私的名盤紹介―真の雑食を目指して

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私的名盤放送第49回「シティポップ、邦楽R&Bで棚から一掴み」セットリスト

私的名盤放送第49回「シティポップ、邦楽R&Bで棚から一掴み」セットリスト

私的名盤放送第49回1

私的名盤放送第49回2

「放送アーカイブはこちらから」

M1 無重力ファンタジア /RYUTist 『青空シグナル』 (2018)
M2 Open Your Heart /三浦大知 『D-ROCK with U』 (2006)
M3 If You Only Knew /Elijah Melo 『If You Only Knew』 (2019)
M4 Lonely Woman /中原めいこ 『Moods』 (1986)
M5 No Limit /Sowelu 『SWEET BRIDGE』 (2005)
M6 Queen of My Heart /DeBarge 『In a Special Way』 (1983)
M7 MON AMOUR /山本達彦 『メディテラネ』 (1985)
M8 Everybody /De De Lopez 『Metaphor』 (1999)
M9 Tell Me Why /Cindy 『Don't be afraid』 (1991)
M10 トワイライト・レイン /小山茉美 『ゆ・れ・て』 (1982)
M11 Maria /O'Bryan 『Surrender』 (1986)
M12 Am I Losing You /The Right Choice 『The Right Choice』 (1989)
M13 ストロベリーアイスクリーム /嶺内ともみ 『スロウスタート キャラクターソングアルバム「Step by Step」』 (2018)
M14 Destiny /STARDUST REVUE 『 Brightest!』 (1991)
M15 Mixer /Amber Mark 『Mixer』 (2019)
M16 真冬の観覧車 /水樹奈々 『supersonicgirl』 (2001)
M17 Back To Love /Le Flex 『Are We There Yet?』 (2019)
M18 Reasons /Musiq Soulchild 『Interpretations -Celebrating The Music Of Earth , Wind & Fire』 (2007)
M19 ひとりになって /Kana 『KANA』 (1995)
M20 A Perfect Sky /BONNIE PINK 『Every Single Day -Complete BONNIE PINK(1995-2006)』 (2006)

【放送後記】
また少しだけ放送の間が空いてしまいましたが、いかがお過ごしでしょうか。
今回は最近手に入れたアナログを中心にシティポップを、それ以外には90s以降の邦楽R&Bをいくつか選びました。

まず1曲目は新潟県出身の4人組のアイドルグループ、RYUTistのシングルB面です。
A面のプロデュースは元Cymbalsの沖井礼二(TWEEDEES)で、
B面はインドネシア出身のシティポップバンド、ikkubaruがプロデュースです。角松敏生を思わせるような
トロピカルでスムースなサウンドを生み出す彼らによる新曲は、808のリズムパターンで始まるイントロ、
Midnight Star/Curious的な一曲で、JPOPとして聴いても心地よいバランスに仕上がっています。

最新作「球体」では歌ものとしてのR&Bを脱し、トラップ、EDM以降のサウンドに影響された
独自の路線をいく三浦大知ですが、1stアルバムでは比較的当時のJR&Bの流行を踏襲した作風であったといえます。
MJ/Rock With Youから名付けたという1stアルバムから加藤ミリヤを手掛けた村山晋一郎のペンによる
キャッチーなNJS, Open Your Heartです。そのほか、邦楽アシッドジャズバンドのescalatorsのZOOCOや、
ゴスペラーズの黒沢薫、安岡優や、Double, Zeebra, 安室奈美恵を手掛けた今井了介など、
当時のJR&Bの一流の作家が多数参加しています。

次にはUKソウルのインディーなトラックメイカー、Elijah MeloによるスロウジャムIf You Only Knewは
ジャケットのフォントがBobby BrownなどNJS世代のアーティストのPVを思わせるようで、懐かしい気持ちになります。

シティポップからは59年生まれ、千葉県出身のSSW、中原めいこの86年作から豪華なストリングスが散りばめられた
グルーヴィーなLonely Woman(おそらくドラムスは江口信夫だと思われます、それ以外にも松原秀樹(B)など)と、
シティポップ界いちの二枚目SSW, 山本達彦の85年作からMidnight In New Yorkを大胆に引用したMON AMOURを選びました。

