私的名盤紹介―真の雑食を目指して

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私が「プログレ」だと思う音楽

以下のメモは、先日友人にお渡ししたプログレ関連のプレイリストに添付したちょっとした考察です。
雑食でド素人(しかもゆとり脳)の個人的な感想ですので、
あまり参考にはならない駄文かもしれませんが、修正してアップしてみます。

(1) Preface
プログレとは何か、これはかなり難しい問題です。ファンたちの間でも(プログレのファンのことをプログレッシャ―と言いますが)この定義は揺らぐ部分があって一定しないと思います。
そこで、ここでは、プログレの簡単な歴史(ここに書いてあることは、ほんのさわりに過ぎません。悪しからず。)と、ほぼすべてのプログレッシャーに共通して人気のあるアーティストを挙げていこうと思います。
(2) 「プログレ」の由来とPink Floyd、プログレ四天王
プログレとは、Progressive Rockの略で、1970年代のイギリスに端を発するロックンロールの一サブジャンルです。もともと、イギリスのロックバンドであるPink Floydの、Atom Heart Mother(1970)発売時に、東芝音楽工業(現・EMIミュージック・ジャパン)のピンク・フロイドの宣伝担当ディレクターであった石坂敬一氏が、彼らの音楽性を、それまでのロックの概念から「先進的な=Progressive」要素を
持つものとして、名付けたのが元とされています。(もともとは和製英語だったのです!今では、progressive rockという言葉は逆輸入され、英語として一般的に通用しています。)
つまり、1960年代までのロックンロールから離れた、という意味が込められているように思います。
では、彼らはどのような部分が「先進的」だったのでしょうか。端的に言えば、以下のような点だと思います。
1. 哲学的な歌詞 2. シンセサイザーを活用したスペイシーで幻想的な音づくり
3. アルバム全体を通して、1つのテーマへのテーゼとなっている(これをコンセプト・アルバムといいます)
4. 長尺な曲が多く、リズムが複雑(変拍子等を多用)
5. インストパートが長い、或いは曲の全てがインストゥルメンタルである
6. 他の音楽ジャンルとのクロスオーヴァーが色濃い(ジャズやクラシック音楽)
1970年代には、Pink Floydを始めとして、以上のような特徴を持ったバンドが次々と現れていきます。プログレ四天王(Pink Floyd, King Crimson, Yes, Genesis)はその代表格と言えます。(その他にも、変わった楽器を用いている、ジャケットが意味深長である、などなど判断できるポイントはあります)
(3)プログレというジャンルの変化(定義の拡張)
(2)で述べたように、プログレというジャンルは、もともとPink Floydという一つのバンドの特徴から名付けられたものであるため、実はその定義は「限定」されたものでした。つまり、彼らの音楽性と近ければプログレ、遠ければプログレでないといった具合です。しかし、真の意味で「先進的な」ロックを作り上げてきたミュージシャンも多数現れてきたわけで、そういったミュージシャンたち(例えばソフト・マシーンやウェザー・リポートのようなジャズ・ロックバンド、電子音楽(ハウス)からロックへとアプローチしたYMO(日本)など)も、
「プログレッシブ」と呼ばれるようになってきたのです。というわけで、上記の5つの特徴を拡張して、7. 実験的、前衛的な音楽性をもつ という抽象的な観点を考慮する必要があります。
こう定義した瞬間、「プログレッシブ」とは「ロック」だけを修飾する言葉ではなくなった、と言えます。そして、もう一つ、プログレを理解する上で最も重要な特徴と言えることは、8. 2つ以上のジャンルの音楽がクロスオーヴァーしている ということです。例えば、現代を代表するプログレバンドであるThe Mars Voltaは、エモ・スクリーモと、ラテン音楽、へヴィ・メタルのクロスオーヴァーであることなどが挙げられます。
(4) プログレに対する個々人の解釈
ある音楽が先進的であるかどうか、という判断は、時代によって異なって当然です。
つまり、初めは斬新で「先進的」であった音楽性も、時代が経つにつれ、そうでなくなっていく可能性
があるのです。そのため、プログレというジャンルの定義は、時代によって変化します。
さらに、ある音楽を「前衛的」と捉えるかどうか(7の条件)は、人によって必ずしも一致しません。
そのため、あるアーティストは「プログレ」だと感じ、あるアーティストは感じない、
といったことが容易に起こり得るという事です。
そしてもう一点言えるのは、一つ一つのバンドが、今まで挙げてきたような特徴を、
必ずしも全て含んでいるわけではないという事です。
2つ以上の特徴を見つけたら、「プログレ認定」してもいいかな、と個人的には思います。
(5) プログレ内での分類法
プログレ内で、その音楽が持つ特徴を併称して、「サブジャンル」がつけられることが多々あります。つまり、「プログレ」という名称だけで呼ばれることは少なく、
「プログレッシブ・メタル」であるとか「ジャズ・ロック」、「アメリカン・プログレ・ハード」、あとは、地域名を付けた「イタリアン・プログレ」など、様々な呼称があります。代表的な命名法としては、
1. 地域、国名を付ける 2. クロスオーヴァ―元の音楽ジャンルを冠する
3. 変態系(テクニカルさに着目して名付ける)など○○系という名付け方
が有名かと思います。
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  1. 2013/01/03(木) 22:50:01|
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Author:Systematic Chaos
独断と偏見により、お気に入りのCDを紹介して行きます。
医学部医学科の大学生として臨床医となるべく勉強しています。
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TATSURO MANIA会員。
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S.C. Nana Net 会員。
上坂すみれファンクラブ
コルホーズの玉ねぎ畑 会員。
初心者ですが宜しくお願いします。
好きなジャンル:
1. AOR, MOR, ソフトロック
2. R&B,ファンク, モータウン,
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3. ポップス、Jポップ
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ライブラリは50,000曲ほどです。
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