私的名盤紹介―真の雑食を目指して

自分の心に残った作品を紹介することで、新たな音楽を見つけるきっかけとして頂ければ嬉しいです。

管理人によるおすすめヘッドフォン・イヤフォン 【2万円・3万円台を中心に】

管理人によるおすすめヘッドフォン・イヤフォン

私的名盤紹介にお越し下さった皆様、お世話になっております。

最近アルバムレビュー以外の記事が続いておりますが、
レビューすべき作品には数多く出会っておりますので、機会を見て徐々に書いていこうと思っております。

さて、
普段、家族や友人など、かなり色々な人に「音楽好きでしょ?ならヘッドホンとかイヤホンのおすすめ教えてよ!」
声をかけて頂く機会が非常に多いため、(音楽好きとオーディオマニアの間にはジャンルとして
かなり乖離があると思いますが)いずれはこうした記事を書いてみたいと思っておりました。

まず最初に断っておきますが、自分自身オーディオマニアというわけでもなく、
イヤホン、ヘッドホンの材料工学や電気工学的特性を熟知しているわけではなく、
音響物理学の専門家でもないため、完全に「印象評」で紹介することをご容赦下さい。

完全に自分の音の好みと、自分の周囲の人が使用している機種を聴かせてもらった感想、
店舗で試聴できるものを適当に試聴してみた感想をもとにアナログに作ったレポートです。
ご参考になれば嬉しいです。

まずは、具体的な品番を挙げる(どんな製品にもいずれは必ず生産終了が訪れますので)、
ことより、どのような観点でイヤフォン、ヘッドフォンを選ぶと良いだろうか?という事を考えたいと思います。

勿論、最後には筆者お勧めの機種をいくつか取り上げたいと思います。
有名メーカーの商品が殆どですが、自分で実際に聴いて良いと思ったものばかりです。




☆ ヘッドフォン選びに絶対的な正解は存在しない

当たり前のことですが、これは非常に大切です。「何を聴くにも最高」のヘッドフォンは、実際には存在しないと
私は考えています。さらに、よくものの本やホームページ、Amazonのレビューなどを見ていて、
「ハウスやテクノを聴くなら低音重視の方が良い」とか、「ジャズ、クラシックを聴くなら高音重視の方が
シンバルの響きが良いから良い」とか、いわゆるセオリーが連呼されているように感じます。
しかしながら、そのようなものは「通説」に過ぎず、
「聴く音楽のジャンルによってヘッドフォンの周波数特性、解像度、音場を選択するのは良くない」と考えます。
では、どうすれば良いのでしょうか?
それは、楽器屋でギターを選ぶのと同じように、実際に試聴をして、「自分の好きな音のタイプを見つける」
ということです。
そんなことを言うと、身もふたもないではないか、と困った顔をされてしまうのですが、
難しいことではありません。
ヘッドフォン、イヤフォン選びで困っておられる大抵の方は、家でオーディオルームで、ということはなく、
DAP(スマホやiPhone,Walkman, iPodなど)で音楽を聴かれる機会の多い方だと思います。
その場合は、自分が普段使っているiPodなりWalkmanなりを持って、都市部の大きな電機店に足を運んで
下さい。まず話はそこからです。
そこで、予算の範囲内で「出来るだけサウンドキャラクター(周波数特性、どの音域が持ち上がっていて、どの音域が
落ちているか)の異なるイヤフォン、ヘッドフォン
」を試聴してください。




イヤフォンの場合は、大きく分けて
ダイナミック型
バランスド・アーマチュア(BA型)
の二種類があります。

それぞれ優れている点、問題点としては、

☆ ダイナミック型:解像度ではBA型に劣り分離が悪く、高音が潰れやすいが、中低音とりわけ低音の量が多く、
キレのある音、一体となったアナログ的な音、コストが低いため安価に生産でき、コストパフォーマンスが良い(事が多い)、
ドライバーの大きさ(耳に入れる部分)が大きくなりやすい

☆ バランスド・アーマチュア(BA型):解像度が高く、音源の再現度、分離が良いが、中低音の量が少なく、
混ざりが少ない分音痩せして聴こえる、コストが高く、各メーカーの上位機種は多くがBA型を採用している、
高音の量が多く、小さな音の減衰や、アタックを聴き取りやすい、ドライバーの大きさが小さく、軽い、
DTMにおけるミックス、楽器演奏、レコーディング、ライブの際にモニターとして用いられることが多い