そしてレアなシティポップ盤では、Dr.スランプ アラレちゃんの則巻アラレ役で知られる声優の小山茉美の
ソロ1stアルバム、1982年作です。プロデュースにはスタジオミュージシャンとしても知られる土方隆行が参加、
他に高水健司(B), 見砂和照(Ds), EVE(Chorus)などが参加しており、B4はシティポップ隠れ名曲です。最高にグルーヴィー。
A1もイントロからフュージョン的なキメが心地よいです。声優ポップスの黎明期に同時代的なシティ~AORな
楽曲を生み出しており、花澤香菜/Blue Avenueを既に予見しているとも言えるでしょう。

花澤香菜とのタッグで再評価を得たROUND TABLEの北川勝利がプロデュースしたTVアニメ「スロウスタート」の
サウンドトラックは、エレクトロポップスからアシッドジャズ、渋谷系サウンドまで、彼が今まで作り出してきた楽曲の
総まとめ的な多彩な一枚となりました。良曲ばかりですが、Original Love/結晶を彷彿させるような
タイトな演奏が堪らないアシッドジャズ、ストロベリーアイスクリームです。

前回は、邦楽R&Bシンガーで再度注目されるべきと思っているシンガーとして嶋野百恵を挙げました。
今回は82年生まれのシンガーで03年にデビューしたシンガー、Soweluの傑作、05年作から
最高にキャッチーなNo Limitです。ペンを執った春川仁志はEXILEやAZUなどへの楽曲提供で知られています。
他にもティンバサウンド的な変則ビートの楽曲も、彼女の甘い声と重なると非常に聴きやすいです。
デビューしたのがもう少し早かったらもっとヒットしていたのではないかと思います。

少し時代を遡り、90年代末はBONNIE PINKのデビューした時期でもあります。
プロデュースを務めたTore Johanssonのサウンドは、日本人にとっても馴染のある音でもあります。
同じくスウェーデン出身のR&B系シンガー、De De Lopez(Denise Lopez) は、90年代末から00s初頭にかけて
邦楽R&Bに負けずとも劣らぬキャッチーなヒップホップソウルを多数残しています。
ここでは00年作のMetaphorからファンキーで少し切ないディスコ、Everybodyを選びました。

管理人得意のBCM~クワイエットストーム, NJSからも洋楽邦楽織り交ぜてご紹介しました。
まずはMotownの偉大なるファミリーグループ、DeBargeの83年作から名曲B2 Queen of My Heartです。
I Like Itなどと並んで、今の時代振り返られるべきサウンドだと思います。
B5は90sにもMJBなど様々なアーティストの元ネタにされました。

そして同じくMotownからデビューし、89年にアルバム一枚を残して解散してしまった3人組、
The Right ChoiceからIsleyマナーでとびきりセクシーなクワイエットストーム、Am I Losing Youです。

邦楽のNJSでは、まず山下達郎のバックコーラスとして1986-89年にツアーへ参加し、その熱演がライブアルバム、
Joyに収められたシンガー、作曲家のCindyのソロアルバム、91年作です。
中山美穂への楽曲提供でも知られる彼女ですが、本作はクワイエットストーム、スロウが多い中で
敢えてファンキーなNJS, Tell Me Whyを選びました。彼女の声もとてもミルキーで、ファルセットの感じなど
BONNIE PINKを思わせる部分もあります。惜しくも2001年に亡くなられたとのことです。
そしてベテランではSTARDUST REVUEの91年作から同じくNJS的な編曲のDestinyを。
イントロからファンキーですが、どこか懐かしさや歌謡曲的な感覚を残しているのが彼ら流で最高です。

