend In 心はL.A.』にもまた、遊びに来て下さい。
  1. 2015/01/09(金) 00:30:11 |
  2. URL |
  3. AKI #-
  4. [ 編集 ]

Re: タイトルなし

いが 様

コメント下さりありがとうございます。

Especiaが記事の冒頭にあることもあり、かなり着目されているようで、
嬉しく思っています。

いが様のサイトも、これからちょくちょく覗かせて頂きたく思います。
今後とも私的名盤紹介を宜しくお願いします。
  1. 2015/01/10(土) 18:13:30 |
  2. URL |
  3. Systematic Chaos #-
  4. [ 編集 ]

Re: はじめまして

AKI様

コメント下さりありがとうございます。

私のブログにコメント下さる方は、実はAKI様のような、(私の両親はバブル世代なのでもう少し
下かもしれませんが)リアルタイムで70s, 80sの音楽を見てこられた方が多いです。

コメント下さるたびに、当時、その音楽がどのようにして一般のリスナーに受け入れられ、
どのようなライブパフォーマンスをしていたか、など今となってはライナーノーツや
レコードそのものを聴いて判断するしかない部分について、リアルなイメージが湧いてきて、
とても参考になることが多いです。

過去の名作、傑作の類は、現在でも綺麗なリマスタリングの元、今の若い世代は聴くことができますし、
インターネット、雑誌などの評論でも評価はある程度定まっていると思います。

ですので、私は過去のすぐれた作品のうち、自分の感性に強く訴えかけてくるものは
紹介しますが、基本的には、70s, 80sのブラックミュージック、クロスオーバー、フュージョン、ジャズなど
の「イズム」や「スタイル」を内包した、或いはそれに影響を受けた、
「熱量を伴った」今の音楽にも焦点を当てて紹介していこうと考えております。

AKI様のサイトも是非とも覗かせて頂きたいと思います。
今後とも私的名盤紹介を宜しくお願い致します。
  1. 2015/01/10(土) 18:28:44 |
  2. URL |
  3. Systematic Chaos #-
  4. [ 編集 ]

Systematic Chaos様 こんばんは

20枚も選盤するとは力が入っていますね。
と思いきや洋楽邦楽合わせてでしたか、
なるほど。

この中ですと
Jarrod Lawsonが驚きでした。
このミュージシャンについては
全く知りませんでしたが
おっしゃる通り高品質のフュージョン系ソウル。
こちらのジャンルに強いSystematic Chaosさんならではのチョイスですね。

これは買ってみます。
レビューも書いちゃおうかな、と思いました。

  1. 2015/01/11(日) 01:45:16 |
  2. URL |
  3. GAOHEWGII #-
  4. [ 編集 ]

Re: タイトルなし

お世話になっております。

今年こそは、もっと沢山の新譜を聴いて、良いものを紹介していこうと
思っております。
理想としては、洋楽、邦楽それぞれで20枚ずつくらい選出できるように
したいところですが…
何しろ金欠の貧乏学生ですので、あらゆる手段を用いて
「当たり」を引く確率を上げていきたいと思っています。

Jarrod Lawsonはレコードショップで偶然試聴していて見つけたのですが、
そのサウンドの完成度に驚愕しました。お勧めです。
  1. 2015/01/12(月) 01:29:17 |
  2. URL |
  3. Systematic Chaos #-
  4. [ 編集 ]

はじめまして

ジャロッドローソン最高ですよね
自分もたまたまネット上で見つけて一発でハマりました
確か3月に来日もされますね

日本のポップミュージックもかなり聴いているようですがSOUL'd OUTやDiggy-MO'とかは聴いたことはありませんか?
ブラックミュージックをルーツにした曲が多いんですけどブラックミュージック好きな方でで彼らの曲を聴いている人があまりいないのであなたのような方にぜひ聴いていただきたいです
https://www.youtube.com/watch?v=bEKPPMvkwko
  1. 2015/02/07(土) 19:15:03 |
  2. URL |
  3. くろ #-
  4. [ 編集 ]

Re: はじめまして

くろ 様

コメント下さり有難うございます。

SOUL'd OUTに関しては2ndアルバムをよく聴いておりますが、
Diggy-MO'のソロ名義に関しては挙げて下さったURLで初めて聴きました。
ソロの場合は日本語のヒップホップにエレクトロ、ダンスのクロスオーバー、
という事になるかと思いますが、 私自身はあまり詳しくなく、

邦ヒップホップではスチャダラパーの作品をよく聴く程度です。
ご教授下さって有難うございます。

これからヒップホップも洋モノに拘らず色々聴いていこうと思います。

  1. 2015/02/09(月) 01:46:44 |
  2. URL |
  3. Systematic Chaos #-
  4. [ 編集 ]

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Author:Systematic Chaos
独断と偏見により、お気に入りのCDを紹介して行きます。
医学部医学科の大学生として臨床医となるべく勉強しています。
山下達郎ファンクラブ
TATSURO MANIA会員。
水樹奈々ファンクラブ
S.C. Nana Net 会員。
上坂すみれファンクラブ
コルホーズの玉ねぎ畑 会員。
初心者ですが宜しくお願いします。
好きなジャンル:
1. AOR, MOR, ソフトロック
2. R&B,ファンク, モータウン,
ニュージャックスウィング,
フィラデルフィアソウル, シカゴソウル,
ブルーアイドソウル
3. ポップス、Jポップ
渋谷系、ニューミュージック
4. プログレッシブロック
5. ハードロック, へヴィメタル,
プログレッシブメタル, スラッシュメタル,
メロディックデスメタル,ブラックメタル
6. ジャズ,フュージョン,
ハードフュージョン, アシッドジャズ,
ハード・バップ, ジャズファンク,
ジャズロック
7. ジャジーヒップホップ,
オルタナティブヒップホップ
8. エモ, スクリーモ
9. ハウス, アシッドハウス,ディスコ

ライブラリは50,000曲ほどです。
ヘッドフォンはAKGのQ701、Audio TechnicaのATH-ESW9、
イヤフォンはShure-SE425を使っています。
iPod ClassicにTEAC-HAp50またはATH-PHA31i(ポータブルヘッドフォンアンプ)を挿して聴いています。
ブログとして記事を書くことを通じて
自分のライブラリと向き合ってみると、
相当趣味が偏ってるということを
痛感しています。
これから沢山の音楽に触れ、勉強していきたいです。
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