などがあり、以上のことから先ほど述べたような「通説」が立ち上がってくるというわけです。

ではどのようにスクリーニングすればよいか、という事ですが、
自分は「価格.com」の「イヤフォン・ヘッドフォン」の項目で予算、タイプを絞り込んで検索を掛けるようにしています。
http://kakaku.com/kaden/headphones/

大体、大型店舗であればどこの店にもある商品で、ダイナミックかBAかの好みを見分けるには、
以下のような商品で試してみると、良いかもしれません。

【ダイナミック型】


【国内正規品】ゼンハイザー カナル型イヤホン イヤーモニタータイプ IE80【国内正規品】ゼンハイザー カナル型イヤホン イヤーモニタータイプ IE80
(2011/12/16)
ゼンハイザー

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実売36,000円程度です。
これの一個下のグレードのie60という商品も、コストパフォーマンスがかなり高くてお勧めです。
自分の中では標準的な、高級ダイナミック型イヤフォンの音のイメージです。
低音の量は多いですがバウンスが聴いていて、引き締まった精悍な音です。良いです。


audio-technica CKR Series カナル型イヤホン ATH-CKR10audio-technica CKR Series カナル型イヤホン ATH-CKR10
(2014/04/25)
オーディオテクニカ

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実売24,000円程度です。
オーディオテクニカが最近売り出しているシリーズですが、高音の響きまでバランスが良いです。
柔らかく、温かい音ですが、人によっては曇りのあるサウンドに聴こえてしまうかもしれません。

【バランスド・アーマチュア型】


【国内正規品】SHURE カナル型 高遮音性イヤホン SE425 メタリックシルバー SE425-V-J【国内正規品】SHURE カナル型 高遮音性イヤホン SE425 メタリックシルバー SE425-V-J
(2010/08/10)
SHURE

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実売24,000円程度です。
私は普段イヤフォンはこれをメインに使っています。
低音を強化してある上位機種のSE535に比べて、こちらの方が如何にもBA型らしい、
フラットで繊細な音をしていると思います。ただし、低音には多少の不足感があります。
満足いく買い物でした。解像度は高く分離は良好です。


ソニー 密閉型インナーイヤーレシーバー XBA-A2ソニー 密閉型インナーイヤーレシーバー XBA-A2
(2014/10/24)
ソニー

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実売25,000円程度です。
ソニーの同価格帯のイヤフォンですが、低音の響きに唯一無二の魅力があり、重心の低い音と言うか、
これは聴いた人にしかわからない感覚だと思います。高音の刺さりが若干強く、個人的にはそこが気になりました。
ハイレゾにも対応しています。たたし、ノイズキャンセリングを搭載しているモデルは現在生産終了品となっており、
そちらはハイレゾには対応していません。

☆ イヤフォンの価格について
安くても良いイヤフォンは数多く存在しますが、個人的な感覚として、
2000~3000円程度/////かなり厚い壁/////8000円~15000円程度
///大体の人には区別が付くが、気にならないこともある程度の壁////20000円~30000円程度
///正直、筆者にはよく分からない///それ以上

というイメージがあります。
た、だ、し、
8万円、9万円の世界になってくると、ヘッドフォンであれば相当びっくりするほど上質な商品が増えてくる、
というか、聴いていてたまに発見できる、というイメージがあります。

個人的結論として、「イヤフォンには4万円ないし5万円以上かけてもあまり良いコストパフォーマンスは望めない」
という感想です。




ヘッドフォンの場合は、

駆動形式はダイナミック型という事になりますが、大まかに言って、
☆音を出すドライバの形状によって音質を想像することができます。

☆ドライバ(耳に当てる部分)が大きいと、
音場が広い、パワーがある、インピーダンス(抵抗)が高い(アンプが必要)と言った特徴があり、
音漏れ、遮音性を重視した小さいドライバーのものでは音場が小さくなってしまう傾向があります。


他には、構造として密閉型、オープンエアに大別され、
(現在では密閉型のヘッドフォンが多くを占めています)