最新のR&Bからは詳細不明な女性シンガー、Amber Markの粘り付くドラムスが90sR&Bを思い起こさせる、
現代版Waterfallsなシングル、Mixerも素晴らしい。さらに管理人一押しのロンドン出身のトラックメイカー、
Le Flexのニューアルバムから、夢を見るようなシンセなど、80sソウルを見事に甦らせたBack To Loveです。
センシュアルな歌声はどことなくGeorge Michaelを思い起こさせてくれます。
Midas HutchやTeddy Mikeと合わせて、最近のBCMリヴァイバルの筆頭です。

その他には、Earth, Wind & Fireのトリビュートアルバム、Interpretationsに収録された
ネオソウルを代表するシンガー、プロデューサー、Musiq Soulchildのファルセットが凄まじいReasonsです。
邦楽ヒップホップソウル~ネオソウルからは、ヒップホップクルーのEAST ENDがプロデュースした
女性シンガー、KANAのソロアルバムからアーバンでチルなスロウジャム、ひとりになってです。
水樹奈々の矢吹敏郎プロデュースによる1stアルバムから、現在のサウンドからは想像も出来ない
スロウテンポの16ビートで聴かせる真冬の観覧車もお忘れなく。

最新の楽曲からシティポップの隠れた名曲まで1時間半の長丁場でした。いかがでしたでしょうか。
来週も皆様に素晴らしい音楽との出会いがありますように。おやすみなさい。

※徐々に見て下さる方が増えてきており、本当にうれしく思っております。ブログ記事からはYoutubeへのリンクがあり、
下の動画からそのまま録音を聴くことが出来るようになっています。
  これまでの放送で掛けられた楽曲は私的名盤放送Spotify Playlistに纏められています。
ヴァイナルやCD音源しかないものについては聴けませんが、シャッフルして楽しんで頂ければと思います!
  リクエスト、ご感想などTwitter(@privategroove)までお寄せ下さい!RT下さるとありがたいです!

【訂正】
Jerry KnightはRaydioのメンバーでした。ChicのベーシストはもちろんBernard Edwardsです。


【前編】

【中編】

【後編】


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Systematic Chaos

Author:Systematic Chaos
独断と偏見により、お気に入りのCDを紹介して行きます。
医学部医学科の大学生として臨床医となるべく勉強していました。(2011/04-2017/03)
無事医師免許取得し、2017年より研修医一年目として社会人生活が始まりました。
新しいことばかりでストレスも多いですが、相変わらず様々な音楽に触れております。
山下達郎ファンクラブ
TATSURO MANIA会員。
水樹奈々ファンクラブ
S.C. Nana Net 会員。
上坂すみれファンクラブ
コルホーズの玉ねぎ畑 会員。
自分にとって魅力的な音楽を、様々な視点で、
新旧洋邦を問わず掘り下げて参ります。
初心者ですが宜しくお願いします。
好きなジャンル:
1. AOR, MOR, ソフトロック
2. R&B,ファンク, モータウン,
ニュージャックスウィング,
フィラデルフィアソウル, シカゴソウル,
ブルーアイドソウル
3. ポップス、Jポップ
渋谷系、ニューミュージック
4. プログレッシブロック
5. ハードロック, へヴィメタル,
プログレッシブメタル, スラッシュメタル,
メロディックデスメタル,ブラックメタル
6. ジャズ,フュージョン,
ハードフュージョン, アシッドジャズ,
ハード・バップ, ジャズファンク,
ジャズロック
7. ジャジーヒップホップ,
オルタナティブヒップホップ
8. エモ, スクリーモ
9. ハウス, アシッドハウス,ディスコ

ライブラリは65,000曲ほどです。
ヘッドフォンはAKGのQ701、Audio TechnicaのATH-ESW9、
イヤフォンはShure-SE425を使っています。
①DENON PMA-50 + Zensor1 (USB-DACプリメインアンプ+スピーカー)
②iPod Classic+TEAC-HAp50(ヘッドフォンアンプ)
③ONKYO DP-X1A のいずれかで聴いています。
ブログとして記事を書くことを通じて
自分のライブラリと向き合ってみると、
相当趣味が偏ってるということを
痛感しています。
これから沢山の音楽に触れ、勉強していきたいです。
たまに医学関連の記事や日々の雑感を書いております。
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