密閉型の方が音の密度が高くキレのある音、オープンエアーは繊細で優しい音と言うイメージがありますが、
安価な商品にはオープンエアーが多いです。
オープンエアーだと音漏れがかなりするので、完全に自室でのリスニングにしか使えないと思います。
ただし、密閉型では頭に掛けるバンドの側圧が強い傾向にあり、長時間付けていると、
耳が痛くなってしまう事もしばしばあります。
特に、眼鏡をかけている人ですと、眼鏡のツルとパッドが挟まれて、痛くなる可能性が高いです。
自宅でのリスニングでしたら、オープンエアーの上位機種を狙うのも良い選択だと思います。


ただ例外として、音の大きいクラブ内でのDJプレイやアコースティック楽器録音、ボーカル録音などの際には、
音漏れ、遮音性の低さがそのまま致命傷となってしまうので、密閉型にする必要があります。

周波数特性に関しては、イヤフォンのように駆動形式で分類することは出来ないので、
ケースバイケースで考えていくしかありませんが、

☆ モニター型と表示されているものはフラットに近く調節がなされている
☆ 価格帯の安いものは低音寄り、高くなるにつれてフラット又は高音寄りとなる
☆ 解像度はイヤフォンよりも厳密に価格に比例するイメージがある


☆ ヘッドフォンの価格について
イヤフォンの場合よりも、かなり幅広く(主に上の方に)値段が分かれており、
しかも高くなるほどに品質は上がっていく印象があります。
本音を言うと、筆者が区別を付けられるのは5万円程度までで、それ以上の商品ではあまり大きな差を感じる
ことは出来ていないと思います。


そして、音漏れと遮音性以外に関する音像の特徴としては、以下のようなことが挙げられます。

☆ 密閉型: 側圧が強く、挟み込まれるため、音が耳に近いところでなっているように感じられ、
音場の大きさは小さくなりやすい、デジタルで冷ややかな音になりやすい傾向にあります。
その一方で、パワーのある音になりやすいため、ロック、ポップスなどを中心に聴き、
音圧の高い音源を聴く場合には密度の高い、音が一体となって迫ってくるような感覚があります。

☆ オープンエアー型: 側圧が弱く、挟み込みが小さいため、音が耳の遠いところで鳴っているように
感じられ、音場の大きさは大きくなりやすい、アナログで暖かい音になりやすい傾向にあります。
側圧が小さいため、頭の小さい人はバンドが頭から外れやすいという問題点もあります。
アタックの音は小さく、密度の小さい音でありながら、各楽器の定位がよりリアルで、
ライブ、コンサートホールのスピーカーで聴いているような感覚があります。
上位機種では単純な解像度でも密閉型を超える、と個人的には感じています。


イヤフォンの場合と同様に、大体、大型店舗であればどこの店にもある商品で、
一度は聴いてみたら、と思えるのは以下のようなものです。

【ヘッドフォンの有名商品】

【密閉型】


ソニー ステレオヘッドホン ブラック MDR-1A/Bソニー ステレオヘッドホン ブラック MDR-1A/B
(2014/10/24)
ソニー

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実売は25000円程度です。
ソニーのフラッグシップモデルです。ハイレゾにも対応しています。
モニター型のヘッドフォンに極めて近いフラットで解像度の高い音ですが、リスニング用に設計されているため、
高音の刺さりが少なく、長時間聴いてもストレスが少ない音だと思います。
若干低音の量が多く粒だって聴こえ、ベースやコントラバスなどの響きにこのヘッドフォンならではの味わいがあります。
解像度は高く、ミックスや音の小さな楽器、電子音の耳コピにも十分使えるレベルです。
音場は若干狭い感じがあり、密室的な音だと思います。


audio-technica アートモニターシリーズ 密閉型ヘッドホン ATH-A2000Xaudio-technica アートモニターシリーズ 密閉型ヘッドホン ATH-A2000X
(2008/12/05)
Not Machine Specific

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実売は36000円程度です。発売から年月が経っているので、在庫は少ないかも
側圧が弱く、人によっては頭からずれてしまうこともあるかもしれません。密閉型ではありますがかなり音漏れがします。
ただ、解像度は極めて高く、高音部の精細な表現は素晴らしいと思います。
金管楽器やシンバルなどの金物の音、女性のボーカルなどでその真価を発揮してくれます。
大きめのドライバーのお蔭で音場もかなり広く感じられます。
ただし、音のキャラクターに特徴が少なく、ガッツが感じられない音になってしまうかもしれません。
もう少し下の価格帯ではATH-A1000Xなどもコストパフォーマンスが高くてお勧めできます。


【国内正規品】SHURE オープン型 プロフェッショナル・ヘッドホン SRH1840【国内正規品】SHURE オープン型 プロフェッショナル・ヘッドホン SRH1840
()
SHURE

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実売は50000円程度です。Shureによるモニター型のヘッドフォンです。
DTMやDJのミックスに使うには最適な、非常に厳密にフラットに近い音で、
解像度に関しては文句のつけようがないレベルの商品だと感じます。
どのような音楽ジャンルであっても、問題なく聴けるヘッドフォンだと思いますが、
如何せん原音、録音状態に極めて忠実に再生されるため、元の音源の録音が悪いと、細かいノイズや
音の歪みが気になってしまったり、逆に録音が良いものだと一つ一つの楽器の分離が良すぎるために
混ざって聴こえず、音が「硬い」印象を受けるかもしれません。長い時間聴いていると疲れる音だと感じました。
またこのヘッドフォンは側圧が強く、耳が痛くなる方もいるかもしれません。

【オープンエアー型】

audio-technica エアーダイナミックシリーズ オープン型ヘッドホン ATH-AD2000Xaudio-technica エアーダイナミックシリーズ オープン型ヘッドホン ATH-AD2000X
(2012/11/16)
Not Machine Specific

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実売54000円程度です。
オーディオテクニカのオープンエアー型、Air Dynamicシリーズの最上位機種です。
この価格帯のものは、プラグが大抵標準型プラグになっていますが、付属でミニプラグへの
変換用アダプターが付いていることが多いです。この機種でまず感じるのが、
圧倒的な音場の広さと、音の暖かさです。解像度が高いながらも聴き疲れせず、イヤーパッドの
当たり方も優しく包み込まれるような感覚で、長時間付けていても痛くならないと思います。
音域は、オーディオテクニカのヘッドフォン、例えば上で挙げたATH-A2000Xのような
密閉型のアートモニターシリーズで高音のシャリシャリ感が強いのが、
こちらではあまり感じられません。よりフラットな音を指向しているように感じます。
ボーカルの息遣いが近く、生々しさが素晴らしいです。名機だと思います。

【国内正規品】ゼンハイザー オープン型ヘッドホン ハイグレードモデル HD650【国内正規品】ゼンハイザー オープン型ヘッドホン ハイグレードモデル HD650
(2003/12/01)
Not Machine Specific

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実売46000円程度です。
ゼンハイザーのオープンエアー型の中では中級機種、定番として生き残り続けています。
他の機種と同様に、きちんと鳴らすにはアンプが必須です。
ATH-AD2000Xと比較すると、もう少しダイナミック型に近い出音となっており、
パワフルで一体感のある音が迫ってくるような音が特色です。
音の密度が高く、解像度も高いモニター的な音ですが、音域は低域の出方や量が多めで、
粒立ちの良く、音場も広いです。パッドの当たり心地は若干ハードで、しっとりとした
包まれ方です。ただし、高級ダイナミック型の特徴でもありますが、すべての帯域で、
若干音にコンプレッサーが掛かったような、雲がかかったような感じがあり、
生々しい音、特に音響系の音楽、エレクトロニカなどを聴く場合、
密室的な音を出力するのには不向きではないかと感じました。
名機であることには違いないと思います。




以下では、管理人が実際に使用している機種、試聴したことのある機種で
気になる商品、いずれ欲しいと思っている商品をいくつか紹介していきたいと思います。

まずは、イヤフォンからです。

【国内正規品】SHURE カナル型 高遮音性イヤホン SE215 Special Edition トランススルーセントブルー SE215SPE-A【国内正規品】SHURE カナル型 高遮音性イヤホン SE215 Special Edition トランススルーセントブルー SE215SPE-A
(2012/11/28)
SHURE

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「実売一万円程度でお勧めは?」と尋ねられたら、私なら真っ先にこれを紹介すると思います。
いわゆるShureがけと言われる、耳の後ろにコードを通して、耳の奥のほうまで
しっかりと押し込むのが、良い音で聴くコツです。かなり遮音性が高く、ノイズキャンセリングいらずの
イヤフォンだと思います。かつこの値段ではかなり解像度も期待できます。
ただし、人によっては眼鏡をかけているとコードが邪魔になったり、耳が小さい方は
ひっかけにくいと感じる場合もあるようですので、店舗で掛け心地を試してみるようにして下さい。

Klipsch Audio Technologies X10 KLRFXA0111Klipsch Audio Technologies X10 KLRFXA0111
(2014/07/25)
Klipsch Audio Technologies

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実売15000円程度です。
変わった形のイヤーピースが目を引くイヤフォンで、実際手に取ってみると分かりますがかなり小さいドライバーです。
音域問わず解像度が高く、若干中低音寄りのサウンドで、小さなBA型にもかかわらずパワーのある音です。
ゲルのようなイヤーピースの装用感が癖になり、遮音性も高いです。
コードは細めですので、断線には気を付けたほうが良いと思います。

【国内正規品】 Etymotic Research イヤホン ER4S-B【国内正規品】 Etymotic Research イヤホン ER4S-B
()
Etymotic Research

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実売27000円程度です、元々は補聴器などを製造しているメーカーによる商品で、
独特な形をしたイヤーピースを、耳の穴のかなり奥深くまで挿入して使用します。
解像度の高さ、分離の良さは他の追随を許さないほどのレベルで、高音の表現力の高さは特筆すべきものがあります。
正しく、DTMのミックスやボーカルなどのモニターに役に立つイヤフォンだと思います。
遮音性はかなり高く、音漏れもありません。ダイナミック型になれている方からすると、
低音の少なさ、パワーの無さに驚くかもしれませんが、聴いていくうちに慣れると思います。
ただし、インピーダンスが100Ωと高いため、スマホやiPodに直挿しで用いるのは現実的ではありません。
使用するならポータブルアンプなどが必要となります。
またケーブルのタッチノイズが大きいため、外で歩きながら用いると気になるかもしれません。
モニター型の宿命として、録音状態が忠実に再現されるため、音源の状態次第では聴いていられないかもしれません。

audio-technica IM Series カナル型モニターイヤホン トリプル・バランスド・アーマチュア型 ATH-IM03audio-technica IM Series カナル型モニターイヤホン トリプル・バランスド・アーマチュア型 ATH-IM03
(2013/11/15)
オーディオテクニカ

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実売27000円程度です。オーディオテクニカによるBA型のフラッグシップです。
ShureのSEシリーズと同様に後ろにコードを回して掛けるタイプの構造で、タッチノイズが少なく、
遮音性も高いと思います。解像度は高く、分離も非常に良いですが、他のBA型や、全世代のATH-CK100Proと
比較して低音の量感が増えており、キレのある音になりました。
高音の刺さりも低減されており、リスニング寄りのスペックだと思います。
ただし、コードが細くて華奢ですので、断線には気を付けたほうが良いと思います。

【国内正規品】SHURE カナル型 高遮音性イヤホン SE425 メタリックシルバー SE425-V-J【国内正規品】SHURE カナル型 高遮音性イヤホン SE425 メタリックシルバー SE425-V-J
(2010/08/10)
SHURE

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実売は24000円程度です。
筆者が使っているのはこれです。

ケーブルが(ER4-Sほどではないですが)太くて頑丈にできており、リケーブルも可能です。
低音の量では同価格帯のダイナミック型には劣りますが、引き締まった音で、
どの音域もバランスよく鳴らしていると思います。特に高音域の表現力が高くキレのある音で、
女性ボーカルにおいてはかなり前に出てきて生々しい感じになります。
そのため、場合によっては若干ドンシャリに聴こえるかもしれません。
解像度ではER4-Sなどと比べると劣りますがダイナミック型、例えばSennheiser-IE80に比べると高く、
ミックスやモニター用にも使えると思います。基本的にはシャープな音で分析的なキャラクターですが、
長い時間装着していても聴き疲れしないサウンドで、運動していてもズレにくく、外出時に重宝しています。

続いてヘッドフォンです。

【国内正規品】AKG セミオープン型ヘッドホン プロフェッショナルモニター K702【国内正規品】AKG セミオープン型ヘッドホン プロフェッショナルモニター K702
(2009/06/01)
AKG

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実売26000円程度です。
TVアニメ「けいおん!」作品内で秋山澪が使用しているのは、このK702の同じ系統のK701です。
どうでもいい情報ですが、気になる人はそちらもチェックしてみましょう。
ただし、K701は生産終了品ですので、手に入れるのは難しいかもしれません。
それはともかく、バランスの良くフラットな音でモニター型のヘッドフォンとしてはかなりコストパフォーマンスが
良く、ミックスにも適していると思います。ただし、開放型であるためかなり音漏れがあり、
録音には適していないと思います。独特なヘッドバンドの形状から、頭頂部が痛くなる人もいるようです。
ヘッドフォンアンプは必須です。

audio-technica W Series 密閉型ヘッドホン ATH-W1000Xaudio-technica W Series 密閉型ヘッドホン ATH-W1000X
(2009/11/13)
Not Machine Specific

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実売45000円程度です。
ドライバーに木材を用いており、煌びやかな高音と、パワフルで量の多めな低音がありながら、
音場は広く、解像度も高く、ロックやHR/HMのような激しい音楽を聴く場合でもガッツのある音だと思います。
密閉型であるためそこそこの遮音性があり、(話し声は聞こえます)音漏れも少なめです。
付け心地が柔らかく、個人的にはシックなデザインが気に入りました。アンプは必須です。

DENON MUSIC MANIAC 密閉型オーバーヘッドヘッドホン ケーブル着脱式 ブラック AH-D600EMDENON MUSIC MANIAC 密閉型オーバーヘッドヘッドホン ケーブル着脱式 ブラック AH-D600EM
(2012/08/06)
デノン

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実売30000円程度です。
デノンのMusic Maniacというシリーズの中級機ですが、独特な五角形の形をしたイヤーパッドの
装用感がしっとりとしていて柔らかく、長時間付けていても心地よいでしょう。
このサイズで遮音性も高いため、使おうと思えば外出先でも使用できると思います。
音は解像度は他社の例えばK702, SRH1840と比較すると落ちますが、高音の刺さりが少なく、
優しい音と言う印象を受けました。低音は量は少なめですが引き締まった音で、
場合によっては中音域が埋もれ気味に聞こえる場合もあるかもしれません。個人的に好きな音です。

audio-technica EARSUIT 密閉型ヘッドホン ポータブル ATH-ESW9audio-technica EARSUIT 密閉型ヘッドホン ポータブル ATH-ESW9
(2007/10/19)
Not Machine Specific

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実売22000円程度です。
筆者が使っているのはこれです。散々高級品をレビューしてきて、
実際使っているのはこれとATH-A2000Xの二台です。発売から8年の月日が経ちますがいまだに
売れている商品で、30000円台のモニター型と比較すると、解像度、中音域から高音域にかけてわずかに
音場の広さでは劣って、曇った感じがしてしまいますが、それでも十分に分離されていると思います。
特に、低音の出方が多すぎず少なすぎずで、輪郭が非常にはっきりとしており、
この小ささでこの低音の上品さは特筆すべきものがあります。
高音域ではアコースティック楽器のアタック音が鋭く再生され、ブライトな音と言うイメージです。
プラグはステレオミニプラグで、インピーダンスもそれほど高くないため、
DAP(Walkmanならば)に直接挿しても十分鳴ってくれます。
側圧は若干強めですが、イヤーパッドに用いられているラムスキンという素材がしっとりとしていて柔らかく、
肌に吸いつくような気持ちよさがあります。
オーディオテクニカのヘッドフォンの特徴である細やかな高音域というスペックから少し離れていますが、
この価格でこの音はなかなか手に入りません。

【国内正規品】AKG オープン型ヘッドホン ホワイト Q701WHT【国内正規品】AKG オープン型ヘッドホン ホワイト Q701WHT
(2010/10/25)
AKG

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実売22000円程度です。筆者はこれとATH-ESW9を使っています。
AKGのモニター型ヘッドフォンでは、上で挙げたK701,K702のシリーズに対して
ダイナミック型となっており、重量も少し軽め、インピーダンスも低めです。
この価格で、この音と言うのはとにかく衝撃的だと思います。
解像度の高くバランス、分離の良い音で、音域では特に高音域の描写能力は極めて繊細で、
ボーカルの息遣いが聴こえて来ます。低域は量が少ない感じがありますが、
ドラムのリムショットの残響、アコギのタッチノイズなど、アコースティック楽器の音の減衰が
かなり細やかだと思います。しかしSennheiser HD650と比べると音にガッツがなく、
音場の広さ、と言う点においては例えば上で挙げたAudio Technica ATH-AD2000Xには
劣ってしまいますが、その分密室的なレコーディングモニターの音と言う感じで、
ハウスやテクノなど電子音楽や音の密度の高いハードロックなどを聴いても、
十分ガッツのある音として聴けながら、圧迫感の無い音、と言う意味で、
上記2機種の間にあるような音のキャラクターだと思います。
ATH-AD2000X, HD650, Q701, K702の中では、自分はこれが好きでした。
勿論ヘッドフォンアンプ必須です。





と、いうわけで、
今回も特別編でお送りして参りましたが、
結局一部のメーカーの一部の商品の紹介に留まってしまいました。

程度、こだわりの差はあれ、誰もが、音楽を良い音で聴きたい、
と思っていると思います。
「自分にとって、良い音ってどんな音だろう?」と言うことを考えながら試聴をしていくことで、
自分が求めている音楽のサウンドについて、思わぬ発見が出来る可能性もあります。

是非、お店で試聴を繰り返してみましょう。僕も色々試聴しようと思います。

では。



【補足】

☆ すべての記事は、筆者の曖昧模糊とした主観によるものですので、
「ここで読んだ奴を買ったが良くなかった」と言われましても責任を負いかねます。
必ず、ご自身で試聴なさってから購入するようにして下さい。

☆ ヘッドフォン、イヤフォンは発売と生産終了のサイクルが早く、ここで紹介したものも、
いずれは在庫のみと言う状態になると思いますが、ここで挙げたものは有名な機種ばかりですので、
その「後継機」を試聴して頂ければ良いかと思います。

☆ ヘッドフォンのうち、プラグが標準プラグ(エレキギターやベースのシールドと同じです)に
なっているものと、ミニプラグ(iPodやWalkmanの挿し口に入るもの)がありまして、
紹介したものの一部は標準プラグとなっています。変換プラグ(大抵の場合は付属しています)を使用すれば
ミニプラグでも聴けますが、インピーダンスの関係上、アンプを別途購入して用いた方がよいと思います。

☆ ヘッドフォンアンプが必要となるインピーダンスの値、というものが厳密に定まっているわけではなく、
ご自身で用いているDAPなりスマホなりに接続した際に「音量を上げても音圧が足りない」と
感じるヘッドフォンにはアンプが必要になる、と考えて下さい。
ですので、最大に近いところまでヴォリュームを上げて聴けるのであれば、
アンプを買わないというのも一つの選択ではありますが、機器に負担がかかりますし、
ヘッドフォンの振動板を「十分に揺らしきれず」、輪郭のぼやけた音になってしまいますのでお勧めできません。
一応の目安としては、
「インピーダンスが50Ωを超えたらヘッドホンアンプが必要になる」
考えておくとよいかと思います。
絶対的な基準ではありませんので念のため。

☆ アンプに関しては、この記事を読む人でしたらUSB-DAC付きのポータブルヘッドフォンアンプを
購入するのが良いと思います。幾つか商品を紹介しておきます。

SONY ポータブルヘッドホンアンプ PHA-2SONY ポータブルヘッドホンアンプ PHA-2
(2013/10/25)
Not Machine Specific

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実売4万円程度です。
後発のPHA-3と言うモデルもありますが、85000円ほどしてかなり高いので、
こちらで十分だと思います。ハイレゾ対応です。
PHA-3との違いは、ヘッドフォンの出力が左右に分かれている点で、対応のヘッドフォン、
Sony MDR-Z7などを必要とするため、購入する層はかなり限られると思います。

ONKYO ポータブルヘッドホンアンプ DAC搭載 ブラック DAC-HA200(B)ONKYO ポータブルヘッドホンアンプ DAC搭載 ブラック DAC-HA200(B)
(2014/07/04)
Not Machine Specific

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実売23000円程度です。
PHA-2に比べると安価で、ハイレゾ対応です。USB-DACであればiPod, Walkmanだけでなく
PCでも高音質で音楽が楽しめるようになるため、一個持っておくにはこれで十分と思います。

JVC ポータブルヘッドホンアンプ ハイレゾ対応 SU-AX7JVC ポータブルヘッドホンアンプ ハイレゾ対応 SU-AX7
(2014/05/20)
JVCケンウッド

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実売43000円程度です。ハイレゾ対応。
30分間無操作だと自動的に電源がOFFとなる仕様です。
店舗で詳しい店員に話を聞いてみたところ、ONKYO, Teac, JVC(Victor)の三製品は、
パワーアンプの部分のみが違うだけの商品と言うことで、
ONKYOは味付け強め、Teacはフラットに近い音作りと言うことだそうです。

TEAC ポータブルヘッドホンアンプ DAC搭載 ブラック HA-P50-BTEAC ポータブルヘッドホンアンプ DAC搭載 ブラック HA-P50-B
(2014/03/15)
ティアック

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筆者はこれを使っています。実売20000円程度です。iOS, Android搭載機器でハイレゾ対応。
Walkmanとのデジタル接続には対応していませんが、iOS機器, Apple製品との接続が可能です。
コストパフォーマンスの高い商品だと思います。
なお、PCとはMicro USB端子(ケーブルは付属します)で接続でき、ドライバーのインストールなしで
音が出ます。
対応インピーダンスは600Ωということらしく、ハイインピーダンスのヘッドフォンでも十分動く
というレポートもあります。自分はAKG-Q701(インピーダンス60Ω)を使っていますがそれは
十分鳴らし切れていると思いました。公式では、iOS搭載のiPhone, iPod Touchで対応と書いてありますが、
iOSを搭載していないiPod Classicでも、自分の環境では動作しました。(保証はできかねますので試聴してください)
この値段でこのシャープな音が手に入るのは良いです。おすすめです。
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  1. 2015/01/13(火) 18:43:39|
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Systematic Chaos

Author:Systematic Chaos
独断と偏見により、お気に入りのCDを紹介して行きます。
医学部医学科の大学生として臨床医となるべく勉強していました。(2011/04-2017/03)
無事医師免許取得し、2017年より研修医一年目として社会人生活が始まりました。
新しいことばかりでストレスも多いですが、相変わらず様々な音楽に触れております。
山下達郎ファンクラブ
TATSURO MANIA会員。
水樹奈々ファンクラブ
S.C. Nana Net 会員。
上坂すみれファンクラブ
コルホーズの玉ねぎ畑 会員。
自分にとって魅力的な音楽を、様々な視点で、
新旧洋邦を問わず掘り下げて参ります。
初心者ですが宜しくお願いします。
好きなジャンル:
1. AOR, MOR, ソフトロック
2. R&B,ファンク, モータウン,
ニュージャックスウィング,
フィラデルフィアソウル, シカゴソウル,
ブルーアイドソウル
3. ポップス、Jポップ
渋谷系、ニューミュージック
4. プログレッシブロック
5. ハードロック, へヴィメタル,
プログレッシブメタル, スラッシュメタル,
メロディックデスメタル,ブラックメタル
6. ジャズ,フュージョン,
ハードフュージョン, アシッドジャズ,
ハード・バップ, ジャズファンク,
ジャズロック
7. ジャジーヒップホップ,
オルタナティブヒップホップ
8. エモ, スクリーモ
9. ハウス, アシッドハウス,ディスコ

ライブラリは65,000曲ほどです。
ヘッドフォンはAKGのQ701、Audio TechnicaのATH-ESW9、
イヤフォンはShure-SE425を使っています。
iPod ClassicにTEAC-HAp50またはATH-PHA31i(ポータブルヘッドフォンアンプ)を挿して聴いています。
ブログとして記事を書くことを通じて
自分のライブラリと向き合ってみると、
相当趣味が偏ってるということを
痛感しています。
これから沢山の音楽に触れ、勉強していきたいです。
たまに医学関連の記事や日々の雑感を書いております。
※当ブログはリンクフリーです。
コメント下さると励みになります。
下さったら嬉しいです。
※Twitterもやっております。
アカウント名はprivategrooveです。
https://twitter.com/privategroove
こちらでもおすすめの音楽など情報を流しております!
フォロー下さると嬉しいです。
可能な限りフォローバック、コメントしに参ります。
※放送企画として「私的名盤放送」というラジオを配信しております。
ツイートキャスティングホームページをご覧下さい。不定期に配信、Twitterにて情報を呟いております。ハッシュタグは「#私的名盤放送」です。宜しくお願い致します。
http://twitcasting.tv/privategroove

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